従来比2~4割の性能向上で重量級ゲームもスムーズに

気になるパフォーマンスだが、どれだけの進化を遂げたかは、昨年9月に行ったN1580Jシリーズのレビューと比べて見るのが一番わかりやすいだろう。やや古めのタイトルも含まれているが、同じベンチマークテストを行い、スコアの違いを確かめてみることにした。

ドラゴンクエストX
ベンチマークソフト
1280×720【標準品質】 12572
1920×1080【標準品質】 9524
1280×720【最高品質】 11529
1920×1080【最高品質】 8852
モンスターハンター フロンティア
オンライン ベンチマーク 大討伐
1280×720 22860
1920×1080 12038
ファンタシースターオンライン2
キャラクタークリエイト体験版Ver 2.0
1280×720【描画設定3】 58185
1920×1080【描画設定3】 35525
1280×720【描画設定5】 31264
1920×1080【描画設定5】 19745
CINEBENCH R11.5 OpenGL 110.78fps
CPU 8.05pts

結果はご覧の通りで、まず3DMarkではテストの種類にもよるが、およそ3割から4割程度の大幅なスコア向上が確認できた。また、DirectX 10ベースのBIOHAZARD 5よりも、DirectX 11ベースのロスト プラネット 2でより大きなスコアアップとなっており、新しいグラフィックスAPIを利用するプログラムで、より高い性能を発揮できるようだ。

実際ゲームを楽しむ場合においてどれだけの恩恵があるかだが、前回測定していないタイトルも含め、国内のメジャーなゲームソフトを試してみたところ、フルHD解像度で描画品質を最高に設定した場合も、当然のことながらまったくストレスなくプレイ可能な水準の性能が得られた。旧ファイナルファンタジーXIVベンチマークのLowモードのみ、ソフトとの何らかの相性のためかスコアダウンとなっているが、それ以外ではおおむね2割前後か、それ以上のスコアアップとなっている。特にDirectX 11を使用するロストプラネット 2ではフルHDの設定で従来に比べフレームレートが約4割増となっており、ここでも新しいAPIで底力を出すことが確認できた。ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼアでは現在DirectX 11版も開発中となっており、将来それがリリースされた場合は本機のようなハイスペックマシンを利用して、さらに精緻な表現を楽しむことができるだろう。

「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」の最高品質設定時。1280×720(左)ではもちろん、フルHD(右)でもストレスなくプレイが可能で、従来機種から約2割のスコアの向上も確認

「ドラゴンクエストX」のデフォルト設定(左)と、フルHD・最高品質時(右)のスコア

そのほか、SSD+HDDモデルのSSDはSanDisk X110を採用。CrystalDiskMarkを使用した実測でも読み出し速度は500MB/sを超えており、OSや各種ソフトの起動も素早く完了する。パワーユーザーの間ではSSDとHDDのツインドライブ構成は、今や常識となりつつあり、ゲームはもちろん、PCの利用全般に渡ってキビキビした動きを求めるならSSD+HDDモデルの選択は必須といえるかもしれない。

CrystalDiskMarkでのSSDの性能測定結果

以上のように、「G-GEAR note N1581J」シリーズはGPUの刷新によって期待通りの性能向上を果たしつつ、細部に改良を加え、よりユーザー本位の使いやすさを身につけたマシンとなっている。ノートPCでゲームを最高の環境で楽しみたいというゲーマーはもちろん、デスクトップ機並みの性能をコンパクトに実現したいという、スペック最重視のノートユーザーにもオススメできる一台といえるだろう。

(マイナビニュース広告企画)

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