「SRE不動産のよい評判は信用できる?」「エージェント制度で安心と聞いたけど実際は?」など、利用するのを迷っていませんか?SRE不動産は、2019年6月に従来のソニー不動産から社名を変更し、現在の社名となりました。その名のとおり、電化製品や金融業などで有名なソニーグループの関連会社で、ソニーグループの技術やノウハウを活かした安全性の高い不動産取引が期待できます。
本記事では、マイナビ編集部が集めた実際のユーザーによる口コミや評判にもとづき、SRE不動産のサービスの特徴や利用するメリット・デメリットについて解説します。また査定依頼方法など、利用手順についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。SRE不動産を活用して悔いのない不動産売買を実現しましょう。
この記事でわかるSRE不動産とは……
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SRE不動産とは?基本情報や特徴を解説
※画像出典:SRE不動産公式ホームページ
SRE不動産はこんな人におすすめ!
- 顧客の利益を最優先してくれる不動産会社を選びたい人
- 最新技術を用いた根拠ある査定額を得たい人
- 安心感の高いサービスを利用したい人
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SREホールディングスについて
SRE不動産を運営するSREホールディングス株式会社(2019年6月1日にソニー不動産株式会社から名称変更)は、ソニーグループ株式会社のグループ会社で、ソニーグループが持つ技術力を基に行われる不動産テック事業が特徴の会社です。
不動産テックとは、テクノロジー、特にAIやクラウドなどのIoT分野を生かして不動産取引に新しい仕組みを生み出したり、これまでの不動産業界の慣習を超えたサービスを提供していく取り組みです。
SREホールディングスの取り扱う不動産テック事業にはクラウドソリューションとAIコンサルティングという2つの大きな要素が存在しています。これらには先端のIoT技術が生かされており、テクノロジーの力で不動産取引を行う企業や人々に最適なデータや選択肢を提案できるようになっています。
最先端技術と不動産のプロフェッショナルを組み合わせることによって不動産流通をより効率的なものとし、マンション開発や販売などにおいてもIoTによる付加価値をつけていく「不動産テック」を主眼においた点が最大の特色と言えるでしょう。
業界で数少ないエージェント制を採用
SRE不動産の大きな特徴のひとつとして、不動産売買にエージェント制度を導入している点が挙げられます。エージェント制度とは、売り主や買い主一人ひとりに専門のエージェント(代理人)がつき、顧客の利益を追求したコンサルティングに当たる制度です。エージェント制度を導入することで、両手仲介による囲い込みのリスクを軽減することができます。
両手仲介とは、担当者一人が売り主・買い主の両方を担当する取引方法です。双方から仲介手数料が得られるため、購入者募集中にもかかわらず内覧を断るなど、不当な囲い込みをおこなうリスクがあります。また、売り主側の利益だけを考える取引がしづらく、値下げ交渉や条件交渉に不利益が生じるケースも少なくありません。
両手仲介の特長
※画像出典:SRE不動産「売却エージェントとは」
片手仲介の特長
※画像出典:SRE不動産「売却エージェントとは」
SRE不動産では、売り主・買い主それぞれに専門の売却エージェント・購入エージェントがつく片手仲介を導入しています。売却エージェントは原則買い主側の業務に携わらないため、売り主の利益を最優先して業務にあたってくれるのが特徴です。
AIを活用した価格査定
SRE不動産では、物件価格の査定にAI技術を活用しています。通常の不動産査定では、不動産会社の査定員が過去の取引データや物件の現況、周辺環境などを考慮して価格を算出することが一般的です。最新のデータを参照していても「うちの会社では売りづらい」など、査定員の主観が含まれることもあるでしょう。
SRE不動産のAI査定は業界最高水準の精度を誇り、人間には処理するのが難しいほどの大量データの参照が可能です。データ参照に加え、次のような要件を考慮して推定価格を算出します。
- 流通状況や市場動向
- 住居条件(階数、専有面積、築年数、間取り、バルコニー方向など)
- 立地条件(駅からの距離など)
- 入居状況(住居中、空室、賃貸中など)
AI査定によって算出された査定価格は、査定員の主観や事情が一切含まれないため不当な減額を受ける心配もありません。
ソニーグループの運営企業で安心
SRE不動産は、エレクトロニクスや保険・金融業などで有名なソニーグループの関連会社です。ソニーグループで培われたIT技術を駆使して、安全性の高いサービスを提供していることも特徴のひとつです。
AI査定にも、ソニーグループが開発したAI技術が活かされています。さらに、IoT技術やAI技術を活用したスマートホームを提供するなど、技術で暮らしを快適にする事業にも取り組んでいます。
また、大手ソニーグループの関連会社であるため、運営会社として信頼できることもメリットでしょう。
不動産一括査「おうちクラベル」のノウハウも継承
SRE不動産の運営会社であるSREホールディングスは、「おうちクラベル」という不動産一括査定サイトも運営しています。(旧おうちダイレクト)
不動産一括査定サイトは、複数の不動産会社への査定依頼を簡単に一括で依頼できる便利なサービスです。
「おうちクラベル」では、SRE不動産をはじめ大手から中規模まで、さまざまな不動産会社に査定依頼ができます。最大9社に同時依頼が可能なので、より多くの査定額を比較したい人にもおすすめです。
また、サービスを利用して見つけた不動産会社で売り出しを開始すると、最大3万円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。お得に一括査定を利用したい人もぜひ利用を検討してみてください。
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おうちクラベルの評判や詳しい特徴は次の記事も参考にしてください。

SRE不動産のリアルな口コミ・評判を見てみよう
マイナビニュースでは、実際にSRE不動産を利用した人を対象にアンケートをおこないました。この章では、SRE不動産を使ってみてどうだったのかを擬似体験できるように、良い口コミ&悪い口コミの両方を紹介します!
利用者の項目別口コミ
【サイトの使いやすさ】に対する評価
・SRE不動産はサイトがとてもシンプルで使いやすいのが良いと感じました。また、査定の精度が高くて査定額も他のサービスよりも高かったので、とても良かったです。(30代/大阪府)
・サイトを見て好感を抱き、こちらに依頼しました。担当者の方の態度からも「売り手の立場になって考えてくれている」という熱い想いがひしひしと感じられました。親身に相談に乗ってもらえたと思います。(30代/東京都)
・サイトの構成が分かりにくく使いこなせなかったので、改善して欲しいです。(30代/東京都)
【売却先が見つかるか】に対する評価
・SRE不動産を利用して良かった点は、「短期期間での内覧者が増えた」ところです。SRE不動産に依頼する前に他のサービスを利用していたのですが、内覧者が少なく、売却できるのか、とても不安になりました。そのため、SRE不動産に切り替えしたところ、短期間のうちに内覧者も増えてきて、2ヶ月後には売却することができたので良かったです。(30代/大阪府)
・都内の有力物件の売り時を慎重に判断してくれたので、参考となる情報が聞けました。(30代/東京都)
・SRE不動産(旧ソニー不動産)を利用して残念に感じた点は、社会的な認知度が低い点です。(20代/東京都)
【査定結果】に対する評価
・査定のスピードは早くていいですね。丁寧に査定してもらえます。(30代/埼玉県)
・査定サービスは多くあれど、結局は人対人になります。こちらは職員さんが親身になってくれましたので、合意には達しませんでしたが良い経験でした。(50代/兵庫県)
・まず担当者の対応がスムーズで好印象です。さらには査定基準も明確であり納得がいく点も良いです。(30代/東京都)
・価格が他の会社より若干安いかなと感じたところです。そこは残念に思いました。(30代/長野県)
【担当者の質】に対する評価
・担当の方のサポートが非常に手厚く、初めて売却をする自分にとっては丁寧にサポートをしてもらえとても助かりました。(30代/神奈川県)
・担当者の対応の速さがダントツ良いなと思いました。そして細かい部分も納得のいくアドバイスを受けれたのが良かったです。(30代/長野県)
・担当をしてくれた人がかなり良い人で接客接遇が他のところよりも良いと思いました。(30代/大阪府)
・こちらから連絡を入れても、折り返しの連絡などが来ない、もしくは遅れてしまうことがありました。(30代/大阪府)
【人に勧めたいかどうか】に対する評価
・両手仲介を行わない不動産なので、売り手側の利益を最大限に顧慮してくれる点が良かった。(30代/神奈川県)
・他のサービスに比べて、ソニー不動産は査定から契約まで同じ方が担当してくれ、他の不動産会社のようにコロコロ変わることがないところが良かったです。(30代/東京都)
・家を売るときには固定資産税などたくさんの税金も関わるのですが、実際にかかった税金のうち聞いていないものもあり、説明漏れがあったのかな?と思いました。(30代/東京都)
利用者の満足度
利用者アンケートから下記の5つの指標で満足度を集計しました。総合的な満足度としては5段階評価で平均3.4点となっています。

口コミからわかった「SRE不動産」とは?
SRE不動産で不動産投資を行った人から得られたアンケートでは、両手仲介を行わないエージェント制や、営業担当者を評価する意見が見受けられました。業界でも数少ないエージェント制に惹かれ利用された方が多い一方で、知名度の低さや査定金額に対して不満の声もあるようです。
また、SRE不動産は海外ではスタンダートとなっているエージェント制を導入し、両手仲介をおこなわないため、担当者の質と利用者からの信頼は非常に高く、日本では先進的な不動産会社です。
質の高いスタッフやエージェント制を体感してみたいという人は、SRE不動産を利用してみてはいかがでしょうか。
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SRE不動産のメリット・デメリット
続いて、SRE不動産を利用するメリットとデメリットを解説します。リアルな口コミや評判を分析すると、次のようなメリットやデメリットがあることがわかりました。
メリット | デメリット |
|
|
それぞれ詳しくみてみましょう。
SRE不動産のメリット
SRE不動産を利用するメリットは次の3つです。
- AI査定とエージェント制を駆使した高額売却
- 顧客満足度が高い
- 仲介手数料の割引システム
メリット1. AI査定とエージェント制を駆使した高額売却
SRE不動産ではAI査定と独自のエージェント制度を駆使することで、不動産の高額売却が期待できます。AI査定では、不動産市況や取引データ、住居条件、立地条件などから価格の算出が可能です。売却エージェントは、AIが判断できない日当たり・眺望・オプション設備・室内の状態など、より詳細な要素を加味して価格を算出するので、高く早く売るための適正な売り出し価格が設定できます。
※画像出典:SRE不動産「SRE不動産がマンション・戸建ての売却に強い理由」
また、自社の広告など独自の販売網だけでなく、不動産仲介会社ネットワークを利用して、より多くの買い主への宣伝をおこなっている点も魅力的です。そのため希望する売却価格で購入してくれる人が見つかりやすく、高額売却につながります。
メリット2. 顧客満足度が高い
SRE不動産で実際に売買仲介サービスを利用した人のうち、93.2%が「サービスを知人に勧めたい」と回答しており(2022年5月1日時点)、顧客満足度が高いことも特徴です。
公式ホームページのお客様の声のご紹介では、利用者からのアンケート結果を閲覧できます。よい回答だけでなく、「不満」「やや不満」と答えた人の意見も掲載されているため信頼度が高いです。SRE不動産の利用を考えているなら、アンケート結果を見て自分に向いているサービスかどうか判断するのもよいでしょう。
メリット3. 仲介手数料の割引システム
SRE不動産は、紹介や再契約の場合に仲介手数料が割り引かれるお得なシステムがあります。割引システムの詳細は次のとおりです。
種類 | 対象者 | 得られる特典 |
ご紹介特典 | 紹介を受ける人 | 仲介手数料10%割引 |
ご紹介特典 | 紹介した人 | 紹介を受けた人の売買価格に応じて紹介料進呈
|
再契約特典 | SRE不動産で再度売却・購入した人 | 仲介手数料20%割引 |
“参考:SRE不動産「ご紹介特典・再契約特典」”
過去にSRE不動産やソニー不動産で購入した家を売却したい人や、周りにSRE不動産を利用した人がいれば、こちらの特典が利用できてお得です。
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SRE不動産のデメリット
続いて、SRE不動産のデメリットを2つ紹介します。
- 対応エリアが限られている
- 他の大手に比べて実績は発展途中
それぞれ詳しくみてみましょう。
デメリット1. 対応エリアが限られている
SRE不動産が対応しているのは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県の1都2府5県に限られます。サービスエリア内であっても、売却したい物件や地域によっては取り扱いが難しい場合もあり、物件の所在地によっては利用できない点はデメリットです。
さらに、拠点は東京都内5ヵ所と横浜・大阪の計7ヵ所に限られています。そのため直接相談したいものの、オフィスが遠方にあって難しいという人もいるでしょう。
遠方に住んでいてエリア内の不動産を売却したい場合や、オフィスを訪れる時間がない場合には、Web上での売却相談がおすすめです。オフィスに出向いたり、売却エージェントが自宅に訪問したりすることなく、Web上で相談・査定ができます。これもIT技術を駆使したSRE不動産の強みでしょう。
デメリット2. 他の大手に比べて実績は発展途中
SRE不動産を運営するSREホールディングス株式会社は、2014年に設立したばかりの比較的新しい不動産会社です。創業何十年を迎えるような大手不動産会社と比べると、売り上げや仲介件数などの実績はまだ発展途中といえます。「豊富な実績でサポートしてほしい」「ブランド力の高い不動産会社で売却したい」という実績重視の人には不向きでしょう。
SRE不動産の強みは、IoTやAI技術、エージェント制度を取り込んだ新しい不動産売買ができることです。売却では不動産の取引が盛んな米国の取引を参考に、片手仲介を意識した売り主の利益の追求に努めています。よって、SRE不動産は革新的な不動産売買をおこないたい人に向いているサービスです。
SRE不動産で査定依頼をする流れや必要書類
では、実際にSRE不動産を利用して売却したい場合はどうすればいいのでしょうか?この章では、具体的な売却の流れと査定依頼の流れを解説します。
SRE不動産を利用した売却の流れ
※画像出典:SRE不動産「不動産売却・査定」
SRE不動産の不動産売却は、上記のような5つのステップでおこないます。まずは売却相談や査定依頼をするところから始めましょう。Webサイトの申し込みフォームか電話で問い合わせることができます。
受付時間:10:00~18:30
定休日:毎週火曜日・水曜日、お盆および年末年始
問い合わせの際に直接査定依頼も可能です。おおまかな価格を知りたい場合には机上査定、正確に査定してほしい場合は訪問査定を依頼しましょう。査定結果やサービスに納得したら、SRE不動産と媒介契約を結び、販売活動を始めます。
購入希望者が見つかったら、内覧や条件交渉をおこないましょう。空室の場合はSRE不動産に内覧対応を任せることもできます。条件交渉も、売り主の希望に沿って買い主側と交渉してくれるので安心です。双方が合意したら、売買契約を結んで引渡しとなります。
売却査定の流れ
SRE不動産には、データベースをもとにAI技術などを用いて簡易的に査定する「机上査定」と、売却エージェントによる現地査定とAI技術を組み合わせた「訪問査定」の2種類があります。だいたいの価格を知ってから売却を判断したい場合は机上査定でも十分ですが、本格的に売却を進めたいなら訪問査定でより精度の高い査定を受けましょう。
訪問査定の流れは次のとおりです。
※画像出典:SRE不動産「不動産売却の流れ」
所要時間はおおよそ1時間半~2時間かかり、立ち会う必要があります。媒介契約を結んだあとで、物件の写真撮影がおこなわれる場合があるので、ある程度清潔にしておくとよいでしょう。
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用意しておくと便利な書類
訪問査定や媒介契約には次のような書類が必要です。
- 運転免許証またはパスポート
- 認印
- 権利証または登記識別情報通知
- 物件パンフレット
- 固定資産税などの納付書
- 管理会社から配布された書類(管理規約、長期修繕計画、総会議事録など)
詳細な情報がわかると査定額もより正確になるため、忘れないようにあらかじめ準備しておきましょう。
SRE不動産の採用する片手仲介とは?両手仲介との違いも解説!
売主と買主が結び付くことが不動産取引に必須の要素で、不動産会社はそれをサポートする役割を担うことで報酬を得ている事業者です。不動産会社の顧客は、自分たちよりも不動産に詳しいプロの力を借りることでより適切なかたちで取引を行いたいと考えますが、その非対称性が時には消費者側にとっての不利益になることもあるのです。
この項目では、日本の不動産会社に特有の商慣習「両手仲介」について解説していきます。
両手仲介と片手仲介の違い
売主と買主の2つの仲介を、単独の不動産業者が行うことを「両手仲介」といいます。物件1軒にあたり1社しか関与せず、その1社が単独で売主と買主の2件分に同時対応する状態となっています。売主と買主の間に業者が1社しか存在しないため、その業者が両者の手を握るイメージです。売る仲介と買う仲介の両方を担うことができれば、報酬である仲介手数料も2件分同時に受け取ることができるため、不動産会社側としては積極的に狙っていきたい形態の契約と言えるでしょう。
一方の片手仲介は、売主と買主のそれぞれに不動産業者がつく形態です。売主側不動産会社と買主側不動産会社が物件の取引についてやりとりするため、両手仲介の場合よりも関係者が多くなっていることが特徴です。売主と買主の2者を同時に相手にするからこそ「両手」と称したことに対し、こちらは売主と買主のどちらかとしか契約をしないことが「片手」という名前の意味になります。仲介手数料も1社が1件分だけを受け取るため、両手仲介よりも利益は下がります。
日本の不動産取引はそのほとんどが両手仲介です。両手仲介の比率は仲介件数と収入における手数料率からその規模を推測することができるため、大手5社のデータを以下の表でまとめて見てみましょう。
企業名 | 取扱高 | 手数料による収入 | 手数料率 | 仲介件数 |
三井不動産リアルティグループ | 15,638億円 | 768億円 | 4.91% | 38,507件 |
住友不動産販売 | 12,410億円 | 624億円 | 5.02% | 35,122件 |
東急リバブル | 12,226億円 | 579億円 | 4.72% | 25,635件 |
野村不動産グループ | 8,934億円 | 347億円 | 3.89% | 9,322件 |
センチュリー21 | 6,417億円 | 298億円 | 4.64% | 26,515件 |
出典:公益社団法人不動産流通推進センター「2022年不動産業統計集(3月期改訂)」
ほとんどの企業で手数料率が4から5%という数字となっていますが、これはかなり割合の数字と言えます。実際には仲介件数のほとんどが両手仲介になっているということを示しており、日本の不動産取引において両手仲介がとてもメジャーな慣習であるということが分かります。
両手仲介には一応消費者側にもメリットと呼べる部分があります。それは片手仲介よりも関係者が少ないため、値引き交渉が相対的に簡単という点です。しかしながら、両手仲介は不動産業者側の利益を追求する考えによって行われている側面が大きく、時には顧客側の不利益を巻き起こす引き金にもなってしまうものなのです。
両手仲介が抱える問題、「囲い込み」
両手仲介によって引き起こされる消費者側の不利益として悪名高いものに、「囲い込み」があります。この囲い込みとは、不動産仲介を行う業者が売主に依頼された物件の購入交渉から同業他社を排除する行為です。自社だけで完結させるため、ひいては2件分の仲介手数料を独占するために両手仲介にこだわり、他の業者には「交渉中」などのメッセージを送り、関与をさせないようにしてしまいます。
確実に両手仲介を成立させるために取引から他社を締め出すという状態であり、売主と買主の2件分の仲介手数料を手に入れたいという不動産会社の都合が大きく前面に出た行為になっています。これは売主にとって買い手がつきにくくなるデメリットが目立つため、消費者にとっては大きな不利益にも繋がる可能性があるのです。
本来であればその物件に興味を持ってくれそうな買主も、売却を担当した業者の下で物件探しを行っていなければうまくマッチングしません。不動産の売却には計画性が必要なため、不動産会社の都合によって消費者が不自由な思いをする場合もあります。このような非対称性が存在することから、アメリカなどの一部の国では囲い込みの原因となる両手仲介は法的に禁止されています。
このような問題を抱えながらも、日本国内における両手仲介は合法で、むしろ不動産取引では頻繁に目にする形態です。囲い込みによって不利益を被る恐れがないか、取引に移る前に注意しておきましょう。
まとめ
SRE不動産は、ソニーグループが開発したIoT・AI技術を活用した先進的な不動産取引で注目を集めています。特に片手仲介を意識した独自のエージェント制度は、売り主の希望や利益を追求したサービスにつながるため有益です。
2014年にできた新しい不動産会社であるため、実績はいまだ発展途中です。対応エリアも首都圏などに集中して限定的ですが、今後エリアやサービスを拡大する可能性は大いにあります。Web上で売却相談をおこなうこともできるので、ぜひ活用してみてください。
SRE不動産の革新的なサービスで、実のある不動産売却を目指しましょう。
不動産売買ならSRE不動産がおすすめ!
※画像出典:SRE不動産公式ホームページ
SRE不動産はこんな人におすすめ!
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※編集部にて不動産査定サイト利用ユーザーを対象に行ったアンケート結果とインターネット上の情報を参考に執筆