Live Meshプラットフォームは、ストレージ (オンライン/ オフライン)、メンバーシップ、同期、ピアツーピアのコミュニケーション、ニュースフィードなど、Liveサービスを含む複数のコアサービスで構成され、これらはLive Mesh APIを通じて公開されている。クラウドおよびクライアントで同じプログラミングモデルが採用されており、Live Meshアプリケーションはデスクトップ、モバイルデバイス、Webブラウザの違いを問わず同じように動作する。またオープンで拡張性が高いデータモデルが採用されており、開発者はそれぞれのニーズに即した形にカスタマイズまたは拡張できる。

「すべてのデバイスをWebと共にひとつに結び付け、そして開発者がWebとデバイスのメリットを活かした有用なアプリケーションを簡単に作り出せるプラットフォームだ。デバイス、データ、ピープル、アプリケーションのモデルやデジタルリレーションシップを定義するプラットフォームであり、データモデルやAPIへのオープンなアクセスを提供する」とMital氏。Data Model Browserで、ATOM、JSON、POX、RSSなどを選べるのを例に「開発者が自由にツール、言語、フォーマット、プロトコルを選択できる」とアピールした。

Data Model Browserを例にオープンな開発者サポートをアピール

テクノロジープレビューでは利用できるデバイスがWindows Vista/XP搭載PCに限られる。Windows TaskbarやWindows Explorerなど、Windowsの利用体験と結びついているのもLive Meshの特徴のひとつだが、Microsoftが"オープン"をアピールしているように対象はWindowsデバイスに限られない。数カ月中にMac対応を実現し、さらに各種モバイルデバイスにもサポートの幅を広げるという。なおテクノロジープレビューは少人数招待制となっており、一般の参加も可能だが、すでに定員に達して登録待ち状態だ。現時点では英語版のみで、サービスホストも米国内のデータセンターに限られる。ただしサービスの規模についても、数カ月中に拡大を発表できる見通しだという。