マウスコンピューターはiiyamaブランドより、専用Webカメラを標準同梱した23.8型ディスプレイ「ProLite XUB2490HSUC」を販売開始した。

本製品のディスプレイ上部にはUSBのUSBポートが用意されており、専用のマイク内蔵Webカメラ(1080p/30fps)を装着可能。ディスプレイ自体にUSBケーブルを配線する必要はあるが、Webカメラ自体はノンケーブルで、未使用時にプライバシーを守るため、容易に脱着できるというメリットがある。また、小型PCなどを背面に装着すれば、ディスプレイの設置面積のみでビデオ会議にも対応できるテレワーク環境を構築可能だ。

今回マウスコンピューターより本製品と、小型PC、小型PC取り付け用ブラケットを借用したので、トータルの使い勝手をレビューしてみよう。

  • マウスコンピューター「ProLite XUB2490HSUC」実売価格3万円前後

  • 本体背面。専用Webカメラはディスプレイ上部に接続する

  • 本体背面のインタフェース。左から電源、DisplayPort、HDMI、D-Sub、音声入力、ヘッドフォン出力、USB(アップストリーム)端子

  • 本体左側面にはUSB(ダウンストリーム)端子が用意されており、USBメモリやキーボード、マウスなどのUSBドングルを手軽に抜き差しできる

小型PCと組み合わせればモニター1台分のスペースでテレワークできる

本製品は23.8型のIPS液晶ディスプレイ。解像度は1,920×1,080ドット、画面比率は16:9、輝度は250cd/m²、コントラスト比は1,000:1、最大表示色は約1677万色、視野角は上下左右各89度、応答速度は4ms(G to G)となっている。

インタフェースは、DisplayPort、HDMI、D-Sub、音声入力、ヘッドフォン出力、USB(アップストリーム)、USB(ダウンストリーム)端子×2を用意。USB2.0 規格(ダウンストリーム)端子は、ディスプレイ上面、左側面に用意されているが、もちろん上面はWebカメラ専用ではないので、USBメモリなどほかのUSB対応機器も接続できる。

  • ディスプレイ上部にはWebカメラ以外のUSB機器も装着できる。SDメモリーカードリーダーなどを挿しておいても便利そうだ

  • 「ProLite XUB2490HSUC」のパッケージには、本体、スタンド、電源ケーブル、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、D-Subケーブル、USBケーブル、オーディオケーブル、Webカメラ、説明書が同梱。映像ケーブルも3種類そろっており、別途購入する必要はない

本体サイズはW540×H405.5~535.5×D210mm、重量は約5.1kg。スタンドのフットプリントは240×210mmだ。なお、小型PCを背面に装着してもスタンドのフットプリントは変わらないが、小型PCの分、奥行きは増える。今回のシステム構成でいえば、実測で約50mm増加する。それでも23.8型の大画面でビデオ会議ができるPC環境としてはコンパクトだ。

  • 専用Webカメラはディスプレイ上部のUSBポートに接続する

  • 小型PC「MousePro-M600H2」(直販価格102,080円[税込]~)。スペックはCore i5-8265U/メモリ8GB/ストレージ256GB(SATA SSD)

  • 「MousePro-M600H2」には、VESAマウント、フットスタンド、ACアダプタ、電源ケーブル、説明書類が同梱

  • 小型PC取り付け用ブラケット「MD BRPCV03」(実売価格4,000円前後)

「ProLite XUB2490HSUC」の詳細はコチラ