ベンチマークで実用性を確認しよう
最後にRM5A-A42/S2の実用性をベンチマークで確認してみよう。まず「Windows エクスペリエンス インデックス スコア」だが、基本スコアはグラフィックス2項目の「6.8」。これは内蔵グラフィックとしては最高峰の数値だ。プロセッサとメモリの数値は「7.3」、しっかりした処理能力を確認できる。また、SSDを導入したため、プライマリハードディスク項目は最高得点の「7.9」となっている。
続いて、SSDとHDDの速度差を「CrystalDiskMark 3.0.1」で確認してみよう。SSDはOSやアプリケーションが入っている状態、HDDは空の状態であるため公平とはいいがたいが、実効速度の参考にしてほしい。速度の違いは歴然としている。このSSDとHDDの速度の違いは、多くの人に体験してもらいたい。なお、今回はSK Hynix製のSSDを選択したが、同機ではインテル製やCrucial製のSSDもチョイスできる。それらのSSDが気になるならばこちらの記事を参照していただきたい。
3Dゲームが内蔵グラフィックでここまで動く!
Windows エクスペリエンス インデックス スコアでは優秀な結果出した内蔵グラフィックだが、実際に3Dゲームは動くのだろうか。過去に内蔵グラフィックの性能がフューチャーされることはあったが、いずれも動作させることができるゲームは、古めの低負荷なゲームに限られていた。さて結果はというと、昨年発売されたグラフィックボードのローエンドモデルを軽く上回り、ミドルレンジに迫ろうかという優秀さだ。今年サービスを開始したばかりの、国産ネットゲーム注目作「ファンタシースターオンライン2」ベンチマークにおいて、十分に動作可能な数値が計測できた点は特筆に値する。また、要求スペックの高さから多くのユーザーが悲鳴を上げ、最新のハイエンドグラフィックボードでもいまだに高負荷な「ファイナルファンタジーXIV」ベンチマークも、問題なく完走できた。これならば、ライトゲーマー用のゲーミングPCとして勧められそうだ。
各種ベンチマークのスコア | 3DMark 11(Performance設定、1280×720ドット) | Score P1514 3DMarks |
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PSO2キャラクタークリエイト体験版(設定3) | 1280×720ドット:2117 |
MHFベンチマーク 第3弾【大討伐】 | 1280×720ドット:4298 |
ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク(ミコッテ) | Low:2093 |
コストパフォーマンスに優れた実用的なプラットフォーム
AMDの最新APU、Trinityを中心に構成されるPC環境は、安価だが高いレベルでバランスの取れた性能を見せてくれた。特に3D処理能力の高さやマルチディスプレイ対応などの内蔵グラフィック性能は、いままでにないものだ。Trinityプラットフォームが生きるとすれば、ひとつは家庭や職場の一般事務用PC。安価で性能に困らないバランスの良いPCが手に入るからだ。もう1つは、ゲーミングPC入門機。コンシューマゲーム機にちょっと上乗せした金額から購入でき、最高画質ではないものの十分プレイが可能。そして後々拡張も行える。こういった環境が65,000円ほどで手に入るのだから、コストパフォ-マンスの良さは折り紙付きだ。機会があればTrinityプラットフォームを利用した実用PC構成を、ぜひ一度ツクモのホームページから探ってみてほしい。
試用機詳細スペック | 型番 | RM5A-A42/S2 |
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CPU | AMD A10-5800K APU (4コア / 3.8GHz / 4MB L2キャッシュ) |
チップセット | AMD A75 |
メモリ | PC3-12800 DDR3 8GB (4GBx2)(4GBx2) |
グラフィック | AMD Radeon HD 7660D(APU内蔵グラフィックス) |
ストレージ(SSD) | 128GB MLC (Hynix製 SH910 Series / SATA 6Gbps対応) |
追加ハードディスク | 1TB HDD (WD製 WD10EZRX / SATA 6Gbps対応) |
光ドライブ | DL対応 DVDスーパーマルチ (LG電子製 GH24NS90) |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット SP1 |
構成価格 | 64,880円(2012年10月22日現在) |
(マイナビニュース広告企画)
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