太陽光発電の物件選びで後悔しない！探し方や注意点を紹介

太陽光発電の投資用物件探しに悩んでいませんか？

太陽光発電物件は、いま投資家たちから注目を集めています。利回りが比較的高く維持管理の手間がかかりにくいことなど、さまざまなメリットがあるためです。

太陽光発電投資に失敗しないためには、物件選びも重要な要素となります。本記事では、太陽光発電物件についての基本的な知識から物件の探し方、注意点など詳しく解説します。太陽光発電投資を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

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太陽光発電向けの物件の基礎知識

まず、太陽光発電向け物件に関する基本について解説します。基礎知識を身に付けることで土地探しや売買サイト選びがしやすくなるため、ぜひ覚えておきましょう。

販売されている物件は大きく分けて2種類

太陽光発電に投資をしようと考えた場合、購入する物件には2つの選択肢があります。1つは太陽光発電設備の設置に向いている土地（土地のみ）、もう1つはすでに設備が設置された土地（土地付き太陽光発電）です。

土地のみを購入する場合は最新の設備を導入でき、自分で決めた予算に応じて設備のグレードを選べるメリットがあります。ただし、太陽光発電システムの導入費用は自身で用意する必要があるため、初期費用が高くなりやすい点がデメリットです。しかし日照時間などの条件が良い土地なら、初期費用以上に大きな利益が生まれる可能性もあります。

一方、土地付き太陽光発電を購入する場合は、土地と設備がセットで手に入るので設備導入の手間や費用がかからない点がメリットです。ただし、設備の状態によってはメンテナンスが必要になるなどのデメリットが生じるケースもあります。

太陽光発電には設置規制がある

太陽光発電はどこにでも設置できるわけではありません。土地の区分によっては設置できないので、規制対象の土地を購入しないようにしましょう。

具体的に言うと、土地の区分が田畑の場合はそのままでは太陽光発電を設置できません。宅地・山林・原野・雑種地の場合は設置が可能です。

田畑の土地で太陽光発電装置を設置したい場合は、農地転用手続きをする必要があります。優良な農地を残すため、農地を他の用途に転用するには審査に通過しなければなりません。各種手続きの手間もあるので、投資目的であれば規制を受けない土地を購入したほうが無難でしょう。

太陽光発電向け物件の4つの選び方

続いて、太陽光発電向け物件を選ぶときに注目したいポイントを紹介します。投資目的で購入するなら、「収益性が高い物件を選びたい」と考えるのではないでしょうか？ここで紹介する4つのポイントを踏まえて、初期費用以上に収益が得られる土地を探しましょう。

物件の日当たりの良さ

発電量は日当たりの良さに比例して大きくなります。発電量が少ないと、それだけ売電による収益も下がってしまうため、物件を選ぶ際は日当たりや日照時間はよく確認したいポイントです。

地域ごとの日照時間は、気象庁の公式サイト「最新の気象データ　日照時間一覧表」で確認できます。日照時間が長い地域の土地のほうが、太陽光発電に向いていると考えられます。

ただし日照時間が長い地域でも、日当たりの悪い土地では高い発電量は見込まれません。日当たりは土地の周辺環境によって大きく異なるので、物件情報だけでなく現地を訪れて確認したほうが安心です。

太陽光発電を始める初期費用

投資である以上、初期費用がいくらかかるかは大切な基準のひとつです。

価格は土地や設備の種類によってさまざまですが、産業用の規模で始める場合は1,000万円を超えることも珍しくありません。マンションやアパートなど、一般的な不動産投資と比べると安価な投資ではありますが、大きな金額が動くので慎重な判断が必要です。

投資目的の物件購入でも、金融機関からの融資を受けることができます。ただし、住宅用の太陽光発電向けの融資に比べると審査が厳しいことが多いです。初期費用が高額だとその分審査も厳しくなる傾向があります。融資を受けるにしても、返済に無理のない価格の土地を選ぶようにしましょう。

太陽光発電の初期費用について解説したこちらの記事もおすすめです。

太陽光発電の投資利回り

土地を購入する前に、期待される利回りをシミュレーションしておくことをおすすめします。

利回りとは投資額に対する利益の割合のことです。利回りが高いほど収益性の高い物件だと判断できます。太陽光発電の運用は長期にわたるため、少しでも利回りが高い物件のほうが最終的な収益額に大きな差がつきやすいです。

利回りを考えるときは初期費用だけでなく、ランニングコストなど実際に運用する場合にかかる費用も含めた利回りで判断しましょう。このようなより現実的な利回りを実質利回りといいます。物件の売買サイトによっては土地ごとに利回りの記載がありますが、実質利回りで計算されているか確認したほうがよいでしょう。

初期費用の計算方法や相場について解説したこちらの記事もおすすめです。

太陽光発電の維持体制

太陽光発電装置は、設置すれば終わりというものではありません。経年劣化や窃盗のリスクもあるので、維持体制にも注目しましょう。

維持体制は、特に土地付き太陽光発電を購入する際には重要な比較ポイントです。メンテナンスが適切におこなわれていない物件では、想定どおりの発電ができない可能性があります。また防犯対策が整っていないと、いたずらや盗難などのリスクも考えられます。

近年、銅の価格が高騰していることから、太陽光発電設備の銅線ケーブルを狙った窃盗が増加しています。

また、購入する前に土地がどのように維持されてきたのかだけでなく、購入後にどのようにメンテナンスをおこなっていくのかも大切です。自然災害保険などの保証制度がある物件を購入したり、メンテナンス体制が手厚い売買サイトを選んだりすると安心でしょう。

維持費・ランニングコストについて詳しくまとめたこちらの記事も参考にしてください。

購入した物件で太陽光発電を始める流れ

では、物件を選んで購入したあとで太陽光発電運用を始める方法を紹介します。今回は、土地のみを購入した場合と土地付き太陽光発電を購入した場合の2パターンに分けて解説します。

更地で太陽光発電を始める場合

土地のみの物件を購入し、自身で太陽光発電装置を導入するケースで考えてみましょう。

更地の場合、土地の購入から売電に関わる申請までの流れは次のとおりです。

土地のみの物件を購入する場合は、このように多くのステップを踏む必要があります。土地の購入と太陽光発電設備の設置は、それぞれ別の業者に依頼できます。

補助金申請や電力接続検討の申し込みなど、業者に申請を任せられる手続きも多いです。信頼できる業者を見つければ、難しい手続きも担当者といっしょに乗り越えることができます。

また、太陽光発電用地の売買サービスを介して購入する場合は、面倒な手続きを一任できることも多いです。

土地付きの太陽光発電を購入する場合

土地付きの太陽光発電を購入する場合のステップは次のとおりです。

土地付きの太陽光発電を購入する場合は、太陽光発電売買サイトを利用するのが一般的です。売り主である企業とのコンタクトが取りやすく、物件情報も複数と比較できます。

売買契約の方法は物件の販売企業によって異なるため、販売元に確認しておくと安心でしょう。

必要な手続きはありますが、更地から始める場合に比べると短い期間で運用が始められ、すぐに売電収入が得られる点はメリットです。

効率的な太陽光発電向け物件の探し方は？おすすめ売買サイト3選

太陽光発電向けの物件を探すなら、太陽光発電所専門の売買サイトの利用がおすすめです。専門サイトなら、複雑な各種手続きに関するサポートも受けられます。またサイトによっては投資セミナーも受けられるので、知識を身に付けたい人にもおすすめです。

今回は全国対応の太陽光発電所売買サイトから、投資セミナーが受けられる「タイナビ発電所」「メガ発」「SOLSEL」の3つを取り上げます。下の比較表をご覧ください。

サービス名	対応エリア	対応物件	公開物件数	主な 実績	投資セミナーの有無	サービスの特徴
公式サイトはこちら サービス詳細を見る	全国対応	太陽光発電、 風力発電、 ソーラーシェアリング	205件	・投資家登録数24,395人以上 ・掲載企業数377社 ・掲載区画実績38,142件	〇	業界最大級の売買サイト 新設から中古まで物件情報が豊富
公式サイトはこちら サービス詳細を見る	全国対応	土地付き太陽光発電	273件	・投資家登録数20,000人以上 ・新規会員登録数月240人増加 ・販売区画件数2,246件 ・累計掲載物件数7,967件	〇	融資条件で物件が探せる 毎月抽選で1名に15万円キャッシュバック
公式サイトはこちら サービス詳細を見る	全国対応	土地付き太陽光発電	352件	・取り扱い総額1,400億円以上	〇	太陽光投資情報サイトを運営 コンシェルジュに購入の手間を委託できる

では、3社について以下で詳しく解説します。

タイナビ発電所

会社情報

運営会社名	株式会社グッドフェローズ
サービス名	タイナビ発電所
設立年月日	2009年3月
本社所在地	東京都品川区西五反田7-13-5　DK五反田ビル8階
対応エリア	全国対応
対応物件	太陽光発電、風力発電、ソーラーシェアリング
公開物件数	205件（2025年1月時点）
主な実績	・投資家登録数24,395人以上 ・掲載企業数377社 ・掲載区画実績38,142件
投資セミナーの有無	〇
公式サイト	https://www.tainavi-pp.com/

「タイナビ発電所」の特徴は次のとおりです。

タイナビ発電所は、業界最大級規模の大手太陽光発電所売買サイトです。全国の発電設備物件所有者のうち、約16.2％がタイナビグループサイトのユーザーという調査結果もあるほどです（2023年2月時点）。

運営会社であるグッドフェローズは、2009年の設立からエネルギーや発電といった環境に配慮した事業を進めてきました。太陽光発電所の売買はもちろん、風力発電やソーラーシェアリングにも対応しており、幅広い投資を検討できます。

タイナビ発電所で取り扱う物件は、タイナビが厳選して買い取った中古物件のほか、全国の販売店が提供する物件までさまざまです。また新設太陽光発電の物件もあるので、新しい設備で投資したい人にも向いています。

タイナビ発電所がおすすめの人

＼ 投資家登録数24,000人以上！ ／

メガ発

会社情報

運営会社名	株式会社エナジーリンクス
サービス名	メガ発
設立年月日	2013年4月
本社所在地	東京都目黒区上目黒2丁目15-14 IRONSIDE NAKAMEGURO 6F
対応エリア	全国対応
対応物件	土地付き太陽光発電
公開物件数	273件（2025年1月時点）
主な実績	・投資家登録数20,000人以上 ・新規会員登録数月240人増加 ・販売区画件数2,246件 ・累計掲載物件数7,967件
投資セミナーの有無	〇
公式サイト	https://mega-hatsu.com/

メガ発の特徴は次のとおりです。

メガ発は、認定資格を取得した太陽光発電アドバイザーが常駐する太陽光発電所売買サイトです。売り主と買い主をマッチングするサービスを7年提供しています。

また、取り扱う物件は土地付き太陽光発電所に特化。その多くは利回り10％を超える高利回りの物件です。

初期費用が気になる人には、フルローンで購入できる物件も紹介しています。物件検索でも「フルローン」で絞り込みができ、使用したいローンの種類や銀行融資が可能な物件など、詳しい条件での検索も可能です。

メガ発がおすすめの人

＼ 専門アドバイザー常駐 ／

SOLSEL

会社情報

運営会社名	エレビスタ株式会社
サービス名	SOLSEL
設立年月日	2012年11月7日
本社所在地	東京都中央区東日本橋2-7-1 Frontier東日本橋2F
対応エリア	全国対応
対応物件	土地付き太陽光発電
公開物件数	352件（2025年1月時点）
主な実績	・取り扱い総額1,400億円以上
投資セミナーの有無	〇
公式サイト	https://solsell.jp/

SOLSELの特徴は次のとおりです。

SOLSEL（ソルセル）は、2013年にサービスをスタートした太陽光発電所売買サイトです。取扱総額は1,400億円を突破（2025年1月時点）し、幅広い投資家や売り主に利用されてきました。

SOLSELの特徴は、面倒な手続きをコンシェルジュに丸投げできる点です。売買手続きに必要な手間は、SOLSELの専任担当者に委託できるので、知識や時間がない人でも安心して取引できます。

また年齢や年収を答えるだけで、将来希望年収を達成できるかシミュレーションしてくれる「購入シミュレーション」や、融資可能額や物件の案内が受けられる「融資シミュレーション」など、独自のシミュレーションも利用できます。

SOLSELがおすすめの人

＼ ユーザー思いのサービスが豊富 ／

太陽光発電を始める3つの注意点

投資にはリスクがつきものです。そこで太陽光発電投資を始める前に覚えておきたい注意点を3つ解説します。

売電価格は減少傾向にある

太陽光発電投資の収入となる売電価格は年々減少傾向にあります。ここ10年間の売電価格の推移のグラフを見てもわかるように、売電価格は右肩下がりの傾向です。

ただし、この情報だけを見て、太陽光発電を始めるのはもう遅いと決めつけるべきではありません。特に2023年以降の売電価格は横ばいになっているほか、購入する物件によっては十分な利益が見込まれる場合もあります。

投資用太陽光発電の固定買取期間（売電価格を固定できる期間）は20年です。期間内の物件を購入すれば高い利益が得られる可能性もあるため、物件選びは慎重におこないましょう。

電力会社からの出力抑制を把握しよう

電力会社から出力抑制（出力制御）を要請される可能性がある点は、念頭に置いておきましょう。出力抑制とは、電力会社からの要請で売電がストップされることです。発電量が多く、利用量を大きく上回った場合に停止されます。年間360時間の範囲内では補償されないため、その分の収入がなくなる可能性があります。

対策として有効なのは、出力抑制に備えた保険に加入することです。全額を補償されることは難しいですが、出力抑制で収入が急になくなる事態は避けることができます。

将来の運用には不透明な部分もある

太陽光発電投資は、長期的な収益性が予想しづらいことがデメリットです。

太陽光発電投資の収入は、国が定めた売電価格によって左右されます。需要やトレンドなどで予想できるものではないので、長期的な運用によって買取価格がどうなるかは不透明です。

固定買取価格制度（FIT）は、投資用の場合でも長くて契約から20年で期間が満了します。その後の買取制度がどうなるかはわからないので、収益が大幅に減少する可能性も考慮する必要があります。

太陽光発電投資の利益やリスクを解説したこちらの記事もおすすめです。

太陽光発電で物件を購入する際の疑問

最後に、太陽光発電で物件を購入するときによくある疑問に回答します。

まとめ

太陽光発電投資を始めるなら、良い物件を探すことから始めましょう。物件によって日当たりの良さや日照時間、初期投資額、ランニングコストなど、さまざまな要素が異なります。これらは収益性を決める大切なポイントなので、妥協せずに良い物件を探しましょう。

物件探しをする際は、太陽光発電所売買サイトを活用するのもおすすめです。専門サイトなら、面倒な手続きへのサポートや、自分の投資目的や予算に合った提案が受けられます。

リスクもある太陽光発電投資ですが、上手に物件を選べば高収益も夢ではありません。本記事を参考に、太陽光発電投資に適した物件を見つけましょう。

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