ゲーミング機能が強化されたWindows 11を搭載

ゲーマーにとっては、新OSで搭載された機能も気になるところだろう。Windows 11ではUIが刷新されただけでなく、ゲーミング機能も強化されており、ゲーマーにもさまざまな恩恵がある。

そのひとつが「自動HDR」だ。これは、ディスプレイがHDR(High Dynamic Range)に対応していれば、SDRで制作されたDirectX 11以降のゲームを自動的にHDR相当の画質にアップしてくれる機能。別途HDR対応の外付けディスプレイが必要になるが、「G-Tune P5-144」でも利用可能。

そこで実際に試してみることにした。自動HDR機能を利用するには、HDR対応ディスプレイと本機のMini DisplayPortを接続して、Windows 11のディスプレイ設定で「外部ディスプレイのみに表示する」にしたあと、「HDRを使用する」や「自動HDR」を有効化すればいい。

この状態でゲームをプレイしてみたところ、通常のSDR(High Dynamic Range)の画面に比べて明るい部分がより明るく、空や花、炎、エフェクトなどはより鮮やかに表現された。メリハリがついて見栄えのする画面になるので、遊び慣れた古いゲームも新鮮な気分で楽しむことができた。

  • Windows 11の「自動HDR」機能。有効にすることで、SDRのゲームもHDR相当の画質に向上して楽しむことができる

  • Apex Legendsの通常の画面(上段)と、自動HDRを有効にした画面(下段)。写真では少しわかりづらいが、右側の崖の色味を始め、かなり自然にHDR化してくれている印象。今回試した限りでは、自動HDRを有効にしてもハードウェアへの負荷はほとんど変わらないようだ