お風呂排水口のカバーと蓋は違うの?
この記事内において、お風呂排水口のカバーとは、髪の毛キャッチャーで洗って使い続けられるものを指すことにします。
ここではそのカバーの素材と選び方や、製品の紹介をしています。
「お風呂排水口カバー」と言っても、人やメーカーによって解釈が同じではありません。
日本の多くのユニットバスの排水口は、ちょっと複雑な構造です。
床より窪んだ箱のような空間の底に、目皿を乗せた排水口があります。
その空間を塞いで床と同じ高さにするために、蓋がかぶさっている状態です。
その蓋のこともカバーと呼ばれることが多いです。
その箱のフタのような蓋(=カバー)についてはここでは紹介していないので、この記事の続きを読まなくてOKです。
掃除が大変な蓋は必要ではない、という視点もあるので、興味があれば別記事を読んでみてくださいね。
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お風呂排水口カバーの選び方
お風呂の排水口のカバーは3つの要素で選びます。
- サイズ
- 素材
- 機能
サイズは変えようがなく、ただ測るだけなので、ここでは素材と機能について解説していきます。
お風呂排水口のカバーは、サイズさえ合えば、素材と機能・性能の兼ね合いです。
自分にとっての優先度を考慮して選んでくださいね。
それでは、まずは素材から解説します。
お風呂排水口カバーの素材の種類とメリット・デメリット
お風呂排水口の素材は、大別すると次の種類があります。
- プラスチック・ゴム・ビニール系
- シリコーン製
- 銅製
- ステンレス製
それぞれのメリット、デメリットを見ていきます。
プラスチック・ゴム・ビニール系
メリット
プラスチック、ゴム、ビニール系やその合成素材のお風呂用排水口カバーは、圧倒的に品揃えが豊富で安価です。
多くのサイズやカラーがあるので、お風呂の排水口にフィットするものを簡単に見つけることが可能。
デメリット
汚れやすく、掃除が大変。
劣化もしやすく、ある程度経つと買い替える必要があります。
シリコーン製
メリット
シリコーン製のお風呂用排水口カバーも、ある程度はサイズやカラーが揃っています。
プラスチック、ゴム、ビニール系のものよりは丈夫なものが多いです。
機能を考慮せずに、素材だけをみて選ぶのであれば、金属製以外の素材の中でシリコーンがおすすめです。
デメリット
金属製以外の素材の中ではいいものの、掃除がある程度大変で、劣化もします。
銅製
メリット
銅は、菌や臭いを防ぐの殺菌作用がある性質を持っています。
そのため、銅製のお風呂用排水口カバーは、ぬめりや汚れが付きにくく、一枚板にパンチングしたものであれば掃除が簡単で丈夫です。
デメリット
銅製のお風呂用排水口カバーは一番高価です。
銅の性質上、緑色に変色したり、時間が経過すると黒ずんできたりするのも難点です。
十円玉と同じですね。
性能的にはさほど問題はないのですが、見た目があまり美しくなくなります。
ステンレス製
メリット
銅製のお風呂用排水口カバーは、ぬめりや汚れが付きにくく、一枚板にパンチングしたものであれば掃除が簡単です。
圧倒的に丈夫で、劣化しにくいです。
デメリット
ステンレス製のお風呂用排水口カバーのデメリットは、金属ワイヤーを籠のように編んで作られたものは、汚れが付きやすく、掃除が大変なことです。
一枚板にパンチングしたものであれば、デメリットはないと言っても過言ではありません。
以上で紹介したお風呂用排水口カバーの素材の中での一押しは、ステンレス製です。
お風呂排水口カバーの機能・加工の種類
お風呂排水口カバーには、次のような機能や特殊加工をしたものがあります。
- ゴミをカバーの中央に集める機能
- 髪の毛キャッチと栓の両方の役割をもつ機能
- 抗菌加工
- 一枚板のパンチング
それぞれ、見ていきます。
ゴミをカバーの中央に集める機能
水の流れの勢いを利用して、髪の毛やホコリを中心に集められる機能。
プラスチック、ビニール系の素材のお風呂排水口カバーに、この機能をもつ製品があります。
髪の毛キャッチと栓の両方の役割をもつ機能
中央部分を押すだけで、髪の毛キャッチと水をせき止める栓の役割を切り替えられる機能。
シリコーン製の素材のお風呂排水口カバーに、この機能をもつ製品があります。
水をせき止めて、頻繁に床掃除をしたい場合に便利です。
抗菌加工
抗菌加工とは、汚れや菌が付きにくいようにするものです。
お風呂排水口カバーにおすすめの加工です。
素材自体に練りこんであるもの、素材にコーティングするものがあります。
銅のようにもともと抗菌性質が備わっているものもあります。
一枚板のパンチング
ここでいうパンチングとは、一枚の金属板に穴を開けたもの。
パンチングのお風呂排水口カバーは汚れが付きにくく、掃除がしやすいです。
同じステンレス製や銅製でも、網ざるのように、金属ワイヤーを籠のように編んで作られたものは、汚れが付きやすく、掃除が大変なので避けたほうがいいでしょう。
いろいろあって迷ったら、ステンレス製でパンチングのお風呂排水口カバーを選択することをおすすめします。
以上、お風呂排水口カバーの素材、機能・加工について解説しました。
それでは、具体的なお風呂排水口カバーのおすすめ製品を紹介していきます。
【プラスチック・ゴム・ビニル系】お風呂排水口カバー
プラスチック、ゴム、ビニール系の素材のお風呂排水口カバーは、正直言ってあまりおすすめではありません。
ですが、その素材の良し悪しを無視してでも、いい機能を持つお風呂排水口カバーを紹介します。
レック
中央に集められた髪の毛をちょとつまむだけで、簡単に捨てることができる便利なお風呂排水口カバーです。
ちょっと変わった形をした渦巻き状の山のような部分があります。
そこで排水口に流れてくる水が渦巻いて、髪の毛やホコリを中央にくるくるとまとめてくれる優れた機能が備わっています。
【メーカー】レック
【対応サイズ】9.5〜10.9 cm
【素材】ポリプロピレン
【シリコーン製】お風呂排水口カバー
シリコン製のお風呂排水口カバーはシンプルなものがたくさん出回っています。
ここでは、髪の毛キャッチと水をせき止めて蓋の役割も果たす二つの機能を持ったものをチョイスしました。
umbra
中央をワンプッシュするだけで、髪の毛キャッチと栓の切り替えが可能。
開いた状態の時には、隙間に付いている格子が、ある程度髪の毛をキャッチしてくれます。
【ブランド】umbra
【対応サイズ】直径10 cm
【素材】シリコン
【カラー】ホワイト、サーフブルー
【銅製】お風呂排水口カバー
銅製のお風呂用排水口カバーでパンチングのものを集めました。
見た目の緑化や黒ずみ化は気になるものの、抗菌作用があるのはいいですね。
カクダイ
【メーカー】カクダイ
【サイズ】102 cm
【素材】銅
佐野機工
【メーカー】佐野機工
【サイズ】10〜10.6 cm
【素材】銅
SANEI
【メーカー】SANEI
【サイズ】102 cm
【素材】銅
【ステンレス製】お風呂排水口カバー
楽天市場やアマゾンのお風呂排水口カバーのランキング上位を独占しているのが、パンチングをしたステンレス製のお風呂排水口カバーです。
ステンレス製がいかに支持されているかが伺えます。
迷ったらステンレスのお風呂排水口カバーを選ぶことを、おすすめします。
一押しです。
Dilif
【ブランド】Dilif
【対応サイズ】8〜10.1cm
【素材】ステンレス
【持ち手の形】ハーフムーン型
R&M
【ブランド】R&M
【対応サイズ】8〜10.2cm
【素材】ステンレス
【持ち手の形】ハート型
タケコシ
【メーカー】タケコシ
【サイズ】10.2cm
【素材】ステンレス
【持ち手の形】丸型
NCC
【メーカー】NCC
【対応サイズ】7.5〜10.1cm
【素材】ステンレス
【持ち手の形】波型
まとめ
以上、 お風呂排水口カバー(髪の毛キャッチ)の選び方、素材、機能・加工についてを解説して、おすすめ製品の紹介をしました。
欲しい製品は見つかりましたか?
ステンレスのお風呂排水口カバーをもっと見たい場合は別記事でもっと紹介していますので、興味があったらどうぞご覧ください。
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