「m-Book Wシリーズ」には、17.3型フルHDノングレア(LEDバックライト、1,920×1,080ドット)ディスプレイが採用されている。17.3型は15.6型と比較すると数値的には約23%広いが、感覚的にはもっと広大に感じる。
Windows 10にはウィンドウを2~4分割に整列表示するスナップ機能があるが、17.3型ディスプレイだと実に快適だ。左側に資料を表示しつつ、右側で書類を作成するような作業でも十分な視認性が確保される。長時間のPCワークで目が疲れることが多いという方には、ぜひ17.3型ディスプレイの広い表示領域を試してみてほしい。
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輝度、色域、コントラスト比は非公表だが発色に癖はない。視野角も45度ぐらいまでなら一定の視認性が確保される。17.3型と画面が大きいぶん照明の光は入り込みやすいが、ノングレア(非光沢)処理のおかげで、よほど強い光源でなければ気にはならない
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文字やアイコン、アプリのサイズは「設定→システム→ディスプレイ」の「拡大縮小とレイアウト」で変更可能。スケーリングは100%に設定されているが、125%、150%、175%に変更できる。今回試用した限りでは、17.3型ディスプレイには100%が適切だと感じた
キーピッチ約18mm、キーストローク約1.8mm。打鍵感は良好
本製品のキーボードはキーピッチが約18mm、キーストロークが約1.8mmとなっている。一般的なフルサイズキーボードのキーピッチ19mmよりは狭いが、数時間使えばすぐに慣れるレベルだ。剛性はしっかり確保されており、キーを強く叩くどころか、強く押し込んでもたわみは少ない。キーの反発力は適度な設定で、打鍵感は良好。打鍵音も比較的低めに躾けられている。何よりパームレストが広いおかげで安定してタイピングできるので、長時間作業していても疲れは少ない。