デスクトップPC並みの性能かつ17.3型ディスプレイは強し - 6コア/12スレッドCPU搭載のノートPC「m-Book Wシリーズ」

マウスコンピューターは15.6型比約1.2倍の17.3型ディスプレイを採用し、最新世代の6コア12スレッドCPU「Intel Core i7-8750H」と外部グラフィックス「NVIDIA GeForce GTX 1050」により、デスクトップPC並みのパフォーマンスを発揮する高性能ノートPC「m-Book Wシリーズ」の販売を開始した。

広いディスプレイで複数ウィンドウでの作業がしやすく、多コアCPUと外部グラフィックスでクリエイティブ系アプリやPCゲームを快適に動作させられるのが本製品の特徴。その実機を借用したので、スペック、使い勝手、パフォーマンスをレビューしよう。

マウスコンピューター「m-Book Wシリーズ」124,800円(税別)～

パッケージには本体、バッテリー、ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書など)が同梱
パッケージはマウスコンピューターのイメージカラーの黄色で彩られ、前面と背面に同社の大きなロゴが配置されている

標準構成モデルは4種類、メモリ、ストレージはカスタマイズ可能

今回、試用したのは直販価格139,800円(税別)の「m-Book W880XN-M2S2」。CPUは「Intel Core i7-8750H」(2.20/4.10GHz)、ディスプレイは17.3型フルHDノングレア(1,980×1,080ドット、LEDバックライト)、メモリは16GB(PC4-19200 DDR4 SODIMM)、ストレージは256GB SSD(Serial ATAIII接続)を標準搭載しているモデルだ。

「m-Book Wシリーズ」には標準構成モデルとして下記の4機種が用意されている。全モデルで、CPUが「Intel Core i7-8750H」、外部グラフィックスは「GeForce GTX 1050」が採用されており(ビデオメモリ容量も同シリーズすべて4GB)、メモリ、ストレージの種類と容量のみが異なっている。

m-Book Wシリーズのラインナップ
型番(価格:税別)	CPU	メモリ	ストレージ
m-Book W880BN (124,800円)	Intel Core i7-8750H	8GB	500GB Serial ATAII HDD
m-Book W880SN-S2 (129,800円)		8GB	240GB Serial ATAIII SSD
m-Book W880XN-M2S2 (139,800円)		16GB	256GB Serial ATAIII M.2 SSD
m-Book W880XN-M2SH2 (144,800円)		16GB	256GB Serial ATAIII M.2 SSD、1TB Serial ATAII HDD

メモリは8GB/16GB/32GB、SSDは240GB/480GB/960GB(Serial ATAIII)、128GB/256GB/512GB/1TB(M.2 Serial ATAIII)、256GB/512GB/1TB(M.2 PCI Express x4)、HDDは500GB/1TB/2TB(Serial ATAII)などからカスタマイズできる。ただしSerial ATAIII接続のSSDを搭載する「m-Book W880SN-S2」はHDDを選択できないなど、一部制限があるので、注文時には注意してほしい。

カスタマイズ時にぜひ検討いただきたいのが、無線LANのアップグレード。標準で最大433Mbps対応の無線LAN機能が搭載されているが、プラス3,800円で最大1.73Gbps(理論値)でワイヤレス通信が可能な「Intel Wireless-AC 9560」にアップグレードできる。この通信速度を実際に利用するためには、160MHz幅での通信を可能にする「HT160」規格に対応した無線LANルーターが必要になる。あとからPC本体側を対応させるのはハードルが高いので、将来的なHT160対応無線LANルーター導入を見据えてアップグレードしておくことをオススメする。