超小型デスクトップPCのメリットのひとつがディスプレイを自由に選べること。ノートPCであればディスプレイのサイズは17インチが最大となるが、超小型デスクトップPCであれば21インチ、27インチ超えのディスプレイと組み合わせて、ノートPCとは段違いに広い画面で作業できる。その上、作業スペースは最小にできるのは非常に魅力的。

また、いま使っているテレビにHDMI入力端子が備わっていれば、超小型デスクトップPCを接続するだけでPC環境を構築できる。コストパフォーマンス的にも有利だ。

  • マウスコンピューター「mouse CT6-L」直販価格109,800円~

そんな超小型デスクトップPCに熱い視線を送っている方におすすめしたいのが「mouse CT6-L」。CPUに6コア12スレッドの「Ryzen 5 5500U」を搭載して前モデルより処理能力を向上。また、キーボード、マウスをワイヤレス化したことにより、配線をすっきりとまとめられるようになった。オフィスや家庭内でコンパクトにPC環境を構築したい方に絶好の超小型デスクトップPCなのだ。

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6コア12スレッド、2.10~4.00GHz動作のRyzen 5 5500Uを採用

「mouse CT6-L」はOSに「Windows 11 Home 64ビット」、CPUに「AMD Ryzen 5 5500U」(6コア12スレッド、2.10~4.00GHz)を採用。メモリは16GB(PC4-25600 DDR4 SO-DIMM、8GB×2、最大64GB)、ストレージは256GB(NVMe)を搭載している。

 インタフェースはUSB Type-C 3.0(前面×1)、USB Type-A 3.0(背面×2、前面×2)、USB Type-A 2.0(前面×2)、HDMI(背面×1)、D-Sub(背面×1)、SDメモリカードリーダー(前面×1)を用意。通信機能はギガビット(10/100/1000)LAN(背面×1)、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5をサポートしている。本体サイズは194×150×28mm、重量は約597g(本体のみ)、約755g(スタンド装着時)だ。

 製品購入時にカスタマイズが可能で、OSはWindows 11 Home/Windows 11 Pro、メモリは16GB/32GB/64GB、SSDは256GB/512GB/1TB/2TB、HDDはなし/1TB/2TBから選択できる。また、オフィスソフト、外付けストレージ、光学ドライブ、UPS(無停電電源装置)、キーボード、マウス、マウスパッド、スピーカー、ヘッドフォン、WEBカメラ、顔認証カメラ、ディスプレイ、プリンター、ブロードバンドルーター、スイッチングハブなどをセットで購入可能だ。必要なアイテムをセットで入手しておけば、複数サイトで購入する手間を省ける。

  • 本体サイズは194×150×28mm、重量は約597g(本体のみ)

  • 横置きするためのゴム足が4つ装備されている

  • 前面にはSDメモリカードリーダー×1、USB Type-C 3.0×1、USB Type-A 3.0×2、USB Type-A 2.0×2、電源ボタンを用意

  • 背面にはD-Sub×1、HDMI×1、USB Type-A 3.0×2、ギガビット(10/100/1000)LAN×1、電源端子×1、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、セキュリティーロックスロット×1を装備

  • 上面には排気口を配置

  • 下面には吸気口とフットスタンド取り付け用ネジ穴が設けられている

  • パッケージには本体、ACアダプタ、電源ケーブル、VESA取り付けキット、フットスタンド、ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウス、専用無線レシーバー、単4電池×2、単3電池×1、説明書類が同梱

  • 本体の実測重量は592g

  • VESA取り付けキットとフットスタンド。ディスプレイに取り付けるためのネジも付属

  • ACアダプタのコード長と、電源ケーブルの長さは実測180cm。ACアダプタの型番は「ADP-65JH HB」。仕様は入力100-240V~1.5A、出力19V 3,42A、容量65W

  • キーボードは103キーのテンキー付き日本語配列、マウスは2ボタン+ホイール式。どちらもワイヤレスだ

  • 説明書は、製品仕様、ファーストステップガイド、サポートマニュアル、保証書で構成されている

VESA取り付けキットとフットスタンドで3スタイルでの設置が可能

「mouse CT6-L」は同梱されているVESA取り付けキットとフットスタンドを用いれば、ディスプレイ背面への装着、縦置き、横置きの3つのスタイルで設置できる。ディスプレイ背面に装着すれば、まるでディスプレイ一体型PCのような感覚で利用可能だ。ただし端子類にアクセスしにくくなるので、できればメモリカードリーダーを備えたUSBハブなどを装着して、キーボード手前に設置することをおすすめする。

縦置き、横置きで設置した場合には、わずかではあるが卓上スペースを占有することになるが、本体前面にSDメモリカード、USBメモリを出し入れしやすいというメリットがある。利用スタイルに合わせて、好みの設置方法を選択しよう。

今回はiiyamaブランドのウェブカメラ搭載23.8型ディスプレイ「ProLite XUB2490HSUC」に装着するために、小型デスクトップパソコン取付用ブラケット「MD BRPCV03」を使用する

  • VESA取り付けキットと「MD BRPCV03」を4本のネジと4個のナットで固定する

  • 完成したマウントを「ProLite XUB2490HSUC」のディスプレイスタンドに上からはめ込む

  • 「mouse CT6-L」を右側からスライドさせてから、底面のネジを指で回して固定する

  • あとはケーブル類をつなげれば完成。キーボード、マウスがワイヤレス化されたので配線がすっきりとしている

  • iiyamaブランドのウェブカメラ搭載23.8型ディスプレイ「ProLite XUB2490HSUC」に接続すれば、ディスプレイ一体型PCがスマートに実現する

  • 縦置きすれば設置面積は非常にコンパクトだ。ディスプレイの横、もしくは下に置いておけば、SDメモリカードリーダーをはじめとする端子類にアクセスしやすい

  • 筆者が気に入っていたのは横置き。安定しているので、SDメモリカード、USBメモリの抜き差しもやりやすい