Ruby on Railsの主要開発者であるDavid Heinemeier Hansson氏は9日(米国時間)、次期Ruby on Railsリリースへ向けた準備リリース「Rails 2.0: Release Candidate 1」を公開した。タグはrel_2-0-0_RC1、gemのバージョンは1.99.0だ。RailsはRubyで作成されたフルスタックのWebアプリケーションフレームワーク。The MIT Licenseのもとで公開されているオープンソースソフトウェアで、アジャイルなWebアプリケーション開発を実現するツールとして高い人気を誇る。

ショウストッパーが現れないかぎりRails 2.0はかなり早い段階でリリースされそうだ。向こう数週間の間準備リリースがおこなわれ、その間に取り上げられる対応項目の数によってリリース日が決定する。早ければ向こう1ヶ月以内に、遅くても数ヶ月以内にリリースされるだろう。

2.0へアップグレードするには、まず1.2系の最終版である1.2.5へアップグレードしてから、同バージョンで非推奨メッセージがでなくなるまで修正を実施されたい。1.2.5で非推奨メッセージが表示されなくなれば、そのまま2.0でも動作するようになる。