アドソル日進 - 人体通信システム

人体通信という通信方法をご存じだろうか。 人体通信とは人体などの表面にとても微弱な電流を流して、その電流で通信を行う仕組みのことだ。最近は非接触ICカードが流行しているが、これでもリーダにカードをかざさないといけない。しかし人体通信ならばカード(的なもの)を身につけた状態でリーダの端子を触れるだけで通信ができるわけだ。このリーダ端子をドアノブなどにしておけば、ユーザに認証動作をさせることなくユーザ認証が可能になる。

アドソル日進ではタッチタグという製品名の人体通信システムの展示を行っていた。カードをユーザ側がポケットに入れた状態で、リーダ機能を持ったマウスパッドに触ることによってパソコンのユーザー認証を行うというデモンストレーションと、自動改札型のデモンストレーションを見ることができた。

自分の身体の上を微弱な電流が流れていると説明を受けても、実際に見てみると非常に不思議だ

また、同様の技術で以前プレスリリースを出しているNTTのRed Tactonも情報セキュリティ展EXPOに出展中のNTTコミュニケーションズブースで見ることができた。

情報セキュリティの分野は今後まだまだ伸びると思われるので、注目していきたい。