コンテックは、ロープロファイルPCIバス対応の拡張スロットを2つ装備した組み込み用コンピュータ「ボックスコンピュータ 840シリーズ」を今月15日より発売する。ファンレスおよびディスクレス設計となっており、5Gの耐振動性と15Gの耐衝撃性を備えている。価格は20万7,900円から。外形寸法は251×152×56mm。

組み込み用コンピュータ「ボックスコンピュータ 840シリーズ」 - メンテナンス性を考慮して、インタフェースを筐体の前面に配置した

対応するOSはWindows XP Embedded。CPUとして超低電圧版の「Celeron M」(動作周波数800MHz/FSB400MHz)を採用している。また、グラフィックス機能を備えた「852GM チップセット」を搭載している。メインメモリの容量は512Mバイト。ストレージにはコンパクトフラッシュを利用する。

インタフェースには、RS-232-C、USB2.0、Ethernet、オーディオ出力、RGB出力、LVDSなどを備えている。メンテナンス性を考慮して、これらのインタフェースを筐体の前面に配置した。また、コネクタにロック機構のないUSBなどには、抜け防止用のクランプを取り付けてある。

今回発表になった製品ラインナップは、ストレージ(コンパクトフラッシュ)とOSのないベースモデル「IPC-BX840P2-DC400」、2GバイトのコンパクトフラッシュとOSを搭載した「IPC-BX840P2-DC456」、さらに無線LAN機能(IEEE802.11a/b/gに対応)を備えた「IPC-BX840RP2-DC456」の3つ。価格はそれぞれ20万7,900円、27万0,900円、30万300円。