「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

別記事でもご紹介したが、Edgeブラウザの最新安定版「Microsoft Edge 88」には、ネット上に漏洩したパスワードに警告を発するパスワードモニター機能が加わった。

パスワードが漏れた際の対処法は、そのパスワードを使っているサイトにアクセスし、1カ所ずつパスワードを更新しなければならない。それが数カ所程度なら構わないが、数十カ所ともなると何とも骨の折れる作業となる。

そこで今回紹介したいのが、保存済みパスワードのエクスポート&インポートだ。Microsoft Edge自身はファイルからのインポート機能を備えていないため、今回はGoogle Chromeを併用する。

  • アドレスバーに「edge://settings/passwords」と入力するか、Edgeの設定ページから「プロファイル/パスワード」を開き、「…」→「パスワードのエクスポート」と順にクリック/タップする

  • 確認をうながすメッセージが現れたら、「パスワードのエクスポート」ボタンをクリック/タップする

  • PINの入力をうながされたら、Microsoftアカウントで使用しているPINを入力する

  • CSV形式ファイルの保存ダイアログが現れたら、任意のフォルダー(既定はドキュメントフォルダー)を選択して「保存」ボタンをクリック/タップする

これでMicrosoft Edgeに保存済みパスワードがCSV形式ファイルに出力された。次は保存済みパスワードのリセットである。

  • アドレスバーに「edge://settings/clearBrowserData」と入力するか、Edgeの設定ページから「プライバシー、検索、サービス」を開き、「クリアするデータの選択」ボタンをクリック/タップ。続いて期間を「すべての期間」に変更し、「パスワード」以外のチェックを外してから、「今すぐクリア」ボタンをクリック/タップする

  • ご覧のとおりMicrosoft Edgeに保存されたパスワードは一切なくなった

次に先の手順で出力した「Microsoft Edge のパスワード.csv」の編集に取りかかる。この際、別フォルダーにバックアップを作成してから編集に取りかかるといいだろう。万が一、インポートしたパスワード情報が正しく動作しない場合でも、バックアップしたCSV形式ファイルを確認すれば、そのサイトのパスワードを確認できるからだ。

  • 出力したCSV形式ファイルを任意のテキストエディターで開き、不要なパスワードを削除していく

ここからはGoogle Chromeで操作するが、Microsoft Edgeと共に併用している場合は別プロファイルを作成した方が安全だ。

  • Google Chromeを起動し、アドレスバーに「chrome://flags/#PasswordImport」と入力し、値を「Enabled」に変更してから「Relaunch」ボタンをクリック/タップする

  • アドレスバー「chrome://settings/passwords」と入力し、「…」→「インポート」と順にクリック/タップする

  • コモンダイアログで編集を終えたCSV形式ファイルを選択し、「開く」ボタンをクリック/タップする

以上の操作で編集済みパスワード情報がGoogle Chromeに読み込まれた。ここからMicrosoft Edgeに戻り、インポート操作を行う。

  • アドレスバーに「edge://settings/importData」と入力するか、「プロファイル」の「ブラウザーデータのインポートをクリック/タップ。「インポート元」を「Google Chrome」、「プロファイル」をGoogle Chromeの作業用プロファイルに変更し、「保存されたパスワード」以外のチェックを外してから「インポート」ボタンをクリック/タップする

  • 「完了」ボタンをクリック/タップする

  • アドレスバーに「edge://settings/passwords」と入力するか、「プロファイル/パスワード」を開くと、編集済みパスワード情報のインポートに成功したことを確認できる

Microsoftアカウントだけではなく、職場のアカウント(AADアカウント)も使用している場合は、同様の操作でパスワードのエクスポート&リセット&インポートが可能だ。Microsoft Edge 88はパスワードを無作為に生成するパスワードジェネレーター機能も加わったので、これを機に使い回したパスワードを更新してほしい。