教育先進国フィンランドの授業風景 - 小学校訪問

ITF/SOF 2007の開催国がフィンランドに決定した理由は、「自然とそういう流れに」ということなのだそうだ。もともと優れた教育システムを持つ国として世界中の教育関係者から注目されていたということもあって、開催地に選ぶことに異論はなかったようだ。今回、特別にフィンランドの小学校を訪問する機会を得たので写真とともにご紹介しよう。

訪問先はヘルシンキの西に位置する町EspooにあるKOULUMESTARIN KOULE(英語で「Schoolmaster's School」の意)。ハロウィンで仮装した子供たちでいっぱいのこの学校は、2007年8月に開校したばかりの公立校だ。生徒数は6歳から10歳まで153名(今後は12歳まで受け入れる予定)。1クラスは10~12人の10クラス編成、12名の教師と8名のアシスタントで運営されている。

正面玄関。その前には校庭が広がる。まだ作り途中ということだそうだが、周囲に塀がないのも作り途中だからか? それとも必要ない?

メディアライブラリ。PC利用や本の貸し出しを行う。図書カードは公立図書館と共用

授業は大きなタッチスクリーンで行う。実はその隣には黒板もあるのだが、ほとんど使わないのだそうだ

教室に設置されたプロジェクタ。また、無線LANルータも設置されている

先生も生徒もみんな仮装中。小悪魔の仮装をした女の子がタッチスクリーンで課題に挑戦。同じアルファベットの部分を塗りつぶしたり、画面上部から降り続けるアルファベットをタッチしたりと、遊び要素のある学習ソフトが利用されていた。ソフトは先生が作ることもあるほか、出版社から提供されることもある

読書教室。生徒は本を持っていないが、先生が朗読しているページがスクリーンに表示されるようになっている

ICT教育だけでなく、電子工作などの手を使った授業も重視していると説明する先生。と思ったら、校長先生だった。Vesa Äyräs氏はなんと37歳!

フィンランドの教師の給与事情など様々な質問が飛び交った後、訪問者たちにスイーツが振る舞われた。遠慮することなく、いただきます