[2024]富士住建の坪単価や評判はどう?メリット・デメリットを解説

家づくりに富士住建を利用するか迷っていませんか?富士住建は、埼玉県を中心に関東近郊の注文住宅を手がけるハウスメーカーです。評判や口コミのなかには、富士住建の坪単価は平均よりも安いという声も多くみられます。

しかし、「富士住建は本当に安い?」「後悔・やばいという評判をみた」など、実際の坪単価やメリット・デメリットが気になるという人も多いのではないでしょうか?

そこでマイナビ編集部では、富士住建の利用者にアンケート調査を実施しました。アンケート結果をもとに、実際に富士住建を利用して家を建てた人のリアルな費用感を解説します。富士住建のメリット・デメリットもあわせて解説するので、本記事を参考に富士住建が自分に合ったサービスか見極めてください。

すぐわかる!この記事3つのポイント!
  • 富士住建の坪単価は平均69万円で、一般の大手ハウスメーカーの坪単価75万円よりも安いですが、選ぶプランや工法によって55万円から82万円の範囲で変動するようです。
  • 富士住建の住宅は標準仕様が高く、追加のオプション費用が発生しにくいため、コストパフォーマンスが良いと評価されています。
  • 富士住建の住宅は標準プランが一部の顧客の好みに合わない場合と営業担当者によるサービスの質にばらつきがある点は、デメリットとして実際の利用者からの回答が得られました。
ハウスメーカーポジションマップ
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他のハウスメーカーの坪単価が気になる人は、おすすめハウスメーカー・工務店12社の坪単価ランキングを紹介した記事でまとめて比較できます。ぜひご覧ください。

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編集部

本記事では、信頼性の高い口コミをお届けするために、富士住建の利用者に直接オンライン取材を実施しました。ぜひ参考にしてください。

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目次

【利用者アンケート】富士住建の坪単価や評判を徹底調査

「富士住建は安い」という評判が多いですが、それらはいつの情報なのかも不明なため、最新の情報とは大幅にかけ離れている可能性も高いです。

そこで今回編集部では、実際に注文住宅を購入した人に向けてアンケートをおこないました。富士住建を含む国内の主要ハウスメーカーを比較しながら、最新の坪単価や評判を紹介します。

富士住建の坪単価は平均69万円

編集部がおこなったアンケート調査の結果、富士住建の最新の坪単価は平均69万円ほどであることがわかりました。大手ハウスメーカーの平均坪単価が75万円程度なので、富士住建はやや安めの水準であることがわかります。

ただし、坪単価の計算方法はハウスメーカーによってまちまちです。建てる家の構造や選ぶ設備のグレードによって価格は大きく変わるので気を付けましょう。

特に富士住建は、選ぶプランによって工法・構造が異なるため価格差も大きいです。55万~82万円という坪単価も、さまざまな工法・構造の事例に基づいて算出されているので、あくまでも目安として参考にしてください。

坪単価に対する満足度ランキング

前回、全国主要ハウスメーカーの利用者による坪単価やコストに対する満足度を調査したところ、以下のようなランキング結果となりました。

ランキングハウスメーカー満足度(5点満点中)平均坪単価
1位タマホーム4.60点44万円
2位アキュラホーム4.50点85万円
2位アイ工務店4.50点61万円
3位クレバリーホーム4.20点68万円
4位三井ホーム4.13点115万円
5位パナソニックホームズ4.00点92万円
6位トヨタホーム3.73点66万円
7位一条工務店3.56点84万円
8位積水ハウス3.41点96万円
9位ミサワホーム3.38点72万円
10位セキスイハイム3.35点76万円
11位ヘーベルハウス3.11点91万円

上記ランキングについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

【2024年最新】大手ハウスメーカー・工務店12社の坪単価ランキング|価格を徹底比較

今回、新たに富士住建の費用感を調査した結果、満足度は3.00点でした。富士住建は上記ランキングでは下位評価となりましたが、平均以上の満足度であることがわかりました。

建売や中古と比べ、注文住宅を購入する人にとっては、価格だけではなくそれ以外の質(性能やデザイン性など)のバランスを重視する傾向にあります。安さだけでなく、費用対効果による満足度結果となっている点も参考にしてみてください。

富士住建は安い?利用者の口コミを紹介

坪単価に関する口コミでは、オプションを追加する必要がなく費用を抑えられた」という声が見られました。

富士住建の代表商品といえる「完全フル装備の家」は、省エネ・高品質設備・防犯システム・生活必需品など100種類ものハイグレードな装備が標準対応です。そのうえ完全自由設計ということもあり、理想に近い形で結果的に安く家を建てられたと満足している人が多いようです。

富士住建に関する評判は、こちらの記事でも詳しく取り上げているので参考にしてください。

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※紹介する口コミや満足度は、マイナビニュース不動産査定編集部がおこなった独自アンケート調査結果によるものです。(調査方法:クラウドワークス/調査期間:2023年7月/回答者数:40人)

【インタビュー】富士住建で実際に家を建てた人の声

マイナビニュース不動産査定メディアでは、信頼性が高い利用者の声をお届けするために、実際に富士住建で注文住宅を建てた人にオンラインインタビューを行いました。

インタビュープロフィール写真

富士住建で建てた注文住宅の外観・内観の様子


外観の様子

屋内の様子(1)

屋内の様子(2)

屋内の様子(3)
富士住建を選んで良かった点富士住建の残念・改善してほしい点
標準仕様の質が高くオプション費用がかからない
流行りや人気のカラーも標準で選べる
無垢床が標準仕様で選べる
間取りの提案力が弱い
複雑な提案への対応が苦手
ショールームによって対応にばらつきがある

Q:価格に対する満足度は5点満点で何点?

Tさん

価格への満足度は5点満点で5点(★★★★★)です。予算内で諦めるものが一つもなく、やりたいことすべて採用できました。大手だと4000万円以上かかる見積もりだったので、コストが抑えられて本当に良かったです。

編集部

そうなのですね。オプション費用もかからず、標準仕様内で収まったのでしょうか?

Tさん

オプション費用はかかりましたが、オプション費用や海外製食洗機などをすべて含めても予算内でした。言うことなしですね。

富士住建って、当時は家にチラシが入ってきていて、家を建てたときの参考価格が載っていたんですよ。実際、本当にその価格で収まったので驚きました。

編集部

実際の価格と差が出なかったのは素晴らしいですね。メンテナンス費用はまだかかっていないかと思いますが、電気代のようなランニングコストについてはいかがでしょうか?

Tさん

そうですね、断熱性に優れていて、太陽光発電も標準仕様内でつけられていたので、電気代はオール電化にしても以前住んでいた賃貸の範囲内に収まる、ということは言われてました。実際、安いと思います。

Q:オプション費用はかかる?

編集部

富士住建は標準仕様が優れている一方でオプションも適用できるかと思いますが、オプションを載せると価格が跳ね上がってくることはありますか?

Tさん

そうですね、著しく上がる感じではないかと思います。うちはオプション代が全部で確か200万ぐらいだったのですが、法外な値段は取られなかった印象です。

例えば人気のエコカラットも、他社だと1面で30~40万円取られるところが富士住建だと同じ範囲で10~15万とかですね。結構、良心的にオプションもやってくれたなと思います。

Q:標準仕様のなかで優れていたものは?

編集部

富士住建を利用して、「これが標準仕様になるのはすごい」と思ったものがあれば教えていただけますか?

Tさん

そうですね、キッチンをタカラスタンダードのなかでもグレードの高い、ワークトップが特殊なものにしたのですが、他社でつけると確か30~40万円くらい別途かかるものでした。

Instagramなどでは高くてつけられないと嘆いている人もいるくらいのものでしたが、富士住建だと標準で選べたのですごくよかったです。

編集部

30~40万円くらい節約できたのは大きいですね!カラーバリエーションもかなり多く用意されていたのでしょうか?

Tさん

はい、本当にすごかったです。例えばクリナップのキッチンが本当にもう全部可愛くて、北欧風のカラーとか、オールステンレスの都会的なものとか、たくさんあって悩み抜きました。

編集部

選ぶのも楽しい時間になりそうですね。カタログがあるのでしょうか?

Tさん

富士住建はカタログがないんですけど、ショールームに行くとカラーサンプルを見せてもらえます。あと、公式サイトでも確認できますね。
あとは、契約したときに受け取る標準標準仕様書と一緒に「標準だとこの色を選べます」というのが紙の一覧表でもらえるので、それを見て選んでいました。

富士住建はあまり提案はしない方なので、自分でショールームや公式サイトを見て調べる能動的な姿勢が、大事だと思います。

編集部

Sさんは坪単価66万円とハウスメーカーのなかでもミドルクラスの相場で理想の住宅を建てられました。富士住建は照明やカーテンなども標準仕様で賄えるため、他社と比べてもコスパに優れていることがわかります。
標準仕様の質の高さに対しても高い評価が伺えました。

コスパの良い注文住宅や、質の良い設備が整った住宅を希望するならおすすめのハウスメーカーといえそうです。

他の点にこだわる人や、もっと安い費用で建てられるハウスメーカーを探している人は他のメーカーと比較して判断してみましょう。

坪単価とは

そもそも坪単価とは、建物の床面積1坪あたりにかかる建築費用のことをいいます。具体的な計算式は次のとおりです。

計算式

坪単価=建物価格÷床面積(坪数)

坪単価がわかると、土地の面積などからおおよその建築費用を算出することができます。建物の価格を知るために利用されることが多く、ハウスメーカー同士で価格を比較する際などに便利です。

しかし坪単価には明確な定義が設けられていません。ハウスメーカーや工務店によって、上記の計算式に使用される床面積を、延床面積ではなく施工面積で算出しているケースもあります。

延床面積:建物全体の床面積(吹き抜けや玄関ポーチ、バルコニーなどは含まれない)
施工面積:施工した部分の面積(吹き抜けや玄関ポーチ、バルコニーなども含まれる)

施工面積には、延べ床面積と違い玄関ポーチやバルコニーといった部分も含まれるため、同じ建物でも計算に使用する坪数が大きくなります。同じ建物価格をより大きな坪数で割る分、算出される坪単価を延床面積での計算に比べて安く見せられるのが特徴です。

また、建築費用は建物の構造やオプションなどによっても変動するので、単純に坪単価だけで予想することはできません。坪単価はあくまでも参考値として、延床面積か施工面積か、どのような構造が想定されているかなど、計算条件まで確認するとよいでしょう。

家づくりの工法や構造についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。

ハウスメーカーの工法・構造の違いとは?種類別に特徴を解説!

富士住建の基本情報

※画像引用元:富士住建公式サイト

会社情報

会社名株式会社富士住建
本社所在地埼玉県上尾市東町2-9-20
設立年月1987年10月8日
資本金4,000万円
許可・登録・免許建設業許可/国土交通大臣許可(般-4) 第19632号
宅建業免許/国土交通大臣(3)第7697号
建築士事務所登録/埼玉県知事登録(4)第8645号 一級建築士事務所
施工対応エリア埼玉県を中心に関東圏
基本工法木造軸組工法(檜4寸構造、J-WOOD構造、檜集成構造)、2×4工法(Fパネル構造)
保証内容初期保証10年+10年
2年間の無料点検(3年目以降は有料)
URLhttps://www2.fujijuken.co.jp/

富士住建は埼玉県で誕生した工務店です。埼玉県を拠点として、関東エリアの数多くの家づくりをサポートしてきました。他にも地域美化や企業内保育所経営など、埼玉県近郊のCSR活動や子育て支援にも努めています。

注文住宅においては一括仕入れや経費削減、あるいは利益率の減少により、知名度の高いローコストメーカーよりも安く、かつ快適な家を目指しているのが特徴です。

引渡し後の暮らしやすさにも着目し、“住んでいて不自由を1つも感じないこと”を目標に、高品質で適正価格の注文住宅を提供しています。1987年の創業から累計11,545棟(2022年1月時点)の引渡しを実現するなど、実績も豊富です。

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富士住建で家を建てるメリット・デメリット

続いて、富士住建で家を建てるメリットとデメリットを解説します。他のハウスメーカーや工務店と比較して分析したので、富士住建で理想の家づくりが叶うか検討してみてください。

富士住建で家を建てるメリット

まずは調査してわかった富士住建のメリットを解説します。今回は自由設計ができる、耐久性が高いなどの構造面と、価格面に関するメリットをまとめました。

自由設計で希望の家が建てられる

富士住建は完全自由設計の注文住宅を提供しています。あらかじめ間取りやデザインがパターン化されている規格住宅やセミオーダー式の注文住宅とは異なり、自分の好みや希望に合わせて一からの家づくりが可能です。

間取りはもちろん、外観や内装も好みに合わせてデザインできます。富士住建は数多くの注文住宅を建てた実績があるハウスメーカーです。「自由設計だと知識がないから不安」という人でも、不安な点は家づくりのプロに相談できるので安心です。

ローコストで家づくりができる

富士住建では価格を抑えた家づくりができる点もメリットです。坪単価が平均69万円と平均よりも低いことからも、建築費用をローコストに抑えることが期待できます。コストパフォーマンスに優れたハウスメーカーを探しているなら、富士住建の利用を検討するとよいでしょう。

また、標準仕様の設備がハイグレードなことも特長です。オプション費用をかけなくても良い設備が使えるため、見積もり時に費用がふくれ上がる可能性が低くなります。また、システムキッチンやバスルームなどの設備にこだわりがある人にもメリットが大きいでしょう。

低価格や質の高い設備を実現しているのは、コストカットにおいてさまざまな工夫がされているためです。例えば、CMなど過度な広告を出さない・モデルハウスを設けない・設備をメーカーから大量に仕入れるなどが挙げられます。

耐久性が高い

富士住建は、住宅自体の性能の高さも魅力的です。特に耐久性・耐震性の高さは他のハウスメーカーにも引けを取りません。長く住み続けられるさまざまな条件を満たした長期優良住宅も建築可能です。

耐震性は標準設備で最高等級の3が認められ、地震に強い建物を建てる技術があります。富士住建は、丈夫な基礎と揺れを吸収する制震壁を導入することで、揺れに耐えられる強い構造を実現しました。

また高耐久部品を採用することで、耐久性が高く長く住み続けられる家づくりも叶えています。標準設備でグレードの高い高耐久部品が使われるので、劣化しにくくメンテナンスの手間も省くことが可能です。

富士住建で家を建てるデメリット

一方で富士住建にはデメリットもあります。人によって気になる点・気にならない点は異なるので、メリットとデメリットを比較してどちらが大きいか考えてみましょう。

モデルハウスがない

富士住建にはモデルハウスがありません。さまざまなコストカットを施しており、費用が膨らみやすい住宅展示場への出展を控えているためです。

ローコストな住宅が建てられる点はメリットですが、実際の建物を見たり体験したりしてハウスメーカーを選びたい人には、物足りなく感じられるかもしれません。

富士住建の家づくりを体験したい場合は、ショールームを訪れることをおすすめします。同社自慢の標準設備を見てまわることができます。

ショールームはモデルルームと比べると、設備や家具の展示といった意味合いが大きく、リアルサイズの家の雰囲気を感じることは難しいです。しかし、富士住建は完全自由設計の家づくりで決まった形がないので、設備が確認できれば十分な事例も多いでしょう。

標準装備が好みに合わない可能性

質の高い設備が標準仕様になっていることはメリットですが、好みや希望に合わない設備がついている場合もあります。不要なものを除いて、シンプルに生活したい人にはデメリットでしょう。

また標準設備の質が高いことが、価格面でもデメリットになることがあります。富士住建の家の価格は、グレードの高い標準設備を含めた価格です。大量仕入れした設備を使用することによりコストダウンしているので、設備のグレードを下げても建築費用の節約にならない場合もあります。

つまり標準設備が好みに合わなければ、いらない設備が含まれた金額を高いと感じる人もいるでしょう。標準設備の内容は公式サイトで確認しておくことをおすすめします。

営業スタッフの力量に差がある

営業担当者によってサービスの質に差があるという声もあります。

ただし、このデメリットは他のハウスメーカーや工務店でも聞かれる話です。営業担当者によって人柄が異なる以上、相性が合わないと感じるケースもありえます。合わないと感じた場合は、担当者を変更できないか問い合わせてみましょう。

また、富士住建は対応エリアを関東エリアに限っており、現場の品質チェックの体制も整っています。全国展開のハウスメーカーに多いフランチャイズ制では、工務店の対応に差が出る傾向がありますが、富士住建はそのような心配もありません。

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坪単価を下げるには?建築費用節約のコツ

坪単価を抑えて家づくりの費用を節約するには、間取り設定や設備・建材選びなどでさまざまな工夫が必要です。富士住建は完全自由設計の家づくりができるので、工夫によっては費用を下げることもできます。

ここからは建築費用を節約するコツを紹介します。

階ごとの床面積を同じにする

間取りの工夫として、階ごとの床面積を同じにすると価格を抑えられます。1階と2階、3階の広さが同じだと、全体の施工面積を減らすことができるためです。基礎工事やコーナー処理の手間が減るので、工事にかかる人件費や日数の大幅カットにつながります。

しかし階ごとの広さを同じにすると外観に凹凸がなく、やや単調な印象を与えやすいデメリットも。外壁の色を一部変えたり、玄関ドアの素材や色にこだわったりするなどの工夫で、凹凸のない家でもおしゃれな外観にできるでしょう。

なるべく仕切りを作らない

価格を抑えるなら、なるべく仕切りを作らないように間取りを設定しましょう。

部屋数を増やすと壁やドアの設置が必要になり、結果費用増加につながります。また、照明や窓といった設備も必要です。一間続きの広い空間にして、壁は必要最低限に抑えましょう。

間仕切りがほしい場合には、パーテーションやカーテンレールの設置もおすすめです。子ども部屋など、いつか部屋を設けたいと考えているスペースは、あらかじめ区切らずに将来間仕切ることを想定して家づくりするのもよいでしょう。

屋根の形はシンプルに

屋根の形も建築費用に影響します。費用を抑えるなら、シンプルな片流れや切妻屋根がおすすめです。

一般的な屋根としては、切妻屋根・半切妻・寄棟・方形・陸屋根・片流れなどがあります。材料が少なく工期が短いシンプルなデザインにして、工事費用を節約しましょう。

また、シンプルで南向きの屋根は太陽光発電にも向いています。太陽光発電装置の設置を考えているなら、シンプルな形かつ広い面積の屋根にしたほうがメリットが大きいです。

素材や設備はグレードダウン

素材や設備をグレードダウンして節約する方法もあります。使う木材の種類・窓・サッシ・壁紙といった素材のランクを下げることで、こだわりたいポイントはそのままに予算内に収めることが可能です。

ただし、富士住建は標準設備でグレードの高い設備・建材が使用できます。つまり設備グレードを下げても、他のハウスメーカーと比べると節約効果は低いかもしれません。

主要メーカーのハイグレードの設備を比較して選ぶことができるので、選ぶ楽しみも大きいでしょう。標準設備以外のものは費用が高くなる場合があるので、標準設備のラインナップのなかから選ぶほうが節約になります。

安く家を建てる方法について詳しくはこちらの記事もおすすめです。

安く家を建てる方法・ハウスメーカーの選び方を徹底解説!

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富士住建の施工実例

ここで、富士住建の家づくりの実例を紹介します。タイプの違う施工事例を4つ紹介するので、家づくりのイメージづくりに役立ててください。

2階建て|家事を楽にしゆっくりくつろげる家

施工面積おおよそ36坪の2階建て3LDKの家は、家事動線が整い家族がゆっくりとくつろげます

特徴的な広々としたLDKは、自然に家族が集まる開放感のある空間です。キッチンはタカラスタンダードのスタイリッシュなモデルを選び、ダイニングキッチンと横並びにすることで家族を見守りながら料理ができます。配膳や片付けも楽なので、家族で一緒に調理をしたり会話を楽しんだりすることが叶いました。

また、LDKには印象的な小上がりスペースも設けています。小上がりにはペットテントなどを設置して、ペットも落ち着ける空間を実現しました。

※画像引用元:富士住建公式サイト家事を楽に、家族がゆっくりくつろげる家

平屋|温泉が楽しめるこだわりの家

続いては、都心からの移住用に平屋を建築した事例です。もともと温泉が引かれていた土地を購入したため、1.5坪の広いバスルームでは温泉も楽しむことができます。

施工面積が約32.5坪の平屋で、夫婦で住み心地良い家づくりが実現しました。広いLDKや趣味のバイクが楽しめるガレージ、食事もできるテラスなど、施主の希望に合った家づくりが叶っています。

平屋住宅は間取り設定によって暮らしやすさが異なるので、信頼できるハウスメーカーに依頼することが大切です。この施工事例では「担当者のコミュニケーションが明瞭だった」と、対応を評価する声もありました。

※画像引用元:富士住建公式サイトマンションからの移住は、”温泉“もたのしめるこだわりの平屋へ

2階建て|おうち時間を楽しめるカフェスタイルの家

次に、カフェスタイルのナチュラルな内外装が印象的な事例を紹介します。

キッチンには、グリーンが取り入れられるフックやレールを設置し、カウンターのようにも使えるアイランドキッチンを導入するなど、カフェらしい内装を楽しめる工夫が豊富です。珍しい3連の縦窓で開放感も演出しています。

LDKからつながる広いバルコニーは、家族で食事が楽しめるスペースです。ほかにもアクセントクロスやおしゃれな照明を随所に採用し、おうち時間が楽しめるポイントがちりばめられてます。

※画像引用元:富士住建公式サイト家族との時間が楽しくなるカフェスタイルのお家

2階建て|子どもたちを見守れるフル装備の家

最後に施工面積40.6坪ほどの2階建て3LDKの施工事例を紹介します。利便性の良い収納やスムーズな生活動線で、すっきりと暮らせることを意識した家です。

パントリー・ユーティリティスペース・階段下・廊下などあらゆる場所に収納を設け、生活に使うものがサッと片づけられるようになっています。片づけやすい家づくりで、子どもたちものびのびと遊ぶことができるでしょう。

家族が同時に使っても困らないワイドサイズの独立洗面台を特注し、ベビーカーも簡単にしまえるシューズクロークを追加するなど、家族の暮らしに合わせた工夫も満載です。

※画像引用元:富士住建公式サイト子ども達が元気に過ごせるフル装備の家

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注文住宅を建てる一般的な流れ

続いて、注文住宅を建てる一連の流れを解説します。富士住建で家を建てる場合も、ここで解説する手順と大きく差はありません。家づくりの一般的な流れとして参考にしてください。

情報収集をする

まずは家づくりの情報収集からはじめましょう。住宅雑誌やインターネット記事、InstagramやPinterestなどのSNSから情報を集めることもおすすめです。家づくりについてのイメージを明確にして、どのような家を建てたいか考えてみましょう。

実際の建物を見て体験したいなら、モデルハウスやショールームを訪れることもおすすめです。住宅展示場のイベントに行って、さまざまな家を比較するのもよいでしょう。富士住建は埼玉・東京・神奈川・千葉・茨城・栃木・群馬の各所にショールームがあります。

イメージがつかめたら家族で話し合いをして希望を出し合い、予算決めをおこなうなどして具体的な計画へ移っていきましょう。

土地探しとハウスメーカー・工務店を探す

家づくりの予算や希望が決まったら、土地探しやハウスメーカー・工務店選びのステップに進みます。

富士住建のように、土地探しからサポートしてくれるハウスメーカーも多いですが、メーカーや工務店を探すのと同時に土地も探しておくと効率が良いです。希望に合った土地が見つかったら、不動産会社と相談しながら土地を購入しておいても構いません。家づくりのイメージがより具体的になります。

ハウスメーカーや工務店は、複数社を比較して選ぶことが大切です。気になる業者が見つかったらカタログや見積もり・間取り図を請求して比較材料を集めましょう。

プランの決定と建築請負契約を結ぶ

比較して依頼するハウスメーカーが決まったら、担当者と相談しながら詳しいプランを決定しましょう。プランを決めたら、ハウスメーカーと建築請負契約を結びます。

一度契約を結んでしまうと解約は難しいので、トラブルを防ぐためにも疑問点は契約前に解消しておきましょう。

富士住建では資金計画から土地探しまでをサポートし、間取りプランに基づいて見積もりを作成したあとに契約を結ぶ流れです。

工事着工・竣工と引き渡し

住宅ローンの本審査を通過すると住宅の工事が始まりますが、着工から引き渡しまでは3~6ヵ月ほどかかります。複雑な構造の家を建てる場合や悪天候が続いた場合などは、さらに日数を要することもあるでしょう。

富士住建の場合は、住宅ローン審査通過後から引き渡しまでの流れは次のとおりです。

  • 地盤調査
  • 地鎮祭
  • 着工
  • 上棟式
  • 施主検査
  • 完成・引き渡し

必要な検査や調査・儀式も余さずおこなわれるので安心です。

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坪単価についてよくある質問

記事の終わりに、富士住建や坪単価についてよくある質問に答えました。家づくりやハウスメーカー選びに役立ててください。

ショールームは予約なしでも見学できる?

富士住建のショールームは原則予約制です。見学の流れは次のとおりです。

  • 公式サイトにアクセス
  • 公式サイトのメニューから「Showroom」を選ぶ
  • 「来場予約はこちら」を選ぶ
  • 専用フォームに必要事項を記入して送信
  • メールでの案内に従い、当日足を運んで見学

予約は1ヶ月先まで対応しており、前日でも15:00までなら予約を受け付けています。ショールームによってはイベントやプレゼントキャンペーンを実施しているため、候補のショールームをよく確認して予約をしましょう。

坪単価に含まれない費用は?

ハウスメーカーや工務店によって坪単価の算出方法は異なるので、どのような費用が含まれるかについてもまちまちです。一般的には、次の費用は坪単価に含まれないことが多いです。

  • 造作家具
  • オプションで申し込んだ工事の費用
  • 各種手数料・諸費用
  • 付帯工事費

家を建てるにあたって必要不可欠な費用や、ハウスメーカー側から設置をおすすめする設備などは、坪単価として含まれるケースが多いです。建てる土地の条件や申し込むオプションによって坪単価は大きく異なります。

坪単価が予算と見合わない場合でも家づくりはできる?

坪単価はあくまでも建築費用を考える目安です。坪単価を調べて予算に見合わないと思っても、土地の条件や建てる家に対する希望や要望によって、坪単価よりも安く建てられることも珍しくありません。

坪単価ばかりに気を取られずに、気になる業者があれば資料請求したりモデルハウスを訪れたりして、相談してみましょう。優良な業者なら、予算に合うように工夫したプランを提示してくれます。

坪単価はハウスメーカーや工務店の費用感を測るための目安として参考にしてください。

まとめ

富士住建の坪単価は平均69万円で、他のハウスメーカーや工務店と比べてローコストな家づくりが叶います。価格が安いだけでなく、完全自由設計の家づくりで希望を通しやすく、建物の品質や設備グレードが高いといったメリットもあります。

一方で、モデルハウスがなくショールームのみの展示であることや、標準設備が好みに合わない場合があるなど、デメリットもあります。

依頼するハウスメーカーや工務店は他の業者と比較して選びましょう。坪単価は明確な定義がなくあいまいな場合も多いです。費用感の目安として参考にし、資料を請求して担当者と相談しながら自分に合ったメーカーを選ぶことが大切です。

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※「マイナビニュース不動産査定」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
https://www.rosenka.nta.go.jp/
https://www.retpc.jp/chosa/reins/
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/02/2021-fudousan-anke-to.pdf


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この記事を書いた人

マイナビニュース不動産査定編集部は、家の売却、家づくり、リフォームなど不動産に関わる様々な情報をわかりやすくお届けします。

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