BTOで個性的なハイエンドマシンが作れるサイコムから、注目タイトル「ファンタシースターオンライン2」(PSO2)推奨モデル「G-Master Assault」が登場した。もちろんBTOにも対応。PSO2だけでなく、さまざまなゲームでガンガン遊べるハイエンドマシンを使ってみた。
■試用機の主なスペック [CPU] Intel Core i7-3770K(3.50HGz) [チップセット] Intel Z77 Express [メモリ] 8GB [ストレージ] 250GB HDD [グラフィックス] NVIDIA GeForce GTX 560 [OS] Windows 7 Home Premium 64ビット [価格] 125,940円(試用機のWeb直販価格)
豊富なBTOメニューでさらなるハイエンドもOK
「G-Master Assault」は、サイコム初のゲーム公式推奨モデルだ。セガの提供するWindows対応のオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」の推奨モデルとなっており、購入特典としてゲーム内で使えるアイテムなども用意されている。
サイコムといえば、非常に幅広いBTOメニューをもっているメーカーだ。個性的なケースや水冷・静音モデルなども用意されており、当たり前のPCでは満足できなくなったユーザーにも魅力的なメニューとなっている。もちろん、超ハイエンドマシンを構築することもできるし、ベースモデルにもゲーミングPCはラインアップされている。どんなゲームにも対応できるマシンも作ることができるのだが、今回は公式に「ファンタシースターオンライン2」が動くことが検証済ということで、ユーザーにとってわかりやすく安心して購入できるモデルになっている。
試用機の構成は、CPUに第3世代Intel Core i7-3770Kを選択し、8GBのメモリと250GBのHDDを組み合わせ、グラフィックス機能としてGeForce GTX 560を搭載したものだ。これは標準構成に対してCPUを最上位のものにし、HDDの容量を抑えた構成となる。
BTOメニューとしてはマザーボードとCPUファン、ケースは固定されているものの、ほかは選択肢が広い。たとえばCPUは第2世代Core i7の3種類と第3世代Core i7の2種類から選択可能だ。メモリは最大32GBまで。2TBのHDDを搭載することもできるが、SSDにすることもできるし、SSDとHDDを組み合わせてもOK。通常はSSDにOSがインストールされるが、ユーザーが希望すればSSDキャッシュ仕様にすることも可能だ。
光学ドライブも標準ではDVDスーパーマルチドライブだが、ブルーレイディスクにもなる。グラフィックス機能に至っては、GeForece系とRadeon系を両方とりそろえ、全20種の中から選ぶことができる。ゲーミングキーボードやマウス、大型ディスプレイの同時購入メニューも用意されているという充実ぶりだ。とにかくユーザーの希望には絶対に応えてやろう、という意気込みが感じられる。
吸排気性能抜群のメッシュケースを採用
まずはその外観をチェックしておこう。ケースはIn Win製の「Dragon Slayer」だ。サイコムではゲーミングPC「G-Master Falx」のケースとしても採用されているが、フロント部が総メッシュ構造になった個性的なケースだ。標準構成ではDVDドライブが1本取り付けられており5インチベイが1つ空いているのだが、これをふさぐカバーもメッシュになっている。
このメッシュは見た目の飾りではなく、吸気に役立っている。一番下の2ブロック分はフロントカバーを外すことができるのだが、この内側には3.5インチベイに直接風をあてるファンが取り付けられている。さらにその上、5インチベイの下までの部分にも大型の吸気ファンがとりつけられている。
右サイドパネルは飾り程度のメッシュ加工に見えるが、これもちょうど3.5インチベイの位置。左サイドパネルには大きなメッシュ部がある。さらに天面にもメッシュ部があり、内側に空気を引き込むファンも設置。背面の排気ファンとあわせて、プロセッサやグラフィックカードを冷やしてくれる作りだ。もちろん背面にも各所にメッシュ加工が施されている。
ゲーミングマシンはどうしても多くの熱を発することになる。熱対策が十分でないと、白熱のプレイ中に熱暴走ということにもなりかねないが、これだけの対策がされていれば大丈夫だろう。