自宅で過ごす時間が多くなり、新しい趣味として楽器演奏を始める人が増えているのをご存じですか? ギターやウクレレなど、手に入れやすく気軽に楽しめる楽器の需要がとても高まっているようです。誰でも始めやすい楽器といえば、電子キーボードもそのひとつ。
なかでもスタイリッシュなデザインかつ、豊かな楽器のサウンドを楽しめるカシオの電子キーボードCasiotone(カシオトーン)「CT-S1」がおすすめです。 初心者にはもちろん、音楽制作を趣味としている筆者にとっても使いやすく音色が素晴らしい電子キーボードでした。その魅力について早速ご紹介していきましょう。

男性のスタイリッシュな部屋にもぴったり! 試行錯誤されたデザイン

自宅で楽しむ楽器は、デザイン性も大切です。アコースティック・ギターやウクレレはその素材が木ということもあり部屋によく馴染むため、インテリアとしても使われているのをよく見かけますよね。一方、電子キーボードというと筐体が大きめでノブやボタンがごちゃごちゃとしており、その“ガジェット感”が部屋に合わない……と感じる人も多いでしょう。そんなデザイン性を重視している人におすすめなのが、Casiotoneの「CT-S1」です。

Casiotoneは、カシオが楽器事業40周年を迎えるにあたり、2019年に復活した歴史ある電子キーボードブランド。誰でも扱いやすく、かつ良い音を楽しめるキーボードとして、プロ/アマ問わず多くの人に愛されてきました。初心者に向けた機能が充実している機種も多く、楽器未経験の方にもおすすめです。

Casiotoneのなかでも「CT-S1」は、スリムなボディで視覚的にも圧迫感がありません。デザインもシンプルで鍵盤・スピーカー・最低限のボタンのみで構成されています。スピーカー部分にはクッションやソファに使われるようなファブリック素材が使われており、どんな部屋にも馴染むようなスタイリッシュなデザイン。筆者の自宅のようなシンプルな部屋に電子キーボードを置くと浮いてしまうかな?と思っていたのですが、全く違和感なくなじみました。ちなみに、このファブリック素材は音への悪影響がないように、試行錯誤の末に生まれたオリジナルの生地だそう。

本体カラーはホワイト/ブラック/レッドの3色展開で、どれも生活空間に馴染む色合いで男性の部屋にも合いそうです。

タッチしやすい鍵盤と使い勝手の良い操作パネル

鍵盤楽器は弾き心地も重要ですよね。「CT-S1」は、箱型となっているピアノ形状の鍵盤を採用。この鍵盤のおかげで押した感触がはっきりと伝わってくるので、楽器を弾いている楽しさをより感じられます。

低ノイズで、演奏時の横揺れも抑えられた設計らしく、繊細なタッチから激しい演奏までスムーズに表現できます。また、演奏表現には欠かせないタッチレスポンス機能(鍵盤を弾く強さによって音量が変わる機能)が備わっているのもありがたいです。

「CT-S1」に搭載されているサウンドは、楽器としての表現力とリアリティを追求し、開発されたAiX音源によるもの。アコースティックピアノやエレクトリックピアノ、オルガン、シンセサイザーなどバリエーション豊富な全61音色を内蔵しています。どの音色も表現力が高く、クラシックからポップスまで、どんな楽曲でも対応できそうです。

操作パネルにはサウンド切り替えボタンがあり、ここを押すだけで主要音色が切り替えられます。直感的に操作できるのもうれしいポイント。また、TONE VARIATIONというボタンを押すことで、主要音色と同じ楽器の別音色に切り替えられます。音楽制作の際、「ちょっとこの音色じゃないんだよなあ……」と思った時に、クオリティの高い豊富なバリエーションから選択できるのも個人的に魅力を感じました。

豊かな響きが素晴らしい! 「CT-S1」で実際に演奏してみた

早速、アコースティックピアノのサウンドを弾いてみました。音色は、電子キーボードにありがちな軽い音色ではなく、しっかりと楽器の特性をとらえています。「CT-S1」は、カシオ独自のバスレフ機構のHorizontal Bass-Reflex System(水平型バスレフスピーカーシステム)を採用。スリムなボディでも迫力あるサウンドを実現できるスピーカーシステムで、低域まで精細に表現してくれます。

音量調節は操作パネル左側にあるVOLUMEノブでコントロールしますが、ここにも良いサウンドを生む秘密が。それは、ボリュームシンクイコライザーと呼ばれるもので、音量によって自動でイコライザーが調整される機能です。ボリュームが小さいと低域と高域をブーストし、ボリュームが大きくなるにつれてフラットな特性へと変化。人間の聴覚に合わせた最適な音質へと近付けてくれます。夜は音量を下げて演奏しなきゃ……という場合でも、きれいな音色を聴くことができますね。

さらに感動したのがサラウンド設定。オフの状態で演奏しても先述のスピーカーシステムのおかげで良い音で聴こえますが、この設定をオンにすることで音場に広がりが生まれます。

また、せっかくなので様々なピアノ音色でも演奏してみました。MODERNモードでは現代的なポップスにも合うカッチリとしたサウンド、VINTAGEモードではジャズに適した枯れたサウンドが楽しめます。とくに面白かったのが、ADVANCEDモード。「ADVANCED TONES」という、特殊な効果を持つ斬新なサウンドが登録されており、例えばPIANOのADVANCEDモードなら、3音以上を一緒に弾くとストリングスの音がレイヤーされます。E.PIANOやSYNTHでは、トレモロ効果やタッチレスポンスによって変化する複雑な効果が加わっています。こういった少し凝ったサウンドは、作曲のアイディアにもつながりますね。

搭載されている細かな機能に感動!

さらに細かい機能も充実。音高を調節するトランスポーズやチューニング、サステインの設定、イコライザー、音律変更、音色など各種設定をまとめて保存して呼び出せるマイセットアップ機能などを搭載しています。イコライザー機能では、低域や高域を強調する音質にしたり、ロック/ダンス/ジャズ/クラシックなどの音楽ジャンルに合わせた音質に調整することが可能です。音律も平均律、純正律など17種類から選べます。

「CT-S1」に備わっている機能はこれだけではありません。RECボタンを押せば、自分の演奏を録音/再生できます。楽器練習では自分の音を客観的に聴くことが大切なので、この機能は助かりますね。さらに、別売りのワイヤレスMIDI & AUDIOアダプター「WU-BT10」を「CT-S1」に挿せば、Bluetoothオーディオで音楽を「CT-S1」のスピーカーから再生することが可能です。スマホやパソコンに保存した好きな楽曲を流して一緒に演奏するなど、練習もはかどるでしょう。

  • ※ワイヤレスMIDI&AUDIOアダプター(別売)使用イメージ

また、USB接続をすればMIDIキーボードとして使うこともできます。この快適なタッチの鍵盤で打ち込みができるというのはうれしい!  普段はスタンドアローンの楽器として、音楽制作時にはMIDIキーボードとして使えるというのはとても魅力的です。

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初めての楽器選びは使いやすさとともにデザインも大切です。使っていてテンションが上がるようなデザインだと、“もっと触ってみよう”という気持ちになりますよね。「CT-S1」は優れたデザイン性と充実した音色&機能を両立しており、長く愛用できるキーボードだと感じました。電子キーボードの購入を検討している人は、ぜひ「Casiotone CT-S1」を手に取ってみてはいかがでしょうか?

「Casiotone CT-S1」についてはコチラ

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