【2024年最新】不動産買取業者ランキング比較&おすすめ12選!業者の選び方も解説

家や土地など不動産を早く売りたい場合、仲介よりも業者に買い取ってもらう「買取」がおすすめです。

しかし、不動産の買取業者は多く、
不動産買取業者のランキングを知りたい」
どこに頼むのがベストなんだろう」
信頼できる業者を見つける方法がわからない」
と悩んでいる人は多いでしょう。

そこで本記事では、大手不動産買取業者12社の比較やランキング、優良な不動産買取業者の選び方、不動産買取のメリットやデメリットなどを紹介します。不動産買取の基礎知識から丁寧に解説するので、初めて買取を検討している人にも役立つでしょう。

大手・安心できる不動産買取業者ランキング
すぐわかる!この記事のポイント!
  • 不動産を早く売却したい場合、買取業者がおすすめです!
    買取は仲介よりも売却価格が下がる傾向がありますが、仲介手数料がかからず、早期の現金化が可能です。

不動産業者はそれぞれ得意分野や弱点が異なるため、しっかりとリサーチして条件に合う業者選びをしないと損をしてしまう可能性があります。

本記事では専門家へのインタビューも実施しているので、ぜひ参考にしながら自分にぴったりの買取業者を探してみてください。

なお、本記事を読む時間がないという人には、複数の業者にまとめて査定依頼ができる不動産一括査定サイトの利用をおすすめします。

マンション特化おすすめ

※「マイナビニュース不動産査定」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
https://www.rosenka.nta.go.jp/
https://www.retpc.jp/chosa/reins/
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/02/2021-fudousan-anke-to.pdf

目次

【2024年最新】大手不動産買取業者の買取販売戸数ランキング

2024年最新
「買取再販年間販売戸数ランキング2024」TOP3

はじめに、リフォーム産業新聞が2024年7月29日に発行した買取再販年間販売戸数ランキング2024のTOP3を紹介します。

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買取再販年間販売戸数
ランキング
年間販売戸数
(戸)
マンション戸数
(戸)
戸建て戸数
(戸)
1位:カチタス5,5353085,227
2位:レジデンシャル不動産1,8851,8850
3位:リプライス1,6344941,140

買取再販」とは、中古住宅を買取後、リフォームして販売する業務のことです。

リフォーム産業新聞2024/07/29発行

買取再販年間販売戸数ランキング2023

リフォーム産業新聞が2023年7月31日に発表した「買取再販年間販売戸数ランキング2023」のTOP10を紹介します。

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順位業者名年間販売戸数
(戸)
マンション販売戸数
(戸)
戸建て販売戸数
(戸)
再販売上高
(億円)
1位カチタス5,2093664,843812
2位リプライス1,7184701,248394
3位レジデンシャル不動産1,6731,6730300
4位スター・マイカ・ホールディングス1,3951,3950474.4
5位大京穴吹不動産1,2351,2350432.3
6位インテリックス1,1611,1529303
7位フジ住宅1,077963114256.2
8位ホームネット1,0761,06610259.8
9位長谷工リアルエステート8888747
10位イーグランド865707158209.8
”参考:リフォーム産業新聞買取再販年間販売戸数ランキング2023」”

リフォーム産業新聞が2023年7月31日に発表した「買取再販年間販売戸数ランキング2023」のTOP10を紹介します。

2位のリプライスと大きな差をつけ、昨年度に続きカチタスが1位となっています。

カチタスは全国に拠点を持つ大手です。3位以下のマンション再販に特化した企業との違いとして、戸建て住宅の売り上げが大半である点が挙げられます。

同社は近年、国内に増え続ける空き家の買取・リフォームに力を入れ、順調にシェアを拡大しています。

買取再販年間販売戸数ランキング2022

次に、2022年7月25日発行の買取再販年間販売戸数ランキング2022を見てみましょう。

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順位業者名年間販売戸数
(戸)
マンション販売戸数
(戸)
戸建て販売戸数
(戸)
再販売上高
(億円)
1位カチタス4,6273514,276694
2位リプライス1,4934261,067312
3位レジデンシャル不動産1,3521,3520250
4位大京穴吹不動産1,1521,1520330
5位インテリックス1,1441,12915278
6位スター・マイカ・ホールディングス1,1001,1000360
7位フジ住宅1,039922117239.2
8位イーグランド925727198207
9位ホームネット8728693197
10位オークラヤ住宅7047031193.5
”参考:リフォーム産業新聞買取再販年間販売戸数ランキング2022」”

上位3社のランクは変わりませんが、3社とも販売戸数は上昇傾向です。

またリフォーム産業新聞の市場分析によると、買取再販大手15社の売上伸び率は19%増と、過去5年間右肩上がりの状況です。コロナ禍における不動産市場の停滞は脱却できたと考えられています。

不動産買取業者おすすめ12社比較|一覧表

ここからは、上記ランキングでノミネートされた業者を参考に、信頼できる優良な不動産買取業者を12社厳選して紹介します。大手企業だけでなく、地域に根付いて事業展開している中小企業も含めて紹介します。

まずは一覧で各社を比較してみましょう。

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業者名特徴対応エリア 対応可能な不動産資金化までの日数
アドキャスト
(PR)

詳しく
都内の顧客を多数抱えている・東京都・戸建て
・マンション
・土地
要相談
東急リバブル

詳しく
売却保証付き
リバブルアクティブ売却
パッケージ
」で安心
・札幌、仙台、東京、神奈川、
埼玉、千葉、名古屋、
大阪、兵庫、京都、福岡、
海外(台湾、シンガポール)
・戸建て
・マンション
・土地
要相談
ミサワホーム
ミサワホーム 小さなバナー
詳しく
築古物件の買取にも柔軟・全国・戸建て
・マンション
・土地
・事業用物件
要相談
一建設
一建設 小さなバナー
詳しく
買取後も最大1年住める・全国
(一部対象外エリアあり)
・戸建て
・マンション
最短即日
すむたす売却
すむたす売却 小さなバナー
詳しく
査業界トップクラスの資金化速度・東京都
・神奈川県
・千葉県
マンション

最短2日
カチタス
カチタス 小さなバナー
詳しく
年間4,000戸以上の取引実績・全国・戸建て
・マンション
・土地
・事業用物件
最短3週間
大京穴吹不動産
大京穴吹不動産 小さなバナー
詳しく
リースバックなど豊富なプラン提案・全国・戸建て
・マンション
・事業用物件
最短1週間
ベストランド

詳しく
マンション買取実績No1・全国・戸建て
・マンション
・事業用物件
最短2周間
インテリックス
インテリックス 小さなバナー
詳しく
対応物件が幅広い
・全国・戸建て
・マンション
・土地
・ホテル
・店舗/事務所
・駐車場
・一棟物件
要相談
ムゲンエステート
ムゲンエステート 小さなバナー
詳しく
再販までワンストップのグループ力
・一都三県・戸建て
・マンション
・事業用物件
・一棟物件
要相談
名古屋不動産
センター

名古屋不動産センター 小さなバナー
詳しく
経験豊富なFPが相談・愛知県
・岐阜県
・三重県
・戸建て
・マンション
・土地
・居住用以外の物件
最短即日
八清
八清 小さなバナー
詳しく
「京町家査定」で高い買取金額を実現・京都市
・大津市
・戸建て
・マンション
・居住用以外の物件

要相談

次の見出しで、各業者の特徴や利用者の口コミ・評判を詳しく紹介します。

【独自サービス重視】おすすめの不動産買取業者3選

まずは独自サービスに強みを持つおすすめ3社から紹介します。

3社は仲介をメインにおこなっていますが、買取にも対応している業者で、他社にはないプランの提案力が特徴です。

アドキャスト|都内不動産の買取がスムーズ(PR)

「アドキャスト」公式トップ画像
※画像引用元:「アドキャスト」公式サイト
アドキャストのおすすめポイント
  • 地域密着型で展開しており、エリア限定の顧客を多く抱えているため、早期・高値売却を実現
  • 専門家によるアドバイスが受けられる
  • 都内の購入希望者とのマッチングが早くスピーディな売却が期待できる

アドキャストは、東京都内に特化した地域密着型の不動産会社です。都内に12ヶ所の拠点を展開しており、2024年11月には新たに西荻窪店をオープンしました。都内の物件仲介実績は7,000件以上にのぼります。

専属ファイナンシャルプランナー顧問税理士への無料相談や、仲介手数料が30%も割引となる「売却サポートパック」という独自サービスを提供しているのが特徴です。

最初から買取依頼をすることも可能ですが、まずは仲介で売りに出し、一定期間売却が成立しなければ買取に切り替えができる買取保証サービスを利用する方法もおすすめします。

また都内の未公開物件を多数取り扱っており、厳しい物件調査基準を設けるなど買主にとって魅力的なサービスが充実しているため、マッチングが早く、スピーディな買取が可能です。

  • 買取可能エリア:東京都内
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て住宅、土地

アドキャストの口コミ・評判

対応が迅速で、不安な点をすぐに解消できた

都内の相場について詳しい説明があり、安心して買取をしてもらえた

※口コミはアドキャスト公式サイトから引用

東急リバブル|新しい売却方法を提案してくれる

東急リバブルのおすすめポイント
  • 各都市部の不動産を中心に展開
  • 仲介のためにかかったリフォーム代込みで買取してくれる

東急リバブルは、首都圏や関西圏を中心に札幌や福岡にも営業所がある業者です。

独自サービスの「リバブルアクティブ売却パッケージ」は、リフォームセレクトとルームデコレーション、売却保証の3つがパッケージングされています。

リフォームセレクトは、LIXILと共同開発されたリフォームプランを利用可能です。ルームデコレーションでは、インテリアコーディネータが、空き家をモデルルームのようにコーディネートしてくれます。そして売却保証のおかげで、想定した期間内に手放すこともできます。

リバブルアクティブ売却パッケージを利用してリフォームや家具の設置をしても初期費用はかかりません。仲介がうまくいかなかった場合には、査定価格にリフォーム費用を上乗せして買取してもらえるため、不動産をより高く売却したい人におすすめです。

  • 買取可能エリア:札幌、仙台、東京、神奈川、埼玉、千葉、名古屋、大阪、兵庫、京都、福岡、海外(台湾、シンガポール)
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て住宅、土地

東急リバブルの口コミ・評判

売却に対していくつかのプランを提示してくれた

担当者からの見積提示資料が丁寧だった

※口コミはおうちの語り部から引用

ミサワホーム|安心R住宅制度を取り入れている

ミサワホーム
※画像引用元:「ミサワホーム」公式サイト
ミサワホームのおすすめポイント
  • 独自の「安心R住宅」や「スムストック査定」で物件の付加価値アップ!
  • 全国展開で遠方にある物件の買取にも対応

ミサワホームは、沖縄県や離島を除く全国で店舗展開をしている不動産業者です。

独自サービスでは、新耐震基準インスペクションなどの要件を満たした不動産を、「安心R住宅」として認定し付加価値を付けています。品質の良さが保証されることで早期売却につながりやすく、契約不適合責任の保証も使えます。

さらに、土地や建物、設備まで細かく分けて査定できる「スムストック査定では、通常ではゼロ価値となるような古い物件でも価値を見いだし、数百万円での売却を成功させています。

スムストックの査定を受けた不動産の取引は年々増加し、2019年には2008年からの累計で11,977件に上ります。

  • 買取可能エリア:全国
  • 買取可能物件:分譲マンション、住宅戸建て、土地、居住用以外の物件

ミサワホームの口コミ・評判

建物本体の価値を高く見積もってもらえた

自宅の解体作業に至る経緯や対応が分かりやすく明確だった

※口コミはおうちの語り部から引用

【スピード重視】おすすめの不動産買取業者2選

次に、現金化までのスピードに自信のあるおすすめ2社を紹介します。

一建設|買取後も住み続けられる画期的なサービス

一建設
※画像引用元:「一建設」公式サイト
一建設のおすすめポイント
  • 新居に住み替えるまでの、仮住まいを探す手間が省ける
  • 引越し費用負担や売却益の一部キャッシュバックなどのメリットがある

一建設株式会社は、建売住宅の着工数42,000棟*の飯田グループの企業で、資金化まで最短即日という大きな強みがあります。

同社が提供する「はじめの住み替え」は、買い取り後も最大1年間は無料で住み続けられるというユニークな買取サービスです。これにより

新居に引っ越すまでの間、仮住まいを手配する必要もなくなり、新居への引っ越しも余裕をもって進められるでしょう。

利用者には、以下の2つのサービスが用意されています。

  • 新居への引越し費用を一定額まで一建設が負担
  • 一建設が買取再販して得た利益の一部をキャッシュバック*

※)退去後3ヶ月以内にその家が売れた場合

  • 買取可能エリア:全国
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て住宅

一建設の口コミ・評判

最初から感じの良い担当者の方でしたし、特に地元の事をよく知っている方でしたので安心して全てお任せすることができました。
住み替えでしたので売り出しの時期なども色々と提案をしていただきましたので新居への引越しも安心してできました。

担当者が提示してくれた価格が相場よりも高かったのですが、その根拠もをきっちりと答えてくれました。 地域密着することにより大手には負けない強さがあるのも利点でした。 相談の上、初めに提示された価格よりもかなり高くで売れました。 非常に満足してます。

※口コミはおうちの語り部から引用

すむたす売却|最短1時間で価格がわかる

すむたす売却のおすすめポイント
  • 関東近郊のマンション買取に特化
  • 査定まで最短1時間、現金化まで最短2日間

すむたす売却はマンションを専門とする買取業者で、最短1時間で査定額がわかるAI査定や、資金化まで最短2日というスピード面に強みがあります。

公式サイトでマンション名・郵便番号・部屋番号・部屋の広さ・メールアドレスを入力するだけAI査定は完了します。個人情報の入力が不要なので気軽に利用できます。

対応エリアは当初東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県のみでしたが、エリア拡大し東海2県や関西にも対応しました。なお、専有面積や築年数、構造などによっては買取対象外となる条件もあるので注意しましょう。

  • 買取可能エリア:関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)東海(愛知県、三重県)関西(大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、滋賀県)※一部エリアは対象外
  • 買取可能物件:分譲マンション(40平方メートル以上130平方メートル未満、居住用、1983年以降建築、主にRC造)

すむたす売却の口コミ・評判

依頼して3日後には希望通りの価格で売却できた

内見対応不要で室内もそのままの状態でよかったので、ストレスなく売却できた

※口コミは株式会社すむたす公式サイトから引用

【大手の実績重視】おすすめの不動産買取業者2選

次は、不動産の買取実績が全国でトップクラスの2社を紹介します。

いずれも営業拠点は全国で、売りたい不動産のエリア条件に縛られることはありません。

カチタス|買取実績業界No.1

カチタス
※画像引用元:「カチタス」公式サイト
カチタスのおすすめポイント
  • 全国100店舗以上で年間4000戸以上の販売実績あり
  • 他社で断られた物件でも買取可能な場合がある

カチタスは、買取再販で年間4,000戸以上の販売実績があります。リフォーム産業新聞が毎年集計している買取再販年間販売戸数ランキングで、2位より2倍以上の実績となっています。「他社では買取を拒否された不動産でも引き取る可能性がある」と公式サイトに掲載しているところからも、期待を持てるといってもいいでしょう。

カチタスでの査定は最短3日で結果が出て、現金化は最低3週間となっています。

査定では、骨組みや外観の状態、境界がどうなっているか、駐車場の有無、水周りや床の状態を中心とした内装をチェックされます。特に、境界は曖昧な状態だとトラブルの原因になるため、はっきりとさせておかなくてはなりません。

買い取ってほしい不動産が遠方にあるなど、査定に立ち会えない人向けに外観だけで判断をする簡易査定という方法も実施しています。査定結果に幅はできてしまいますが、業者の絞り込みをする段階で目安として査定依頼するのもおすすめです。

  • 買取可能エリア:全国
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て、居住用以外の物件

カチタスの口コミ

問い合わせから現場確認、査定判定、契約までがスピーディーだった

家財の処分も全部任せてくれというのが心強かった

口コミはおうちの語り部から引用

大京穴吹不動産|大手グループの豊富なプラン

大京穴吹不動産
※画像引用元:「大京穴吹不動産」公式サイト
大京穴吹不動産のおすすめポイント
  • 年間1000件以上のマンション買取実績
  • 無理なく売却できる買い取り保証サービスやリースバックサービスあり

大京穴吹不動産は、買取実績が月120戸程度、2019年は買取再販戸数が1454戸で全国4位の買取業者です。本社に総合受付窓口を設置し、店舗が休みでも年中無休で対応してくれます。

大京穴吹不動産では、不動産の買取向けに以下の3つのサービスを提供しています。

  • 即時買い取りサービス
  • 買い取り保証サービス
  • リースバックサービス“売っても住まいる”

少しでも利益を得たいならば、買い取り保証サービスを利用しましょう。予定時期までに確実に不動産を手放せ、仲介での高額の売却も挑戦できます。

公式サイトでは、マンション限定ですが現在販売中の物件について、販売価格を都道府県別に調べることができます。買い取り保証サービスを利用するなら、査定を受ける前の相場把握の役に立ちます。

  • 買取可能エリア:全国
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て、居住用以外の物件

大京穴吹不動産の口コミ

スケジュールや説明が分かりやすく、相談にも親身に乗ってくれた

満足できる価格で売却することができた

口コミはおうちの語り部から引用

【中古マンション買取実績重視】おすすめの買取業者3選

次に、中古マンションの買取が得意なおすすめ業者を3社紹介します。

ベストランド|築古マンションの買取なら

ベストランド
※画像引用元:「ベストランド」公式サイト
ベストランドのおすすめポイント
  • 中古マンションの買取再販年間販売戸数、3年連続業界ナンバーワン
  • 担当者が価格の決定権を持っているので交渉がスムーズ

ベストランドは、中古マンション買取再販年間販売戸数ランキングで、2017年から3年連続業界1位を取り、投資向けの不動産仲介にも対応する不動産買取業者です。2019年では2189戸の取引実績があり、マンションの買取は特に高く評価されています。査定結果に納得できれば2週間以内での現金化も可能です。

買取をしてもらうときは価格の決定権を持った人が担当についてくれるため、価格交渉を進めやすいでしょう。

旧耐震基準の物件など、売却を諦めていたマンションでも買取してもらえるかもしれません。任意売却についても相談できるため、不動産のローン返済が滞っている人は、無料の相談を利用してみましょう。

  • 買取可能エリア:全国
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て、居住用以外の物件

ベストランドの口コミ

同世代の担当者で話しやすく、説明も丁寧で分かりやすかった

物件のターゲット層が明確で売却価格が希望より高かった

口コミはマンション売却の道しるべから引用

インテリックス|年間1,000件以上のマンション買取実績

インテリックス
※画像引用元:「インテリックス」公式サイト
インテリックスのおすすめポイント
  • マンションの買取実績が豊富
  • 決済完了後は2週間の引き渡し延長が可能

インテリックスは、戸建てや事業用不動産と幅広く扱っていますが、特にマンションの買取実績を伸ばしています。全国どのエリアの物件でも対応できるのも魅力です。

インテリックスグループでは、リノベーションマンション事業を中心に、仕入れ・企画・販売・管理業務などの事業を積極的に展開しており、場合によってはリースバックにも対応するなど多様なノウハウがあります。

居住中の買取も可能で、決済終了から2週間の引き渡し延長ができるなど、ニーズに合わせて柔軟でスピーディな提案をおこなっています。

  • 買取可能エリア:全国
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て、一棟ビル・レジデンス・アパート、土地・底地、ホテル、店舗・事務所(区分)、駐車場

ムゲンエステート|東京近郊のマンション買取・再生に強い

ムゲンエステート公式トップ
※画像引用元:「ムゲンエステート」公式サイト
ムゲンエステートのおすすめポイント
  • 一都三県の居住用・投資用マンションに買取が得意
  • リフォーム、再販までワンストップに対応

ムゲンエステートは、一都三県エリアの主にファミリー向けの居住用マンションや、投資用のマンションや一棟物件など幅広く対応しています。

買取再販事業を中心に、賃貸、開発、特定共同事業など展開し、買取からリフォーム・再販まで一貫しておこなえるグループ力が強みです。

リフォームはグループ会社の株式会社フジホームが監理。高品質で時代に合った設備を備える物件としてバリューアップさせることで、よりスムーズに、広範囲の購入ニーズにアプローチすることができます。

  • 買取可能エリア:一都三県
  • 買取可能物件:戸建て、マンション、事業用物件、一棟物件

【地方物件に特化】おすすめの買取業者2選

最後に紹介する地方物件に強い不動産買取業者は、大手に対抗するため買い取ってもらえる不動産の条件が緩かったり、規模が小さいため対応がより柔軟であったりといった魅力があります。

買取は大手と決めつけず、地元にある業者も検討してみましょう。

名古屋不動産センター|東海地方の買取におすすめ

名古屋不動産センター
※画像引用元:「名古屋不動産センター」公式サイト
名古屋不動産センターのおすすめポイント
  • 条件が悪い物件でも積極的に買い取ってくれる
  • スピーディーな即日査定、即日契約も可能

名古屋不動産センターは、愛知県だけでなく岐阜県や三重県でも実績がある買取業者です。居住用物件もちろん、テナントビルや1棟物件にも対応しています。

大手が敬遠するような、経年劣化がひどい不動産や再建築しにくい難しい案件でも積極的に買い取っています。契約は査定も含めて最短即日で可能なため、現金化を急いでいる人にもおすすめです。

担当スタッフは年間500~600件の査定をおこなっている経験者で、FP資格も有しているため、売却だけでなく資産運用や住宅ローンについてなど資金面の相談も可能です。

  • 買取可能エリア:愛知県・岐阜県・三重県
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て、土地、居住用以外の物件

八清(はちせ)|京都で家を売るなら

八清
※画像引用元:「八清」公式サイト
八清のおすすめポイント
  • 京町家や古家など「古い建物」の価値を高く評価して買取
  • 地域コミュニティや町並みという部分まで査定額に考慮

八清(はちせ)は、京都で京町家を中心に、マンションの査定もおこなっている買取業者です。

独自の京町家査定では、不動産の価値を市場の価値と収益性を分けて評価した後に、京町家の意匠まで評価してもらえます。

より詳細な評価をおこなうため、査定には現地訪問が必須です。査定結果が出るまで約1週間程度かかるため留意しておきましょう。

過去の販売実績から八清は地元銀行から高い信頼を置かれているため、京町家専門の住宅ローンを組めます。再建築が難しい不動産でも、住宅ローンを組めるため買主が見つかりやすくなり、結果的に積極的な買取ができます。

  • 買取可能エリア:京都市内、大津市
  • 買取可能物件:分譲マンション、戸建て、居住用以外の物件

悪質な不動産買取業者に騙されないために!選び方のコツ

優良な不動産買取業者の選び方

ここからは、どの買取業者を選べばよいか迷ってしまう人のために、業者選びのポイントを解説します。

査定額の高い業者を選ぶ

仲介の場合の査定額はあくまで予想で、買主が見つからなければ値下げをしなければなりません。

しかし、買取の査定額はその価格で買い取ってもらえるため、できるだけ査定額が高い業者を選びましょう。

一部悪徳な業者は、極端に高い買取査定額を出して契約をさせ、通常の買取ではかからない費用を後から請求してくる場合があります。

一般的に、買取で業者に支払う費用は、印紙代や抵当権抹消などの手続きの費用です。印紙代は法律で金額が決まっており、1,000万円の売買ならば5,000円です。抵当権抹消を司法書士に依頼した場合も10万円以内に収まるでしょう。

極端に高い査定額を提示された場合は注意しましょう。

価格交渉に応じてくれるか

査定を受けて判明した買取価格が、想定より安いということはよくあります。複数社の結果が理想の価格とかけ離れているのなら、価格交渉に応じてくれる業者を選ぶようにしましょう。

また、査定結果が希望価格より高くても価格の交渉はしてみましょう。交渉に応じてもらえない場合でも、その価格でなくてはならない根拠価格アップできない理由を丁寧に説明できる業者であれば、より納得して依頼することができるでしょう。

独自サービスが充実しているか

業者により内容は異なりますが、提供されている以下のようなサービスにも注目しましょう。

  • 不要品の処分・買取
  • リフォームやリノベーション相談
  • ファイナンシャルプランナーによるアドバイス
  • リースバック制度
  • 買取保証制度

高額買取や売却にかかる経費の節約のためにも、よりお得に利用できるサービスがあるかどうかで比較するのもおすすめです。

不動産買取の実績

過去にどのような不動産を買い取りしてきたか、買取件数はいくつかなど、買取実績を確認することも大切です。

不動産買取実績の確認なら公式サイトを閲覧しましょう。買取に自信のある業者であれば、公式サイトに最新の実績(累計の成約数や買取をした物件の価格)を掲載しているはずです。

実績があるほど近隣の不動産情報に詳しく、納得できる査定結果を期待できます。

リスクまで説明してくれるか

不動産買取は仲介に比べて査定額が下がる、自分で買主を選べないなどのデメリットやリスクがあります。

買取業者からすれば、売主の売却意思を損なわないようできるだけネガティブな話はしたくないのが本音です。

だからこそ、リスク面までしっかりと説明してくれる業者こそ、売主の立場で親身に対応してくれる良心的な業者であるといえるでしょう。

SNSなどで評判や口コミもチェック

業者の口コミもチェックしましょう。

評判を調べる際は公式サイトではなく、SNSや不動産ポータルサイトなど、外部の口コミサイトのほうがリアルな意見も見つけやすく、ネガティブな要素や注意点など参考にできます。

ただし、外部サイトでは信憑性の薄いものもあります。すべてを鵜呑みにして口コミに振り回されるのではなく、あくまでも参考程度にとどめておくことが大切です。

買取業者は一括査定で比較するのがポイント

買取業者は一括査定で比較するのがポイント

不動産の価格に定価はなく、買取査定額は業者によって100万円以上違うことも珍しくありません。

そこで、業者を選ぶ時はまず、買取の見積もりを複数の業者で受けて、価格を比較することが大切です。比較をして高額な見積もりを出してくれた業者から、詳細をチェックしていきましょう。

複数社への見積もり依頼は、買取専門の一括査定サイトが便利です。不動産や売主の情報を1度入力するだけで複数の買取業者に無料で見積もりの依頼をすることができます。サイトに未登録の買取業者へは依頼できませんが、最寄りの買取業者を探したり、依頼をする手間が省け、結果を比較しやすくなります。

また一括査定サイトなら、不動産買取についてのコラムが掲載されている場合があります。基本的な手順や税金についての知識を身につけられるため、不動産買取で損をするリスクを避けられるでしょう。

一括査定サービス利用者が選んだおすすめサービスTOP3

イエウールランキング1位

※クラウドワークス、クロスマーケティング調べ(2021/4/9~2021/4/13実施 回答数380人)

こちらは、サービス利用者のアンケート結果による「おすすめの不動産一括査定サービスTOP3」です。実際の利用者の声と編集部の知見が合わさったできたランキングですので、ぜひ参考にしてください。

なお、不動産一括査定サービスは、それぞれ対応するエリアや提携する不動産会社が異なるため、1つだけでなく複数のサービスを利用することをおすすめします。

次の記事ではより多くのサービスを含めたランキングや「査定結果の満足度TOP3」「親族・友達におすすめしたいTOP3」などカテゴリ別にもランキングを紹介しています。さらに詳しく知りたい方は読んでみてください。

【2024年最新】不動産一括査定サイトの口コミ・人気ランキング10選!おすすめのサービスを徹底比較

不動産買取とは?仕組みと基礎知識

不動産買取の基礎知識

改めて、不動産買取の仕組みにについて解説します。

場合によっては仲介での売却を目指したほうがよい場合もあるので、仲介と買取の違いも確認しておきましょう。

不動産買取とは

不動産買取とは不動産会社がその不動産を直接買い取る取引方法です。売主にとっては、手放したい物件が短期間で売却できる、資金が手元にすぐ入るなどのメリットがあります。

土地ならば自社の建売を建てることができ、中古物件はリフォームやリノベーションを施して再販売できるので、買主である不動産会社にもメリットは大きいといえるでしょう。

不動産買取には以下の2種類があります。

  • 即時買取:売却活動を一切行わず不動産会社の査定訪問のみで買取
  • 買取保証:数ヶ月程度の期限付きで市場に出し、期限内に買主が現れなかった場合に不動産会社が買い取ることを保証する制度

どちらの方法も、比較的短期間で確実に不動産を手放すことができるのが大きなメリットでしょう。

不動産買取にかかる期間と流れ

不動産買取は、具体的には以下のようなステップで取引が進みます。

不動産買取ステップ

手続きは早くて約1週間、遅くとも1ヶ月程の短期間で完了する場合がほとんどです。売却に急を要する場合など、価格よりスピード重視で物件を手放したい人に特におすすめしたいサービスです。

不動産屋の自社買取相場

不動産買取が仲介よりも価格が下がるのは、業者が再販のための費用を差し引いているからです。

ただ、この時点で再販費用がどの程度かかるかは業者側も正確に算出しているわけではなく、あくまでも周辺相場や物件の状態を参考にした査定額であることを理解しておきましょう。

基本的に建物は築年数によって価値が下がります。よほどの好条件がない限り、物件の耐用年数に応じて購入時の価格から20〜40%ほど安くなり、築20年も経てば資産価値はほぼゼロとなります。

不動産買取業者おすすめ 価格推移

※画像引用元:国土交通省中古住宅流通、リフォーム市場の現状

不動産屋は、このようなデータを参考にしたうえで、自社の算出基準やキャンペーンなども加味して査定額を算出するため、業者ごとに査定結果が異なるのです。

不動産買取がおすすめの人

以上のような仕組みをふまえ、不動産買取は以下のような人におすすめといえます。

  • 突然の転勤などで時間に余裕がない人
  • 引っ越しなど売却後のステップも急ぎたい人
  • 新居費用などですぐに手元に現金が必要な人
  • 周囲に知られることなく売却を進めたい人
  • 難ありの土地や古家など、買い手が付くか分からないがとにかく手放したい人

売却してもそのまま住み続けたいならリースバック

「住宅ローンの返済が滞り、家を手放さなければならないが引っ越したくはない」「すぐにまとまったお金が必要で家の売却を検討しているが、近隣に事情を知られたくない」という人には、家を売却しても同じ家に住み続けることができるリースバックという方法もおすすめします。

リースバックとは、期間を決めた上でいったん自宅を売却し、毎月の家賃を払うことで売却した自宅に住み続けることができる仕組みです。将来買い戻すことも可能なので、手元にまとまった資金が必要な人には有効な手段でしょう。

リースバックで家の買戻し!基本の仕組みや資金の調達方法を解説

不動産買取のメリット・デメリット

家や土地を売却するにあたって、「買取と仲介どちらがいいかわからない」と迷ってしまった人もいるでしょう。最後に、不動産買取を利用するメリット・デメリットを紹介します。自身にとって利点が大きいのはどちらであるかの参考にしてください。

紹介するメリット・デメリットは以下の通りです。

不動産買取のメリット不動産買取のデメリット
  • 早期の現金化がかなう
  • 仲介手数料がかからない
  • 契約不適合責任に問われない
  • 周囲に知られず売却できる
  • 仲介では売れにくい不動産にも対応
  • 買取価格が相場よりも安い
  • 買取対象にならない不動産も多い
  • 最終的に誰が購入するかわからない

不動産買取のメリット

不動産買取のメリット

早期の現金化がかなう

不動産の買取で真っ先にメリットとして挙げられるのが、現金化の早さです。買取の場合、買主を探す手間が省けるため、1週間~1ヶ月程の短期間で手続きが完了することがほとんどです。

仲介を選択した場合は、買主探しや内覧、価格交渉などがあるため、引き渡しまでに最低でも6ヶ月程度はかかるのが一般的です。遅い場合は1年以上買主が見つからない可能性もあります。

すでに新しく購入する家を決めていたり、転勤日が迫っている、すぐにまとまったお金が要るといった場合には、不動産買取の現金化のスピードは大きなメリットです。

仲介手数料がかからない

買取を選択した場合は、不動産会社による仲介業務が必要ないため仲介手数料はかかりません

仲介で不動産を売却した場合、最大で以下の仲介手数料を支払うことになります。

計算式

(不動産の売却価格×3%)+6万円+消費税

上記の式に当てはめると、売却価格が2,000万円なら仲介手数料は約73万円、3,000万円なら約106万円にもなります。仲介での不動産売却にかかるコストで、仲介手数料はトップクラスの出費となっています。この費用がかからない点はかなり大きなメリットといえるでしょう。

仲介手数料がなければ、他にかかる費用は印紙税や抵当権抹消費用などです。利益が出ても確定申告をしておけば、10万円以下の費用で手放すことも不可能ではありません。

契約不適合責任に問われない

買取ならば契約不適合責任を課せられることはありません契約不適合責任とは、「引き渡した不動産に契約書には明記されていない不具合があった際に売主が対処する」という買主を守る仕組みです。つまり仲介売却の場合、買主に所有権が移った後でも修繕費を請求される場合があります。契約には特に注意をしなければなりません。

契約不適合責任で注意したいのは、売主が認識していなかった不具合に対しても責任が発生し、対処にかかった費用を請求されてしまう点です。調べておかないと気づきにくいシロアリの被害や配管の劣化なども対象になります。

買取であれば、業者が第三者に再販をした後に不備が見つかったとしても、修繕費を請求されることはありません。

周囲に知られず売却できる

近隣に知られることなく家の売却を進めたいという場合にも、買取業者の利用をおすすめします。

離婚やローンの滞納などネガティブなものが起因して不動産の売却を決めた人もいるでしょう。このような場合、不動産を売却することを近隣に知られ、事情の説明を求められるのを避けたいと思うかもしれません。

仲介で売却活動をした場合の広告活動は、期待値が低い遠方よりも近隣で積極的に行われます。ネットだけでなく、ポスティングや折り込み広告も出されるため、近隣に知られてしまう可能性が高いでしょう。すでに空き家であれば売却を知らせる看板が設置され、まだ住んでいても内覧の案内で売却に気づかれる可能性もあります。

しかし買取であれば、交渉相手は不動産業者のみとなるため広告を出す必要がなく、近隣に察される心配がありません最低でも1度は業者が査定のため訪れますが、引き渡しの際まで近隣に知られるリスクを最小限に抑えられます。

仲介では売れにくい不動産にも対応

不動産の立地や広さ、劣化などで、どんなに相場に合った価格で売り出しても、買主が見つからないことはあります。いつまでも売却できないと、新しい家を購入する資金が確保できなかったり、維持費がかかり続けたりして、良いことはありません。

買取であれば、不動産に手を加えてから再販するのが大半であるため、仲介では売れにくいような難のある不動産でも対応してもらえる場合があります。まずは仲介で売却に挑戦し、予定している期間までに仲介で売却できそうになければ買取に移行することを検討してみましょう。

不動産買取のデメリット

不動産買取のデメリット

買取価格が相場よりも安い

不動産買取の売却金額は、相場より3~4割程安くなる可能性があることを念頭に入れておきましょう。

安くなってしまう理由としては、買い取った不動産を再販する際にかかる改修費用が計算に含まれていることが挙げられます。買取した不動産は、業者が造成やリフォームなど手を入れた後に再販をします。かけた費用に利益を上乗せして再販するため、買取の価格は仲介より安くなるのです。

時間がかかってしまっても、少しでも高く売却したいと考えるなら、買取業者の利用はおすすめしません。

買取対象にならない不動産も多い

買取業者によって買取対象としている不動産やエリアは異なります。特に首都圏のマンション買取に重きを置いた業者が多く、戸建て住宅や住居以外の不動産や、地方の不動産の売却には対応していない場合も珍しくありません。

特に再販の難しい再建築不可の土地や、足場が組みにくい立地の物件などは買取を断られるケースも多いです。再建築不可物件を専門に取り扱う不動産会社や、リノベーションではない再販ノウハウを持つ不動産会社を探しましょう。

最終的に誰が購入するかわからない

不動産会社に買い取ってもらったあと、どのように再販されて、誰に購入されるかわからないという点には注意が必要です。

仲介での売却であれば、態度が悪かったり、近隣住民に合わなかったりする購入希望者からの打診を断ることができます。しかし、買取によって不動産会社のものになってしまった物件に関しては口出しができないので、人によってはもどかしい思いをする可能性もあります。

しかし、優良な不動産会社であれば、問題のあるような人との取引には消極的であるものです。「誰に買われるのか不安がある」という人は、将来の売却先のことも考えて優良な買取業者を選ぶようにしましょう。

専門家に聞いた!不動産買取業者について直撃インタビュー

★本記事のインタビューご協力者

宅地建物取引士3級FP技能士既存住宅アドバイザー少額短期保険募集人

土井 雄介さん

2008年、数字主義の不動産仲介業者に就職し、不動産営業の厳しさや独特の世界観を経験。その後フリーランスとして独立。不動産売買、賃貸、管理、リノベーション、住宅ローン斡旋を主な業務としている。自身は「押し」の営業ではなく「引き」「待ち」の営業を心掛けている。所謂ギラギラ系営業が苦手。

編集部では、不動産のスペシャリストとして日々活躍する土井雄介さんに直接オンラインインタビューをおこない、不動産業界における買取事業について詳しくうかがいました。

不動産売却は仲介と買取どっちが良い?

土井 雄介

不動産会社が基本的に仲介売却で取引を進めたがるのは、買取よりも高値で売れるという売主側のメリットと、物件を仲介で預かることで新規顧客反響取得が見込めるという業者側のメリットからというのが大きいです。
ご自身の売却スケジュールが一番の判断基準になると思いますが、買取は仲介よりも大幅に安くなってしまうので、売却時期と価格どちらを優先するかで判断しましょう。

編集部

たとえば、どのようなケースが買取に向いているでしょうか?

土井 雄介

買取は、とにかくスピードを求める案件の場合は良いと思います。最短2週間で決済も可能です。
ただし、売却相場の70%くらいの価格になってしまうので注意が必要です。

不動産買取業者の比較ポイントは?

不動産買取業者の比較ポイントは?
土井 雄介

引き渡し日の柔軟性や契約不適合責任の免責など、買取価格以外の点についても売主に歩み寄りがあるかがポイントかと思います。

土井 雄介

大手・中小など規模にかかわらず、営業担当者の提案力や人柄を見てみましょう。
他社の悪口を言ったり、「今売らないと不利益」などと故意に売主を焦らせたりと、強引な営業には注意が必要です。

土井 雄介

会社規模やイメージだけではなく、担当者が信頼できる人間かどうかや、第三者の口コミ・評判など参考にして判断することが大切です。

編集部

業者買取のメリットはなんといってもスピーディに売却が成立すること・売主を探す手間が省けることです。

しかし、やはり仲介よりも安く買い取られてしまうのが一般的で、業者の言い値で売却を進められる傾向にあります。

希望の売却時期によって仲介か買取かを決めるようになりますが、そのなかでも最適な提案をしてくれる、買取価格以外の点でもサポートしてくれるような業者であれば、安心して取引できます。

担当者の信頼性や提案力をしっかりチェックし、理想の売却を目指しましょう。

不動産買取業者についてよくある質問

2023年おすすめの不動産買取業者ランキングは?

リフォーム産業新聞の最新調べによると、不動産買取再販業界の年間販売実績ランキングTOP3は次の3社となっています。

2位以下に大きく差をつけて、カチタスが戸建てメインの販売戸数で1位となっています。ただ、2位のリプライスは販売戸数はさほど多くありませんが、マンションの販売数がカチタスを上回っているのも見どころです。

順位会社名年間販売戸数マンション販売戸数戸建て販売戸数
1カチタス4,6273514,276
2リプライス1,4934261,067
3レジデンシャル不動産1,3521,352

”参考:リフォーム産業新聞【買取再販年間販売戸数ランキング2022】カチタス9連覇」”

しかし、販売戸数だけで決めるのは懸命ではありません。上記ランキングと併せて、本記事でおすすめした独自サービスに強みを持つアドキャストや、資金化までがスピーディな一建設など参考に、希望にマッチする強みを持つ業者も検討してみてください。

不動産買取業者の口コミや評判は信用できる?

不動産買取業者の公式サイトには、「利用者の声」として口コミを紹介しているものも多くあります。それらは概ね、自社アンケートを取って紹介しているのである程度は信用できるといえるでしょう。

しかし、公式サイトでは自社のアピールとなるポジティブな評判しか掲載していない場合が多いため、外部の口コミサイトやブログサイトなどでリアルな声を参考にするのもおすすめです。

ただし、ネット上の口コミや噂は信憑性に欠けるものも多いので、あくまでも”参考まで”にとどめておきましょう。

不動産仲介と買取ってどう違うの?

不動産の仲介と買取の違いは次の通りです。

比較項目仲介買取
買主個人不動産会社
売却価格相場に近い金額で売却できる可能性が高い相場の6~7割程度で取引される
売却期間3ヶ月~1年程度数日~1ヶ月程度
売却にかかる手間査定、内覧対応や買主との売買契約など査定対応のみ
仲介手数料必要不要
契約不適合責任(※1)問われる問われない

大きな違いをまとめると、以下であると考えられます。

  • 仲介:売却まで時間はかかるが希望の金額で売れる可能性がある
  • 買取:売値は落ちるが即時資金化が可能


1)契約書に明記されていない不備や不良に対して、契約締結後であっても売主が責任を負う決まりのこと。

信頼できる不動産買取業者の見分け方は?

不動産買取では、売主側に特別な事情があり、業者にいろいろと理由をつけられ安く買い叩かれるといったケースも多く存在します。

売却で後悔しないためには、売主の立場になって親身に対応してくれる信頼できる業者を選ぶことが先決です。本記事の「優良な不動産買取業者の選び方」で紹介した、”価格交渉に応じてくれるか””買取の実績は十分か””良いことばかりではなくリスク面まできちんと説明してくれるか”などの点は、業者を見極めるためのわかりやすい指標となります。ぜひ参考にしてください。

まとめ

不動産買取は、仲介より安くなるなどのデメリットはあるものの、現金化の早さや条件の悪い不動産の手放しやすさといったように、メリットもたくさんあります。

本記事では、厳選した12社の不動産買取業者をカテゴリ別に紹介しました。業者によって特徴や対応不動産・エリアが異なるため、自身の目的や状況に合わせた業者選びが必要です。

後悔のない売却のためには複数社で査定をおこない、価格交渉にもチャレンジしましょう。

この記事で紹介してきた選び方やおすすめ買取業者を参考に、自身に合った業者を探してみてください。

一括査定サービス利用者が選んだおすすめサービスTOP3

イエウールランキング1位

※クラウドワークス、クロスマーケティング調べ(2021/4/9~2021/4/13実施 回答数380人)

こちらは、サービス利用者のアンケート結果による「おすすめの不動産一括査定サービスTOP3」です。実際の利用者の声と編集部の知見が合わさったできたランキングですので、ぜひ参考にしてください。

なお、不動産一括査定サービスは、それぞれ対応するエリアや提携する不動産会社が異なるため、1つだけでなく複数のサービスを利用することをおすすめします。

次の記事ではより多くのサービスを含めたランキングや「査定結果の満足度TOP3」「親族・友達におすすめしたいTOP3」などカテゴリ別にもランキングを紹介しています。さらに詳しく知りたい方は読んでみてください。

【2024年最新】不動産一括査定サイトの口コミ・人気ランキング10選!おすすめのサービスを徹底比較


◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。
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この記事を書いた人

マイナビニュース不動産査定編集部は、家の売却、家づくり、リフォームなど不動産に関わる様々な情報をわかりやすくお届けします。

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