中小企業は限られたリソースで効率的に業務を行う必要がある。ITの高度化が進む現代において、そうした課題解決に大きく寄与しているのが情報システム部門といえる。業務は多岐にわたるが、なかでもPC調達やITインフラ整備は重要性が高く、かつ大きな課題となっている。そんな情報システム部門とともに業務課題の解決に向けて伴走してくれるのが、レノボ・ジャパンの「Lenovo Pro」サービスだ。「Lenovo Pro」の法人様向け窓口のインサイドセールスとして、お客様の課題解決をサポートする高原彪吾さんにその内容を伺った。

中小企業の情報システム部門が抱える課題

少子高齢化が進み、多くの企業が人手不足の影響を受けている。とくに中小企業はその影響が大きく、少人数で効率的な業務を行うことが求められているだろう。そうした業務効率化のカギとなるのがITインフラへの投資であり、カギを握っているのが情報システム部門だ。

だが、新型コロナウイルスの流行以後、PCの用件は大きく変化している。リモートワークが当たり前になり、Web会議を快適に行うための環境が必須となった。幸い、新型コロナウイルスは収束を見せ、5類移行とともに企業は再びオフィスワークへの回帰を進めている。それでも、リモートワークがない働き方に戻ることはないだろう。

そのような時代に向け、PCメーカーもまた新しい時代に向けたPCを開発している。「ThinkPad」を始めとした多くのPCブランドを抱えるレノボ・ジャパンもそうしたPCメーカーの1つだ。2023年度にはPC出荷台数において国内トップシェアを達成。その品質とサポートは高く評価されており、業務で利用している方も少なくないだろう。

多くの人が思い浮かべるレノボ・ジャパンのイメージは“PCメーカー”だと思うが、現在は高性能なサーバーやワークステーション、モニターや周辺機器などのPCサプライ、さらにMicrosoft 365などのサービスまでカバーしている。しかし、その豊富な選択肢ゆえに、どの製品を選んだらいいかわからないという情報システム部門の担当者は、とくに中小企業において多いはずだ。

レノボ・ジャパンは、中小企業に向けて法人専用ストア/サービス「Lenovo Pro」を展開している。

法人専用ストア/サービス「Lenovo Pro」の特徴とは?

「Lenovo Pro」の最大の特徴は、Lenovo Pro会員・1ユーザーごとに専任担当者がアサインされることだ。専用の連絡先が用意され、PC選定に関して深い知識を有する担当者が、その企業の規模や事業内容を把握したうえで適切な製品選定、商品の導入、運用までをサポートしてくれる。もちろんその範囲はPCに留まらず、サーバーや周辺機器、Windows 11を中心としたOS管理、Microsoft 365やAzureといったサービスまで多岐にわたる。さらに、シリアル番号を参照することでお客様のITデバイスの一元管理のサポートも可能だ。

また、Lenovo Pro会員ならではの多数の特典にも注目したい。

1つ目は「会員対象特別割引」。登録直後から会員ランクが「プロ」に設定され、対象PCが非会員向け価格からさらに最大3%OFFとなる。さらに年間30万円以上の購入で「プラス」になり最大4%OFFに、年間200万円以上の購入で「エリート」になり、対象PCに加えモニターや周辺機器までも最大5%OFFで購入可能だ。

2つ目は「リワードポイント」。会員になることで購入金額に応じてポイントが還元されるという、いわゆるポイントプログラムだ。1ポイント1円として利用できる。実はPCオンラインストアでの採用は珍しく、一括導入も珍しくない法人では、付与される額も大きくなるだろう。また、電話やメール、チャットで連絡した際、すぐに使えるリワードポイントを付与するキャンペーンも不定期で行っているという。相談のために連絡し、ポイントももらえるというのは嬉しい。

3つ目は会員にのみ送信される「ダイレクトメール」。個人向けには発信されない、Lenovo Pro独自の特化製品情報や、会員限定キャンペーンの案内が届くようになる。まとめ買いキャンペーンや中古PCの買取額増額キャンペーン、リワードポイントを増額する「リワードウィーク」などの情報も発信されることがあるため、導入の助けにもなるだろう。

どんなに小さい確認事項でも、専任担当者をつけて対応してくれるという。まずはLenovo Proに電話をかけてみてはいかがだろうか。

レノボ・ジャパン合同会社
電話番号: 0120-210-126

インサイドセールスに聞く「Lenovo Proの使い方」

ここからは、Lenovo Proのコールセンターで実際にコンサルティングを行っている、レノボ・ジャパン 法人様向け窓口のインサイドセールスとして働く高原彪吾さんに、近年の中小企業からの相談傾向を伺っていく。

――高原さんの主な業務内容について教えてください。

我々の事業部は、主に電話やメールを通じて、従業員300人以下の中小企業さまにPCと周辺機器の販売を行っています。Webサイトから問い合わせいただいた新規のお客さまだけでなく、すでにLenovoの製品やサービスを利用されている企業からの相談にも同様に対応しています。

  • レノボ・ジャパン合同会社 eコマース事業部 インサイドセールス
    高原 彪吾 氏

――具体的には、どのようなご相談に対応しているのでしょうか?

「こういう用途で使いたい」「このソフトを動かしたい」というお客さまの想定を前提として選定したり、「この課題に対して解決策はないか?」「こういった不満を解決する方法はないか?」といったご相談に対して、我々のソリューションを提案したりしています。場合によっては「リモートワークをしたい」といった、抽象的な質問に対してより具体的なビジネスのサポートを行うこともあります。

――普段、どういった点に気を配って活動していますか?

まず始めに、課題解決を前提として予算、納期、PCのスペックといった優先事項をヒアリングします。とくにしっかりとお聞きするのは予算です。予算が10万円以内だとすると、それは固定資産として減価償却を不要にしたいのでしょうから、決して変えられないでしょう。ですが20万円以内などの場合、柔軟に動かせることも多いのです。

その後、「なにを目的にPCを調達するのか?」という点から再度お話を伺います。「私もお客さまも見落としている点はないか?」「お客さまが把握していない情報で、私だけが把握している情報はないか?」「お客さまが求める情報以上のことを伝えることはできないか?」を常に考え、お客さまの業務に対する理解を深めていき、そのビジネスに伴走する気持ちで日々活動しています。

――中小企業の情報システム部門が抱える課題にはどのようなものがあるのでしょうか?

コロナ禍以前は同じPCの一括購入が多かったのですが、コロナ禍以後は業務に応じたPCが求められるようになりました。常勤と外勤、会議の多い人と少ない人、オフィス中心の人とテレワーク中心の人。部署単位、個人単位で必要なスペックが異なるケースが生まれています。例えば営業であれば持ち運びできて丈夫なモデル、経理であればテンキーがついているモデルなどです。こうした事情から、情シスや総務の方が一から機種選定を行うのが非常に難しくなっています。

2年前、コロナ禍を受けて急遽テレワークのためにPCを調達された中小企業さまは多いと思います。しかし、コロナ禍の収束によりオフィスへの回帰が始まり、今はリモートワークとオフィスワークを両立させるハイブリッドワークの時代に移り変わってきています。また、Windows 11へのアップグレードも喫緊の課題の1つです。次回の入れ替え時期には、多くの企業で再検討が必要でしょう。

――ITインフラ全体でみると、その他にどのような課題があり、どのように提案を行っていますか?

お客さま自身が課題を認識していないケースもあります。例えばモニター関連では、男女で視線の高さが違うため、高さ調節が重要な場合があります。また、部署によってはより色域の広いモデルが適していたり、より高解像度であるもの、より目の疲れないモデルが実は求められていたりもします。そういった一般ユーザーでは気づきにくい点をこちらから提案することで、潜在的な課題の解決を図っています。

私がLenovo Proでこれまでにご相談をいただき、課題解決を行った内容を列挙いたします。ご参考になれば幸いです。

1.テレワークがしたいので、PCを選定して欲しい
2.CADを快適に動かせるワークステーションが欲しい
3.モニターを検討しているが、どんな基準で選んだら良いかわからない
4.OSを一括管理したいが、どのようなサービスがあるのか?
5.Microsoft 365でセキュリティ対策が行えると聞いたのだが?

――最近の製品の中で、高原さんのおすすめを挙げるとしたら?

ノートPCは「ThinkPad X1 Carbon Gen 11」が間違いの無い選択だと思いますが、「ThinkPad Z13 Gen 2」もなかなかおすすめですね。パワフルなAMD Ryzen プロセッサーを搭載しつつ、天板には亜麻繊維を採用してサステナビリティに配慮した、デザイン的にも個性あるモデルです。

  • ThinkPad Z13 Gen 2

モニターは、解像度3440×1440ドット、1500Rの曲面ディスプレイ「ThinkVision T34w-30」です。USB Type-Cポートを搭載しており、USB Type-Cケーブル一本で簡単に画面出力とデバイスへの給電が行えます。

また、主に電話でコミュニケーションを行う我々からの気付きとして、耳に優しい「Lenovo Go USB Type-C アクティブノイズキャンセリング ヘッドセット」もご紹介したいと思います。聴力は1度低下するともう戻りませんので、ノイズキャンセリング機能は非常に有効です。

その他、周辺機器関連では持ち運びに適した軽量な電源アダプターやクリック音の小さなマウス、ケーブル1本でインターフェースをまとめて拡張できるドッキングステーションなどをご提案することが多いですね。

さらに進化していく「One Lenovo」

――Lenovo Proの今後の取り組みについてお聞かせください。

現在、昨年9月に発表されたハイブリットワーク支援サービス「レノボ デジタル・ワークプレイス・ソリューション (DWS)」をLenovo Proで展開できるよう進めています。これはIT導入の計画から運用をワンストップで提供するサービスです。計画から構成、導入、サポート、そして管理から廃棄まで、ITデバイスのライフサイクル全体をサポートします。

とくに運用・管理面を強化しており、「Microsoft 365」に関する高品質なサービスを提供しており、中小企業の情シス・総務の業務負荷を減らすためのお役に立てると思います。

また米沢生産については、国内生産だからこそできる短納期、NEC製品で培ったこだわりを、より多くの方に知っていただきたいと思っています。米沢で生産したPCは、米沢市との連携によってふるさと納税の返礼品にもなっています。

――最後に、サービスを利用いただきたい方へのメッセージをお願いします。

我々は「One Lenovo」として、PC、サーバー、周辺機器、サービス、すべてLenovo Proの窓口で一貫してご相談を承ります。もちろん私1人の知識には限界がありますが、例えばハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)やMicrosoft SharePointなどのご質問があっても、関連部署とすぐにお繋ぎし、迅速に回答を差し上げます。

この仕事をしていて一番やりがいを感じるのは、ご相談によって気づきを与えられたとき、回答に満足してもらえたときです。どんな小さなご相談でも最後までサポートしますので、PC1台、モニター1台、いやマウス1個からご相談ください!我々が誠心誠意、対応いたします。

▼Lenovo Proへのご相談はこちらから▼

電話番号: 0120-210-126

――ご回答、まことにありがとうございました。

少子高齢化が著しい日本において、人手不足は喫緊の問題だ。とくに情シス部門の人材は貴重であり、技術者をより必要性の高いタスクに集中させることは中小企業の命題だろう。ITインフラを専門とするLenovo Proのようなサービスは、業務効率化を図る企業の一助になるのではないだろうか。

レノボ・ジャパン合同会社

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電話番号: 0120-210-126

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