リモートワークを快適なものにするには、まずはPCの高性能化(自分の作業にあったスペックのPCを用意する)。それが整ったら、次は液晶ディスプレイに目を向けてみるのはいかがだろうか。やはり液晶ディスプレイがあるかないかでは作業効率は格段に違う。しかし、液晶ディスプレイならどれでもいいわけではない。
長時間作業が多い人ほどより良い液晶ディスプレイを選ぶことで目も疲れづらくなり、結果として眼精疲労、肩こりの軽減にもつながる。そこで今回おすすめしたいのがマウスコンピューターの24.5型液晶ディスプレイ、iiyama「G-MASTER GB2590HSU-2」。本製品はゲーミング液晶ディスプレイではあるが、こちらをビジネスにも活用することのメリットを紹介しよう。
PC業務における目の疲れ、そんな時はディスプレイ環境を見直そう
リモートワークも3年、4年目を迎えるともなると、自宅の業務環境をより快適にしたいという願望も募ってくる。PCそのものの性能に目を向けがちだが、今回提案したいのは「目」の快適さだ。オフィスでは、仲間との会話もありランチには外に出掛けるなど、息抜きの瞬間があった。一方、自宅にこもって働くとなるとついつい休憩を忘れ、液晶ディスプレイを見続ける時間も長くなりがちだ。
「目への負担を軽減する」ためには、2つの考え方がある。1つは解像度を高めるとともにOSのスケーリング機能を利用して文字をよりクッキリと読みやすくする方法だ。色々と方法はあるが、情報量を維持しながらということを前提にした場合に1番最適な方法は、200%スケール表示で4Kまで解像度を引き上げること。
しかし、今回は注目したいのはもう1つの方法。それはリフレッシュレート(1秒間の画面書き換え回数)を引き上げること。一般的なPCでは、60Hz(秒間60コマ)のディスプレイを用いる。ただ、スクロールバーを大きくドラッグした時や、マウスホイールを勢いよく回した時など。スクロール表示がぎこちなくカクカクする、チラつく……。ということを感じたことがあるだろう。これはリフレッシュレートに対してスクロール量が多すぎる場合に生じやすい。
たとえば、フルHDの縦1,080ドットとして、1秒で1画面スクロールさせたとしよう。
- 60Hz対応液晶ディスプレイなら1コマで18ドット分の移動を1秒間に60回
- 120Hz対応液晶ディスプレイなら1コマで9ドット移動を1秒間に120回
どちらがよりなめらかな映像になるのかは明白だ。120Hzは60Hzの2倍なめらか、240Hzは60Hzの4倍なめらかということになる。
カクカクなどの遅延は、大きなストレスとなる。リモートワークを快適なものにするためには、このあたりのポイントを抑えておくのも重要なことだ。
G-MASTER GB2590HSU-2は240Hz対応。チラつかないスクロール、目に優しい機能も満載
さて、話をiiyamaの「G-MASTER GB2590HSU-2」に戻そう。この液晶ディスプレイは、24.5型で解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)。リフレッシュレートは240Hzに対応している。つまり、手法その2に該当する。なめらかな映像によって目への負担の軽減が期待できる製品だ。
実は高リフレッシュレートの液晶ディスプレイは、大枠「ゲーミングディスプレイ」に分類されている。なぜなら、ゲーム業界……中でもFPS系のゲームにおいて、1秒以下の一瞬の差が勝負の勝敗に関わるため、フレッシュレートの高さは“勝つため”には欠かせない要素なのだ。本製品もゲーマー向けシリーズの「G-MASTER」に分類されている。
ちなみに「G-MASTER GB2590HSU-2」でデスクトップを240Hz表示させるためには、OSからディスプレイ設定→ディスプレイの詳細設定を開き、デフォルトの60Hzから240Hzに変更する。こうすることで240Hzのスムーズな表示が可能になるはずだ。
また映像のスムーズさという点では、“応答速度”も残像感に関わる重要なポイントだ。「G-MASTER GB2590HSU-2」は5段階調整が可能なオーバードライブ回路を搭載しており、最大0.4ms(MPRT)のスペックを実現している。動きのある映像がクッキリ見えるというのも高評価だ。
「G-MASTER GB2590HSU-2」には、このほかにも目にやさしい機能がある。まずフリッカーフリーLEDバックライト。液晶ディスプレイの光源であるバックライトは、一般的にLEDの明滅を高速に繰りかえすPWM回路によって点滅しており、これが画面のちらつき(フリッカー)の要因となっている。長時間使い続けると目が疲れやすくなり、眼精疲労や肩こりにもつながるといわれているが、これに対し、フリッカーフリーLEDバックライト機能は、LEDの光量を調整し画面のちらつきを抑えてくれるので、そういったストレスを軽減してくれるのだ。
もう1つがブルーライト軽減機能「Blue Light Reducer」も搭載している。ブルーライト軽減は、メガネで対応したりパネルにフィルムを貼ったりと、対処法はいくつかある。ただ、どの方法がよりよいかという点で言えば、メガネは正面からならよいが浅い角度からのブルーライトには効果がないし、そもそもブルーライトをカットすると色味が変わってしまうので、色味を気にする必要のある作業ではフィルムのような対応も難しい。ディスプレイ側の機能としてブルーライトを軽減、必要に応じてON/OFFをできるというのがベストといえるだろう。
そのほかのパネルスペックも見ていこう。パネル種類はIPS方式。IPS方式がTNやVA方式とくらべて勝っているのは視野角だ。左右89°、上下89°の視野角を実現しており、ディスプレイ正面を離れても色味の変化が少なく、正しく画面情報を得ることができる。コントラスト比は標準が1000:1、ACR機能時は12000000:1。また、輝度は標準400cd/㎡となっている。
トラディショナルで使いやすさ重視。だからビジネスに用いても浮くことがない
ゲーミング液晶ディスプレイではデザインがビジネスシーンにマッチするのかを心配するかもしれないが、「G-MASTER GB2590HSU-2」のデザインはトラディショナルでスタンダードだ。一般的にゲーミングディスプレイでイメージされるコテコテ、LEDピカピカのハデさはなく、見た目は一般的な液晶ディスプレイだが、ゲーミング向けの高リフレッシュレート、さまざまな機能が備わっている製品だ。
カラーリングはブラック。ビジネスでもPCの色はブラックが多いので、デスクの上でも調和がとれるだろう。デザイン面では、トレンドの狭額縁パネルを採用しており、上辺および左右ベゼルがスリム(6.3mm)で没入感が高い。そして横幅も抑えられている。横幅は557.5mmと省スペース。流行りのデュアルディスプレイなども120cm幅のデスクから実現できる。
また、設定ボタンはパネルの右下にあり、前面側に対応する機能の刻印があって分かりやすい。物理ボタンなので素早く確実な操作ができる。操作系が裏面でなければ、タッチパネルでもない。スタイリッシュというところを求めるとそうした機能を求めがちだが、本製品の目指すところは使いやすさ。こうしたところは、ビジネスとの親和性が高いといえるのではないだろうか。
映像入力などの端子は背面、下向きに用意されている。一般的なディスプレイと同じだ。端子面左(表面から見ると右)から順に、電源、ヘッドホン用3.5mmジャック、HDMI、DisplayPort、USB 3.0 アップストリーム、USB 3.0ダウンストリーム(HUB)×2と並んでいる。映像入力端子はHDMIとDisplayPortの2系統。出力するPC側端子が対応している前提として、HDMI、DisplayPortどちらの入力端子も240Hzに対応している。
スタンド部分はまず中央のケーブルホールに注目。背面インタフェースに挿した電源や映像、USBといったケーブルをここに通せば、スムーズに裏面、壁面へ導くことができる。スタンドを取り外せばVESA穴もあり、液晶ディスプレイアームを利用することも可能だ。
そしてこのスタンド、調整もかなり柔軟に行なえる。上下の昇降は最大130mm、仰角俯角のチルト機能は-5~+22°、左右スウィーベルは左右それぞれ45°(計90°)。さらに画面を90°回転させるピボットもできるので、長文テキストやWebデザイン、プログラミングなどの業務をされている方にも適している。
業務効率の向上、疲労軽減に「G-MASTER GB2590HSU-2」
ゲーミング液晶ディスプレイをビジネスユースでも利用することで、実は目のストレスを軽減してくれるなどのメリット性が高いという視点から、「G-MASTER GB2590HSU-2」を紹介してきた。eスポーツで勝つための高リフレッシュレートが、普段使いでは操作時のちらつきを抑える効果もあるという点、よく覚えておいていただきたい。
また、本製品が落ち着いたデザインで、ビジネスともマッチする。やはり仕事に集中するという点ではハデなゲーミングディスプレイよりも比較的落ち着いたデザインの(ゲーミングディスプレイな)本製品のほうが好ましいだろう。もちろんオフィスでも利用できる。
業務環境をより快適にしたい方、日頃目の疲れやすさを感じていらっしゃる方は、高リフレッシュレートの「G-MASTER GB2590HSU-2」に注目してみてはいかがだろうか。
[PR]提供:マウスコンピューター