コロナ禍で日々の生活スタイルや休日の過ごし方が変わっている中、「気分転換に山でも登ってみようか」と思っている人も多いのではないだろうか。

これから山デビューをしようという人、あるいはすでに登山をはじめて、今後もいろいろな山に登ってみたいと考えている人におすすめしたいのが「アウトドアウオッチ」。腕時計として時刻を正確に知らせてくれるだけではなく、現在地の標高や気温を教えてくれたり、方角を確認できたりと、さまざまな機能で登山をサポートしてくれるからだ。

とはいえ、なかには「アウトドアウオッチって、高機能だけど見た目がゴツかったり、サイズが大きいんじゃないか……」と抵抗感を持つ人もいるかもしれない。そんな人にこそぜひ使ってほしいのが、カシオの「PRO TREK」(プロトレック)シリーズの「PRW-30である。

  • 小型&軽量ボディに多彩な機能を備え、操作も簡単。
    デザイン性にも優れているため、カラフルなアウトドアウェアともあわせやすい

今回は実際に高尾山に登りながら、PRW-30の機能や操作性を体験してみることにした。

情報が「すぐにわかる」工夫が盛りだくさん

京王線の特急に乗って新宿から約1時間、高尾山口駅に着く。高尾山は年間300万もの人が訪れ、初心者から経験者まで登山を楽しむことができる人気の山だ。

腕につけたPRW-30は、厚さ12.3mm、重さ66gと軽量コンパクトで、日ごろ使っている腕時計と比べても装着感の差はほとんどない。「PRO TREK」シリーズでは、アウトドアシーンでの使用に適した多彩なラインナップを展開しているが、PRW-30は今年の夏から展開が始まった「Climber Line Digital」(クライマーラインデジタル)の第一弾。
Climber Lineは装着性と視認性を重視したシリーズで、「PRW-50」や「PRW-60」といったアナログタイプやフルデジタルタイプである「PRW-3100」などで人気を博してきた。 PRW-30は「PRW-3100」と同じフルデジタルタイプでありながらも、見た目のサイズダウンを図り、扱いやすさやファッション性がさらにアップしている。
カラーバリエーションは全5種類。今回使用したのはバンドの深緑色に、アクセントのオレンジ色が印象的な「PRW-30Y-3JF」だ。

  • どんなファッションにもマッチしそうな絶妙なカラーバリエーションが魅力的

山麓のケーブルカー清滝駅の前で、まずは高度補正を行う。液晶画面の表示を「高度計測モード」へと切り替えるには、本体右側のダイレクトボタンを押すだけなので、アウトドアウオッチを使い慣れていない人も簡単に操作できる。地図によれば標高は「210m」とあったので、早速PRW-30の高度表示も210mに合わせてみた。

  • スマホで登山地図を確認。高度計測モードに切り替え、高度表示を210mに補正する

ちなみに、本体右側のダイレクトボタンは3つあり、上から順に「方位計測モード」「気圧・気温計測モード」「高度計測モード」となっている。どのモードもボタンをワンプッシュするだけで表示されるので、知りたい情報を瞬時に知ることができる。

  • 本体右側のダイレクトボタン。上から順に「方位計測モード」「気圧・気温計測モード」「高度計測モード」となる

高度補正をして、身支度を整えたら、いざ山登り!高尾山にはいくつもの登路があるが、今回は尾根伝いの「稲荷山コース」から頂上を目指すことにした。

  • 稲荷山コースは本格的な登山道となっている

稲荷山コースは他と比較して、地形の変化があまりない単調なルートだ。そのため地図や地形を読むことができても、現在地の把握がしづらい。そのため登山中は、PRW-30の高度計測モードで表示される数値と、地図上の標高を照らし合わせ、だいたいの現在地を把握しながら登った。

  • コース上には「455」など標高を示すポイント(標高点)がいくつかある

PRW-30は、フェイスにSTN液晶とハイコントラストなボールドフォントを採用しているため、PRO TREKシリーズの従来のモデル(「PRW-3100」など)に比べて、視認性も格段に向上している。実際の登山では、日差しがさんさんと降り注ぐ炎天下を行くこともあれば、木々に覆われて日陰になった林の中や、薄暗い曇天の空の下を行動することもある。どんな状況下でも、パッとひと目見て時刻や高度を確認できるかどうかは、アウトドアシーンで使用する腕時計を選ぶときに、実はかなり重要な条件だったりする。

  • ハイコントラストなボールドフォントを採用しているため、視認性もよい

また、PRW-30はフルオートLEDバックライトも搭載しており、日が落ちて薄暗くなってきたときや、山小屋やテントに泊まる夜間にも、液晶画面を明るく光らせて視認性を維持してくれる。今回は日帰り登山だったため、LEDバックライトを試す機会はなかったが、アウトドアウオッチとして不可欠な機能だと言えるだろう。

山頂に到着!帰り際の水遊びもPRW-30なら安心

30℃を超える気温のなか、汗だくになりながら2時間ほど登ると、広々とした高尾山の頂上へと出る。

  • 休日には、この標柱と写真を撮るために行列ができる

高尾山の標高は「599m」。PRW-30を高度計測モードに切り替えると、表示は「589m」とわずか10mの誤差があった。PRW-30に搭載されているトリプルセンサーは、計測された気圧から高度を割り出しているため、気圧の変化によって高度に誤差が出てしまうこともある。それゆえ、高度を正確に計測するには、標高がわかる地点ではこまめに高度補正を行う必要があるのだ。ということで、PRW-30の高度表示も599mに修正しておく。

  • 多少の誤差はあったものの無事山頂に到着

山頂には「大見晴台」という展望台があり、展望案内板によれば、南西~西南西の方角には富士山が見えるという。こんなときに役立つのが、方位計測機能だ。ダイレクトボタンで方位計測モードに切り替えて、南西~西南西の方角を確認。そちらに体と視線を向けてみる。……が、遠くの山並みは雲に覆われて、富士山を拝むことはできなかった。残念!

  • 方位計測モードに切り替えて、南西(SW)の方角を確認。この日は雲が多く、富士山は見えなかった……

山登りのあとは茶屋に入り、高尾山名物のとろろそばで腹ごしらえ。デザートには山盛りのかき氷で、熱気で火照った体を内側から冷やした。こうした「食」も、山登りの楽しみのひとつだ。

  • 高尾山名物のとろろそば

下りは、登路に使った稲荷山コースではなく、6号路へ。このコースは小川沿いの森の中を通っているため、夏でも空気がひんやりして涼しい。場所によっては水辺に下りて、キンキンに冷えた沢の水で顔を洗ったり、タオルを濡らしたりもできる。

  • 沢沿いの6号路を下る

PRW-30は10気圧防水機能を備えているので、時計をつけたまま、腕を沢の流れの中に突っ込んでも問題ない。登山をしていれば、どしゃ降りの雨に降られたり、飲み水をこぼしたりと時計を濡らしてしまう場面は多々あるが、防水機能を備えているPRW-30ならば安心だ。

  • キンキンに冷えた沢の水は気持ちいい!

ほかにも、世界6局の標準電波を受信して時刻を自動修正する「マルチバンド6(電波受信機能)」や、わずかな光で駆動電力を得るソーラー充電システム「タフソーラー」など、PRW-30にはこれまでの「PRO TREK」シリーズで培ってきた機能もしっかりと搭載されている。

軽量コンパクトだけれども、その小さなボディには登山に必要な機能が凝縮され、操作性は「超」がつくほど簡単。防水性や視認性も申し分なし。まさにアウトドアウオッチのエントリーモデルとして最適な一本だといえるのではないだろうか。

ぜひ、今年の山登りのお供にPRW-30を検討してみてほしい。

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