大手FPGAベンダである米Xilinxは7日(米国時間)、同社の社長兼CEO(最高経営責任者)にMoshe Gavrielov氏が就任したと発表した。これまで会長と社長兼CEOを務めていたWillem P. Roelandts氏は、引き続き会長職を継続する。Roelandts氏は、昨年(2007年)8月に社長とCEOから退任する意向を発表していた。

Gavrielov氏は現在53歳。EDAツール(LSI設計自動化ツール)ベンダの旧・米Verisity(2005年に大手EDAツールベンダである米Cadence Design Systemsにより買収)ではCEOを務めた。また、Cadence Design Systemsではエクゼクティブバイスプレジデントを歴任。今回、Xilinxの3代目のCEOに就任した。

会長であるRoelandts氏は現在63歳。1967年に米Hewlett-Packardに入社し、上席副社長などを歴任。その後、1996年にXilinxの社長兼CEOに就任した。Xilinxでは10年間で売り上げを5億6,000万ドルから18億ドルまで拡大させた実績を持つ。