マツダ新型「CX-5」のインテリアはシンプルかつクリーンな印象。すっきりしていて広く、居心地がいい空間なのだが、こってりとした装飾やピカピカしたメッキがないので、わかりやすい豪華さには欠けるかもしれない。そのあたり、開発主査を務める山口浩一郎さんの考えは?
エアコン吹き出し口を背景化
新型CX-5のインテリアはマツダらしい「走る歓び」を感じるコックピットとリラックスできる空間の両立がテーマ。旧型に比べ全長とホイールベースが大幅に拡大していて、後席のヘッドクリアランスは旧型に比べ29mm、ひざ前のスペースは同64mm、リアの開口は70mm広くなっている。荷室は奥行きが45mm伸びており、ベビーカーを縦方向に積めるようになった(旧型は横でしか積めなかった)そうだ。
インテリアデザインはシンプルかつクリーンだ。オプションの「シートカラ―/インテリアコーディネーション」(レザースポーツタン)を装着した最上級グレード「L」に乗っても、写真の通り上品にまとまっていて、ゴテゴテした装飾は皆無。さわやかな気分だが、ひょっとすると物足りないと思う人もいるかもしれない。
そのあたりについて、開発主査の山口浩一郎さんの考えは?
「現行車(旧型CX-5)は(インパネの)真ん中に大きな吹き出し口があり、それが目立つのでメッキを付けたくなる(立派に見せたくなる)んですが、新型は当初から、吹き出し口を背景化して、ほかの部分を目立たせようという構想がありました。シンプル、クリーンで心地よく、更には機能的で使いやすいインテリアを目指したのですが、そこにメッキは、あまり必要ではなかったんです」
もっと手の込んだインテリアデザインが好きな人には「CX-60」という選択肢がある。新型CX-5はマツダ車ラインアップの中で、CX-60とうまく住み分けている印象だ。
もっというと、今までのマツダ車とは車内のテイストが異なるクルマに仕上がっていると思う。そのあたりについてチーフデザイナーの椿貴紀さんは、「キャラクターを変えてみたい、という思いがありました。その分、センターディスプレイを含めたモダンさではメリットがありますので、ライフスタイルに合わせて選んでいただけるのではないかと考えています」
シートカラーの基本は黒。グレードによって素材が変わる。「レザースポーツタン」「ピュアホワイト/ブラック」はオプションだ。
画面が大型化! 使いやすくて見やすい
新型CX-5のセンターディスプレイは、これまでのマツダ車が搭載していた横に細長い画面とは大きく印象が異なる。試乗してみた印象として、見やすいのは確かだ。ほかのブランドのクルマと似てしまったということで、ちょっと残念に思うマツダファンも、もしかしたらいるのかもしれない。
センターディスプレイの大きさは最上級グレード「L」が15.6インチ、その他のグレードが12.9インチ。大きい方は装着位置を少し助手席側にオフセットしてあり、小さい方はより中央にくるそうだ。そこの見栄えを考慮して、あえて最上級グレードを選ばないという判断もありだ。























































