米PC-Doctorの日本法人であるPC-Doctor Japanは、パソコンのハードウェア診断キット「PC-Doctor Service Center バージョン6」を6月1日に発売する。本製品は、CPUやメモリ、HDD、I/Oなどの診断をDOSまたはWindows上から行うもので、工場出荷時のテストやパソコンを修理する際の異常検出などに利用できる。販売はコンピュータ周辺機器の輸入販売業者であるアスクを通じて行う。
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パソコンのハードウェア診断キット「PC-Doctor Service Center バージョン6」 |
本製品は、CPUやメモリ、各種ドライブ、I/Oの動作状況などを信号レベルで診断できる。各種テストを組み合わせるなど、テストスクリプトの作成や編集も可能で、テストの自動化も行える。今回発売されるバージョン6からは、DOS版がUSBブートなどにも対応し、HDDブートを行えないパソコンの診断も可能となった。
本製品には、WindowsのインストーラやDOSの起動用のCD-ROM、テスト用CDおよびDVD、外部ループバックテスト用のアダプタおよびケーブル(パラレル、シリアル、USB、オーディオ、ネットワーク、ゲーム用)、パワーサプライ用テスタ、PCI POSTカード、データ保存などに使う128MバイトのUSBフラッシュディスク、USBキードングルが含まれる。
本製品はオープン価格。店頭での価格は73,500円前後になる予定。販売を行うアスクでは、パソコンの生産工場や、パソコンの修理などを行うカスタマサービス、企業の情報システム部門などでの利用を見込んでいる。また、また、バージョン5のユーザ向けにバージョンアップ用のCD-ROMやキードングルのセットも販売する。