BIMでの活用に適した発色の美しさも魅力

オートデスク・大浦:もう1つ、ThinkPad P14s Gen2を使わせていただいて気づいたのですが、ディスプレイの発色が非常に美しい。これも使用の快適さに大きく影響してくる部分だと思いますが。

レノボ・小林:ご指摘のとおりです。ディスプレイ発色の美しさはThinkPad P14s Gen2の大きな特徴の1つです。しかも、この製品にはカラーキャリブレーション機能が実装されており(UHDパネル選択時)、液晶の発色が経年によって変化した際も、工場出荷のデフォルト値に戻せるような仕組みが実装されています。

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オートデスク・大浦:例えば、設計のエンジニアがBIMの3Dモデルを使って建物の内装を施主にプレゼンテーションを行う際、実際の内装の色合いと3Dモデルのそれとが一致しているかどうかが重要になります。ゆえに、実物どおりの発色がコンピュータ上で再現できるかどうかは大きなポイントで、ThinkPad P14s Gen2はその大切な要件も満たせていると言えます。

AutoCADの進化の方向性にフィットする理想のプラットフォーム

レノボ・小林:ワークステーションのメーカーとしては、AutoCADの機能強化、あるいは進化の方向性が気になるところです。その点について全体感をご教示ください。

オートデスク・大浦:製品強化の大きな方向性は、設計業務における生産性の向上です。ご存知のように、当社にとってメインの市場である日本の建設、製造業界はともに人手不足・人材不足に悩まされており、技術者の高齢化も進んでいます。その課題解決の一手として、設計プロセスの自動化・効率化を徹底して推し進めるというのが、AutoCADにおける強化の大きな方向性です。AutoCAD LTと同等の価格でAutoCADの提供に乗り出した最大の理由もそこにあり、コンサルタントに依頼した調査では、AutoCAD LTからAutoCADに切り替えていただくことで、全体の生産性が86%向上したという結果がでています。

レノボ・小林:そこまでの生産性向上が実現される理由について教えてください。

オートデスク・大浦:例えば、設計の中で相当の時間を要する作業は、作成した図面の内容が自社の仕様に適合しているかどうかを点検する作業ですが、その作業を自動化する機能はAutoCADにしかなく、AutoCAD LTには備わっていません。また、AutoCADを使用することで、カスタマイズ(プログラムの作成)を行い、これまで相当の工数をかけていた定常的な設計業務の多くを自動化することが可能になります。

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レノボ・小林:AutoCADではAI(人工知能)/機械学習技術による効率化も実現されているとお聞きしましたが。

オートデスク・大浦:そのとおりです。機械学習を用いて、お客様のAutoCADの製品使用データを分析して、そのお客様の利用内容に応じた作業を支援する機能のレコメンデーションをおこなったり、AutoCADの学習を支援したりといった仕組みがAutoCADに実装されています。これによってユーザーは、設計の実務をきわめて効率的に進めることが可能になります。

巨大化するデータを快適に、どこからでも扱える世界を目指して

レノボ・小林:3D設計やBIMの普及に伴い、今後、CADエンジニアが扱うデータは増大の一途をたどっていくことになるはずです。レノボはシステムベンダーとしてその状況にワークステーションの高性能化で対応していく考えですが、オートデスクではどのような対策を講じる計画なのでしょう。

オートデスク・大浦:対策の1つはクラウドによるデータ管理を推進することです。クラウドを使ったデータ管理は、人材不足の解消に向けて海外人材を広範に活用するうえでも有効な手だてとなりえます。加えて、データの活用で大切なのは、設計データをいかに関係者と効率的にやり取りするかです。その点において、オートデスクでは標準的なデータフォーマットであるDWGを有していますので、その活用によって、設計にかかわる各種データを、クラウドにより、関係者間でスムーズに、かつセキュアにやり取りすることが可能になります。さらに将来的には、AutoCADを含む多様なアプリケーションからアクセスし、必要なデータがどこからでも取り出せるようなデータプラットフォームをクラウド上に築き上げていく計画です。

レノボ・小林:そうした構想の中でレノボに期待している貢献とは何なのでしょうか。

オートデスク・大浦:図面にしても、BIMモデルにしても、ファイルサイズは従来とは比べものにならないほど大きくなっており、これからも増大の一途をたどるはずです。ゆえに、CADデータを扱う端末は、ThinkPad P14s Gen2のように高性能なCPU、GPU、そして大容量のメモリを備えたワークステーションであることが望ましいと言えます。レノボには、優れたハードウェアの提供によって、これからもAutoCADの構想を後押ししてくれることを期待しています。

レノボ・小林:承知しました。レノボとしてもオートデスクとともにCADエンジニアの働き方改革や生産性の向上に全力を尽くして取り組みたいと考えます。本日はありがとうございました。

オートデスク・大浦:こちらこそ、ありがとうございました。

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