メディアサーバ機能は、Windows Media Player 11やXbox360などのWindows Media Connect対応製品に、音声(音楽)や動画(ビデオ)、画像(写真)などのコンテンツをストリーミング配信する機能です。Windows Home Serverにコンテンツファイルを保存しておけば、各ホームコンピュータ(クライアント)やXbox360などで、コンテンツを視聴できます。

Windows Home Serverのサーバ機能のうち、メディアサーバの機能は既定の設定で無効になっています。メディアサーバとして利用するには、Windows Home Serverコンソールにログオンして、[設定]ボタンをクリックします。

[設定]ボタンをクリックし、設定ダイアログで[メディアの共有]をクリック。共有したいメディアの種類を[オン]に設定します

以上で設定は終了です。共有するコンテンツは、Windows Home Server既定の共有フォルダ「音楽」、「ビデオ」、「写真」に保存します。ホームコンピュータで「マイネットワーク」フォルダを開くと、Windows Home Serverがメディアサーバとして表示されるようになります。

「ネットワーク」フォルダに表示するメディアサーバ。ダブルクリックすると、Windows Media Playerで視聴できます

なお、実際にホームコンピュータのWindows Media Playerでコンテンツを再生するときには、Windows Media Playerの通信を許可するように、Windowsファイアウォールの例外許可を設定しなければならない場合があります。

なお、今回はレビューに際しては、エプソンダイレクトのWindows Home Server専用機「Endeavor SV110h」を使用してレビューを行いました。

エプソンダイレクト「Endeavor SV110h」

今回試用したWindows Home Server専用機、エプソンダイレクトのEndeavor SV110h

OS:Windows Home Server日本語版Power Pack 1
プロセッサ:Intel Core 2 Duo T8100 2.1GHz(ベーシックモデルではCeleron 560 2.13GHz)
HD:320GB(ベーシックモデルでは250GB)
メモリ:512MB(512MB~2GBで注文時に選択)
ドライブ:なし(オプションでDVD-ROMドライブ)
ネットワーク:1000Base-T/100Base-TX/10Base-T