【2024年最新】リースバック業者おすすめ14選比較ランキング!業者の選び方やトラブル事例など解説◆専門家監修

リースバックとは、家を業者に売却し、その業者と賃貸契約を交わしてそのまま同じ家に住み続けることができる仕組みをいいます。

通常の売却と違いとても特殊な取引となるうえ、提供する業者によって条件もさまざまなため、リースバックを依頼する業者の選定に迷う人は多いでしょう。

そこで本記事では、数あるリースバック業者のなかから、多様化していくニーズに対応できるおすすめの14社をランキングで紹介します。

また、リースバックに詳しい専門家へのインタビューコーナーや、業者比較のポイントやリースバックの基本知識なども徹底解説するので、適切な業者選びのためにぜひお役立てください。

すぐわかる!この記事の5つのポイント
  • まずは「【2024年最新】大手リースバック業者14選おすすめ比較ランキング」でおすすめサービスを比較!
  • リースバック業者の7つの比較ポイント」で自分に合う業者選びのポイントを押さえましょう
  • リースバック業者選びで失敗しないためのコツ」でお得なサービスの見極め方をチェック
  • 事前に「リースバックのメリット・デメリット」や「トラブル事例」を確認しましょう
  • リースバックに詳しい不動産業界専門家にインタビュー」でリースバック事業への不安を解消!
本記事でインタビューした専門家 株式会社棚田リーガルホールディングスグループCEO 棚田行政書士さん

行政書士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士などの資格を保有する専門家。専門学校卒業後、大手人材派遣会社に入社し、取引先の株式会社エイブルへ出向。その後、株式会社エイブルにヘッドハンティングされ移籍し、トップセールスを記録。現在も不動産業界にかかわりながら、チャンネル登録者数14万人となる「棚田行政書士の不動産大学公式チャンネル・宅建」のYouTubeを運営(2023年6月現在)。

公式YouTubeチャンネル

本記事の監修者 西崎 洋一

宅地建物取引士・管理業務主任者・不動産コンサルタント・不動産プロデューサー。不動産業界10年以上の専門家。物件調査、重説作成・説明などの実務経験が豊富。特に土地の売買、マンション管理に精通。大阪を中心に活動をおこなっている。

監修者ページはこちら

編集部

本記事では、信頼性の高い情報をお届けするために、不動産業界に詳しい専門家に直接オンライン取材を実施しました。ぜひ参考にしてください。

目次

【2024年最新】大手リースバック業者14選おすすめ比較ランキング

全国にリースバック業者は多数ありますが、信頼性・安定性などを考慮し、広い地域に対応しており、かつ利用者数が一定数以上ある中堅〜大手企業を14社ピックアップしました。

さらに宅建士が提案する業者比較のポイントを参考に14社を採点し、ランキングで紹介します。

宅建士/西崎洋一

まず比較したいポイントは「対応地域」「取扱物件」「借家契約」です。最低限、この3つの条件を満たせる業者を選定しましょう。
また「賃貸管理の質や実績」もチェックポイントです。

編集部

上記の専門家のアドバイスをもとに、「対応エリア」「取扱物件」「契約方式」「資金化スピード」、賃貸管理の質を担保できるかどうかの「免許・実績」を採点基準に加え、ランキング化しました。

スクロールできます
順位1位2位3位 4位 5位6位7位8位9位10位11位12位13位14位
サービス画像「リースバックプラス」ロゴ画像「ハウス・リースバック」ロゴ画像「ずっと住まいる」ロゴ画像「セゾンのリースバック」ロゴ画像「KWIAIのリースバック」ロゴ画像「en満ライフ」ロゴ画像
「大成有楽不動産販売」ロゴ画像「大和ハウス」ロゴ画像「大京穴吹不動産 売っても住まいる」ロゴ画像「明和地所」ロゴ画像「セキスイハイム不動産」ロゴ画像「あんばい」ロゴ画像
運営会社一建設株式会社株式会社
And Doホールディングス
穴吹興産株式会社SBIスマイル株式会社株式会社
セゾンファンデックス
ケイアイスター不動産
株式会社
株式会社ミライエ大成有楽不動産販売
株式会社
大和ハウスリアルエステート
株式会社
株式会社大京穴吹不動産明和地所株式会社 セキスイハイム不動産
株式会社
株式会社
センチュリー21・ジャパン
株式会社インテリックス
対応エリア全国
(一部エリアを除く)
全国東京都・神奈川県
・千葉県・埼玉県
・名古屋市(一部除く)
・四国全県・大阪府
・京都府・兵庫県・広島県
・岡山県・福岡県
市街化調整区域以外の
主要都市
北海道、東北地方、関東地方、
中部地方(新潟県、富山県、石川県、
長野県、山梨県、静岡県)、
中部地方(岐阜県、愛知県、福井県)、
近畿地方、中国地方、四国地方、
九州地方、沖縄地方
 全国全国 東京都・神奈川県
・埼玉県・千葉県・大阪府
(一部エリアを除く)
全国
(一部エリアを除く)
全国(一部エリアを除く) 北海道札幌市・東京都
・神奈川県・千葉県・埼玉県
・愛知県名古屋市
・福岡県福岡市および近郊 
関東・中部・近畿 全国の主要都市北海道・仙台・東京
・横浜・名古屋・大阪
・広島・博多支店近郊
取扱物件不可物件なし・戸建て
・マンション
・事業用物件
・土地
など
マンション
(専有面積40㎡以上
・築年数10年以上
・鉄筋コンクリート
/鉄骨鉄筋コンクリート) 
・戸建て
・マンション
・戸建て
・マンション
・事業用物件
など
・マンション
・戸建て
・事業用物件
など 
不可物件なし・マンション:40㎡以上(壁芯)
・戸建:80㎡以上の建物が建築可
※上記に加えて駅徒歩約15分以内
・戸建て
・マンション
・事業用物件
 ・居住用マンション
 ・居住用マンション
※戸建ては提携業者へ紹介
・セキスイハイム住宅
・一般住宅
・マンション
・マンション
・戸建
・土地
・一棟ビル
・収益不動産や住居兼事務所
など
・戸建て
・マンション
・事業用物件
など
借家契約・普通:可
・定期:最大5年
普通:可 普通:可・普通:可
・定期:3〜10年
定期:3年定期:3年 普通:可普通:可 要問い合わせ 定期:最大5年 定期:原則2年 要問い合わせ 定期:2年定期:2年
年齢制限なしなしなし なしなしなし なし なし なしなし なし なし  なしなし
資金化までの日数最短即日標準40日、最短5日
(※条件あり)
1週間~1ヶ月程度 最短1週間最短2週間最短2週間 1ヶ月以内 要問い合わせ 要問い合わせ要問い合わせ  最短2週間最短で約20日間  事業所ごとに異なる1ヶ月程
諸費用(※1)無料要問い合わせ・敷金
・保証料
・火災保険 
無料敷金1ヶ月分 要問い合わせ要問い合わせ 要問い合わせ要問い合わせ・敷金
・保証料
・ 総合家財保険料
 要問い合わせ要問い合わせ ・敷金
・火災保険
・保証料
・事務手数料
・敷金
・火災保険
・保証料
・事務手数料
リンク

注)
1.敷金・礼金・仲介手数料・賃貸更新料など

※2023年4月調べ
※採点基準は以下の通り

スクロールできます
得点107531
対応エリア全国3地方以上1都市のみ非公開
取扱物件不可物件なし事業用対応特化型非公開
契約方式普・定選択可普通対応定期のみ5年以上定期のみ5年未満/非公開
免許・実績・国交省/宅地建物取引業(5)以上
・建設業
・賃貸住宅管理業
・貸金業または銀行代理業
のうち2つ以上取得済み
・国交省/宅地建物取引業(5)未満
・建設業
・賃貸住宅管理業
・貸金業または銀行代理業
のうち2つ以上取得済み
・←以外の宅地建物取引業
・建設業
・賃貸住宅管理業
・貸金業または銀行代理業
のうち2つ以上取得済み
・宅地建物取引業取得済
・その他
資金化スピード最短1週間以内最短2週間以内最短1ヶ月以内1ヶ月以上/非公開

1位:一建設株式会社(リースバックプラス)

※画像引用元:一建設株式会社公式サイト
会社名一建設株式会社
本社所在地東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東5号館
設立1967年2月13日
資本金3,298,500,000円
営業エリア全国(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、宮城県、福島県、
新潟県、静岡県、愛知県、長野県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、奈良県、
大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、山口県、福岡県、佐賀県、熊本県、沖縄県)
許認可など・宅地建物取引業 国土交通大臣(10)第003284号
・建設業 国土交通大臣(特-2)第22015号
・賃貸住宅管理業 国土交通大臣(01)第004665号

一建設株式会社は、不動産業界大手飯田グループホールディングスのグループ会社です。

一建設が提供するリースバックプラスは、自社買取・自社管理の高い安心感が魅力です。買取から賃貸契約・管理まで自社でおこなうので、中間マージンが発生せず、疑問や不安があればすぐに相談できます。

また、リースバックプラスならではのサービスやサポートも豊富です。売却後に利用できるサポートサービス「はじめスタイルMembers」は、高齢者の生活でも安心できる工夫が充実。セキュリティや健康面に不安がある人にもおすすめです。

一建設株式会社のリースバックプラスの強みは次のとおりです。

  • ニーズに合わせて2つのプランから選べる
  • 賃料最大50%減額が可能
  • 敷金・礼金・仲介手数料・更新料が無料

これらの強みについて以下で詳しくみてみましょう。

一建設株式会社の強み1:ニーズに合わせて選べるプラン

一建設株式会社のリースバックプラスは、「標準プラン」「定期プラン」の2タイプからの選択できます。2つのプランの違いを表にまとめました。

プラン標準プラン定期プラン
概要賃貸契約を更新しながら住み続けられるプラン
(普通賃貸借契約)
賃貸契約の期間を定めるプラン
(定期賃貸借契約)
メリット
  • 将来の再購入価格が下がる
  • 3年目以降には一建設の新築物件への住み替えに対応
  • 最大1年間の賃料が0円になる
  • 退去後の売却でキャッシュバックの可能性
向いている人将来的に家の買い戻しを考えている人一時的にまとまった資金が必要な人

標準プランでは、業界初となる再購入価格が安くなるシステムを導入。通常のリースバックでは、再購入価格は売却金額の1.1〜1.2倍と高くなるのが一般的です。しかし本プランは、賃貸期間中に建物価値が減少することをかんがみた金額が提示されるので、手放したときよりも安く再購入できます。

一方定期プランでは、賃貸契約の期間が限定されます。最大1年間賃料が0円(フリーレント)になるので、まとまった資金がほしい人におすすめです。また、退去後の売却金額が基準を超えた場合にキャッシュバックが得られる可能性もあります。

編集部

フリーレントなしの定期借家契約で、売却価格と同額で早期買戻しができるプランもあります。すぐに買い戻したい人は相談してみましょう。

一建設株式会社の強み2:賃料最大50%減額が可能

一建設のリースバックプラスでは、売却金の一部を敷金として預けることで月々の賃料を減額する家賃減額制度が利用できます。これは標準プラン・定期プランともに利用できる制度です。

預ける金額や査定額によって異なりますが、この制度を利用すると家賃を最大50%減額することができます。

※画像引用元:一建設株式会社公式サイト

また、預けた敷金は賃貸契約中いつでも引き出し可能です。通常の敷金のように退去後に全額戻ってくるため、資金に余裕がある場合は預けたほうが生活にゆとりが生まれるかもしれません。

一建設株式会社の強み3:諸費用が0円で家計に優しい

リースバックプラスでは、賃貸借契約締結時にかかるさまざまな諸費用が無料です。具体的には次の費用がかかりません。

  • 仲介手数料
  • 敷金(預け入れも可能)
  • 礼金
  • 更新料(標準プランの場合)

特に更新料は、通常の賃貸物件を契約すると数年に一度かかる大きな出費です。標準プランの場合は更新料がかからないので、長期的に住み続けたい人にも安心です。

「一建設株式会社」を利用した人の口コミ

決めた理由は、敷金などの諸費用不要、定期プランは1年目の賃料0円など費用面のメリットがあり、そのうえセコムのホームセキュリティや水周りのトラブルなど日常生活の困り事に24時間365日駆けつけてくれるといったサポートサービスが充実していたためです。
会社が分譲住宅販売戸数日本一の飯田グループホールディングスのグループ企業という点や、買取金額、営業の方の誠実さも決め手となりました。
見積もりをお願いしたら、レスポンスよく対応してくれ、説明も丁寧で助かりました。
(東京都板橋区/区分マンション/60代/一人暮らし)
引用:事例紹介|リ-スバックプラス 一建設

あと5年程、今の自宅で生活できればと考えていたので、定期プラン5年を選択しました。
最初の1年が賃料無料になり、総合的に見るとリースバックプラスが買取金額、設定賃料、支払い賃料などで一番良かったので選びました。
支払いシミュレーションや、5年間での支払い総額も書面とともに丁寧に説明され、安心しました。
(大阪府河内長野市/戸建て/60代/2人暮らし)
引用:事例紹介|リ-スバックプラス 一建設

一建設株式会社はこんな人におすすめ

  • 将来家を買い戻すときの資金確保ができるか不安
  • 賃貸期間中や契約終了後も手厚いサポートを受けたい
  • できるだけ賃料を安く抑えたい

2位:株式会社And Doホールディングス(ハウス・リースバック)

会社名株式会社And Doホールディングス
本社所在地東京都千代田区丸の内1丁目8番1号 丸の内トラストタワーN館17F
設立2009年1月(創業1991年)
資本金33億7,744万円(2023年6月末現在)
営業エリア全国
許認可など・宅地建物取引業 国土交通大臣(3)第8077号
・一般建設業許可 京都府知事(般-3)第43402号
・銀行代理業許可番号 近畿財務局長(銀代)第216号

\無料相談24時間受付中!/

株式会社And Doアンドドゥホールディングス(旧:ハウスドゥ)は、業界のパイオニアとして2013年より「ハウス・リースバック」の提供を開始し、利用者の意見を取り入れながらサービスを進化させています。

全国705店舗*のネットワークを駆使し、早期の資金化が可能な点や、貸期間や再購入するまでの期間の制限がないため柔軟な契約ができる点が大きな魅力です。

また、24時間対応の無料相談窓口(TEL:0120-350-340)が設けられ、シニア世代向けに「おてつだい訪問サービス」や「安心コールサービス」など、契約後のサポートが充実している点もメリット。

2019年の自社満足度調査では、97.6%以上の顧客満足度を獲得しています。(*(オープン準備中含む)2023年11月末時点)

株式会社And Doホールディングス(ハウス・リースバック)の特徴・強みは次のとおりです。

  • リースバックのパイオニア企業で顧客満足度も高い
  • 現金化まで標準40日・最短5日とスピーディー
  • 契約後もきめこまやかなサポートが続く

各特徴について詳しく解説します。

株式会社And Doホールディングスの強み1:パイオニア企業で満足度も高い

株式会社And Doホールディングスは、日本にリースバックを広めたパイオニア的な企業です。顧客の意見を汲みながらサービスを提供することで、2023年7月の調査では顧客満足度97.6%を獲得しました。

全国に705店舗を構えており、全国各地のリースバックに対応しています。戸建て物件だけでなく、区分マンションのリースバックにも対応しているので、幅広いユーザーに利用されてきました。

リースバックの取扱実績が豊富な業者を選びたいなら、And Doホールディングスのハウス・リースバックがおすすめです。

株式会社And Doホールディングスの強み2:現金化までが早い

ハウス・リースバックでは、相談から現金化までの期間が標準40日・最短5日と早期の現金化が可能です。すぐにまとまった資金が必要な人でも利用しやすい仕組みが整っています。

迅速な現金化には、相談から査定・金額提示・契約までの対応の速さが必要です。相談から買取、管理まで株式会社And Doホールディングスがおこなうため、連携の取れたスピード感のある対応が実現しています。

ただし、最短5日での現金化には別途手数料が必要です。状況によっては利用できない場合もあるので、まずは相談してみましょう。

株式会社And Doホールディングスの強み3:契約前後の手厚いサービス

サービスの手厚さも魅力のひとつです。リースバック事業のパイオニア的存在である株式会社And Doホールディングスでは、顧客の意見を取り入れながらサービス・サポートの拡充を続けてきました。

相談時には、一人暮らしの女性向けに女性チーム対応サービスが利用できたり、近所の目が気になる人向けに自宅以外のカフェなどで面談が受けられたりするサービスがあります。

また、賃貸契約後にはシニア世帯の生活を考えた「安心サポート」が利用可能です。生前から死後まで手厚いサポートが受けられるので、遠方に住む家族にとっても安心です。

株式会社And Doホールディングスはこんな人におすすめ

  • 早急に資金が必要
  • 賃貸借期間を設けず今の家に住み続けたい
  • いつになるか分からないが将来的に再購入したい

\無料相談24時間受付中!/

3位:穴吹興産株式会社(あなぶきのリースバック)

※画像引用元:穴吹興産株式会社公式サイト
会社名穴吹興産株式会社
本社所在地香川県高松市鍛冶屋町7-12
設立1964年5月25日
資本金7億5,500万円
営業エリア東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、名古屋市(一部除く)、
四国全県、大阪府、京都府、兵庫県、広島県、岡山県、福岡県
許認可など・宅地建物取引業免許 国土交通大臣免許(10)第3300号
・特定建設業許可 香川県知事許可(特-1)第5547号
・一級建築士事務所登録 香川県知事登録第1847号
・一般不動産投資顧問業登録 国土交通大臣登録 一般-第378号
・第二種金融商品取引業登録 四国財務局長登録(金商)第12号
・不動産特定共同事業許可 香川県知事許可 第1号

「あなぶきのリースバック」は、東証スタンダード市場上場の穴吹興産株式会社が提供しているサービスです。上場企業による安定した運営で、長く住み続けることを考えても安心して利用できます。

築年数が10年以上経過しているマンションを対象とし、リスクを最小限にできる普通賃貸借契約が最大の特徴です。自宅マンションのリースバックを考えている人に向いています。

穴吹興産株式会社(あなぶきのリースバック)の強みは次のとおりです。

  • 中古マンションに特化したリースバック
  • 住んでいる最中の不具合にもすばやく対応
  • 諸費用がかからず売却後の生活が安定しやすい

上記の3つの強みについて詳しく解説します。

穴吹興産株式会社の強み1:マンションに特化したサービス

あなぶきのリースバックは、中古マンションを専門とするサービスです。

マンションを専門に扱うことで、シニア世帯のリースバックはもちろん、戸建て物件への住み替えを考えている子育て世帯などにも支持されています。また、管理会社との連携がスムーズな点も、マンションに特化したサービスならではです。

リースバックが利用できるマンションの条件は次のとおりです。

  • 専有面積40平方メートル以上
  • 築年数10年以上が経過
  • 鉄筋コンクリート構造または鉄骨鉄筋コンクリート造

また、対応エリアは首都圏、近畿・東海・中四国地方、九州エリアです。保有する不動産が対象エリア内か確認してみましょう。

穴吹興産株式会社の強み2:賃貸中の不具合にも迅速に対応

賃貸契約期間中に室内設備に不具合が生じた際の迅速な対応も魅力です。

穴吹興産株式会社は、長年にわたってマンション開発事業に携わってきました。その実績で培われたノウハウを駆使し、すばやく修繕をおこないます。修繕費用は基本的に所有者の穴吹興産が負担します。居住者の負担はないので安心です。

売却後にもこのようなサポートが受けられるので、自分で所有していたときと変わらず安心して住み続けることができるでしょう。

穴吹興産株式会社の強み3:諸費用がかからず生活が安定しやすい

あなぶきのリースバックでは、仲介手数料なしの直接取引で更新料もなし

賃貸借契約は、更新が可能な普通賃貸借契約なので、制限なく住み続けることができます。また、契約の年齢制限はありません。「年齢の問題で、借りられる賃貸物件がなかなか見つからない」という人にもおすすめです。

さらに、家賃は生活に無理のないよう設定され、基本的に変動しません。売却金として受け取る金額を調整することで、月々の家賃を柔軟に設定することも可能です。

このように諸費用を節約できるので、売却後の生活を優先的に考えることができるでしょう。

穴吹興産株式会社はこんな人におすすめ

  • マンションでリースバックを検討している
  • 賃貸契約で長く住み続けたい
  • 賃貸契約中のランニングコストをできるだけ抑えたい

4位:SBIスマイル株式会社(ずっと住まいる)

※画像引用元:SBIスマイル株式会社公式サイト
会社名SBIスマイル株式会社
本社所在地東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル22階
設立2012年
資本金9,500万円
営業エリア市街化調整区域以外の主要都市
許認可など宅地建物取引業者免許 国土交通大臣(1)第10022号

SBIスマイル株式会社は、金融・IT事業の大手であるSBIホールディングスのグループ会社として、不動産事業をおこなう東証プライム上場企業です。上場企業で知名度もある運営元のサービスなので、堅実で安心感があります。

「ずっと住まいる」ではSBIグループの資金力・家賃変動なし・一級建築士による建物検査・透明性を追求した費用体系という4つの安心・安全を提供しています。2023年には、シニアが魅力を感じるリースバックでNo.1*に輝きました。

*2023年1月期 日本マーケティングリサーチ機構によるブランドイメージ調査より

SBIスマイル株式会社(ずっと住まいる)の強みは次のとおりです。

  • 家賃変動や費用負担がなく長く住み続けやすい
  • 一級建築士による建物検査で資産価値を維持できる
  • 最短一週間で現在の住居を資金化できる

これらの強みについて詳しくみてみましょう。

SBIスマイル株式会社の強み1:家賃変動や費用負担がなく安心

SBIスマイル株式会社のずっと住まいるは、将来への不安解消に役立つ工夫が満載です。例えば次のようなサービスが受けられます。

  • 売却金の一括支払い
  • 市場価格よりも安い家賃設定
  • 家賃変動なし
  • 事務手数料0円
  • 敷金・礼金・更新料0円

市場よりも安い価格で設定された家賃は、契約中変動することがありません。将来の見通しが立てやすく、家計に優しい仕組みです。

また、事務手数料や敷金・礼金・更新料といった諸費用がかからないので、生活を圧迫することなく賃貸借契約に移行できます。

SBIスマイル株式会社の強み2:一級建築士による建物検査

ずっと住まいるで売却した不動産は、一級建築士による建物検査を受けることができます。建物検査で状態を見極めることで、適切なメンテナンスができ、不動産の資産価値を保つことが可能です。

ずっと住まいるでは、賃貸借契約を更新して住み続けるだけでなく、将来的な再購入や住み替え、次の世代への相続も推奨しています。適切な検査を受けることで、不動産の価値を下げることなく次のステップにつなげることができます。

例えば買い戻すことを考えている場合、再購入時の売買価格は事前に契約書に明記されます。購入価格は事前に決まっているので、検査を受けて大切に住み続けることで、実際の価値よりも安く再購入できるかもしれません。

SBIスマイル株式会社の強み3:最短一週間で資金化できる

また、最短1週間で資金化を目指せる迅速さも強みです。仮査定から決済まで経験豊富な専属担当者が担うため、余計な手続きを省くことができます。

具体的な取引の流れは以下のとおりです。

  • 相談・申込
  • 仮査定(売買価格・家賃)の提示
  • 一級建築士による建物検査
  • 契約条件(売買価格・家賃)の提示
  • 契約成立
  • 不動産売買決算・賃貸開始

相談から仮の売買価格と家賃の提示まで最短即日~3営業日ほどかかります。契約条件の提示までは無料で相談できるので、条件に納得がいかなければキャンセルも可能です。

SBIスマイル株式会社はこんな人におすすめ

  • 建物の維持や賃料のランニングコストに振り回されたくない
  • 早急に現金化したい
  • 一括でほしい

5位:株式会社セゾンファンデックス(セゾンのリースバック)

会社名株式会社セゾンファンデックス
本社所在地東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60 37階
設立1984年2月1日
資本金45億9万8,000円
営業エリア北海道、東北地方、関東地方、中部地方(新潟県、富山県、石川県、長野県、山梨県、静岡県)、
中部地方(岐阜県、愛知県、福井県)、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方、沖縄地方
許認可など・貸金業者登録番号 関東財務局長(11)第00897号
・宅地建物取引業者免許証番号 国土交通大臣(1)第9536号

株式会社セゾンファンデックスの大きな強みは、大手ファイナンスであるクレディセゾンのグループ会社というです。融資事業での実績はさることながら、利用者のニーズに幅広く対応できる豊富なノウハウも備えています。

クレジットカードなどで知名度のある会社なので、長く住み続けることを考えている人にも安心感があるでしょう。

株式会社セゾンファンデックス(セゾンのリースバック)の強みは次のとおりです。

  • クレディセゾンのグループ会社による豊富なノウハウ
  • 選べる特典つきでニーズに合った利用ができる
  • 便利なサービスを優待価格で利用可能

以上3点について詳しく解説します。

株式会社セゾンファンデックスの強み1:金融会社の豊富な実績

セゾンのリースバックの強みは、金融会社による豊富な融資実績にあります。

リースバックでは、自宅を売却して賃貸契約をおこなうため、企業と長い付き合いをすることになります。そのため、不動産を売却する企業に安心感があるサービスが選ばれやすいです。株式会社セゾンファンデックスは、クレジットカード事業をおこなうなど、融資事業のイメージが強い企業であるため、安心感を持って利用できます。

融資ノウハウが備わっているため、融資まで最短2週間で契約が可能です。

株式会社セゾンファンデックスの強み2:選べる特典

セゾンのリースバックには、無料で選べる特典がついてきます。利用料はセゾンファンデックスが負担するため、契約者の費用負担はありません。

選べる特典は、次の4つです。

  • セコムのホームセキュリティ
  • HOME ALSOKみまもりサポート
  • くらしのセゾン ハウスクリーニング
  • ホームネットのハローライト

高齢者世帯の健康やセキュリティに不安がある人向けのサービスや、子育てや仕事に忙しく家事を頼みたい人まで、さまざまなニーズに需要のあるサービスが揃っています。

株式会社セゾンファンデックスの強み3:優待サービスで契約後もお得

賃貸尺契約後には、契約者限定の会員優待や駆け付けサービスもあります。契約後にもサービスが優待価格で受けられるので、お得感を感じたい人にもおすすめです。

具体的なサービスは次のとおりです。

  • 家財整理(一般社団法人家財整理相談窓口)
  • 不用品買取(株式会社エコリング)
  • 永大供養墓(永大供養墓普及会)
  • 介護サービス(株式会社SOYOKAZE)

また、賃貸借契約には家財保険が付帯します。火災・落雷・盗難・水濡れなどによる家財への損害や、偶然な事故が費用負担なしで補償してもらえるので安心です。

株式会社セゾンファンデックスはこんな人におすすめ

  • 付帯サービスも充実している業者を選びたい
  • 大手融資会社の安心できるサポートを受けたい

6位:ケイアイスター不動産株式会社(KEIAIのリースバック)

会社名ケイアイスター不動産株式会社
本社所在地埼玉県本庄市西富田762-1
設立1990年11月
資本金48億1,500万円(2023年02月28日現在)
営業エリア全国
許認可など・宅地建物取引業免許 国土交通大臣(6)第5508号
・財団法人性能保証住宅登録機構 第10014136号
・一般建設業 国土交通大臣許可(般-4)第22480号
・建築士事務所登録
(一級 埼玉県知事登録(3)第10269号/二級 埼玉県知事登録(4)第10320号/二級 宮城県知事登録 第21720056号)

ケイアイスター不動産株式会社(KEIAIのリースバック)の特徴は次のとおりです。

  • 最短2週間で資金化できる
  • 一般住宅以外の事業者向けリースバックにも対応
  • オプションサービスのうち1つが無料

「KEIAIのリースバック」は、東京・埼玉などの関東エリアの戸建て住宅を扱うケイアイスター不動産株式会社が、株式会社セゾンファンデックスと業務提携して提供しています。

買主はKEIAIまたは提携企業で、最短2週間で現金化。定期借家契約を結んだ後に再契約でそのまま住み続け、将来的に再購入も可能です。

住居用マンションや戸建てのほか、オフィスビル・事務所・店舗・工場などの事業用不動産のリースバックにも対応しています。

契約者特典として、「セコムホームセキュリティ」「HOME ALSOKみまもりサポート」「象印のみまもりホットライン」「くらしのセゾンのハウスクリーニング」のうち1つを選べる無料オプションサービスが受け取れるのもポイントでしょう。

ケイアイスター不動産株式会社はこんな人におすすめ

  • 事業用不動産をリースバックしたい
  • できるだけ早急に現金化したい

7位:株式会社ミライエ(en満ライフ)

会社名株式会社ミライエ
本社所在地東京都台東区東上野1-13-2 ヒロマルビル 6階
営業エリア全国
許認可など・宅地建物取引業 東京都知事 (3) 第93231号

株式会社ミライエ(en満ライフ)の特徴は次のとおりです。

  • 地域密着型の自由なサービスを提供
  • 老後の資金計画をサポートする
  • 制限が少なくニーズに合いやすい

株式会社ミライエは、「人と人との繋がりを未来へ繋げよう」というポリシーをもとにした、地域に密着した質の高いサービスを提供しています。

他社で見られる様々な”制限”をなくし、自由度の高いリースバックを可能にしました。

具体的には、物件の種類・買取資金の使い用途・年齢・対象地域・本人所得・物件に住む人、さらに個人・法人の垣根なく利用できます。

特に、老後の生活費や介護費用に困っているため利用したユーザーから高評価を得ています。

売却で取得した現金は自由に使い用途を決められるので、介護施設の入所費用に充てたり、年金では賄いきれない生活費に充てることができます。

株式会社ミライエはこんな人におすすめ

  • 老後の経済状況に不安を抱えている
  • 年齢やエリア、不動産種類などの制限で他社では受け入れ不可だった

8位:大成有楽不動産販売株式会社

会社名大成有楽不動産販売株式会社
本社所在地東京都中央区京橋3丁目13番1号(有楽ビル)
設立1986年1月
資本金5億円
営業エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府の営業センター担当エリア
許認可など・宅建業免許 国土交通大臣(9)第3394号
・建設業許可 東京都知事許可(般-4)第119497号
・一級建築士事務所登録 東京都知事登録第60608号
・金融商品取引業者登録 関東財務局長(金商)第1536号
・警備業認定 東京都公安委員会第30004634号
・賃貸住宅管理業者登録 国土交通大臣(2)第2089号

大成有楽不動産販売株式会社の特徴は、次のとおりです。

  • 個人向けに特化したリースバックサービス
  • 契約しても周囲に知られにくい
  • 設備修繕までしっかり対応

大成有楽不動産販売株式会社は、大手ゼネコンの大成建設グループとして、個人住居用のマンションと戸建てを対象にリースバックサービスを提供しています。

サービス適用には条件があり、マンションは40㎡以上(壁芯)、戸建ては80㎡以上の建物が建築可能であることに加え、ともに駅徒歩約15分以内の立地であることが必要です。

買主は大成有楽不動産販売株式会社になるため仲介手数料は必要なく、チラシ掲載や看板設置などの売却活動が不要なため、周囲に知られずに現金化できます。

また、売却後の普通賃貸借もしくは定期賃貸借の契約期間中の設備修繕は、大成有楽不動産販売株式会社に依頼可能です。

大成有楽不動産販売株式会社はこんな人におすすめ

  • 周囲に知られずに現金化したい
  • 賃貸契約中のランニングコストをできるだけ抑えたい

9位:大和ハウスリアルエステート株式会社

※画像引用元:大和ハウスリアルエステート株式会社公式サイト
会社名大和ハウスリアルエステート株式会社
本社所在地大阪府大阪市北区梅田3丁目3番5号 大和ハウス大阪ビル8階
設立1978年2月15日
資本金7億2,950万円
営業エリア全国 ※一部を除く
許認可など・宅地建物取引業者免許番号 国土交通大臣(12)第2608号
・賃貸住宅管理業者登録番号 国土交通大臣(01)第003606号
・建設業許可番号 国土交通大臣許可(特-2)第16345号
・一級建築士事務所登録番号 大阪府知事(リ)第9118号
・不動産鑑定業者登録番号 大阪府知事(5)第586号
・金融商品取引業者登録番号 近畿財務局長(金商)第183号

大和ハウスリアルエステート株式会社の特徴は次のとおりです。

  • ダイワハウスグループが提供するリースバックサービス
  • 代金を一括で受け取れる
  • 5つの特典のうち1つが無料

「Livness」は、大手不動産メーカーのダイワハウスグループが中古住宅の流通を目的に売買仲介・買取・リノベーションなどをおこなっている住宅ストック事業の名称です。

家の新しい未来の提案を掲げ、リースバック会社への仲介サービスも展開しています。

購入代金は一括支払され、ローン返済や事業資金など用途を問わず活用可能です。さらに賃貸契約で住み続けた後、将来的に再購入もできます。

Livnessでは株式会社セゾンファンデックスへの売却を仲介するため、「セゾンのリースバック」と同様の選べる特典が受けられます。ホームセキュリティやハウスクリーニングなど、5つの特典から1つを選んで無料で利用可能です。

大和ハウスリアルエステート株式会社はこんな人におすすめ

  • 将来的に再購入したい
  • 早急に現金化したい
  • 一括でほしい

10位:株式会社大京穴吹不動産(売っても住まいる)

会社名株式会社大京穴吹不動産
本社所在地東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル
設立1988年12月7日
資本金1億円(2023年4月1日時点)
営業エリア全国(一部エリアを除く)
許認可など・宅地建物取引業 国土交通大臣免許(8)第4139号
・賃貸住宅管理業者登録 国土交通大臣(02)第003558号
・建設業 国土交通大臣許可(般-1)第27705号
・不動産鑑定業 東京都知事(2)第2555号

株式会社大京穴吹不動産(売っても住まいる)の特徴は次のとおりです。

  • 居住用マンションに特化したリースバック
  • 1年・2年・5年から選べる定期建物賃貸借契約
  • 契約満了時も次の住居を紹介してもらえる

「売っても住まいる」はメジャーセブンの大京グループの不動産流通業を担う株式会社大京穴吹不動産が提供しているリースバックです。

居住用マンションに特化したサービスで、大京穴吹不動産による直接購入のため仲介手数料は不要で、早期に現金化できます。

なお、契約は1年・2年・5年のいずれかを選ぶ定期建物賃貸借契約が基本。

賃貸居住中の室内設備の無償修理(例外を除く)や、賃貸契約満了時の住居紹介など、手厚いサポートを受けられるのが特徴です。

株式会社大京穴吹不動産はこんな人におすすめ

  • 賃貸居住中や契約期間満了時にも手厚いサポートを受けたい
  • できるだけ早急に現金化したい

11位:明和地所株式会社

※画像引用元:明和地所株式会社公式サイト
会社名明和地所株式会社
本社所在地東京都渋谷区神泉町9-6 明和地所渋谷神泉ビル
設立1986年4月24日
資本金35億3,750万円
営業エリア北海道札幌市、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、
愛知県名古屋市、福岡県福岡市および近郊
許認可など・宅地建物取引業 国土交通大臣(8)第4118号
・賃貸住宅管理業 国土交通大臣(1)第4021号

明和地所株式会社の特徴は次のとおりです。

  • 最短2週間で現金化が可能
  • 賃料を事前に相殺してから支払い
  • 各種優待サービスを利用可能

マンションを中心に不動産開発・分譲・仲介などをおこなうデベロッパーである明和地所株式会社も、リースバックサービスを提供しています。

居住用マンションは明和地所が直接購入、戸建ては提携業者への紹介で、最短2週間で契約を成立させる迅速対応が特徴です。

現金一括支払いで2年間の定期借家契約が締結され、賃料は一括で売買代金から相殺されます。

賃貸期間中は、住まいのトラブルを相談できるコールセンターや、ハウスクリーニング費用やインテリア購入価格が割引される優待サービスが利用できます。

明和地所株式会社はこんな人におすすめ

  • できるだけ早急に現金化したい
  • 賃貸契約中に手厚いサポートがほしい

12位:セキスイハイム不動産株式会社(自宅買取リースバックシステム)

会社名セキスイハイム不動産株式会社
本社所在地東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル28階
設立1986年10月1日
資本金2億円
営業エリア関東・中部・近畿 
許認可など・宅地建物取引業免許 国土交通大臣(9)第3490号
・賃貸住宅管理業者登録番号 国土交通大臣(02)第001709号

セキスイハイム不動産株式会社(自宅買取リースバックシステム)の特徴は次のとおりです。

  • セキスイハイムの住宅以外にも対応
  • 現金化まで約20日
  • 売却後の再購入がしやすい

「自宅買取リースバックシステム」を提供するセキスイハイム不動産株式会社は、全国各地に住宅事業を展開するセキスイハイムグループの不動産事業を専門としています。

グループの中心である積水化学工業株式会社は東証プライム市場上場企業であり、全国的に知名度や信頼度が高く、安定した経営基盤を誇る企業です。

セキスイハイム住宅以外にも、一般住宅やマンションも取扱い可能で、周囲に知られることなく最短約20日で現金化できます。

また、原則1年以上経過すれば再購入が可能で、あらかじめ設定した金額で買い戻しができます。

セキスイハイム不動産株式会社はこんな人におすすめ

  • 信頼できるハウスメーカーにリースバックを依頼したい
  • 数年後には再購入したい

13位:株式会社センチュリー21・ジャパン(売っても住めるんだワン)

会社名株式会社センチュリー21・ジャパン
本社所在地東京都港区北青山2-12-16 北青山吉川ビル7F
設立1983年10月21日
資本金5億1,775万円
営業エリア全国の主要都市
許認可など事業所ごとに異なる

株式会社センチュリー21・ジャパン(売っても住めるんだワン)の特徴は次のとおりです。

  • 全国1,000以上の加盟店によりスムーズな買取
  • 物件の種類を問わず買取可能
  • 契約満了後も自由な選択ができる

「売ってもすめるんだワン」は、全国にフランチャイズ展開している株式会社センチュリー21・ジャパンが提供するリースバックサービスです。

約1,000に及ぶ加盟店(2022年時点)を通して、提携企業による買取を仲介します。

マンションのほか戸建てや土地、一棟ビルなど種類や用途を制限せずに取扱い対象としており、原則2年の定期建物賃貸借契約が結ばれます。

契約期間終了時は期間満了による退出、または再契約による居住延長のどちらかを自分の都合に合わせて選ぶことが可能です。

株式会社センチュリー21・ジャパンはこんな人におすすめ

  • 種類や用途の制限によりリースバックを断られたことがある人
  • しばらくはそのまま住み続けたい

14位:株式会社インテリックス(あんばい)

会社名株式会社インテリックス
本社所在地東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル11F
設立1995年7月17日
資本金22億5,300万円
営業エリア北海道・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・広島・博多支店の近郊
許認可など・宅地建物取引業者免許 国土交通大臣(4)第6392号
・不動産特定共同事業者許可 東京都知事 第97号

株式会社インテリックス(あんばい)の特徴は次のとおりです。

  • 何度でも再契約ができるシステム
  • 累計21,000戸の販売実績
  • 法人向けのリースバックにも対応

株式会社インテリックスの提供するリースバックサービス「あんばい」は、賃貸契約は定期2年となっていますが、再契約の回数制限はないため、家賃滞納や未払いなどなければずっと住み続けることが可能です。

賃貸契約に際し保証会社と契約することで、保証人や連帯保証人が不要となることもメリットです。

インテリックスはもともと中古マンションの再生流通事業をおこなってきた会社で、年間販売戸数は創業当初から累計21,000戸を超えました。

リノベーションという一つの大きな不動産事業で培った住宅のノウハウを存分に生かし、個人だけでなく法人向けのリースバックにも対応しています。

株式会社インテリックスはこんな人におすすめ

  • 買い戻しか退去するかまだ迷っている
  • 自宅兼店舗やビルなど特殊物件のリースバックを検討中
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リースバック業者の7つの比較ポイント

14のリースバック業者と業者比較サイトを紹介してきましたが、一番大切なのは自分がどの条件を優先すべきかです。

この章では、業者比較の目安となる7つのポイントを解説します。

編集部

一般的に優先される重要な点から順番に取り上げるので、自分ならばどれを重要視したいかを見極める材料として参考にしてみてください。

ポイント①:査定額の算出方法

売却後に家賃が発生することを考えると、より高い金額で売却でき、安い家賃で住み続けられると最もベストな結果といえます。

しかし現状では、リースバック業者の査定基準に大きな違いはありません。

通常の不動産売買と違い、買取後の使い道(売主に貸すこと)が決まっているため、買い取る側が自由に売買できないという制限を加味して価格を算出するからです。

以下は、多くの業者で使われている一般的な買取価格の算出方法です。

買取価格=市場相場価格×50~80%

掛けられる率はそれぞれのリースバック業者によって異なります。

大手の場合、リスク回避のため掛けられるパーセンテージは低くなる傾向にありますが、中小企業は顧客を増やすことを目的に高いパーセンテージで算出してくれる可能性もあります。

編集部

業者を比較する際は、まず買取査定額がどのように算出されているのか、提示された査定額の内訳を確認するようにしましょう。

ポイント②:得意な地域

リースバックでは、周辺の賃料相場もチェックしながら家の査定をされるため、ある程度その地域に根ざした情報網や土地勘がなくては適切な査定ができません。

全国展開している大手業者であっても、転勤や入れ替わりが頻繁におこなわれるなどで、査定をおこなう担当者がその地域に疎いという可能性もあります。

地方エリアの場合は特に、そのエリアを得意としている地域密着型の業者を見つけることが大きなポイントです。業者のホームページなどで過去の取引実績をチェックすることで、主な対応地域を確認することができます。

ポイント③:家賃

リースバック業者の主な利益は賃料です。そのため、相場よりも高い期待利回りを設定した家賃が発生します。この期待利回りを考慮して、できるだけ安い家賃設定をしてくれる会社を選ぶとよいでしょう。

ただ、一般的に家賃と売却金額は比例するため、家賃の安さにこだわりすぎると査定額も下がってしまう可能性がある点には注意しましょう。

ポイント④:何年住めるか

リースバック業者の多くは、定期借家契約という契約方法を展開しています。

業者により年数は異なりますが、2~3年ほどの一定期間が賃貸期間となり、その期間が満了になれば契約終了となる仕組みです。

期間満了後は、更新してさらに一定期間を賃貸で過ごすか、退去するか、条件によっては買い戻しを選択できるので、そのタイミングを事前に決めている人は定期借家契約の賃貸期間が希望に合う業者にするとよいでしょう。

将来の引っ越しや買い戻しの時期が読めない場合は、普通借家契約という方法を提供している業者を選びましょう。

普通借家契約とは、正当な退去理由でない限り強制的に退去させられることはないという内容のものです。

ポイント⑤:諸費用

リースバックにかかる諸費用に注目して比較検討することも大切です。

一般的に、リースバックには以下の費用がかかる可能性があります。

売買に必要な費用賃貸にかかる費用
仲介手数料 契約事務手続きの手数料 登記にかかる費用 印紙税敷金・礼金 保証料 火災保険料

なかには、契約事務手続きの手数料を無料としていたり、逆に手数料のみで数十万としていたりと、業者によって発生する費用も様々です。

諸費用の安さをアピールしている業者をピックアップすることで、出費を抑えて契約することも可能になるでしょう。

ポイント⑥:買い戻し金額

買い戻し金額の設定基準も業者によって異なります。

一般に、買い戻しの価格は売却価格の1.1~1.3倍となる傾向にあり、売却時よりも高くなります。

少しでも売却金額に近い金額で買い戻しをおこないたい場合は、契約締結前にこまかな条件を話し合い、取り決めた内容がきちんと契約書に記載されているかも確認しましょう。

買い戻し時に契約時と違う説明をされたというトラブルは非常に多いです。

口約束だけで契約書への条件明記をうやむやにしてしまう業者ならば、契約は見送ったほうが賢明です。

編集部

将来買戻しを希望する際は、賃貸契約終了後の条件まで担当者としっかり相談して決めましょう。

ポイント⑦:企業の実績や資金力

業者の信頼度を測るポイントとして、これまでの取引実績や資金力にも注目しましょう。

特に、売買代金の一部を預け入れる場合には企業としての信用度が重要です。

企業の経営悪化や倒産などで預け入れ金が回収できないという可能性も考えられます。

リースバックに限定せずさまざまな事業で成功している大手グループや、中小でも株式上場企業ならば、資金力に安定性もあるため決済までスムーズに取引することができるでしょう。

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リースバック業者選びで失敗しないためのコツ

新規参入企業を狙う

リースバックは比較的新しい不動産の売却方法ですが、高齢化や少子化によるニーズの高まりは顕著で、近年多くの企業がリースバック業界に参入してきています。

新規参入企業は、古参企業との差別化を図るため、より利用者にとってお得になるサービスを提供している場合があるため、積極的に利用を検討しましょう。

一建設のリースバックプラスで紹介した「買い取り時に新築を購入できる」サービスや、「買い戻し額が安くなる」仕組みなどがその良い例です。

ライフプランに合わせてデメリットも説明してもらう

業者の担当者と対応する際は、リースバックをすることで将来的にどのようなメリットがあり、逆にどのような不利益を被る可能性があるかまで詳しく説明してもらいましょう。

利用者の目的や人生計画は様々です。利用者の悩みに寄り添い、リスクも踏まえたうえでライフプランに合わせた提案をしてくれる業者であれば、誠実な業者であるといえます。

複数社に査定依頼して比較する

不動産売買の基本として、1社だけではなく複数社に依頼して相見積もりをとることが重要です。他社と比較することで、その業者が適正な査定をおこなっているかを判断しやすいからです。

複数の査定結果を受け取ったら、買い取り価格だけに注目せず、家賃設定・諸費用など確認するようにしましょう。買い取り価格から今後かかる費用を差し引くことで、トータルでお得な業者を見極めることができます。

複数社に査定依頼する際は、リースバック一括査定サイト「家まもルーノ」が便利です。

編集部

買取価格は業者によって異なるため、必ず複数社へ相見積もりを取り、より条件にマッチする最適な業者を厳選することが大切です。

リースバックのメリット

住んでいた家を売却しても住み続けられる、独特なサービスであるリースバックには、いくつかのメリットとデメリットがあります。それぞれ詳しく見てみましょう。

まとまった資金をすぐに得られる

リースバックの大きなメリットは、まとまった資金をすぐに得られることでしょう。例えば、以下の費用を捻出する助けになります。

  • 住宅ローン以外の借金返済
  • 子どもの進学・留学費用
  • 病気の治療費
  • 老後の生活費

これらすべては、まとまった資金を得られなければ解決できない経済的問題です。リースバックは買い主を探す手間が省けるため、数日もあれば確実に売却金額を受け取ることができます。まとまった資金が必要になったときにおおいに役立つでしょう。

売却しても住み続けられる

売却後も住み続けられると、引っ越し費用がかからないばかりか、住み慣れた家を離れなければならないという精神的ストレスも解消できます。特に近隣に親族が住んでいたり、親しくしている人がいたりするケースでは、売却したことを知られたくないと考える人も多いもの。

売却後も住み続けられるリースバックで、金融機関に頼ることなく必要な資金を取得し、人知れず負債を帳消しにしたいと感じている人には大きなメリットといえます。

固定資産税などを支払う必要がなくなる

リースバックをおこなうと、その不動産の所有権がリースバック業者へと移転されます。

その結果、所有者であった間に毎年かさんでいた固定資産税などの家の維持費の支払いに追われることはありません。

また、一般的に賃貸契約であれば、設備の維持費や修繕費まで業者(賃貸人)負担となるため、家の維持管理費用を節約するという観点からも、リースバックを利用して得られるメリットは大きいといえるのです。

逆に、「設備維持費や修繕費は業者が負担します」と謳い、本来賃貸人が負担する義務がある費用をサービスのように営業してくる悪質な業者もあるため注意しましょう。

ただし、賃貸住宅居住者として火災保険の負担、及び、賃借人が過失や家財破損などしてしまった場合は賠償責任の負担は発生します。

リースバックのデメリット

売却価格が相場よりも安くなる

通常の不動産売買をおこなうときは、買い主のニーズを考えて売却金額を算出します。

その点、リースバックは買い主を探すわけではないため、相場よりも低い金額で買い取られる可能性が高いといえるでしょう。

しかし、買い取り価格が安いからといって、損するばかりではありません。買い取り価格が安ければ、その後支払う必要のある家賃が安くなることも期待できます。

総合的に見て、お得かどうかという視点で考えるように心がけましょう。

普通の賃貸物件よりも家賃が高い

リースバックされる物件の借り手は契約者に限られます。

そのため、通常の賃貸物件の家賃に比べて家賃設定は高くなりがちです。

以下は、多くの業者で用いられている家賃の算出方法です。1ヶ月の家賃=売却価格×(6~13%)÷12ヶ月

掛けられるパーセンテージは各リースバック業者によって異なります。

家賃を少しでも安く収めたいときには、このパーセンテージを低く設定してくれる業者を選ぶようにしましょう。

また、契約者のみが借り手となるという状況を逆手にとって、家賃の価格交渉をすることもできます。

ランニングコストを抑えるために、リースバックの業者選びや上手な価格交渉で、少しでもデメリットを解消しましょう。

賃貸契約を更新できないリスクがある

通常の賃貸住宅と異なり、リースバックは契約種類によっては契約更新ができない場合があります。

自身の経済状況に応じた判断ができず、契約が終了すれば強制的に退去となってしまうのは大きなデメリットでしょう。

一般のリースバック業者では、契約更新できない「定期賃貸契約」で契約期間を限定しているところが多いため、継続してその家に住み続けたい場合や将来買い戻しを希望する場合は注意が必要です。

住み続けたい場合には「普通賃貸契約」ができる業者や、自身で契約期間を設定できるプランを用意している業者を探しましょう。

また、買い戻しを希望していても契約満了時に十分な資金がなければそもそも買い戻しもできないまま退去させられることとなります。

賃貸契約期間中の貯蓄は必須と言えるでしょう。

編集部

賃貸借契約終了後の条件が最も重要です。目先の条件にとらわれず、実現可能な選択肢を取りましょう。

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リースバックで後悔!トラブル事例を紹介

リースバックにはさまざまなメリットがありますが、よく知らずに利用すると後悔するケースもあります。注意したいトラブル事例を見てみましょう。

相場よりも安く買い取られてしまった

リースバックはもともと通常の仲介売却(買主を見つけて売却)よりも買取価格は安くなります。

それは、仲介ならば得られる仲介手数料による利益がないことや、買い取った後もその不動産を自由に扱うことができない業者側の負担があるからです。

しかし、そのような事情を利用して極端に低い値で買い取ろうとする悪質な業者もあります。

業者へ査定依頼する際は、1社だけでなく何社か比較したり、事前に周辺地域の不動産相場をチェックしたりして自身でも比較材料を準備しておくことが大切です。

編集部

あまりにも相場より安く売却すると、得られる資金が減って損をするだけでなく、低廉譲渡(※)とみなされ贈与税が発生する恐れもあるため注意しましょう。
注)
1.低廉譲渡…市場価格よりも著しく低い金額で資産を譲渡すること。贈与税を免れるために親族間などの売買取引で発生するケースが多い。

買い戻しを希望していたのに売却されてしまった

将来買い戻しをするためにリースバックを利用したのに、知らぬ間に転売されていた、買い戻し自体を業者に拒否された、などのトラブルも少なくありません。

いずれ不動産の買い戻しを予定している場合は、口約束などではなく必ず書面で契約を交わすことはもちろん、契約書の買い戻しに関する記述内容を入念にチェックしましょう。

編集部

例えば、業者の判断で第三者に売却することができる期間や、買い戻しの際の金額設定はいつまで有効なのかなども重要です。
契約時に提示されていた額よりも高い金額を買い戻し時に請求される恐れもあるからです。
なお、買い戻し額は業者の手数料・諸費用などを加えて算出するため、売却時よりも1〜3割高くなるのが一般的です。
買い戻しが可能な期間内に資金が用意できなかった場合は強制退去となる可能性があるため注意しましょう。

賃貸契約中に家賃が高騰した

リースバックでは賃貸中の家賃は周辺相場よりもやや高めに設定されることが一般的です。

業者が不動産を買い取った金額分を回収して、継続的に収益を上げるためです。

しかし、投資がうまくいかなければ家賃を上げる、または運用自体の取りやめを判断される場合があります。

そうなれば、契約書に「家賃の高騰はしない」と記載されていても、契約更新の際に値上げを通知される可能性があります。

また業者が運用を取りやめて不動産を売却したいと考えた場合は、居住者がいるままでは売ることができないため、賃料を上げて居住者に退去を検討させる方法を取る場合があります。

できるだけ長く住み続けたいと考えるならば、契約更新の制限や家賃変動に関する条件をしっかりとチェックしておきましょう。

編集部

将来にわたっての賃貸契約や買い戻し条件など、業者との高度な交渉術が求められますので、不動産コンサルタントなどの専門家に相談しながら取引を進めていくのもおすすめです。

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リースバックに詳しい不動産業界専門家にインタビュー

本記事でインタビューした専門家 株式会社棚田リーガルホールディングスグループCEO 棚田行政書士さん

行政書士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士などの資格を保有する専門家。専門学校卒業後、大手人材派遣会社に入社し、取引先の株式会社エイブルへ出向。その後、株式会社エイブルにヘッドハンティングされ移籍し、トップセールスを記録。現在も不動産業界にかかわりながら、チャンネル登録者数14万人となる「棚田行政書士の不動産大学公式チャンネル・宅建」のYouTubeを運営(2023年6月現在)。

公式YouTubeチャンネル

編集部では、不動産業界に長くかかわりながら現在は行政書士として活躍する棚田氏に直接インタビューをおこない、リースバック事業の是非について詳しくうかがいました。

リースバックとはどんなサービス?

棚田さん

リースバックとは、自宅を売却したあとも賃貸住宅として住み続ける方法のことです。 住んでいる住宅を売却して、売却後に買主(業者)と賃貸契約を結ぶことで、もともと住んでいた住宅に住み続けることができる仕組みです。

なぜリースバックが注目されるようになったのでしょうか?

棚田さん

近年は、超高齢化が進んだことでリースバックの需要が高まっています。
医療費などまとまった現金を必要としている高齢者が増えていることが原因の一つでしょう。

棚田さん

リースバックは2018年頃から始まった事業ですが、実は同じような商売の手法が昔からあったんです。例えば競売などで、落札者と売主が交渉して売買の取引をし合うという方法です。
それを不動産会社が正式に「リースバック」というサービスとして提供し始めたのが最近であるというだけで、超高齢化が進む現在だからこそ需要が高まっているのではと考えます。

編集部

現在、世界的に物価上昇が続いていますが、リースバック業界において買取価格や賃料に何か影響はあるでしょうか?また今後のリースバック需要はどうなるとお考えですか?

棚田さん

物価上昇が直接的な影響を与えることはないと思います。ただ金利が上昇することで従来水準のローンが組めなくなる可能性があるので、そうなると物件価格は下がる可能性は考えられますね。

賃料については、平均賃金が上がらない以上は上がりようがないという見解です。

リースバック需要については、高齢化に比例して増えていくと思いますし、新たにリースバック事業を始める企業も増えてくると思います。

リースバックは危ない?利用時の注意点は?

棚田さん

リースバックは老後資金の調達手段として利用されることが多く、そもそも動機がネガティブな側面があります。どんなに家が古くて高い賃料でも、売主はそこに住み続けることを望んでいるという点が、業者を優位に立たせてしまうんです。
売却時には市場の相場価格より大幅に安く、賃料は高くなるので、リースバック一本で決めてしまうのは危険だと思います。

編集部

売却後もその家に住み続けたいと思っていたとしても、仲介や買取による査定も実施したうえで検討したほうが良いといえますか?

棚田さん

はい。売却したことを周囲に知られたくないなどの事情でなければ、一度普通の仲介売却も検討してもよいと思います。
通常の不動産査定額と数百万円の差が出る可能性もあるので、それを踏まえたうえでもリースバックを希望したいかをしっかり考慮しましょう。

仲介での売却も検討したい人は、不動産仲介実績が多い大手企業ランキングも参考にしてください。

どのような業者ならば信用できるといえますか?

棚田さん

業者を見分けるポイントとしては、リースバック以外の選択肢についてもちゃんと教えてくれるかどうかで誠意がわかります。ゴリ押ししてくる業者は信用できません。

棚田さん

あとは過去のリースバックの取引件数や企業の規模など調べることです。個人的には、従業員数100名以下の中小企業は慎重に検討したほうが良いと思います。
万一、業者が倒産すれば借りている自宅を差し押さえられてしまう可能性もあります。不動産の売買をメインにしている企業は景気の影響で一気に傾く恐れもあるので十分考慮すべきでしょう。

編集部

万一、業者の対応が怪しいと感じたり、悪質な対応をされたりした場合はどのように対処すべきでしょうか。

棚田さん

消費者センターや自治体の相談窓口です。あまりに酷ければ弁護士に依頼しましょう。

リースバックを利用する前に検討すべきことは?

棚田さん

まずリースバックを選ぶ前に、不動産担保ローンなど他の資金調達方法を併せて検討すべきだと思います。不動産を担保に融資を受ける方法です。
不動産担保ローンが難しい場合の最終手段として、リースバックを選択するのが良いと思います。

編集部

家まもルーノなどのリースバック業者一括比較サイトなどを利用する人も多いですが、利用にあたっての注意点はありますか?

棚田さん

一括査定を依頼すると突然多くの業者から営業電話が来るようになるので、断る覚悟がないと押し切られてしまいます。断る自信がない人は電話番号を教えないことをおすすめします。

築年数が古くてもリースバックは可能ですか?

棚田さん

業者により可否は変わると思います。例えば、木造のあまりに古い物件は価値がほとんどないので、業者は土地の価値で判断します。立地が良い土地でそれなりに需要も見込めれば、将来的に古家は解体して更地として売却することで業者は収益を上げられるので、解体費用も差し引いた金額で評価し、リースバックをおこなうケースもあります。
ただそこまでの対応が難しいと判断する業者ならば断られる可能性もあるでしょうね。

編集部

土地の価値がかなり重要な評価ポイントということですね。このほか、リースバックが断られてしまうケースはありますか?

棚田さん

そうですね。住宅ローンの残債がある状態であれば、買取価格で完済できるのかは別れ道です。自己資金を使ってもローンが完済できない、家賃の支払い能力がないと判断される場合はリースバックは難しいでしょう。

編集部

リースバックは売主にとって選択肢の少ない取引となることが多く、どうしても業者が優位な条件を出しやすいサービスです。そのため、結果的に「損をした」「騙された」と感じる人も多いようです。

老後の資金のため、周囲に売却を知られたくないといった理由ならば、不動産担保ローンなども同時に検討してみましょう。

また業者の言い値を鵜呑みにするのではなく、通常の不動産会社の査定も受けて適正な相場感を身につけることも大切です。一括査定サイトなど利用して、通常の仲介売却や買取向けの評価額も参考にしながら、本当にリースバックが適当なのかを判断しましょう。

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リースバックでよくあるQ&A

最後に、リースバックに関するよくある質問に回答します。

人気のリースバック業者のランキングは?

リースバック業者のなかでも超大手で、多くの利用実績を誇る人気の3社をランキングしました。

ランキングは、月間のサービス検索需要や運営年数などを参考にしています。

人気No.1人気No.2人気No.3
一建設株式会社
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リースバックプラス
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あなぶきのリースバック
株式会社And Doホールディングス
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ハウス・リースバック
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1967年設立1964年設立1991年創業

戸建て・マンションでリースバックするならどこがいい?

戸建てのリースバックならば、本記事でも紹介した一建設株式会社のリースバックプラスや株式会社And Doホールディングスのハウスリースバック、SBIスマイルの「ずっと住まいる」が大手で実績も豊富で、まず検討したい業者です。

マンションならばマンションに特化してリースバック事業を展開する、穴吹興産のあなぶきのリースバックがおすすめです。

査定依頼したら必ず契約しなくてはいけないの?

査定依頼は申し込みではないため、査定してもらったからといってその業者と必ず契約しなくてはならないということはありません。

不動産の仲介売却と同様、机上・訪問査定のどちらの方法も業者にとっては「営業」の一環です。

提示された査定額や賃貸条件など吟味し、納得がいく場合のみ契約を交わしましょう。

「リースバックはやばい」と聞いたけど本当?

リースバックは特殊な売却方法のため、専門知識を持たない人にとっては難易度の高い取引となります。

利用者が内容をよく理解していないことをいいことに業者が自社に優位な条件をつけて契約を進め、結果的に利用者が泣きを見るケースは少なくありません。

先述したトラブル事例のようなケースは非常に多く、「リースバックはやばい」という声もネット上でよく見られます。

リースバックには多くのメリットがある一方でデメリットも存在します。

リースバックで後悔しないためには、契約内容にしっかり目を通し、業者任せにしないで取引を進めることが大切です。

事業用の不動産でもリースバックできるの?

業者により条件が異なる場合がありますが、事業用の不動産でもリースバックが可能なサービスは多数あります。

店舗や工場など事業用として所有している不動産を業者が買取り、資金化したうえで所有者はそのまま事業を継続することができます。

賃貸契約を交わすので毎月家賃の支払いが発生しますが、定期借地などと違って将来買い戻しができる点がリースバックの大きなメリットでしょう。

リバースモーゲージとの違いは?

リースバックと混同されやすいサービスとしてリバースモーゲージがありますが、大きな違いは「所有権」と「取引相手」です。

リースバックは家を業者に売却するため、居住者は所有権を失うことになりますが、リバースモーゲージは家を担保に住み続けるサービスのため、所有権はそのまま居住者のものであり続けます。

またリースバックの場合、取引相手が不動産会社やリースバック業者となりますが、リバースモーゲージは銀行などの金融機関が相手となります。

不動産を担保に融資を受けながら住み、所有者が死亡したら金融機関がその不動産を買い取ることで借入金が完済されるという仕組みがリバースモーゲージの特徴です。

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まとめ

リースバックとは、家を売却しても同じ家に住み続けることができる特殊な売却方法です。

利用者に特別な事情があるケースが多いため、業者が有利な条件をつけやすく、よく調べずに業者を決めてしまうと後悔してしまう可能性があります。

リースバックを検討する際は必ず複数の業者を比較検討しましょう。

査定額だけでなく、賃貸条件、買い戻し可否、手続きに関する諸費用なども重要な比較ポイントです。

本記事で紹介した業者情報を参考にしたり、リースバック一括査定サイトなどを活用したりして、メリットだけでなくデメリットまでしっかりと説明してくれるリースバック業者を選びましょう。

監修者情報

本記事の監修者 西崎 洋一

宅地建物取引士・管理業務主任者・不動産コンサルタント・不動産プロデューサー。不動産業界10年以上の専門家。物件調査、重説作成・説明などの実務経験が豊富。特に土地の売買、マンション管理に精通。大阪を中心に活動をおこなっている。

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この記事を書いた人

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