日本HPは20日、デタッチャブルタイプのコンパクトな10.1型2in1 PC「HP Pavilion x2 10-n100」シリーズを発表した。直販サイト限定の「HP Directplus」モデルと量販店向けのモデルに、それぞれブリザードホワイトとサンセットレッドの2色を用意。販売は11月中旬からで、「HP Directplus」モデルの直販価格は税別59,800円から。量販店モデルの店頭予想価格が税別65,000円前後の見込み。
「HP Directplus」モデル
HP Pavilion x2 10-n100は、液晶ディスプレイ部分(PC本体)をキーボードから取り外すことで、タブレットとしても利用できる2in1 PC。タブレットとクラムシェルスタイルのほか、液晶ディスプレイの向きを変えてキーボードに取り付けることで、画面を相手に見せるスタンドモードやキーボード部分をスタンドとして使うテントモードなど、さまざまなスタイルで使える。
2015年夏モデルとの違いは、OSとCPU、無線LANがアップグレードしている点。OSはWindows 10 Home 64 bitを採用し、本体をキーボードから取り外すと自動的にWindows 10のタブレットモードへ移行するContinuum機能に対応した。CPUは2015年夏モデルで使われていたBay Trail世代のAtomからCherry Trail世代のAtom x5に変わったことで、グラフィックス性能が約25%向上。無線LANは新たに5GHz帯の11a/nおよび11acに対応した。
ラインナップとしては、商用利用不可のOffice Mobile搭載モデルと、商用利用が可能なOffice MobileプラスOffice 365サービス搭載モデルの2種類が用意されている。そのほかの仕様は共通で、CPUがIntel Atom x5-Z8300(1.44GHz)、メモリがDDR3L 2GB(オンボード)、ストレージが64GBフラッシュメモリ(eMMC)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが10.1型ワイド(1,280×800ドット、IPS、光沢)。光学ドライブは搭載せず、OSはWindows 10 Home 64bit版。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0に対応。主なインタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0 Type-C×1(充電兼用)、microHDMI×1、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、約92万画素のWebカメラなど。センサー類として、加速度、ジャイロスコープ、デジタルコンパス、周辺光を内蔵しているほか、液晶ディスプレイの両側にはB&O Playデュアルスピーカーを配置。本体サイズおよび重量は、タブレット時で約W265×D175×H10mm/約595g、キーボードドック接続時で約W265×D183×H16.7~20mm/約1.15kg。バッテリ駆動時間は約9時間30分(動画再生時)。
量販店モデル
量販店モデルは上記「HP Directplus」モデルと仕様は同じで、オフィスソフトとして商用利用可能なOffice MobileプラスOffice 365サービスがプリインストールされている。