初のアナログFROGMAN(フロッグマン)「GWF-A1000」が、ついに発売された。そこで今回は、「GWF-A1000」に対するお客様の評価や反応を探るべく、日本国内にわずか7店舗しかない(※)G-SHOCKコンセプトショップ「EDGE」(エッジ)「ISHIDA表参道」(東京都渋谷区)を取材。ご対応いただいたのは、同店で接客と販売をご担当する伊藤梢(いとうこずえ)さん。お仕事で商品について学ぶほど夢中になってしまったと語る大のG-SHOCKファンだ。
※2020年7月1日現在
――まず、ISHIDA表参道さんも展開されているG-SHOCKコンセプトショップ「EDGE」とはどんなお店なのか教えてください。
伊藤さん:ひとことでいうと「G-SHOCKを体感できる専門店」です。ただ販売するだけではなく、G-SHOCKの歴史や世界観を実際に感じて見ていただけるよう、展示や説明を工夫しています。
みなさんもご存知の通り、G-SHOCKはラインナップもたいへん豊富です。当店ではスタンダードなものから「MASTER OF G」シリーズ、「MT-G」、「MR-G」といったハイクラスなシリーズも含め、商品を幅広く取り揃えております。なので、それぞれの商品についても、お客様が安心してお選びいただけるよう、私たちスタッフもEDGE独自の資料やセミナーなどを通じて日々勉強しています。
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EDGEの認定店を証明するプレート
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「ひとつ上のG-SHOCK」として人気のメタルケースシリーズ
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MR-Gの在庫が豊富なのも同店の大きな特長
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MASTER OF Gコーナーのセンターは、当然GWF-A1000だ
――質問しながら検討できるのは、お客様にとっても心強いですね。さて、今回はFROGMANについてお話をお聞きしたいのですが、伊藤さん自身はFROGMANシリーズのどんなところに魅力を感じますか?
伊藤さん:なんといっても、独特な非対称のデザインですね! 非対称の形の時計ってたまに出てくるんですけれど、定番になれるのは本当にひと握りで、ほとんどのモデルはそれっきりで消えてしまう。FROGMANのように長年愛される時計はほとんどありません。非対称でこれだけ成功しているシリーズは珍しいですね。
FROGMANは、潜水作業時に時計が手首周りを妨げないように、ケースが左にオフセットされているんですよ。非対称のユニークさだけでなく、デザインに機能性というか必然性がある。これはこういう時計なんだよと、形が物語っているんです。非対称でこそFROGMAN!
――今回のアナログ版FROGMAN「GWF-A1000」にも、非対称のデザインが受け継がれていて良かったですね。
伊藤さん:そうですね!
――伊藤さんが販売に携わってきて、特に印象に残っている(FROGMANの)モデルはありますか?
伊藤さん:G-SHOCK30周年記念で発売された「ライトニングイエロー」の「GF-8230E-9JR」の(2013年11月発売)が強く印象に残っています。
30周年記念という大きなアニバーサリーイヤーでもありましたし、FROGMANがラインナップされるのではないかとはいわれていたんですよね。その期待に応えての久々の復刻(※)だったこともあって、お客さんと一緒にすごく盛り上がった記憶があります。
※ベースモデルとなったFROGMAN「GF-8250-9JF」がすでに生産終了となっていた。
――お客さんと一緒に!いいなぁ、私もそんなショップで買いたいです。ちなみに、復刻版の「GF-8230E-9JR」は多くのお店で即売り切れだったんですよね。ライトニングイエローの中でも、FROGMANが1番最初にSOLD OUTになったと。
伊藤さん:あっという間になくなりましたね。G-SHOCKのアニバーサリーモデルは、ファンの皆さんがずっと待ち構えていらっしゃいますし、FROGMANは特にそうでしたから。そこに「ライジングレッド」(※1)と「ライトニングイエロー」、まさかの2本が発売されて! 特に「ライトニングイエロー」は皆さん嬉しかったでしょうね。最初のFROGMAN「DW-6300」(1994年7月発売)は、黄色のモデルが大人気だった(※2)と聞きますし。それ以来、黄色のFROGMANには特別感があるんですよね。
※1 2012年9月発売。FROGMANの型番は「GF-8230A-4JR」。
※2 当時は時計といえば黒やシルバーが当たり前で、その風潮を変えたのはG-SHOCKだった。
――お話が楽しくて、このまま字数が尽きてしまいそうです(笑)。その前に、本題のアナログのFROGMAN「GWF-A1000」についてお話をお聞かせください。まず、第一印象はいかがでしたか?
伊藤さん:「ついにアナログが来たか!」ですね。以前からファン界隈では、アナログのFROGMANを作らないのかな、とちょっとザワザワしていたりしたこともあったので、「待ってました!」 と。あと、針だと一目で時間を理解できることもあって、やっぱり視認性がいいなと素直に思いました。
――私も針の視認性の高さは再認識させられました。「FROGMAN=デジタル」というイメージが強かったので、よりそこに目が行くのかもしれませんね。デジタルとアナログの違いという点以外ではどうですか?
伊藤さん:軽さに驚きました。ケースサイズはデジタル版「GWF-D1000」とほぼ変わらないのに、重量は22gも軽い。おかげで、装着感も向上しましたよね。主にカーボンモノコックケースの効果だと思いますけど、これは革命的な発明だと思います。私もカーボンモノコックケースの製品を扱うことが増えましたが、従来のケースサイズと重量の感覚が狂います(笑)。
――ケースサイズは大きいのに、実際に手に取ると「あれ?意外に軽い」と。
伊藤さん:はい。そのおかげで、ケースサイズが大きくてもためらわずに済む、というのはあると思います。G-SHOCK、特に「MASTER OF G」シリーズは、その大きさや存在感もお客様に選ばれるポイントになっています。お客様とお話していると、大きなサイズを楽しみながら着けられるのもG-SHOCKの大きな魅力なんだなと感じますね。実際に「GWF-A1000」を手に取られた方々からも「着けやすくなったね」とよくいわれます。やはり、軽量化はしっかり響いているようです。
――FROGMANには、リピーターの方も多そうですね。コレクターとか。
伊藤さん:「このFROGMANは持っておきたいから」と仰る方はいらっしゃいますね。しかも今回はシリーズ初のアナログモデル、いってみればメモリアルモデルですから。
ちなみに、現在はレインボーIPの限定モデル「GWF-A1000BRT」の問い合わせが多いですね。初のアナログで初の限定モデルですから、がぜん注目度は高いといえます。もちろん「通常版を見たい」と来店される方も多いですよ。
――デジタル版の「GWF-D1000」も引き続き併売となっていますが、どちらにしようかと悩まれるお客様はいらっしゃいますか。
伊藤さん:お客様も私たちも、もうまったく別の時計という認識です。「GWF-D1000」は発売されてすでに4年が経過していますし、今は「アナログのFROGMANが見たい!」といわれる方が圧倒的に多いですから。
――そんな「GWF-A1000」は、どんな方々におすすめでしょうか。
伊藤さん:G-SHOCKに興味を持たれるお客様は、若い頃からG-SHOCKに慣れ親しんでいる方々が多いんです。G-SHOCKって、仕事でもレジャーでも生活のシーンのどこかで必要になる、あるいは持っていると活躍する時計なんですよね。バンバンぶつけていい時計、神経質に扱わなくてもいい時計。これが高級ブランドの機械式時計ではそうはいかないじゃないですか。「あぁ、ぶつかる!」とか、「あぁ、傷が!」って感じで。
そんな気軽に使えるG-SHOCKも、少し年齢を召されるともうちょっといいモデル、ワンランク上のモデルが欲しいなと思われる方が多いんです。昔オリジンの「DW-5000」を使われていた方々がメタルの「GMW-B5000」をお求めになったり、「MT-G」、「MR-G」を買われたり。その流れの中に、「GWF-A1000」も存在していると思うんです。
と同時に、昔のG-SHOCKブームを知っているだけに「あれは若い人向けの時計でしょ」と仰る方もいます。しかし、「今のG-SHOCKは高級な機種もあるんですよ」と「GRAVITY MASTER(グラビティマスター)」や「GULFMASTER(ガルフマスター)」など、価格的に5万円前後からの商品をご案内すると、非常に興味を持たれる方もいらっしゃいますので、そこで「GWF-A1000」も含め“大人が選ぶ、次のG-SHOCK”というアプローチでご提案させていただいています。
――なるほど、確かに「MASTER OF G」シリーズなどは、その受け皿になっている節がありますね。
伊藤さん:はい。そういった意味でもご紹介しやすいシリーズです。
――それに、FROGMANは「MASTER OF G」シリーズのリーダー的存在ですし、歴史的にも長く名前をそのまま残しているのはFROGMANくらいですもんね。型番でなく(しかも愛称ではない)名前で呼べるって、親しみやすさが違いますよね。
伊藤さん:それはありますね。名前が通っているので、当店にお越しいただくお客様には「FROGMANのアナログモデルなんですよ」といっただけで、もうグッと刺さるんです。
――あと、これはちょっと禁断の質問かもしれませんが(笑)、今、各ブランドさんともダイバーズウオッチに大変力を入れていますけど、実際にダイビングをされるお客さんはダイバーズウオッチをお求めになられるのでしょうか。
伊藤さん:ダイビングをされるというお客様もいらっしゃいますが、本格的に潜られる方はダイブコンピュータを使われる方が多いとは聞きます。あと、サーフィンをされる方が、タイドグラフ付きのダイバーズウオッチをお求めになることは結構ありますね。
――それなら「GWF-A1000」はピッタリじゃないですか! 膨大なポイントを持つタイドグラフ機能(専用アプリから設定)が使えるし、耐衝撃や防水も万全だし、アナログ針の視認性もいいし。
伊藤さん:それと、ダイバーズウオッチが大切にしている部分は他にもあって、自分の個性とかライフスタイルをここ(手首)で主張するってことなんですよね。それは「あの人、いつもなんか本格的な時計をしているよね」といったふうに伝わる。だからこそ、見かけ倒しじゃだめなんですよね。本格的な機能や性能が伴わないと、自分を表現するアイテムとして機能しないんです。
――ほかに、「GWF-A1000」のここを見てほしいというところはありますか?
伊藤さん:針の形がユニークなところとか……。あと、第二時間帯(ワールドタイム)が見やすいのもおすすめポイントですね。これはFROGMANに限らず、よくお問い合わせをいただくんです。海外への出張や旅行をされる方は、特に気になるはず。そこで、アプリで簡単にワールドタイムのセットができたり、ホームタイムとワールドタイムの入れ替えがボタンの長押しだけで一発でできるといった点は必ず説明します。
――その視点でも、「GWF-A1000」はすごくいいですね。Bluetoothでのスマホとの接続が常時接続になったので、空港に着いたらすぐ、自動的に時刻が補正されるという。それに、スーパーイルミネーター(高輝度LEDライト)も明るいですし。
伊藤さん:あれはすごいですよね! タフソーラーで、こんなに明るくていいのかなってくらい。私、最初USB充電が必要なのかなって思っちゃいましたもん。
――タフソーラーならではのフットワークの良さ、気軽さや手軽さという魅力は大きいと思うんですよ。さらに、機能的にもここまででできるっていう。
伊藤さん:他にもJIS耐磁時計1種に対応しているので、実はPCでの作業が多い人なんかにもおすすめなんですよね。電磁波の多い場所でも時計が狂いにくいんです。実はダイビングだけでなく、日常の実用性も高いんですよ。
――今日は(いいにくいことも含めて)楽しいお話をありがとうございました。では最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします。
伊藤さん:マイナビニュースの読者の皆さんは、G-SHOCKの機能やデザイン、素材などがどんどん進化していることはご存知かと思います。でも、記事だけではわからないこともたくさんあります。それをぜひ当店で体験してみてください。G-SHOCKはモデルがたくさんありすぎて、どれを買えばいいのかわからないという方にも、しっかりとご説明、アドバイスさせていただき、お客様に最適な1本をご案内いたします。カタログに載っている商品なら、何でもご用命ください!
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