太陽光発電の設置費用はいくら?2022年の相場と節約方法を紹介◆専門家監修記事

太陽光発電

マイホームに太陽光発電の導入を検討している方は、設置費用に不安を覚えていませんか。住宅向けとはいえ太陽光発電となると費用は大きく、安く済ませられないかと頭を悩ませている方も多いでしょう。

実は太陽光発電は、ポイントを押さえれば設置費用を節約することができます。補助金や制度などの節約ポイント知っておけば、お得に発電設備を導入できる可能性があるのです。

本記事は2022年の最新情報で、太陽光発電の設置費用や節約方法、注意点について紹介していきます。ぜひ参考にして、設置費用で後悔することなく太陽光発電を導入しましょう。

 

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本記事の監修者
比連崎 実所有資格:気象予報士、防災士、太陽光発電アドバイザー
大学院卒業後、システムエンジニアを経てマスコミ業界に勤務。約8年間、関東や東海、近畿地方のテレビ局で気象キャスターを経験。現在はWebマーケターとして、住宅会社を中心としたコンサル業務にあたる。Instagramを活用した集客を得意としており、「家を売るためのInstagramマーケティング」などのセミナーにも多数登壇。

太陽光発電の設置費用とは

太陽光発電の設置費用は1kWあたりの電力に換算し、設置費用を割り出す必要があります。その際にはどんな材料にいくら掛かるのか、おおよその相場を知っておくことが大切です。総体的な設置費用を把握できれば、商品の比較や節約の効果を知ることにもつながります。それでは、太陽光発電の設置費用について詳しく見ていきましょう。

太陽光発電の設置費用の相場

2022年の住宅用太陽光発電の設置費用は、1kW当たり20万~30万円が相場です。現実的なイメージで例えると、4人家族1日あたりの平均消費電力は約4.5kWとするならば、太陽光発電だけで電力を全てカバーする場合、100万円以上の設置費用が必要です。

また同じ発電量でも、様々な要因で費用は変動します。そのため相場は基本として、設置費用は商品に依存すると考えておくとよいでしょう。

設置費用は状況により変動する

設置費用が大きく変動する要因は次の3つです。

  • 設置する屋根の面数が増える
  • 設置するために足場が必要
  • 太陽光パネルの固定方法の違い

設置する屋根の面数が増えるほど、工事の手間はかかるため費用は高額になってしまいます。屋根に設置する場合は足場が必要となり、庭などに設置するより10~15万円は追加でかかると覚悟しておきましょう。

固定方法は頑丈で施工に手間がかかる順に、支持瓦工法、支持金具工法、アンカー工法といったものがあります。基本的にどの工法も最低限の強度は確保されていますが、安全性などを重視すると設置費用は高額になってしまうでしょう。

空き地で太陽光発電を始めるときの違い

空き地で太陽光発電を始める場合は、規模的に産業用に区分する太陽光発電が可能です。産業用の太陽光発電量は10kW以上を条件としており、より多くの電力発電量を得られます。しかし、設置費用はマイホームに適用される受託用に比べ、追加でフェンス代や連係工事費、造成工事費などがかかります。特に土地を整えるために行う造成工事だけで、最大で1,000万円かかることもあるのです。

一方で、1kW当たりの単価は、住宅に設置するより安くなる傾向もあるため、土地や商品によって優位性が高いケースも考えられるでしょう。

太陽光発電の設置費用の内訳

太陽光発電の設置費用には、工事費や材料費など多くの費用が含まれています。実際に項目ごとに設置費用を分けると、内訳は以下のようになります。

費用項目 初期費用額(1kWあたり)
太陽光発電のパネル費 20万円
パワーコンディショナー費  4万円
架台費 2万
発電モニター 2万
接続箱 6,000円
ケーブル 5,000円
工事費 (設置や電気系統の工事) 5万円
その他(手続きなどの手数料) 3,000円

内訳を合計すると、太陽光発電の設置費用は30万円程度です。メーカー独自のキャンペーン割引など加味したとしても数十万円はかかります。商品の違いはともかく、少なくとも初期費用として計算しておく必要があるでしょう。

ソーラーパネルのメーカー別の費用一覧

太陽光発電のパネルの費用は商品によって異なりますが、メーカーのパネルごとに発電量が違い、設置する枚数が変わるためです。例えば1枚あたりの発電量が少なければ、枚数を多く設置する必要があるため、住宅や車庫の屋根などで、場所を大きく取らなければならないことも考えられます。

各メーカーの商品例から費用を比較すると、以下のようになります。

メーカー パネル枚数(発電量) kW単価
SHARP(シャープ) 24枚 (6.14kW) 28.8万円/kW
Panasonic(パナソニック) 24枚(6.05kW) 26.1万円/kW
長州産業 22枚(6.03kW) 24.6万円/kW

このように、メーカー別で比べてもパネルの枚数やそれに伴う発電量、そして費用も違ってくることがわかるでしょう。

設置面積ごとの費用例

例えば、Panasonicの2021年の標準タイプ「P252αPlus」という太陽光パネルであれば、幅と奥行きは1.58m✕0.81mとなっています。このパネルと上記のパネル枚数による発電量やkW単価を使い、設置面積ごとの費用を単純計算すると次のようになります。

設置面積 発電量(kW) 費用
1坪(3.31平米) 0.63 16万円
10坪(33.06平米) 6.43 168万円
20坪(66.12平米) 12.98 338万円
30坪(99.17平米) 19.53 509万円

※ハーフタイプの「P120αPlus」も組み合わせて試算

実際にマイホームの屋根に設置する場合、方角によって発電量が大きく変わるため、フルに面積が活用されることは希です。20坪分に設置をしても、南側が10坪程度であれば発電量は10kWを超えない可能性もあります。あくまで目安程度にとどめておきましょう。

太陽光発電の設置費用の推移

経済産業省の発表によると太陽光発電の設置費用の推移は、電気の買取が始まった2009年から2020年まで減少傾向にあります。2012年から2020年までの設置費用は、次のようになっています。

設置年 新築での設置費用(1kW当たり) 既築での設置費用(1kW当たり)
2012 43.1万円 47.9万円
2013 39.1万円 43.2万円
2014 36.7万円 40.5万円
2015 35.8万円 39.8万円
2016 34.6万円 37.1万円
2017 34.5万円 3.72万円
2018 31.4万円 35.3万円
2019 29.3万円 33.0万円
2020 28.6万円 32.7万円

需要の増加によるコストダウンや性能の向上などで、毎年費用は安くなり設置のハードルは下がっています。国は2021年8月に太陽光発電設置の義務化を検討する方針を示し、2030年に新築の6割設置が目標です。需要はまだまだ見込めるため、2022年以降も費用の下落は期待できます。

”参考:経済産業省太陽光発電について2020年11月」” ※Ⅲ住宅用太陽光発電の欄を参照

監修者:比連崎さん
監修者:比連崎さん
設置費用の相場を理解した上で、複数の施工業者から見積もりを取るようにしましょう。業者によっては工事費などが大きく変わってきます。

太陽光発電を始める基本

太陽光発電の設置費用について大まかには把握しても、実際の額は家の形状や環境などを考慮して業者との交渉を経て決まります。そこで、太陽光発電を始める基礎として、設置するまでの手順や電気代をゼロ円にする発電の目安について解説していきます。

太陽光発電を設置するまでの手順

太陽光発電を始めるためにはシミュレーションや業者の比較、太陽光発電システムの検討などの工程を踏む必要があります。運用までに掛かる時間の目安としては、おおよそ半年程度は掛かると踏んでおいて間違いはありません。

具体的な設置から運用までの手順は以下のようになります。

  1. シミュレーション:家や土地が太陽光発電を行える地目か調べ、設置する計画を立てる
  2. 太陽光発電の業者を検討:複数社から理想の商品やサービスを提供しているものを探す
  3. 業者とミーティング:業者を決めたら実際に発電システムについて相談する
  4. 太陽光発電の設置:要望の商品を設置するための工事・施工作業に入る
  5. 太陽光発電の運用:売電や電力をまかなうことができるようになる

太陽光発電が実際に動き出すまでは、上記の流れに沿って進むことになるでしょう。パネルの工事自体は設置する発電システムの規模により異なりますが、住宅用であれば1週間程度で済みます。しかし業者や設備の厳選なども含めると、準備から運転開始まで半年程度はかかると覚悟しておきましょう。

電気代がゼロ円になる発電量の目安

実際に一般家庭が生活していくためには、1日平均2~8kWの電力が必要といわれています。そのため電気代をゼロ円にするためには、少なくとも8kW以上の太陽光発電が必要ということです。

しかし、これはあくまでも各家庭の電力消費量によって異なります。寒冷地などの場合は、寒さをしのぐためには電力が欠かせません。さらにオール電化や世帯人数が多い場合も、消費電力が大きい可能性があります。

そのため平均電力を目安とし、各家庭の消費電力の差も念頭に置いておけば間違いないでしょう。

監修者:比連崎さん
監修者:比連崎さん
家族構成によってもお住まいの地域の気候によっても1日あたりの消費電力は大きく変わってきます。設置をしてから「どういう生活をするのか?」具体的なライフプランニングを行った上で、消費電力の算出をするようにしましょう。

太陽光発電の設置費用を節約する5つの方法

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希望する太陽光発電の発電量で、費用が数百万円ともなると気軽に設置はできません。そこで業者と正式な契約を結ぶ前に、以下の5つの節約方法を試してみてください。

  • 太陽光発電の設置業者を厳選
  • 国や自治体の補助金を利用
  • 費用が安い太陽光パネルを設置
  • トータルの支払いが安くなるローンを利用
  • 設置方法は業者と相談

最終的に支払う設置費用が10万円単位で安くなる可能性があるため、1つずつ詳しくみていきましょう。

太陽光発電の設置業者を厳選

太陽光発電の費用を節約するならば、設置業者も厳選することが重要です。なぜなら同じ商品を取り扱っていても、設置する業者によって費用は変わってくるためです。さらに業者は提供するサービスの違いなどもあるので、その点でもよく検討する必要があります。

また選ぶ際は複数社の見積もりを比較し、お得になるのかしっかりと検討することが懸命です。その際は、一括見積もりサイトを使うと、優良や業者を条件の入力だけでリストアップしてくれ、1社ごとに依頼を出す手間も省けます。

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国や自治体の補助金を利用

太陽光発電は、国や各自治体で補助金を出しているケースがあります。

国の太陽光発電に関連した補助金
補助金の制度 補助金の上限
DER補助金 66万8,000円
ZEH補助金 105万円
自治体の補助金の例
自治体 補助金額(1kWあたり)
東京都台東区 5万円(20万円まで)
大阪府豊中市 1.5万円(6万円まで)

補助金がおりる詳細な条件は毎年更新されるため、常に最新情報をチェックしておかないと適用できない恐れがあります。また申し込みは先着順が多く、予算切れで早期に募集が終了することもあります。設置を決断したら可能な限り早めに申し込みをしましょう。

費用が安い太陽光パネルを設置

設置費用を節約したいなら、太陽光パネルの単価が安いものを選ぶという方法もあります。例えばPanasonicのパネルの場合は1枚約114万円ですが、ネクストエナジーのパネルは1枚102万円です。

発電量はどちらもおおよそ4kW台であるにもかかわらず、12万円の差があるのです。そのため、メーカーごとのパネル費用を調べ、安く条件に合うものを選ぶことも節約の一つの手といえます。

また太陽光パネルのサイズが豊富なメーカーであれば、設置面積の無駄を無くすこともできるでしょう。

トータルの支払いが安くなるローンを利用

太陽光発電を始めるためにソーラーローンを使用するならば、トータルで支払いが安くなるか確認しておきましょう。ソーラーローンの金利相場は0.65~3%と低金利ですが、変動金利の場合には金利が上がってしまい、最終的に支払いが高額になることも考えられます。

そのため、金利に注目してローンシミュレーションをしっかりと行い、トータルの支払いが安い金融機関から融資を受けることで、節約できる可能性があるでしょう。

変動金利を選択していて将来金利が上がるようであれば、借り換えも検討してみてください。一括返済の手数料などを考慮しても、トータルで支払いが安くなるかもしれません。

設置方法は業者と相談

希望する太陽光発電の計画を遂行することも大切ですが、その住宅に合う設置方法かどうかについて、業者とよく相談することが大切です。場合によってはプロ目線で住宅を見た際に、より向いている商品や設置方法があることも考えられます。その場合は、そちらを選ぶことで節約につながることもあるのです。

そもそも、住宅によっては太陽光発電に向いていない場合もあるため、効率よく発電量を得られるように業者とミーティングを行うようにしましょう。

また、太陽光発電が向いていない家の条件は以下の通りです。

  • 北向きの家
  • 屋根などが小さい家
  • 塩害または積雪が激しい地域
監修者:比連崎さん
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業者によっては、屋根の設置条件によって得意・不得意などがあります。また売り上げの面から太陽光発電の設置に消極的な場合も考えられます。必ず施工業者の過去の実績も確認をするようにしましょう。

太陽光発電の設置費用は無料にできる

事業者と協力し合うことで、太陽光発電の設置費用を無料にできる方法があります。住宅の屋根を貸し出したりリースを利用したりすることで、導入費も無料にできてしまうのです。太陽光発電の一番のネックである設置費用がゼロになれば、初期費用で資金を失わずに運用を進めることができるでしょう。

ここからは、実際に設置費用を無料にできる方法について紹介します。

PPAでの太陽光発電

PPA(電力販売)を行う業者に協力することで、設置費用を無料にする方法も一つの手段です。この場合は、住宅所有者に設備の所有権はありません。しかし、事業者に屋根を貸すことで事業に相乗りするような形になり、電力会社より格安で電力を買うことができるようになります。

逆に事業者側は借りた屋根で得た電力の余剰分を、電力会社に販売することで利益を得ます。つまり、住宅所有者と事業者は協力関係になり、利益を得られるというわけです。また、発電設備は10年程度で譲渡されるため、長期的に見れば無料で太陽光発電を得られることになります。

リースでの太陽光発電

設置する設備をリースするという方法もあります。設備をリース(借りる)ことで設置費用を払わずに、無料で太陽光発電を導入することができます。さらに、こちらも最終的に設備は住宅所有者のものになります。

この場合には、住宅所有者はリース料を事業者に毎月支払う必要があります。ただしPPAとは違い、その太陽光発電の所有権は、あくまでも住宅所有者のものである点が特徴です。権利を所有しているため、余剰分を売却して利益を得ることも可能です。

逆に事業者の場合は、住宅所有者からのリース料で利益を得られる構造になっているため、この方法も双方にメリットがあるシステムといえます。

屋根貸しでの太陽光発電

屋根借りという方法で太陽光発電を手に入れる方法もあります。この手法は、住宅所有者が事業者に屋根を貸すことで賃料を得て、事業者は電力を販売することで利益を得ます。しかし、ここで注意したいのが賃料の額です。住宅所有者が得られるのは年間1万円程度と、あまり利益率がよいとはいえません。

そのため、あくまでも事業協力による恩恵をわずかに預かれる、太陽光発電の方法と考えておくとよいでしょう。

監修者:比連崎さん
監修者:比連崎さん
太陽光の設置では自身の運用資金を長期的に見ていく必要があります。初期費用やランニングコストを安く抑えたい場合には、上記の2つ「PPA」と「リース」による設置はオススメです。

太陽光発電の設置前の注意点

最後に、太陽光発電の設備を設置する前の注意点について紹介します。太陽光発電は、ランニングコストがある上で売電収入が難しく、天候に左右されるという点でも注意すべきポイントがあります。あらかじめ注意点を念頭に置いておくことで、思わぬ損をすることを避けられるはずです。そこで、太陽光発電の設置前の各注意点を詳しく見ていきましょう。

太陽光発電にはランニングコストがかかる

太陽光発電は設置費用を節約できても、ランニングコストがかかることはあらかじめ留意すべき点です。設備はメンテナンスや部品交換などが定期的に必要で、このようなランニングコストを含めた計画を練る必要があります。

主なランニングコストとしてかかる費用は、以下のものが挙げられます。

費用名 費用額 頻度
定期メンテナンス費 2~3万円 3~4年に一度
パワーコンディショナーの交換費 約20万円 20年に一度
蓄電池の交換費 100万~150万円 10~15年に一度

全ての支払いが重なってしまうと、年間の支払いが最大で173万円です。決して少ないとはいえない額なため、節約できた額や売電収入で貯金をしておく必要があります。

売電で稼ぐのは難しい

太陽光発電の売電価格は、例えば2012年買取価格から比べると年々下がってきており、売電で稼ぐことが難しくなってきています。明確な数字で表すと、2012年から2020年までに1kWh当たり42円~21円と、売電価格は約半分の価値になっているのです。2025から2027年頃には11円と予測され、すぐに始めても売電開始当初よりは稼げないです。

しかし、住宅向け電気料は20円台で推移し続け上昇傾向すらあります。そのため、これから太陽光発電を設置する人は、売電で稼ぐのではなく自家消費で節約することを目的とした方が、得をする可能性が高いです。

発電量は天候の影響を受けやすい

太陽光発電はその性質上、天候の影響に左右されることが弱点です。晴天の日は能力を発揮しますが、曇りや雨など太陽が出ない日には発電量が少なくなってしまいます。さらに天候だけではなく、温度も発電量に影響するため季節ごとに電力の差が出てくるのです。

季節ごとの具体的な影響は以下の通りです。

湿度が落ち着き日照時間も増えてきて、徐々に発電量が上がる
梅雨 およそ1ヶ月半の間は、曇りや雨の日が多く発電量が下がる
日照量が上がり、発電量が最も見込める季節
夏〜秋 梅雨や日照量が下がる秋口は、やや発電量が下がる
日照時間が少なくなる10月~2月程度までは、最も発電量が落込む

このように梅雨や冬場は特に日照時間が短いため、天候の影響を大きく受けることが予想されます。そのため設置する前に、天候の影響を受けても蓄電などで対応できるのかなど、十分なシミュレーションをしておく必要があるでしょう。

太陽光発電を設置するなら保険に加入

太陽光発電は自然災害などのリスクがあるため、設置の前に保険に加入することがおすすめです。台風などでパネルが飛ばされ、近隣の住宅に被害が出ると売電の収入も飛んでしまうでしょう。

太陽光発電の保険には以下のようなものがあります。

企業総合保険 火災を含めた自然災害を補償する保険
動産総合保険 企業総合保険と似た条件で、災害があった場合にカバーする保険
休業損害補償保険 太陽光発電が事故で損傷した場合に損失を補償する保険

このように、災害や予期せぬ事故を補償する保険を中心に展開しています。太陽光発電向けの保険は、これ以外にもさまざまな商品があるため、万が一に備えていずれも検討することをおすすめします。

将来は太陽光発電の撤去でも出費

太陽光発電の設備は寿命があるため、継続しない場合は撤去工事が必要になることも忘れてはいけません。太陽光発電を辞める場合は、設備の撤去費用と太陽光パネルのリサイクル費が必ずかかります。また、撤去工事を行うことになった場合は施工した業者に依頼しますが、もし頼めない場合は第三者機関を紹介してもらい、撤去を依頼することになります。

費用目安は、規模にもよりますが撤去工事が約10万円、処分費で約5万円、太陽光パネルのリサイクル費は1枚あたり1,200円が相場です。

これを見ても費用は決して安いとはいえません。しかし、万が一決められた方法以外で太陽光発電の設備を廃棄した場合は、不法投棄として5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、もしくはその両方が課せられる可能性があります。必ず所定の方法に沿って撤去・処分を行いましょう。

監修者:比連崎さん
監修者:比連崎さん
どんなに緻密に資金計画を立てて、信頼できる業者にお願いをしたとしても、天候まではコントロールできません。お住まいの地域の1年間の天候の特徴を把握することも重要です。

まとめ

太陽光発電は事業者と連係して設備をリースしたり、相乗りしたりすることで設置費用ゼロ円から始めることができます。140万円ほどの設置費用もかからないとなれば、太陽光発電がグンと身近なものに感じられてくるはずです。

また、それ以外にもZEH関連の補助金で大きく負担を減らすことも可能です。いずれも条件や商品が異なるため、実際にシミュレーションして、自身のニーズに合うのか検討することをおすすめします。検討の際には、今回紹介した概要を参考に複数社を比較し、導入したいと思える点があるものを選びましょう。ぜひこれを機に、太陽光発電の設置費用を節約したエネルギー運用を目指してください。

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本記事の監修者
比連崎 実所有資格:気象予報士、防災士、太陽光発電アドバイザー
大学院卒業後、システムエンジニアを経てマスコミ業界に勤務。約8年間、関東や東海、近畿地方のテレビ局で気象キャスターを経験。現在はWebマーケターとして、住宅会社を中心としたコンサル業務にあたる。Instagramを活用した集客を得意としており、「家を売るためのInstagramマーケティング」などのセミナーにも多数登壇。
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