平屋の間取りおしゃれな成功例7選!平屋の間取り4パターンも解説

平屋建てのマイホームは、すべての生活空間がワンフロアに集約されるため、老若男女を問わず住みやすい住宅として人気が高まっています。しかし、2階建てと違い使えるスペースが限られるため、間取り決めで失敗したくないと悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、平屋の間取り4パターン(I型・L型・コ型・ロ型)の特徴と選び方から、おしゃれな間取り成功例7選、坪数別の費用相場、世帯構成別のおすすめ間取り、デザインのコツまで徹底解説します。

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  • 平屋の間取りはI型・L型・コ型・ロ型の4パターンに分類でき、それぞれ日当たり・風通し・プライバシー・コストに違いがあります。ライフスタイルと土地条件に合ったパターンを選ぶことが重要です。
  • 坪数の目安は一人暮らし15〜20坪、夫婦2人20〜28坪、ファミリー28〜35坪、二世帯40〜50坪。建築費用は坪単価40万〜100万円程度で、同面積なら2階建てより10〜20%高くなる傾向があります。
  • おしゃれな平屋にするには屋根形状・外壁素材・勾配天井・テラスの4つがカギ。間取りでは日当たり・風通し・動線・収納・プライバシー・防犯・将来のリフォームの7つを設計段階で検討しましょう。
目次

平屋の間取り4パターン|特徴と選び方

平屋の間取りは、建物の形状によって大きく4つのパターンに分けられます。それぞれ日当たり・風通し・プライバシー・コストに違いがあるため、自分のライフスタイルや土地の条件に合ったパターンを選ぶことが重要です。

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間取り型パターンI型(長方形型)
L型(L字型)
コ型(コの字型)
ロ型
(ロの字型・
コートハウス)
イメージ
特徴長方形のシンプルな間取り庭やデッキを建物でL型に囲んだ間取りコの字の形で庭を囲う間取りロの字で庭を完全に囲う間取り
メリット
  • 間取りの自由度が高い空間を広く使える効率の良い動線を作りやすい
  • 変形地でも建てやすい プライベート空間を確保できる風通し・日当たりが良い
  • 周囲からの視線を感じにくい全室の採光性・通気性が良い中庭を多様に活用できる
  • プライバシーを守れる完全プライベートの庭が持てるコミュニケーションが取りやすい
デメリット
  • プライベートを確保しづらい外観が単調になりやすい方角によって日当たりや風通しが異なる
  • I型と比べてコストがかかる部屋の配置パターンが限られる建ぺい率の制限で建てられない土地もある
  • 建築費用が高くなりやすい間取り設定に工夫が必要
  • 建築費用が高くなりやすい中庭からの採光が難しい部屋も出てくる
おすすめの人
  • 一体感のある間取りにしたい人自由に間取りを考えたい人
  • プライベートガーデンを楽しみたい人変形地を存分に有効活用したい人
  • 風通しの良い中庭が欲しい人中庭をビルトインガレージのように使いたい人
  • 外部からの視線を遮る中庭が欲しい人回遊可能な間取りにしたい人

上下に空間を分けずにワンフロアにすべてを集約する平屋は、間取り選びが過ごしやすさに直結します。それぞれのパターンの特徴を詳しく見ていきましょう。

I型(長方形型)

I型は最もシンプルな形状で、長方形の建物内にすべての部屋を配置するパターンです。構造がシンプルなため建築コストを抑えやすく、限られた予算でも平屋を実現しやすいのが最大のメリットです。

廊下や壁を最小限にすることで、リビングを中心とした開放的な間取りを作りやすく、家族の一体感を重視する方に向いています。一方で、すべての部屋が同じ建物内に一列に並ぶため、プライバシーの確保には間取りの工夫が必要です。

L型(L字型)

L型は、建物をL字に配置することで庭やデッキを囲むように設計するパターンです。LDKと寝室・個室をL字の縦横で分けられるため、パブリック空間とプライベート空間を自然に区切れます。

変形地や旗竿地など、長方形の建物が建てにくい土地にも対応しやすいのがメリットです。ただし、I型と比べると外壁面積が増えるため、建築コストはやや高くなります。

コ型(コの字型)

コ型は、建物をコの字に配置して三方から庭を囲むパターンです。中庭を設けることで、すべての部屋に自然光と風を取り込みやすくなります。

中庭はウッドデッキやビルトインガレージ、子どもの遊び場など多様な使い方ができ、外部からの視線を気にせずプライベートな屋外空間を楽しめます。一方で、30坪以上の広い土地が必要になるケースが多く、建築費用もI型やL型より高くなる傾向があります。

ロ型(ロの字型・コートハウス)

ロ型は、建物で庭を完全に囲む「コートハウス」とも呼ばれるパターンです。中庭が完全にプライベートな空間となり、住宅密集地でもカーテンを開けたまま過ごせる開放感が魅力です。

建物の中を回遊できる動線が作れるため、家事効率が上がるメリットもあります。ただし、4パターンの中で建築費用が最も高く、35坪以上の広い土地が必要です。中庭に面する廊下やガラス面が増えるため、断熱性能にも注意が必要です。

【パターン別】平屋のおしゃれな間取り成功例7選

ここでは、4パターン別におしゃれな平屋の間取り成功例を7つ紹介します。それぞれの間取りのポイントと、どのような暮らしに向いているかを解説します。

【I型】3LDKのファミリー向け間取り例

壁や廊下を少なくし、開口部の大きな開放的なリビングが魅力の間取りです。I型のメリットである広さの調整のしやすさを活かし、ファミリー向けの3LDKを実現しています。

  • 参考坪数: 30〜35坪
  • おしゃれポイント: リビングからつながるウッドデッキで室内外の一体感を演出。大きな窓から自然光を取り込む開放的な設計
  • 向いている人: 子育てファミリー、リビング中心の暮らしを重視する方

【I型】老後や二人暮らし向け間取り例

一人暮らしや二人暮らしに向いた、コンパクトな間取りです。リビングを中心に配置し、トイレ・浴室・寝室への距離を短くした無駄のない動線が特徴です。

  • 参考坪数: 20〜25坪
  • おしゃれポイント: コンパクトながらも広がりを感じるLDK。引き戸を活用して開放感と個室感を両立
  • 向いている人: 夫婦2人暮らし、老後の住み替えを検討している方

【I型】ロフトを趣味や仕事に使える間取り例

平屋の3LDKに、2階建てのような使い方ができるロフトを設けた間取りです。リビングとつながるロフトは閉塞感がなく、家族の様子を確認しながら作業できます。

  • 参考坪数: 28〜32坪(+ロフト)
  • おしゃれポイント: 勾配天井を活かしたロフト空間で、平屋ならではの開放感と2階建ての機能性を両立
  • 向いている人: 在宅ワークスペースが必要な方、趣味部屋が欲しい方

【L型】プライベート空間もかなえる間取り例

プライベート空間もかなえる間取り例

※画像引用元:HOME4U家づくりのとびら【平屋の間取り】おしゃれパターン6例!形状・部屋数(LDK)・坪数別にわかる

開放的でありながらプライベートにも配慮したL型の間取りです。L字の縦横で空間を分け、主寝室とLDKを別エリアとして使えるのが特徴です。

  • 参考坪数: 30〜35坪
  • おしゃれポイント: L字の内側にプライベートガーデンを配置し、リビングから庭の景色を楽しめる設計
  • 向いている人: パブリック空間とプライベート空間を分けたい方、庭を楽しみたい方

【コ型】家族が集まるLDKの間取り例

コの字で囲んだ中庭を中心に、周囲からの視線を遮りながらプライベートな空間を確保できる間取りです。広めのウッドデッキをセカンドリビングとしても活用できます。

  • 参考坪数: 35〜40坪
  • おしゃれポイント: 中庭のウッドデッキがLDKと一体化し、屋内外の境界を曖昧にするモダンな設計
  • 向いている人: 中庭のある暮らしに憧れる方、アウトドアリビングを楽しみたい方

【コ型】バリアフリーで二世帯でも安心の間取り例

生活空間を左右で分けた二世帯住宅のコ型の間取りです。世帯ごとにキッチン・トイレ・浴室などの水回りを設け、玄関ホールを中心に生活空間を明確に分離しています。

  • 参考坪数: 40〜50坪
  • おしゃれポイント: 中庭を共有スペースとして活用し、適度な距離感と交流を両立。バリアフリー設計で全世代が安心して暮らせる
  • 向いている人: 二世帯住宅を検討している方、親世帯の介護を見据えている方

【ロ型】中庭・サンルーム付きの広々した間取り例

建物に完全に囲まれた中庭がある、ロ型の間取りです。外の空気や光を取り入れながらプライバシーを保てる中庭は、子どもの遊び場やアウトドアリビングなど、さまざまな使い方が可能です。

  • 参考坪数: 40〜50坪
  • おしゃれポイント: 中庭に面したサンルームで、天候を気にせず自然光の中でくつろげる空間を実現。回遊動線で家事効率もアップ
  • 向いている人: プライバシーを重視する方、中庭のある暮らしを楽しみたい方

平屋だけでなく、他のハウスメーカーが気になる人、詳しく比較したい人は以下の記事を参考にしてください。

【坪数別】平屋の広さ目安と費用相場

平屋を建てる際は、「どのくらいの広さが必要か」を把握することが重要です。坪数別の間取りの目安と建築費用の相場を紹介します。

20坪の平屋

項目内容
間取り目安1LDK〜2LDK
向いている世帯一人暮らし、夫婦2人
おすすめパターンI型
建築費用の目安800万〜2,000万円

20坪の平屋は約66m²で、1LDKなら広々、2LDKならコンパクトに収まる広さです。廊下をなくしてリビングを中心に各部屋を配置すると、限られたスペースを最大限に活用できます。

国土交通省の「住生活基本計画」では、2人世帯の誘導居住面積水準は75m²(約23坪)とされています。20坪はやや狭めのため、収納スペースの工夫が重要です。

25坪の平屋

項目内容
間取り目安2LDK〜3LDK
向いている世帯夫婦2人、夫婦+子ども1人
おすすめパターンI型、L型
建築費用の目安1,000万〜2,500万円

25坪(約83m²)は、2LDKで余裕のある暮らし、3LDKならコンパクトにまとまる広さです。子ども部屋を1室設けることも可能で、将来的に部屋を仕切れるようにしておくと柔軟に対応できます。

30坪の平屋

項目内容
間取り目安3LDK〜4LDK
向いている世帯夫婦+子ども1〜2人
おすすめパターンI型、L型、コ型
建築費用の目安1,200万〜3,500万円

30坪(約99m²)は平屋の中でも人気の広さで、3LDKならゆとりのある間取りが実現できます。LDKを18〜20畳程度確保しつつ、各個室6畳と収納スペースを配置可能です。

ウォークインクローゼットやパントリーなど、収納を充実させることで生活空間をすっきり保てます。

35坪の平屋

項目内容
間取り目安3LDK〜4LDK(ゆとりあり)
向いている世帯夫婦+子ども2〜3人
おすすめパターンL型、コ型、ロ型
建築費用の目安1,400万〜4,000万円

35坪(約116m²)なら、4LDKでも各部屋にゆとりを持たせた間取りが可能です。中庭を設けたコ型やロ型のレイアウトにも対応でき、家族の人数が多い世帯にも適しています。

書斎やファミリークローゼットなど、プラスアルファの空間を設けることもできます。

40坪の平屋

項目内容
間取り目安4LDK〜5LDK
向いている世帯大家族、二世帯
おすすめパターンコ型、ロ型
建築費用の目安1,600万〜5,000万円

40坪(約132m²)は広々とした平屋を実現できる広さで、二世帯住宅やホームオフィスのある間取りにも対応可能です。ロ型で中庭を囲む贅沢なレイアウトも十分に実現できます。

ただし、40坪以上の平屋は広い土地(建ぺい率60%の場合、約67坪の土地が必要)が求められるため、土地の確保が課題になるケースがあります。

坪数別の費用相場まとめ

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坪数ローコスト住宅ミドルグレード住宅ハイグレード住宅
20坪800万〜1,200万円1,200万〜1,600万円1,600万〜2,000万円
25坪1,000万〜1,500万円1,500万〜2,000万円2,000万〜2,500万円
30坪1,200万〜1,800万円1,800万〜2,500万円2,500万〜3,500万円
35坪1,400万〜2,100万円2,100万〜3,000万円3,000万〜4,000万円
40坪1,600万〜2,400万円2,400万〜3,500万円3,500万〜5,000万円

※坪単価の目安: ローコスト住宅40万〜60万円、ミドルグレード60万〜80万円、ハイグレード80万〜100万円超。付帯工事費・諸費用は含まれていません。

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【世帯構成別】おすすめの平屋の間取りと広さ

平屋の間取りは、住む人の世帯構成によって最適な広さやレイアウトが異なります。ここでは5つの世帯構成別に、おすすめの間取りと広さの目安を紹介します。

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世帯構成おすすめ坪数おすすめ間取りおすすめパターン押さえるべきポイント
一人暮らし15〜20坪1LDK〜2LDKI型コンパクトな動線、収納の充実、防犯対策
夫婦2人20〜28坪2LDKI型、L型各自の個室やワークスペース確保、将来の介護動線
子育てファミリー28〜35坪3LDK〜4LDKI型、L型、コ型子どもの見守りがしやすいLDK、可変性のある子ども部屋
二世帯40〜50坪4LDK〜5LDKコ型、ロ型世帯ごとの水回り、共有空間と独立空間のバランス
老後・シニア20〜30坪1LDK〜3LDKI型バリアフリー設計、ヒートショック対策、コンパクトな動線

一人暮らし向け

一人暮らしで平屋を選ぶ人が増えています。15〜20坪の1LDKなら、広々としたリビングと寝室を確保しつつ、家事動線をコンパクトにまとめられます。

  • 間取りのコツ: 廊下をなくしてリビングを中心に各スペースを配置。玄関からリビングへの動線を短くする
  • 注意点: 1階のみの生活となるため防犯対策は必須。人感センサー付きライトや防犯カメラの設置を検討する

夫婦2人暮らし向け

夫婦2人なら20〜28坪の2LDKがおすすめです。リビングのほかに夫婦それぞれの個室(書斎・趣味部屋)を確保でき、来客時の客間としても活用できます。

  • 間取りのコツ: 将来の介護や車いす利用を見据えて、廊下幅を90cm以上確保。引き戸を採用すると開閉スペースを節約できる
  • 注意点: 老後を見据える場合、寝室からトイレ・浴室までの動線を短くし、段差をなくすバリアフリー設計にする

子育てファミリー向け

子育て世代には28〜35坪の3LDK〜4LDKがおすすめです。LDKから子ども部屋や庭が見渡せる間取りにすると、家事をしながら子どもの様子を確認できます。

  • 間取りのコツ: 子ども部屋は成長に合わせて仕切れる「可変型」にする。キッチンは対面式にして、料理中も子どもを見守れるようにする
  • 注意点: 子どもの成長とともに個室が必要になるため、将来の部屋数を見越した設計が重要

二世帯向け

二世帯住宅の平屋には40〜50坪が必要です。コ型やロ型にすると、世帯ごとの生活空間を自然に分離しながら、中庭を共有スペースとして活用できます。

  • 間取りのコツ: 世帯ごとに玄関・キッチン・浴室・トイレを設置。中庭や共有リビングで適度な交流が生まれる設計にする
  • 注意点: 水回りを2セット設けるため建築費用が高くなる。事前に費用シミュレーションを行う

老後・シニア向け

老後の住み替えやリタイア後の暮らしには、20〜30坪のコンパクトな平屋が最適です。バリアフリー設計を徹底し、将来の介護にも対応できる間取りにしましょう。

  • 間取りのコツ: 玄関にスロープを設置、室内の段差をゼロにする。寝室の隣にトイレを配置し、夜間の移動距離を最小限にする
  • 注意点: ヒートショック対策として全館暖房や脱衣所の暖房設備を検討する。手すりの後付けに備えて壁に下地を入れておくと安心

おしゃれな平屋にするデザインの5つのコツ

平屋は屋根や外壁の見える面積が大きいため、デザインの工夫次第で印象が大きく変わります。おしゃれな平屋を実現するための5つのコツを紹介します。

1. 屋根の形状にこだわる

屋根は平屋の外観を決める最も重要な要素です。主な屋根の形状と、それぞれの特徴は以下の通りです。

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屋根の形状特徴与える印象
片流れ屋根一方向に傾斜した屋根。太陽光パネルの設置にも向くモダン・スタイリッシュ
切妻屋根三角形の定番の屋根。雨漏りリスクが低いクラシック・安定感
寄棟屋根四方向に傾斜した屋根。風に強い落ち着き・高級感
陸屋根フラットな屋根。屋上を活用できるモダン・シンプル

片流れ屋根は近年の平屋で人気が高く、モダンな印象を与えます。勾配天井と組み合わせると、室内に高さと開放感が生まれます。

2. 外壁の素材と色で差をつける

平屋は外壁の面積が大きいため、素材選びがデザインを左右します。

  • ガルバリウム鋼板: マットな質感でモダンな印象。メンテナンスが楽で耐久性も高い
  • 塗り壁(左官仕上げ): 温かみのあるナチュラルな印象。和モダンにも合う
  • 木材(板張り): 自然素材ならではの風合い。部分使いでアクセントにするのがおすすめ
  • タイル外壁: 高級感があり耐久性に優れる。メンテナンスフリーのものも

異なる素材を組み合わせる「張り分け」をすると、外観にメリハリが生まれておしゃれな印象になります。

3. 勾配天井・ロフトで立体感を出す

平屋は天井高が均一になりがちですが、勾配天井(傾斜天井)を取り入れると縦の広がりが生まれ、実際の面積以上の開放感を得られます。

  • リビングに勾配天井を採用し、最も高い部分を3.5m以上にすると開放感が大きく変わる
  • 勾配天井の高い部分にロフトを設け、書斎や趣味スペースとして活用する
  • 天井の高さの変化で空間にメリハリをつけ、低い部分は落ち着いた雰囲気、高い部分は開放的な雰囲気に

4. テラス・ウッドデッキで室内外をつなぐ

平屋の大きな魅力は、リビングと庭が同じフロアでつながることです。テラスやウッドデッキを設けると、室内と屋外の境界が曖昧になり、暮らしの空間が広がります。

  • LDKの床とウッドデッキの高さを揃えて、フラットにつなげる
  • 軒を深く出して、雨の日でもデッキで過ごせるようにする
  • デッキにアウトドアファニチャーを置いて「セカンドリビング」として活用する

5. 窓の配置で光と影を演出する

平屋は2階建てに比べて隣家の影響を受けやすいため、窓の配置と種類が重要です。

  • ハイサイドライト(高窓): 壁の高い位置に設ける窓。プライバシーを保ちながら自然光を取り込める
  • スリット窓: 細長い窓を複数並べて、光の筋を室内に取り込む演出ができる
  • 大開口窓: リビングから庭へ開放的につなげる。フルオープンサッシなら壁一面を開口にできる
  • 天窓(トップライト): 屋根に設ける窓で、建築基準法上は壁面の窓の3倍の採光面積として算定される

平屋だけでなく、他のハウスメーカーが気になる人、詳しく比較したい人は以下の記事を参考にしてください。

平屋の間取りで失敗しないための7つのポイント

平屋は2階建てと異なるポイントがあります。以下の7つを押さえて、後悔のない間取りを設計しましょう。

1. 日当たりをシミュレーションする

平屋は2階がないため、隣家や周囲の建物の影響を受けやすくなります。建築前に日当たりのシミュレーションを行い、季節ごとの日照条件を確認しましょう。

  • 南向きにLDKを配置するのが基本。ただし周囲に高い建物がある場合は東向きも検討
  • 天窓やハイサイドライトで、壁面からの採光が難しい部屋にも光を取り入れる
  • 中庭を設けると、建物の中心部にも自然光が届く

2. 風通しの良い設計にする

平屋は建物の面積が広くなるため、建物の中心部は風が通りにくくなりがちです。

  • 対角線上に窓を配置: 風の入口と出口を対角に設けると、効率的に風が流れる
  • 高低差を利用した換気: 低い位置から冷たい空気を取り込み、高い位置から暖かい空気を排出する「温度差換気」が有効
  • 中庭を風の通り道にする: コ型やロ型の中庭が空気の循環を促進する

3. 生活動線・家事動線を短くする

平屋の最大のメリットは、ワンフロアで生活が完結することです。このメリットを最大限に活かすには、動線設計が重要です。

  • 回遊動線: キッチン→洗面所→浴室→ランドリー→クローゼットを一筆書きでつなぐと家事効率が大幅にアップ
  • キッチンを家の中心に配置: 料理をしながらリビング・庭・子ども部屋を見渡せる位置が理想
  • 玄関からLDKへの最短動線: 帰宅時の動線を短くし、コートやカバンの収納場所を動線上に配置する

4. 収納スペースを十分に確保する

平屋は2階がない分、延床面積に対して収納スペースが不足しがちです。

  • 延床面積の10〜15%を収納に充てるのが理想(30坪なら3〜4.5坪分)
  • ウォークインクローゼットやパントリーで「まとめて収納」する
  • 廊下や階段下(ロフト下)のデッドスペースを活用する
  • 各部屋にクローゼットを設けるだけでなく、ファミリークローゼットを設置すると洗濯〜収納の動線が短くなる

5. プライバシーを確保する

平屋は通行人や隣家からの視線が気になりやすい住宅タイプです。

  • 外構計画でカバー: 植栽やフェンスで道路からの視線を遮る
  • 窓の位置と種類を工夫: 通り側にはハイサイドライトやスリット窓を採用し、庭側に大開口窓を設ける
  • 中庭を活用: コ型やロ型にして、プライベートな屋外空間を確保する
  • 部屋の配置: 寝室やプライベートルームは道路から離れた位置に配置する

6. 防犯対策を講じる

平屋はすべての窓が1階にあるため、2階建てと比べて侵入されやすいリスクがあります。

  • 人感センサー付きのライトを建物周囲に設置する
  • 窓に防犯ガラスや補助錠を取り付ける
  • 見通しの良い外構にして死角を減らす
  • ホームセキュリティシステムの導入を検討する

7. 将来のリフォームを見据える

平屋は構造がシンプルなため、将来のリフォームがしやすいメリットがあります。設計段階から将来の変化を見据えておくと、リフォーム時のコストを抑えられます。

  • 子ども部屋は可動間仕切りにして、将来1部屋に戻せるようにする
  • 水回りの配管位置を集約し、将来の増改築に備える
  • バリアフリーへの変更を見越して、引き戸や広めの廊下を採用する

平屋を選ぶメリット・デメリット

平屋の間取りを検討する前に、そもそも平屋にどんなメリット・デメリットがあるのかを確認しましょう。

メリット

  • バリアフリーに対応しやすい: 階段がないため、高齢者や小さな子どもも安全に暮らせる
  • 家族のコミュニケーションが取りやすい: ワンフロアで家族の気配を常に感じられる
  • 家事動線が効率的: 上下移動がなく、洗濯・料理・掃除の動線をコンパクトにまとめられる
  • メンテナンスコストが抑えやすい: 外壁塗装や屋根修理の際に足場が低く、費用を抑えやすい
  • 地震・台風に強い: 重心が低く、構造的に安定しているため自然災害に強い
  • 庭とのつながりが楽しめる: リビングから直接庭やテラスに出られる一体感のある暮らしが実現できる

デメリット

  • 広い土地が必要: 2階建てと同じ床面積を確保するには、約2倍の敷地面積が必要
  • 坪単価が高くなりやすい: 基礎面積と屋根面積が2階建てより大きくなるため、坪単価が10〜20%程度高くなる傾向がある
  • 日当たり・風通しに工夫が必要: 周囲の建物の影響を受けやすく、採光・通風の設計が重要
  • プライバシーの確保が難しい: すべての部屋が1階にあるため、通行人や隣家からの視線対策が必要
  • 水害リスクがある: 2階がないため、浸水時の避難場所がない。ハザードマップの確認が必須
  • 防犯面の配慮が必要: 窓がすべて1階にあるため、防犯対策をしっかり行う必要がある

平屋だけでなく、他のハウスメーカーが気になる人、詳しく比較したい人は以下の記事を参考にしてください。

平屋の間取りに関するよくある質問

平屋は一人暮らしに向いている?

平屋は一人暮らしにも適しています。上下の移動がなく家事動線をコンパクトにまとめやすいため、効率的な暮らしが実現できます。15〜20坪の1LDKなら、広々としたリビングと寝室を確保しつつ、建築費用も抑えられます。

ただし、1階のみの生活になるため防犯対策は必須です。人感センサーライトや防犯カメラの設置、窓の防犯ガラス採用などを検討しましょう。

老後に合った平屋の建て方は?

老後の生活拠点として平屋を建てるなら、バリアフリー設計を徹底しましょう。夫婦2人なら20坪程度でも十分ですが、ゆとりを持つなら25〜30坪がおすすめです。

押さえるべきポイントは以下の通りです。

  • 玄関や室内の段差をゼロにし、必要に応じてスロープを設置する
  • 廊下幅を90cm以上確保し、車いすでも移動できるようにする
  • 寝室の隣にトイレを配置し、夜間の移動距離を最小限にする
  • 浴室には手すりを設置し、滑りにくい床材を採用する
  • ヒートショック対策として、脱衣所やトイレに暖房設備を設ける

おしゃれな平屋の建て方は?

おしゃれな平屋を建てるには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 屋根の形状: 片流れ屋根や緩勾配の寄棟屋根でスタイリッシュな外観に
  • 外壁の素材: ガルバリウム鋼板+木材の張り分けでモダンな印象に
  • 勾配天井: リビングに勾配天井を採用し、高さと開放感を演出
  • テラス・ウッドデッキ: LDKとフラットにつなげて、室内外の一体感を出す
  • 植栽計画: 建物と一体化した緑の配置で、外観の印象が大きく変わる

平屋は2階建てより建築費用が高い?

同じ延床面積で比較すると、平屋は2階建てより坪単価が10〜20%程度高くなる傾向があります。平屋は基礎面積と屋根面積が2階建てよりも大きくなるためです。

ただし、平屋は階段スペース(約2畳分)が不要なため、同じ居住面積を確保する場合は延床面積を抑えられます。また、メンテナンスコスト(外壁塗装の足場費用など)は2階建てより安く済むため、長期的なトータルコストでは大差がないケースもあります。

何坪あれば3LDKの平屋が建てられる?

3LDKの平屋を建てるには、最低25坪(約83m²)が目安です。ただし、ゆとりのある暮らしを実現するなら28〜32坪程度がおすすめです。

各部屋の広さの目安は以下の通りです。

  • LDK: 16〜20畳
  • 主寝室: 6〜8畳
  • 子ども部屋×2: 各4.5〜6畳
  • 収納・水回り・廊下: 5〜8坪

平屋に向いた土地の条件は?

平屋を建てるのに適した土地には、以下の条件があります。

  • 十分な広さ: 30坪の平屋を建てる場合、建ぺい率60%の地域なら50坪以上の土地が必要
  • 周囲に高い建物が少ない: 日当たりと風通しを確保しやすい
  • 浸水リスクが低い: 平屋は2階がないため、水害時の避難場所がない。ハザードマップで浸水リスクを必ず確認する
  • 建ぺい率が高い地域: 建ぺい率が低い地域では、希望の広さの平屋が建てられない場合がある
  • 整形地であること: I型なら長方形の土地、L型なら変形地にも対応可能

まとめ

平屋の間取りを考える際のポイントをまとめます。

  • 間取りは4パターン(I型・L型・コ型・ロ型)から、ライフスタイルと土地の条件に合ったものを選ぶ
  • 坪数の目安は、一人暮らし15〜20坪、夫婦2人20〜28坪、ファミリー28〜35坪、二世帯40〜50坪
  • おしゃれな平屋にするには、屋根形状・外壁素材・勾配天井・テラスの4つがカギ
  • 間取りで失敗しないために、日当たり・風通し・動線・収納・プライバシー・防犯・将来のリフォームの7つを設計段階で検討する
  • 費用は坪単価40万〜100万円程度で、同じ面積なら2階建てより10〜20%高くなる傾向がある
  • 平屋のメリットは、バリアフリー・家族のコミュニケーション・メンテナンスコスト削減・耐震性

まずは複数のハウスメーカーからカタログを取り寄せ、平屋の間取りプランと費用感を比較してみましょう。

平屋だけでなく、他のハウスメーカーが気になる人、詳しく比較したい人は以下の記事を参考にしてください。

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https://www.rosenka.nta.go.jp/
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