不動産売却はどこがいい?たった3分でわかる不動産会社選びのコツ!

不動産売却

不動産の売却で、不動産会社はどこがいいのかとお悩みではありませんか?

不動産会社はたくさん存在していますが、それぞれ得意分野がありますので、取り扱いたい不動産に向かない不動産会社を選ぶと後悔の残る取引になってしまう恐れがあります。

 

「不動産会社によって売れやすさも変わるの?」

「大手・中小ってどう違うの?」

不動産会社にはそれぞれ得意分野があるので、自分に合った不動産会社を選ぶことが重要です!

この記事では、まず”これさえ知っておけば不動産会社探しでもう迷わない”といったポイントを、数分でわかるよう簡潔に解説します。さらに、大手・中小・特化型の3種類の不動産会社を取り上げ、それぞれのメリット・デメリット、不動産売却経験者の体験談を参考に不動産売却を成功に導く方法なども紹介します。自分に適した不動産会社を見つけるための判断基準としてぜひお役立てください。

なお、この記事を最初から読まずに手っ取り早く最適な不動産会社に出会いたい人には、優良な不動産会社を厳選しているこちらの一括査定サービスを利用してみましょう!

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3分でわかる!自分に合う不動産会社の選び方

「不動産会社がたくさんあって迷う…」「業者選びで失敗したくない!」という方は、ぜひ以下の7つのポイントを参考にしてみてください。

  • 売却したい不動産の近くに店舗があるか
  • 不動産売却の実績が豊富か
  • 対応が正確で素早いか
  • 担当者の力量はじゅうぶんか
  • 売主の利益を優先してくれるか
  • 営業連絡の頻度は許容範囲か
  • 不動産会社の種類で選ぶ

売却したい不動産の近くに店舗があるか

売却する物件の近くにある不動産会社であれば、その地域の情報をよく把握しているため、売却に有利になる可能性が高いです。

地域の情報を持っていることは、物件を魅力的にアピールすることにつながります。たとえば、「公園や児童館が近く、子育て環境が充実している」「最近街灯が新しくなって夜でも安心」など、地域の情報を知っているだけで購入を検討している人により寄り添った案内ができるでしょう。

このように近隣に位置している不動産会社なら、独自のアピールポイントで積極的な売却活動が期待できます。反対に、遠方に位置している不動産会社は地域の情報を持たず、思ったような活動が見受けられない恐れもあります。売却したい不動産と店舗の距離で選ぶこともおすすめです。

不動産売却の実績が豊富か

過去の売却実績も、不動産会社を選ぶ際の重要な判断ポイントになります。売却する物件の同じエリアの実績や、同様な条件の売却実績で得たノウハウがあるため、有利に進めることができる可能性が高いです。また、直近の実績があるということは、他にも顧客を抱えている可能性があるため早期売却が期待できるでしょう。

売却実績が豊富かどうかは、次のようなポイントで確認できます。

  • 不動産会社のホームページを閲覧する
  • 不動産ポータルサイトの会社紹介ページを閲覧する
  • 口コミサイトで確認する
  • 店舗看板やホームページのうたい文句を見る
  • 掲示されている広告を見る

まずは公式ホームページや、ポータルサイトの会社紹介ページ・登録物件情報を閲覧しましょう。分譲物件を多く取り扱っていれば、売買に力を入れている不動産会社であると確認できます。また、「おうちの語り部」といった不動産口コミサイトを閲覧することも手です。

店舗にも実績を判断するポイントが隠されています。店舗を訪れたら、店舗看板や店舗前に張り出された広告を見てみましょう。看板に「賃貸・管理・売買 ○○不動産」と書いてあれば、主に賃貸物件を扱う不動産会社だろうと推察できます。売却を依頼するなら、「売買」が一番に掲げられ、広告に分譲物件が多く並ぶような不動産会社を選びましょう。

対応が正確で素早いか

顧客のことを第一に考えた不動産会社であれば、問い合わせや要望に対して正確かつ迅速な対応をしてくれるはずです。査定を依頼したときの対応や、問い合わせメールに対する応対も重要な判断基準になるでしょう。

不動産の情報のみを見ておこなう机上査定は、数時間から1日程度で結果が出ることがほとんどです。机上査定の結果報告に数日かかるような不動産会社は、対応が遅いと考えてよいでしょう。

査定の対応が遅い業者を選んでしまうと、実際の売却活動も満足のいく対応でなかったり、返信が遅く活動が滞ってしまったりといったトラブルにも発展しかねません。こうしたトラブルを避けるためにも、契約を結ぶ前に対応の速さを確認しておくことをおすすめします。

机上査定とは、オンラインでのやりとりのみでおこなう査定のことで、査定サイトで入力した物件情報のみを参考に査定額を割り出す方法です。メールや電話などで査定結果を受け取る方法で、基本的に対面はありません。対して訪問査定は、実際に不動産会社の担当者が現地に訪れ、不動産の実際の状態を見て査定をおこなう方法のことです。机上査定は概算、訪問査定ではより精度の高い査定結果が望めると思っておきましょう。

担当者の力量はじゅうぶんか

メールや電話での対応もそうですが、担当者に実際に会って話してみたときの対応もチェックしておきたいものです。実際に売却活動をおこなうのはその営業担当者であり、売主本人よりも先に購入希望者と話をするのも営業担当者です。態度の良さや人柄の良さだけでなく、その力量をはかることも大切でしょう。

信用できる担当者の特徴は次の通りです。

  • 説明が丁寧でわかりやすい
  • 親身に話を聞いてくれる
  • 対応が迅速
  • 仲介経験が豊富
  • 宅地建物取引士資格を有している

担当者が知識を持っているか、わかりやすい説明ができるかどうかは、実際に疑問や不安な点を投げかけ、回答を受けることで知ることができます。利益やメリットだけでなく、売主にとって不利になるようなポイントもしっかりと話してくれるような担当者であれば、何か問題が生じたときにも親身になってくれることでしょう。

売主の利益を優先してくれるか

売主の利益を優先してくれるかどうかは非常に大切です。業者の利益ばかり優先しているようであれば、買主へのサービスも満足におこなわれていない可能性があり、売却活動の妨げにもなります。売主の利益を優先し、積極的に売却活動をおこない、なるべく高い金額で売却することに努めてくれる優良な担当者がいる不動産会社を選びましょう。

業者の利益を優先するような会社では、囲い込みや根拠のない値下げがおこなわれる恐れがあります。囲い込みとは、不動産会社が、売却仲介した物件を自社の顧客に購入させ、仲介手数料を多く得ようとする行為のことです。他社の顧客からの内見希望を断ったり、売却が決まっていると虚偽の報告をしたりと、囲い込みによって売主が売却のチャンスを失う恐れがあります。

会社の概要や査定額だけでなく、売主の利益を阻害しない不動産会社か見極めることも大切です。

営業連絡の頻度は許容範囲か

不動産会社へ問い合わせることで、しつこい営業の電話を受ける可能性が往々にしてあります。優良な不動産会社であれば、売主に配慮して過度な営業連絡をしない傾向にあります。反対に顧客確保が困難な悪徳業者ほどしつこく営業連絡をすることが多いため、営業が頻繁な会社は避けたほうが無難でしょう。

また、不動産査定サイトによってはしつこい営業や悪徳業者に対して連絡をやめるように要請できる専門窓口を用意していることもあります。査定サイトを選ぶ際にはそういった窓口や断り代行サービスなどを提供しているサイトを選ぶこともおすすめします。

不動産会社の種類で選ぶ

不動産会社は大手不動産会社・中小不動産会社・特化型不動産会社の3つに分けることができます。不動産会社はそれぞれ異なる特徴を持ち、取り扱いを得意とする不動産も異なります。少しでも高く売却したいなら、売りたい物件の扱いを得意とする不動産会社を選ぶ必要があるでしょう。

とはいえ、数多くある不動産会社をひとつひとつ見て、何を得意としているか確認するのは困難です。そこで、不動産会社を大手・中小・特化型の3つに分類し、特徴を捉えることをおすすめします。ブランド力の高い大手不動産会社、地域に密着した中小不動産会社、特殊な不動産にも対応する特化型不動産会社の3つに分け、どの種類の不動産会社が自分に適しているか判断しましょう。

次の章からは、3種類の不動産会社について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。

これらの「不動産会社を選ぶコツ」を踏まえたうえで、「やっぱり自分ではなかなか選びきれない…」という方には、優良企業を厳選した以下の一括査定サイトがおすすめです!

一括査定サービス利用者が選んだおすすめサービスTOP3

こちらは、サービス利用者にアンケートを取って作った「おすすめの不動産一括査定サービスTOP3」です。実際の利用者の声と編集部の知見が合わさったできたランキングですので、是非参考にしてください!【クラウドワークス、クロスマーケティング調べ(2021/4/9~2021/4/13実施 回答数380人)】

また、次の記事ではより多くのサービスを含めたランキングや「査定結果の満足度TOP3」「親族・友達におすすめしたいTOP3」などカテゴリ別にもランキングを作っております。さらに詳しく知りたい方は読んでみてください。

不動産一括査定サイトランキングおすすめ21選!選び方や利用者の声も紹介!
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【大手不動産会社】メリット/デメリット

3種類の不動産会社のうち、まず、知名度の高い大手不動産会社で取引する場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット デメリット
  • ネットワークが広く宣伝力に期待できる
  • サービスが充実していて選択肢が多い
  • ブランド力による安心感と認知度がある
  • 囲い込みや後回しにされるリスクがある
  • マニュアルが徹底していて融通が利きづらい
  • 地方や特定エリアの情報に疎い場合がある

以下で詳しくご説明します。

3つのメリット

大手不動産会社で考えられる主なメリットは3つあります。

ネットワークが広く宣伝力に期待できる

大手不動産会社の大きな特徴は、その圧倒的なネットワークの広さです。ネットワークの広さは高い宣伝力という大きなメリットになり得ます。

不動産を売るときには、ポータルサイトへの広告掲載や担当者の営業などを経て、時間をかけて購入希望者を探すことになります。しかし、知名度が高く、抱える顧客数の多い大手不動産会社なら、より短期間で物件の情報を伝えることができるでしょう。

また、大手不動産会社は全国各地に店舗を構え、その店舗間で連携を取ることができる環境を整えています。例えば、他県から引っ越し予定の方でも、最寄りの店舗に相談に行くことで引っ越し先の店舗で取り扱っている物件情報を得ることが可能です。

つまり、全国規模の広いネットワークは、不動産を売りたい顧客と買いたい顧客をより早くマッチングさせることにつながるのです。

サービスが充実していて選択肢が多い

サービスの充実度も大手不動産会社の大きな魅力です。通常、不動産会社が担う業務は、売主と買主を結びつけるための仲介業務にとどまります。しかし、大手不動産会社であれば仲介業務以外にも、多数のサービスやサポートを受けられる場合があります。次のようなサービスがその一例です。

  • ハウスクリーニング・設備修繕サービス
  • 専門家による建物の基礎・外壁のインスペクション(※1)サービス
  • 荷物の一時預かり・仮住まい提供サービス
  • 契約不適合責任(※2)に問われた場合の一部を補償するサービス

不動産会社を選ぶ際、どうしても高い査定額を算出する会社が選ばれがちです。しかし、売却時にかかる費用も含めて考えてみると、上記のようなサービスを提供している不動産会社のほうが手元に残るお金が大きくなる場合も珍しくありません。また、売主に直接メリットがあるサポートがなくても、買主が受けるサポートが充実していると、高額で売却できる可能性が高いという側面もあります。

不動産会社のホームページなどで、どういったサービスやサポートが提供されているのか確認しておくとよいでしょう。


1)建築士や住宅診断士といった専門家が、住宅の劣化レベルや耐震状況を診断すること。
2)売主と買主が結ぶ売買契約書に明記されていない部分の不備や不良について、売主が負担しなければならないという取り決め。

ブランド力による安心感と認知度がある

大手不動産会社の高いブランド力は、顧客の安心感にもつながっています。売主から見て安心感が高いことももちろんですが、不動産の購入を考えている方から見ても、認知度の高い不動産会社が仲介している物件なら安心です。

不動産の購入は、人生に一度あるかないかの大きな買い物になります。特に中古物件を購入する際、買主は「価格は順当なのか?」「災害時の備えは?」「シロアリの対策は大丈夫か?」など、さまざまな不安を持っているものです。

大手不動産会社の仲介であれば、高いブランド力で「この会社が保証しているなら大丈夫だろう」という安心感を与えることができます。

3つのデメリット

大手不動産会社のデメリットも3つ考えられます。メリットと併せて必ずチェックしておきましょう。

囲い込みや後回しにされるリスクがある

大手不動産会社で取引をおこなうなら、囲い込みに注意しましょう。顧客の多さを利用して片手取引を推し進める恐れがあります。

囲い込みを避けるためには、不動産会社に仲介業務を依頼する段階で、「囲い込みが不安」と伝えておくことがおすすめです。売主が囲い込みの知識を持っていることをアピールするだけでも、じゅうぶん抑止につながるでしょう。

また、大手不動産会社は多くの顧客を抱えているため、担当者が多数の案件を並行して扱っている可能性があります。同時に扱う案件が多すぎると、早期の売却が見込まれる物件を優先的に扱い、自分の不動産を後回しにされてしまうことも考えられます。質問をした際の連絡が迅速か、対応は丁寧かなど、しっかり見極めてから契約を結ぶようにしましょう。

片手取引とは、不動産会社が、売主もしくは買主のどちらか一方とのみ契約を結び、購入希望者を探したり条件に適した物件を探したりする取引方法のことです。対する両手取引は、不動産会社が双方と契約を結び、売主と買主をマッチングさせる取引のことをいいます。                 不動産会社は、主に仲介手数料で収益を得ています。売主か買主のどちらか一方からしか仲介手数料が得られない片手取引よりも、双方から得られる両手取引のほうが利益が大きいです。利益だけを追求して両手取引を目指すような業者は、前述したような囲い込みをおこなう恐れがあります。利益だけでなく、ユーザーの立場でよりよい取引方法を提案してくれる業者を選びましょう。

マニュアルが徹底していて融通が利きづらい

顧客ひとりひとりの都合や、物件に合わせた柔軟な対応が難しいことは、大手不動産会社と取引することのデメリットでしょう。

大手不動産会社は、全店舗で統制が取れるよう、マニュアルが徹底されている傾向があります。マニュアルに基づいた社員教育や方針決定をしておかなければ、「店舗ごとに対応が違う」「他の店舗ではやってもらえたのに」といったクレームにつながりかねないためです。

しかし、マニュアルが徹底されすぎていると、その分臨機応変が難しく、顧客が「融通が利かない」と感じることになります。また、担当者に決定権がないことも多く、何か要望を出した際、返答に何かと時間がかかる可能性が高いです。

地方や特定エリアの情報に疎い場合がある

売りたい不動産のエリアによっては、大手不動産会社では満足のいく仲介業務を期待できない可能性があります。

不動産の売買には、その地域の情報をよく知っておくことが大切です。一見不便と思われる地域でも、評判のよい学校の区域内であったり、過ごしやすい気候であったりと、魅力を伝えることができれば購入意欲を向上させることも可能です。

しかし、大手不動産会社は、アクセスのよい駅前や、人口の多いエリアに集中して出店することがほとんどです。全国に店舗を構えているものの、人通りが少ない地方や利便性の悪いエリアなど、地域によっては情報に弱く、思ったような宣伝効果が得られない恐れがあります。

また、大手不動産会社は社員の異動が多く、担当者がその地域の情報に精通していないことも珍しくありません。そういった場合はブランド力のある大手不動産会社よりも、地域密着型の不動産会社を選ぶことを選択肢に入れましょう。

おすすめの大手不動産会社3社

大手不動産会社の例として、三井不動産リアルティグループ・住友不動産販売・東急リバブルの3社を取り上げ、特徴やサービスをご紹介します。

不動産会社 特徴 サービスやサポート
三井不動産リアルティグループ
  • 33年連続不動産仲介No.1
  • 多様なプランニングが魅力
  • 売却後の設備・建物チェックサポート
  • 買取保障サービス
  • 有償のハウスクリーニング、インスペクションサービス
住友不動産販売
  • 全国に270店舗構える
  • 売却からアフターフォローまで担当者が変わらない
  • 買取保障サービス
  • 買い替え資金、相続税立て替えサービス
  • 売却前のクリーニングサービス
  • 宅地測量サービス
東急リバブル
  • ライフスタイルを意識したプランニング
  • AIなどIT技術を利用した売却
  • AI査定サービス
  • 買取保障サービス
  • 建物・住宅設備保証サービス
  • 埋設物撤去、地番調査保証
  • 除菌消臭、水回りクリーニングサービス

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【中小不動産会社】メリット/デメリット

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地域密着型の中小不動産会社では、全国的に店舗を増やすのではなく、ある地域に根差して店舗を構えることが一般的です。この章では、中小不動産会社で取引する際に考えられる、メリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット デメリット
  • 地域に精通した独自の情報網がある
  • 担当者の裁量が大きく対応に柔軟性がある
  • 少額・訳あり物件でも受け入れてもらいやすい
  • 知名度がなく広い集客力は望めない
  • 担当者の能力にばらつきがある
  • 広告のクオリティは大手にはかなわない

3つのメリット

中小不動産会社の魅力はなんといっても、その地域に根ざした販売活動ができることでしょう。具体的にご説明します。

地域に精通した独自の情報網がある

中小不動産会社は、地域に密着して営業しているため、その地域について独自の情報網を持っていることが多いです。

不動産を売却するなら、その物件自体の魅力だけでなく、地域の魅力を伝え、住み心地の良さや利用価値の高さをアピールする必要があります。地域の情報を知っていれば、より多くの宣伝ポイントを記載した広告が作成でき、購入希望者が現れた際にも適切なアピールをおこなうことができるでしょう。

また、地域の情報網を活かして、売却する不動産を必要としていそうな人物や業者に直接アプローチすることも可能です。不動産によっては、大手の高いブランド力を駆使するよりも早く、買主を見つけることができるかもしれません。

担当者の裁量が大きく対応に柔軟性がある

中小不動産会社のほうが、担当者ひとりひとりの裁量が大きく、決定権をもっていることが多いです。そのため、大手不動産会社よりも柔軟な対応に期待できます。

大手不動産会社では、トップまでの距離が遠く、何か要望を出した際にも回答が得られるまで時間がかかることもあります。対する中小不動産会社なら、店舗ひとつの規模も小さいため、営業担当からトップまで風通しがよいことが多いです。

ただし、中小不動産会社であればすべてが対応が柔軟というわけではありません。見極めることなく安易に契約を結んだり、無理な要求をしたりすることがないようにしましょう。

少額・訳あり物件でも受け入れてもらいやすい

事件や事故が起こった物件や、狭小地、いびつな形の土地など、売却が難しい不動産の売却なら、中小不動産会社のほうが親身な対応が期待できる場合があります。

大手不動産会社は顧客の数が多く、売却が困難と思われる物件には力を入れてもらえなかったり、仲介を断られたりする恐れがあります。一方で地域密着型の不動産会社は、地域の価格相場を理解しているため、少額物件であっても敬遠される心配がありません。

また、地域との結びつきが強く、評判によって売上が大きく左右されるため、訳ありの不動産でも親身に対応してもらえる可能性が高いです。

大手不動産会社で売却できないといわれたときや、低い査定額を提示された場合には、地域で信頼される中小不動産会社に相談してみるとよいでしょう。

3つのデメリット

デメリットも同様に3つ考えられます。

知名度がなく広い集客力は望めない

大手不動産会社と比べると、知名度の低さはデメリットといえます。その地域では有名で信頼された不動産会社であっても、テレビCMやインターネット広告を流すわけではないので、ブランドとしての集客力はあまり期待できないでしょう。

同じような特徴を持った不動産でも、ブランド力がある不動産会社が仲介している物件や、サービスが充実した不動産会社の物件が選ばれやすくなります。競合する物件が多いと、中小不動産会社では売却が難しくなる恐れもあるでしょう。

担当者の能力にばらつきがある

中小不動産会社では、厳格なマニュアルを用意せず臨機応変に対応できるような教育をおこなっていることが多いので、担当者によって営業力にばらつきが生じることも多いです。実務経験の少ない営業担当者にあたってしまうと、満足のいく売却にならない場合もあるでしょう。

地域密着型の不動産会社で取引をおこなうなら、営業担当者の力量を確かめてから契約を結ぶことをおすすめします。査定時に質問をして、その説明がわかりやすいか、根拠がしっかりしているか、地域についての情報や知識を持っているかなど、信頼できるかどうかの見極めをきちんとおこないましょう。

広告のクオリティは大手にはかなわない

地域密着型の不動産会社のなかには、大手不動産会社と比べて資金が少なく、広告費用を節約している会社も存在します。

買主は、インターネットで不動産情報をチェックして購入を検討することが今では一般的となっています。そのため、有名不動産ポータルサイトに情報が載っているかどうかで、売却期間が大きく異なります。しかし、不動産ポータルサイトに物件情報を掲載するには掲載料がかかります。じゅうぶんな資金がない中小企業では、自社ホームページへの掲載やチラシ広告に注力し、大々的な広告に積極性が見られない恐れもあるでしょう。

地域密着型の不動産会社は、その顧客も近くのエリアに住んでいることが多いため、基本的には紙媒体でポスティングをおこなうなどして購入希望者を募ります。幅広く宣伝して早期売却を目指したいなら、不動産ポータルサイトに積極的に掲載している業者を選ぶとよいでしょう。

中小不動産の例と特徴

中小不動産は数も多く、特色もさまざまです。今回は、東京都・大阪府・福岡県の3つの地域に特化した不動産会社を一例として取り上げました。不動産会社選びの参考としてください。

不動産会社 特徴
株式会社ハウスプランナー
  • 東京都都心部や城南地区の不動産売買に特化
  • 一棟ビルなどの収益物件も取り扱う
  • リフォームや相続についての相談も受け付け
イーアス不動産株式会社
  • 大阪市を中心に、近畿圏の不動産売買に特化
  • 弁護士や税理士などの専門家や、専門分野に特化した不動産会社とも連携
  • 買取にも対応
三好不動産
  • 福岡市を中心に福岡県の不動産売買に特化
  • あんしん売買トータルサポートで安心
  • リースバックに対応

このように、一口に中小不動産会社といってもそれぞれ異なる特徴を持っています。売却を依頼する前に、複数社を比較して特徴を捉えてみるとよいでしょう。

【特化型不動産会社】メリット/デメリット

不動産取引では、農地や山林、事業用物件といった特殊な不動産を取り扱う場合があります。大手不動産会社や地域密着型の不動産会社のなかには、そういった特殊な不動産の売買の経験がなく、取り扱いすらしていない会社も珍しくありません。

本章では、上記のような特殊な不動産の取引に実績を誇る特化型不動産会社についてご紹介します。メリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

数ある不動産会社のなかには、農地や山林を主軸として取引をおこなう会社や、事業用物件のみを取り扱う会社など、さまざまな特化型不動産会社が存在します。

最近では、オンライン上の内見をメインにおこない、仲介手数料を劇的に安くするインターネット特化型の不動産会社が登場するなど、多様化が進んでいます。こうした多様な特化型の不動産会社のなかから、自分の状況や売りたい不動産に適した会社を選択することで、高額売却が期待できます。

こういった特殊型の不動産会社を探すなら、農地や事業用物件といった不動産の取り扱いがある一括査定サイトや、売却方法別で不動産会社を探せる一括査定サイトを利用するとよいです。

デメリット

特化型不動産会社は、その名の通りある種の不動産の取り扱いに注力しているため、他の不動産の扱いには長けていない場合が多いです。仮に取り扱いがあったとしても、取引経験がなく、他の業者よりも安い査定額をつけられることもあります。

一度特化型不動産会社を利用して取引をし、満足のいく取引ができた場合、他の不動産の売却も任せたいと考えることがあるかもしれません。しかし、いくら信頼のおける不動産会社であっても、扱いを得意としていない不動産の売却では力を発揮できないでしょう。

依頼する不動産会社が本当に自分の不動産の売却に向いているかどうか、見誤らないように注意が必要です。

特化型不動産会社の例と特徴

特化型不動産会社は多岐にわたります。今回は例として農地や山林の売買、事業用不動産の売買、再建築不可物件(※3)買取専門の不動産会社の3つをご紹介します。

不動産会社 特徴
タクト・エム
  • 農地、山林、旧別荘向け開発用地の売買に特化
  • 日本人個人が買い取るため安心
  • ホームページで買取実績が確認できる
株式会社スカーレット
  • 都心部の工場、倉庫、事業用不動産の売買に特化
  • 投資物件の取り扱いもあり
  • 売却相談面談も実施
第一土地建物株式会社
  • 都心部の再建築不可物件の買取専門の不動産会社
  • 物件の調査、査定、売却、リフォーム案内まで一貫しておこなう
  • 即日査定、高価買取を実現

以上のように、ある不動産に特化して売買をおこなっている不動産会社も存在します。特殊な不動産の売却を考えているなら、こういった特化型の不動産会社を探すとよいでしょう。


3)建築基準法の基準を満たさず、建物を新築することができない土地に建つ古家のこと。

体験談から見る不動産売却成功への術

ここからは、実際に不動産売却を経験した人の意見を参考に、不動産会社選びで何を気をつけるべきか考えていきましょう。

以下はすまいステップが不動産売却経験者1500人におこなったアンケート結果です。依頼先の決め手となったのはどのような理由か見てみましょう。

仲介依頼を決めるきっかけになったのは「担当者の信頼度」がダントツでした。知名度や実績などよりも、結局のところ直接やりとりすることになる営業担当者の人柄が重要になっていることが分かります。不動産会社選びは、担当者とのコミュニケーションを軸に良し悪しを見定めていくという方法もよいでしょう。

出典:すまいステップ不動産売却経験者1500人に聞いた!「売却理由」や「売却完了期間」などアンケート結果を公開!

また、下記はイエウールが売却経験者100人におこなったアンケート結果です。

出典:イエウール不動産売却してもいい?はじめて売却するなら抑えておきたい基礎知識

不動産売却で後悔したことの第5位、第7位に、不動産会社選びに関する項目がランクインしています。「査定額だけで依頼先を決めてしまった」というのは、不動産会社のことをよく調べず安易に契約したということでしょう。査定額はあくまでも予測売値です。不動産会社のおいしい話につられて契約を結んでしまえば、実際の話と食い違ってくる場面が必ず発生します。現実的な売値とその根拠をしっかりと説明できる不動産会社・担当者こそが信頼できるパートナーといえるのです。

不動産売却を成功させるための三種の神器…                          ・担当者とのコミュニケーション!                                 ・査定額の根拠!                                        ・現実的な売値相場の見極め!

不動産会社選びに注意すべき売却ケース

不動産売却には、通常の仲介業者を通したもの以外にも複数の売却方法があります。不動産会社にはそれぞれに得意とする物件や売却方法があるため、特殊な売却をおこなうならそれに適した会社を利用しましょう。

以下に続く部分では、買取による売却、リースバックによる売却、任意売却をする3つの状況別にどのような不動産会社を選ぶとよいのかについてご紹介します。

買取で不動産を現金にしたい

不動産会社に買取をしてもらって現金化したいなら、買取をおこなっている業者を探さなければなりません。通常の仲介売却のみをおこなっている業者では買取はできず、系列の買取業者があれば紹介を受ける形になります。通常、仲介での売却には3ヶ月以上の期間を要します。しかし、買取専門、もしくは買取サービスを提供している業者であれば、即時査定をおこなってもらうことも可能です。

買取による売却は、不動産会社が直接物件を購入するという売却方法で、早期売却したい方に向いています。しかし、仲介売却よりも売却金額が低く、一般的には相場価格の6~7割程度の値段になるという点を把握しておく必要があるでしょう。

買取専門業者の選び方やおすすめの業者について解説した次の記事も参考にし、できるだけ早い売却につなげましょう。

不動産買取業者おすすめ10選!選ぶポイントと各業者の強みを解説
不動産の買取をしてもらいたくても、業者が多くてどこに頼めばよいのか迷っていませんか?業者は厳選しないと100万円以上の損をすることもあります。この記事では、選び方とおすすめの業者10社を紹介します。自分に合った業者を探してみましょう。

リースバックで不動産を売却したい

リースバックを利用する場合、リースバックの制度を用意している不動産会社を利用しなければなりません。リースバックとは、不動産会社の買取による売却の一種で、買い取られたあとにもそこに住み続けることができるという特徴を持っています。何らかの理由でローンの支払いが難しくなってしまった場合や、まとまった資金が必要になった場合などに利用されることの多い売却方法です。

大手不動産会社は、リースバック制度を提供していることが多い傾向にあります。各業者のホームページでチェックし、自分に合ったリースバックの条件が提供されているか確認しましょう。ただ、相場よりも家賃が高くなる、売却金額でローンを精算しなければならないといったデメリットもあるため注意も必要です。以下に挙げた記事を読み、リースバックの買取価格や家賃の相場についてあらかじめ把握しておくと、業者選びの役に立ちます。

リースバックの賃料相場はいくら?業者の選び方や申し込みの流れまで
リースバックで払う賃料(家賃)相場を知りたいとお考えの方に、本記事ではリースバックの基礎知識から賃料相場の求め方、リースバックの申し込み手順など、これからリースバックを検討するにあたって必要な情報をすべて解説します。ぜひ参考にしてください。

不動産を任意売却したい

任意売却とは、住宅ローンの返済ができず、売却したとしても残債を払いきれないといった場合に用いられる方法です。任意売却は通常の仲介売却と異なって、金融機関との交渉やローン残高の調節といった複雑な業務や手続きをおこなう必要があるため、任意売却の実績がある不動産会社を選ぶことをおすすめします。

任意売却をするときには不動産にかけられている抵当権を外す必要があります。抵当権とは、支払いが滞ったときに、不動産を担保にすることができる権利のことで、借り入れをおこなっている金融機関が保有しているものです。任意売却を依頼する不動産会社の知名度が高かったり、信頼性が高かったりすると、抵当権解除に応じてくれる可能性が高まります。

業者の信用度を見極めるためには以下の点をチェックし、該当する業者にはじゅうぶん注意しましょう。

  • 他の売却方法を提示せず任意売却を進めてくる
  • リスクの説明なしに任意売却の成功例ばかり話してくる

任意売却は個人信用情報に傷がつく恐れのある売却方法のため、業者選びは特に慎重におこないましょう。

任意売却の流れを詳細に解説した次の記事もぜひご覧ください。

任意売却の流れを徹底解説!ローン返済に困った時の対処の流れまとめ
やむを得ない事情により住宅ローンの支払いが滞ってしまった場合、不動産を任意売却すれば物件の差し押さえや競売を免れる可能性があります。本記事では、住宅ローンが残った不動産を売却したい人向けに、任意売却の概要とメリット・デメリットを解説します。

初心者のためのチェックポイント〜不動産売却の始め方〜

不動産の売却では、まず不動産会社を探すところからスタートします。お目当ての不動産会社が見つかったら、訪問査定を受けて媒介契約(※4)を締結します。契約期間は概ね3ヶ月となっており、少なくともその間、不動産会社とは不動産売買におけるパートナーとしてお付き合いすることになります。

そのため、最初のステップである「不動産会社を探す」の場面が非常に重要な作業となります。次のような方法で探していきましょう。

・不動産の一括査定サイトで問い合わせる                                 ・該当不動産を購入した際に利用した不動産会社に問い合わせる                       ・知名度の高い不動産会社に問い合わせる                               ・新聞折り込みやポスティングなどで知った不動産会社に問い合わせる

このうち一番手っ取り早く条件に合う不動産会社を絞り込めるのは、1つ目の一括査定サイトを活用する方法です。自分で1軒1軒問い合わせることなく、一度に複数の不動産会社へ机上査定の依頼を送って比較することができて大変便利です。


4)不動産会社に売買の仲介を依頼する契約のこと。一般・専任・専属専任契約の3種類がある。

各媒介契約について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。

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まずは一括査定サイトから

不動産売却ではまず、自分の不動産の価値を知ることから始めます。そのためにおすすめなのが不動産の一括査定サイトの利用です。一括査定サイトでは、一度の入力で複数の不動産会社に査定を依頼することができ、ある程度の相場をはかることができます。また、価格を比較することで数ある不動産会社の中から業者を絞り込むことができるという点も大きなメリットです。

業者を選ぶのであれば、初めから1社に限定して仲介を依頼するのではなく、複数社を比較して検討しましょう。不動産会社は、それぞれ得意としている物件やエリア、売却方法が異なります。そのため、自分の不動産に適した不動産会社を選択することが売却の成功につながるでしょう。

POINT! 不動産売却のまず第一歩は、不動産一括査定サイトを使うこと!

初めての方におすすめの一括査定サイトは「すまいステップ」

■すまいステップはこんな人におすすめ
  • 初めてで不安だから実績のあるエース級の担当者に出会いたい
  • 厳選された優良不動産会社のみに査定を依頼したい
  • 悪徳業者が徹底的に排除された査定サイトを使いたい

すまいステップについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

すまいステップの評判は?サービスの特徴やメリット・デメリット解説
不動産一括査定サイト「すまいステップ」の評判が気になっている方必見!本記事では、すまいステップの特徴からどのような人におすすめなのか、またそのメリット・デメリットについて解説します。ぜひ参考にして、すまいステップを上手に活用しましょう!

まとめ

不動産売却を成功させるカギは不動産会社選びにあります。不動産会社には大手・中小・特殊型の3種類があり、そのなかから自分の不動産の売却を得意としている不動産会社や、状況に適した不動産会社を選ぶことが大切です。

取り扱いに向かない不動産会社に仲介を依頼してしまうと、売却に時間がかかったり、本来の価格よりも安く売却することになったりと、マイナスの側面が大きくなってしまいます。

今回解説したそれぞれのメリット・デメリットを参考に、自分の不動産の売却に向いている不動産会社を選びましょう。

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