中古マンションの売却をどの不動産会社に依頼すればよいのか迷う人も多いでしょう。
この記事では、マンション売却に強いおすすめの不動産会社4社と、適切な仲介業者の選び方を解説します。
また不動産会社に仲介を依頼するメリットや、査定依頼に便利な不動産一括査定サイトについても取り上げるので、ぜひ参考にしてマンション売却の手続きを始めましょう。
マンション売却に強いおすすめ大手不動産会社4選
さっそく、中古マンションの売買実績が豊富な仲介業者を紹介します。
取り上げる不動産会社は、公益財団法人不動産流通推進センターが毎年発表している「不動産業統計集」の売買実績ランキングから上位3社と、独自サービスに強みを持つおすすめ業者を紹介します。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 独自サービス |
会社名 | 三井不動産リアルティ 「三井のリハウス」 ![]() |
東急不動産ホールディングス 「東急リバブル」 ![]() |
住友不動産販売 「すみふの仲介ステップ」 ![]() |
SREホールディングス 「SRE不動産」 ![]() |
取扱高 (2022/3) |
1,892,665百万円 | 1,577,995百万円 | 1,453,387百万円 | 調査中 |
店舗数 (2022/3) |
291店舗 | 199店舗 | 256店舗 | 7店舗 |
対応エリア | 札幌、東北、首都圏、 関西、中国、九州 |
札幌、仙台、東京、神奈川、 埼玉、千葉、名古屋、大阪、 兵庫、京都、海外 |
北海道、宮城、東京、埼玉 神奈川、千葉、大阪、京都 兵庫、滋賀、奈良、愛知 三重、岡山、広島、福岡 |
東京、神奈川、埼玉、 大阪、兵庫、京都、奈良 |
特徴 | 36年連続仲介実績1位 | 口コミでの評判の良さ | 身近な店舗で相談が可能 | マンションAIレポート |
リンク |
取扱高1位:三井不動産リアルティグループ「三井のリハウス」
※画像引用元:「三井のリハウス」公式サイト
基本情報 | |
設立年月日 | 1969年7月15日 |
資本金 | 200億円 |
対象エリア | 札幌、東北、首都圏、関西、中国、九州 |
対応不動産の種類 | マンション、戸建て、土地、投資用不動産 |
事業内容 | 個人向け不動産仲介事業:主に個人に対する住宅、土地などの仲介・コンサルティング 法人向け不動産仲介事業:事業法人に対する不動産の仲介・コンサルティング 駐車場事業:時間貸し・月極駐車場などの企画、運営、管理、運営受託 その他事業:カーシェアリング、デューデリジェンス(詳細調査)・不動産鑑定評価業務、保険の代理店業務など |
取扱高(2022年3月) | 1,892,665百万円 |
店舗数 | 291店舗 |
URL | https://www.mf-realty.jp/ |
三井不動産リアルティグループは36年連続仲介件数1位を誇る業界最大手で、不動産仲介部門は「三井のリハウス」でおこなっています。
累積取扱件数100万件突破、顧客満足度96%(2021年度自社アンケート結果)、3ヶ月以内の成約率75%(2021年度実績)のデータを誇り、大手ではありますが一人ひとりのニーズに沿った地域密着型のサービスが強みです。
マンション売却では、「マンション名」を入力するだけで瞬時に相場がわかるAI査定システムを導入。

設備・建物チェックや引越、買取サポートなど、顧客を全面的に支える「360度サポート」で安心の取引を提案しているのも魅力の一つです。
投資事業物件の売却や買い替え、海外や法人向けのサービスも充実しています。
三井のリハウスがおすすめの人
- 確かな知見・実績をもつ不動産会社に依頼したい
- 最新のマンション相場を定期的にチェックしたい
- 投資用マンションの売却を検討している
取扱高2位:東急不動産ホールディングス「東急リバブル」
※画像引用元:「東急リバブル」公式サイト
基本情報 | |
設立年月日 | 1972年3月10日 |
資本金 | 13億9630万円 |
対象エリア | 札幌、仙台、東京、神奈川、埼玉、千葉、名古屋、大阪、 兵庫、京都、海外(香港、台湾、シンガポール、ロサンゼルス、ダラス) |
対応不動産の種類 | マンション、戸建て、オフィス、店舗 |
事業内容 | 不動産仲介業(売買仲介および賃貸仲介) 新築販売受託業(新築マンション・建売等の販売代理) 不動産販売業(新築マンションの分譲・リノベーション事業等) |
取扱高(2022年3月) | 1,577,995百万円 |
店舗数 | 199店舗 |
URL | https://www.livable.co.jp/ |
創業50周年を迎えた東急リバブルでは、売主専用の「売却サポートページ」を作成し、ノウハウのつまったデータを活かした顧客ごとの販売戦略を提案します。

周辺のマーケット情報などリアルタイムにチェックできるほか、数値とグラフで日々の売却活動の様子を一見できる、売主のためのツールです。
CGリフォームイメージや写真掲載、中古マンションライブラリーや提携不動産ポータルサイトへの情報登録、AIを活用したレコメンドなどなど、買主とのマッチング率・購買意欲を高める努力でスムーズな販売活動を実現しています。
公式サイトでは利用者の満足度を公開しており、「良い評判」も「悪い評判」も隠さず掲載している点も信頼性の高い不動産会社といえるでしょう。
東急リバブルがおすすめの人
- 実績豊富でサポートが充実した大手企業に依頼したい
- 根拠あるデータをもとに日々の販売活動をチェックしたい
- なるべく早くマンションを売却したい
取扱高3位:住友不動産販売「すみふの仲介ステップ」
※画像引用元:「すみふの仲介ステップ」公式サイト
基本情報 | |
設立年月日 | 1975年3月1日 |
資本金 | 29億7,000万円 |
対象エリア | 北海道、宮城、東京、埼玉、神奈川、千葉、大阪、 京都、兵庫、滋賀、奈良、愛知、三重、岡山、広島、福岡 |
対応不動産の種類 | マンション、戸建て、土地、事業用・投資用不動産 |
事業内容 | 不動産の売買、賃貸の仲介業務 不動産の受託販売業務 不動産の賃貸業務 前各号に付帯関連する業務 |
取扱高(2022年3月) | 1,453,387 百万円 |
店舗数 | 256店舗 |
URL | https://www.stepon.co.jp/ |
住友不動産販売の仲介部門「すみふの仲介ステップ」では、全国に地域密着の直営店を多数構えています。
売主・買主・賃貸経営者がいつでも手軽に相談できる24時間対応のフリーコールサービスや、最新の物件情報から依頼者に有益な不動産情報をメルマガ形式で受け取れるサービスを提供するなど、きめ細かなサポートで顧客の不安感の圧倒的な軽減につなげています。

相談からアフターフォローまで同じ担当者に依頼できるのも大きな強みです。
公式サイトでは、簡単な情報とマンション名の入力で瞬時に査定ができるAI査定や、「購入希望者」「営業担当者」「店舗」を探す機能もあり、多様なニーズに合わせた活用ができるでしょう。
すみふの仲介ステップがおすすめの人
- 身近な店舗で不動産の相談がしたい人
- 最新の地域別の不動産売買情報を得たい人
- 相談からアフターフォローまで同じ担当者にお願いしたい人
片手仲介で安心:SREホールディングス「SRE不動産」
※画像引用元:「SRE不動産」公式サイト
基本情報 | |
設立年月日 | 2014年4月14日 |
資本金 | 40億8,860万円 |
対象エリア | 東京、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、京都、奈良 |
対応不動産の種類 | マンション、戸建て、土地 |
事業内容 | 不動産テック事業、AIクラウド&コンサルティング事業 |
店舗数 | 7店舗 |
URL | https://sre-realestate.com/ |
売主・買主それぞれ別の担当者がつくことで、両手仲介で懸念される「囲い込みリスク」を徹底排除したエージェント制度を導入しています。
ソニーグループのAI技術を駆使した精度の高いマンションAIレポート(一都三県のみ)では、売却価格だけでなく賃料相場もチェックできるため、不動産投資も視野に入れて売却活動を進めたい人にもおすすめです。
SRE不動産がおすすめの人
- 両手仲介による囲い込みが不安な人
- 都市部のマンションを売却したい人
- 精度の高い価格推移や相場をチェックしたい人

その他おすすめ不動産会社も比較したい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
マンション売却に強い不動産会社の選び方
マンション売却を成功させるには、信頼できる不動産会社を見極めることが重要です。
業者を比較する際は、次の5つのポイントに着目しましょう。
査定結果の根拠
売却するマンションに定価はなく、不動産会社によって査定価格は100万円以上違いが出ることもあります。

心情としては高額な査定をしてくれた業社に仲介を依頼したくなりますが、それは大きな間違いです。
不動産会社の利益は売却成功のときの仲介手数料のため、顧客確保の目的で相場より極端に高額の査定を出すことがあります。
そのような所に仲介を依頼しても、購入希望者を見つけるため値引きをすることになるでしょう。
不動産会社を厳選するためには、査定額の高さにこだわらず根拠の説明に注目してください。
納得できる根拠で査定価格を出していれば、たとえ相場より高額でもその価格で売却してくれる可能性が高まります。
マンション売却の実績
不動産会社によって売却する物件の得意分野があります。
得意分野であれば、顧客を多く抱えていたりノウハウが蓄積されていたりして、短期間での売却につながります。
マンションの売却が得意分野かどうかは、不動産会社の実績や免許番号から推測できます。
業務でマンション売却をするため宅地建物取引士の資格が必要で、免許番号の括弧内に更新回数が記載されています。
更新回数が多いほど、知識がある人がいると推測できます。
口コミ・評判
不動産会社の実態を知るには、口コミや評判は重要な指標です。
公式サイトで閲覧できる良い口コミだけでなく、悪い部分までチェックをするため、外部の口コミサイトなどで利用者の評判を参考にしましょう。
サービス内容
各不動産会社ではさまざまなサービスを提供しています。
サービス例 | サービスの内容 |
ハウスクリーニング | 内覧で見栄えをよくするため掃除の代行 |
マンションの設備修理 | 備え付けの設備の修理 |
ホームインスペクション | マンションの不具合のチェック |
荷物の一時預け | 仮住まいのためなどで荷物の預かり |
ホームステージング | 退去済みマンションの売却でインテリアを設置し内覧の印象アップ |
オプションサービスは別途料金が発生しますが、個別に依頼するより割安に売却を有利に進められる可能性もあります。
担当者との相性
マンション売却成功のため、不動産会社の担当にこちらの要望を汲み取ってもらい、専門知識を駆使して営業をしてもらう必要があります。
担当者と相性が悪ければ、十分な意思疎通ができず希望に沿わない売却になるかもしれません。

たとえ実績があり、利用してみたいサービスが充実した不動産会社でも、担当者と相性が合うかどうかはわかりません。
引き渡しまで何ヶ月もやりとりをすることになるため、相談の段階で話してみて問題がないかを確認しましょう。
不安なことは遠慮なく聞いて、親身に答えてくれるなら信頼できるでしょう。
マンション売却を仲介業者に依頼するメリット
マンション売却は必ず不動産会社に仲介を依頼しなくてはならないというわけではなく、個人間での取引も可能です。
では、あえて仲介手数料を支払って不動産会社に仲介を依頼するのはなぜでしょうか。
ここでは、マンションの売却を仲介業者に依頼するメリットについて解説します。
適正価格で売り出せる
マンションを売却するのなら1円でも高く売却したいところですが、自身の利益を優先して高額な価格設定をすると、内覧を希望する人さえ現れません。
不動産会社に仲介依頼することで、中立的な視点でアドバイスをしてもらえるため、不利な価格設定・条件で売り出すことがなくなります。
売主の利益を確保しつつ、購入希望者が現れやすい適正な価格を提案してもらえるでしょう。
スムーズな売却を目指せる
個人売買を目指すならば、自身で買主候補を探さなくてはなりません。
しかし実績豊富な不動産会社であれば、すでに自社でネットワークを保有しているため、スムーズに購入希望者を見つけられる可能性があります。

広告作成や内覧準備など、個人で手配しようとすればかなりの手間がかかるうえ、素人感が表出してしまい本来の物件の魅力をアピールできない恐れもあります。
不動産会社を介せば、物件写真の撮影やポータルサイトへの掲載など滞らず手配してもらえ、スムーズな売却を目指すこともできるでしょう。
トラブルを避けられる
不動産の個人売買では次のようなトラブルがよく見られます。
- 「言った」「言わない」の水掛け論になってしまった
- 不備や不良を知らなかった/伝えなかった
- 契約解除時の取り決めをしていなかった
不動産の売買は慣れない手続きが多いうえ、専門的な知識が必要な場面も多々あります。
トラブルを避けるためできることには限界があるため、マンション売買が初めてという人には特に仲介での売却をおすすめします。
マンション売るならどこがいい?大手・中小の違い
一般的な不動産会社は、ネームバリューをもつ大手企業から地域に精通した中小の不動産屋の2つの傾向に分類できます。
大手・中小のどちらがよいか迷っている人のため、それぞれの強み・弱みを紹介します。
大手不動産会社のメリット/デメリット
全国に拠点をもつ大手不動産会社に仲介依頼をするメリット・デメリットを以下にまとめました。
メリット | デメリット |
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大手不動産会社に依頼する最大のメリットは、ネットワークが広く利便性が良い点や、すでに繋がりのある顧客を多く抱えているため、新たに買主を募らずとも購入希望者を見つけやすいという点でしょう。
ただし、自社の顧客で売買取引を進めるということは、両手仲介による囲い込みの状況になるリスクは拭えません。
またマニュアル化の徹底は大手の強みでもありますが、要望に合わせた臨機応変な対応はしづらいという窮屈さを感じる面もあるでしょう。
中小不動産会社のメリット/デメリット
地域密着型といわれる中小企業のメリット・デメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
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いわゆる地域の不動産屋である中小企業は、ネットワークは大手に比べて狭いですが、そのぶん地域の深いつながりを持ちます。
そのため、訳あり物件などの扱いにくい不動産であっても、地域独特のネットワークを活用して買手を見つけられる可能性は高いです。
ただし大手ほどマニュアルにこだわらない性質から、担当者の力量や接客の質は三者三様です。
個人経営の事務所などの場合、1人で複数の顧客をかけもっているため連絡がつきづらいなどの不便さも感じることもあるでしょう。

大手・中小といずれも良し悪しはあるので、迷う場合はどちらにも査定依頼してみて比較することをおすすめします。一度コンタクトを取ることで、各社の対応力や担当者との相性も測れるでしょう。
マンション売却は一括査定の活用がおすすめ
マンションの査定や不動産会社の絞り込みには、不動産一括査定サイトを活用すると便利です。
不動産一括査定サイトのメリット
不動産一括査定サイトでは、必要事項を入力すると自動的に条件に合う不動産会社がピックアップされ、無料でまとめて査定依頼を出すことができます。
自分で不動産会社を探し出す手間や、1社1社へ個別に問い合わせる時間も省け、スムーズに売却を進めることができるのが大きなメリットです。

査定額の算出基準や得意分野は不動産会社によって異なり、査定結果に差が生まれるため、一括査定をおこなうことで複数社を比較することがポイントなのです。
また、サイトによって独自の審査基準を用いて提携会社を厳選しているため、悪質な不動産会社には出会いにくくなるのも大きな利点といえるでしょう。
不動産一括査定の選び方
不動産一括査定サイトは多数存在します。
次のような項目を比較して、自分の希望をより多く叶えてくれるサイトを選定しましょう。
対応地域
サイトによって対応地域が限定されている場合があります。
特にマンションの場合は都心エリアに建つものが多いため、都心部を中心に査定を展開しているサイトが多いです。地方エリアのマンション売却を目指す場合は、全国の地域密着型企業と多く提携しているサイトを選びましょう。
同時に査定依頼できる業者数
一括査定を依頼できる数はサイトにより異なるため、自分が何社ほど比較したいのかを基準に検討する必要があります。
良質な企業だけを選りすぐりたい、たくさんの会社とやりとりする時間がないという場合は最大3〜6社ほど、より多数の企業を比較したい場合は最大10〜15社比較できるサイトがおすすめです。
サービスの安全性
査定依頼を送信する際は、サイト上で氏名や電話番号、メールアドレスなどの個人情報を入力します。
サイトで導入しているセキュリティシステムやプライバシーマークの取得有無などをチェックし、個人情報保護に努めた安全性の高いサービスなのか判断しましょう。どうしても個人情報の入力に抵抗がある人は、査定の精度は落ちますが匿名査定やAIシミュレーターなど利用できるサイトもおすすめです。


マンション売却を始める前の基礎知識
マンション売却の流れや、売却に際して必要となる費用など、マンション売却における基礎知識も身につけておきましょう。
マンションを売却する流れ
マンション売却は、順調に進んだ場合でも3~4ヶ月はかかり、購入希望者が現れなければいつまでも終わりません。
全体の流れは次の7ステップが必要になり、どの工程も適当に進めてはいけません。
- 準備:ローンの残債確認やマンションの相場調査
- 不動産会社探し:基準を決めておすすめなどから探す
- 不動産会社との媒介契約:仲介を依頼する契約を結ぶ
- マンションの売却活動:内覧や価格交渉
- 購入希望者と売買契約:正式に価格や引渡し条件を決める
- マンションの引き渡し:引き渡しまでに引っ越し
- 確定申告:売却で利益があると翌年に確定申告
マンション売却を決意しても、引き渡しまでには時間がかかるため、早めに準備を始めましょう。
マンション売却にかかる費用(税金・手数料)
マンション売却には様々な費用がかかり、売却できた値段がそのまま残ることはありません。
住み替え先選びなどで資金不足にならないためにも、売却によって発生する税金や手数料を把握しておきましょう。
マンション売却にかかる費用一覧
費用 | 費用の目安 | 用途 |
仲介手数料 | 売却価格×3%+6万円+消費税 | 不動産会社への仲介報酬 |
登記費用 | 数千円~数万円 | マンションの名義変更 |
印紙税 | 数百円~数万円(売却価格によって変わる) | 売買契約書の作成 |
ローンの繰上返済費用 | 0円~数万円 | 返済の事務手数料 |
書類の取得費用 | 1部で数百円 | 住民票や印鑑証明書などの取得 |
譲渡所得税 | 利益×税率(所得税・住民税) | マンション売却の利益にかかる税金 |
登記費用は、司法書士に手続きをしてもらうと報酬で数万円必要になり、自力でおこなうと登録免許税だけの支払いで数千円になります。
譲渡所得税の税率は最大で39.63%にもなり、新居の用意などで売却資金を使い切っていると貯蓄の切り崩しが必要です。
さらに、確定申告での特例や軽減措置の適用も重要になるでしょう。
マンション売却の買取とは
マンション売却を急ぐ場合や、仲介ではなかなか買い手がつかない場合に検討されるのが買取サービスです。ここからは、仲介と買取の違いや、買取がどのような人に適しているか解説します。
仲介と買取との違い
買取は、売却予定のマンションを不動会社が購入してくれる取引です。仲介との違いは次のようになっています。
方法 | 仲介 | 買取 |
マンションの購入者 | 個人 | 不動産会社 |
売却価格 | 相場 | 相場の7~8割 |
売却期間 | 3~4ヶ月 | 早ければ数日 |
仲介手数料 | あり | なし |
買取の仲介との売却価格の違いは、不動産会社が転売で利益を得るために、相場より安くなっています。
売却期間の違いは、買取では購入希望者を探す必要がないため、不動産会社との交渉が上手くいくなら、数日で売買契約を結べます。
また仲介が発生していないため、仲介手数料は買取ではかかりません。
買取がおすすめの人
マンション買取は次のような人におすすめです。
- 早くマンションを売却したい
- 高額な仲介手数料を支払いたくない
- ニーズのないマンションを売却したい
もし売却したいマンションが、住民の減少で管理不十分であったり築年数が経ちすぎて老朽化が目立っていたりしても、買取なら手放しやすくなります。
売却価格の安さがどうしても気になる人は、買取保証を付けた仲介での売却という方法もあります。指定した期間内は仲介での売却が可能で、相場で売却できる望みが生まれます。



まとめ
マンション売却におすすめの不動産会社を紹介しました。
不動産会社の傾向には大手・中小と特徴があるため、まずは企業の規模にこだわらず不動産一括査定サイトなどで複数社を比較して、マンション売買の実績や査定の根拠などを見て厳選しましょう。
また最終的には担当者との相性も大切です。直接やり取りをするなかで、納得のいく説明をしてくれるか、親身になって相談にのってくれるかなど吟味し、理想のマンション売却を目指しましょう。
不動産売買仲介実績数で選ぶなら「三井のリハウス」がおすすめ

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