「m-Book Wシリーズ」のサイズはW418.5×D288.7×H27.9~34.9mm(折り畳み時)、重量は約2.8~2.9kg。17.3型ディスプレイを搭載しているだけに、それなりのサイズ、重量となるのは致し方ない。毎日バッグに入れて持ち歩くのはちょっと大変だ。しかし、デスクトップPC並みのパフォーマンスを自宅でも活用できると考えれば、メリットのほうが大きい。
なおバッテリー駆動時間が従来モデル(m-Book W875)の約5.6時間から約6.2時間へと延長されているのもポイント。カタログスペックで約6.2時間動作するのなら、自宅だけでなくちょっとした外出の際にも、ACアダプタなしでじっくり作業に没頭できる。
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ACアダプタの仕様は入力100-240V~1.7A、出力19.5V/6.15A、容量120W。マウスコンピューターの製品保証は国内のみだが、仕様上は変圧器を使わなくても世界各地で利用できる
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バッテリー容量は4200mAh。予備バッテリーを数本用意すれば、屋外での長時間運用も可能だ
インタフェースは豊富、ディスプレイは最大4画面表示が可能
インタフェースは、USB 3.1 Type-C(左側面×1)、USB 3.1 Type-A(左側面×1)、USB 3.0 Type-A(右側面×1)、USB 2.0(右側面×1)、HDMI(左側面×1)、Mini DisplayPort(左側面×2)、SDメモリーカードスロット(左側面×1)、マイク入力(右側面×1)、ヘッドフォン出力(右側面×1)が用意されている。
外部ディスプレイ接続時、HDMI、Mini DisplayPortから最大4K解像度(3,840×2,160ドット)で映像出力できる。HDMIが1つ、Mini DisplayPortが2つ搭載されているので、本体のディスプレイと合わせて最大4画面に表示できるわけだ。ビデオ編集やRAW画像の現像などのクリエイティブワークで、マルチディスプレイ環境は重宝するはず。
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フットプリントはW418.5×D288.7mm。ボディ材質はプラスチック製。カラーは濃いグレーで、梨地風の表面処理が施されている
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本体底面はほぼフラットな構造。底面中央には大きな冷却口が設けられており、ヒンジ側のゴム足は約5mmと高めに作られている。効率的に底面から空気を吸い込める設計だ
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本体中央やや右には、電源ランプ、バッテリーランプ、機内モードランプ、ハードディスクアクセスランプが配置されている。ディスプレイを閉じていても、ステータスを確認可能だ
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本体背面。ヒンジ部の冷却口は右側のみ実際に穴が開いている。左側はデザイン上のダミーだ