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OneDriveフォルダーのファイル / フォルダーに共有設定を施すと、共有中であることを示すアイコンがエクスプローラーに加わる。だが、ファイル/フォルダーの表示形式を「詳細」モードに切り替えると、共有アイコンの目視は難しくなる。

  • 共有中であることを示すアイコン

  • 同一のフォルダーを「詳細」モードに切り替えた状態

「詳細」モードに表示されたアイコン、一見すると共有アイコンが無くなっているように見える。が、じっくり見ると、フォルダーアイコンに対するオーバーレイアイコンとして残っていることに気付くはずだ。上の画像を拡大したものが下記の図。

  • 「詳細」モード(拡大版)。よく見ると共有アイコンがオーバーレイされている

なぜ、このようなUIになっているのだろうか。それは、エクスプローラーの列である「状態」が存在しないからだ。ファイルの実体をクラウドに保存するファイルオンデマンドを無効にすると「状態」は現れない。

  • 別PCで同期している同じOneDriveフォルダー(ファイルオンデマンドは有効)

念のため「詳細表示の設定」を確認。3つの「状態」が用意されていたので有効にしたところ、オーバーレイアイコンは有効のままだった。

  • 「詳細表示の設定」ダイアログ

OneDriveフォルダーにおけるファイルの状態を、オーバーレイアイコンで示しているのは苦肉の策なのだろう。属性情報を追加する方法も考えてみたが、ファイル/フォルダーの属性に共有状態を示すものはない。共有アイコンの視認性が高まるのは、エクスプローラー自身の進化を待つほかはなさそうだ。

  • 現在のWindows 10で設定・確認できる属性情報