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コロナ禍でリモートワークするかたが増えたからか、筆者の仕事場兼自宅マンションの騒音が激しくなった気がする。そのためノイズキャンセル機能を持つカナル型イヤホンの使用頻度が増えているのだが、デスクトップPCに接続しているのはUSB接続型のBluetoothアダプターだ。

取り立てて不満はないのだが、現在のBluetoothは、最新バージョン5.2が2020年1月に発表されている。さすがに対応デバイスは見かけず、バージョン5.0をサポートするUSB接続型Bluetoothアダプターも決して多くはない。だが、前述したように使用頻度が高まっていることを理由に、Bluetooth 5.0とWi-Fi 6機能を備えるPC用無線LANアダプター「Archer TX3000E」を購入した。

デスクトップPCをバラして配線を終え、古いBluetoothアダプターを外して起動。ドライバー類はWindows Update経由で降ってくるため、動作に問題はない。だが、一部のBluetoothデバイスのペアリングに支障があった。古いBluetoothデバイスが削除できないのである。加えて古いBluetoothアダプターとBluetoothデバイスのペアリング情報が残ってしまったのだ。

  • Bluetoothデバイスの削除を試みると、「削除に失敗しました」となる

デバイスマネージャー経由の削除など小一時間ほど試行錯誤してみたが、答えは簡単。「古いBluetoothアダプターを再接続して削除」するだけだった。

  • 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「devmgmt.msc」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップする

  • 「Generic Bluetooth Radio」が古いBluetoothアダプター。「インテル ワイヤレスBluetooth」が新しいBluetoothアダプターである

  • 新しいBluetoothアダプターを右クリック/長押しし、「デバイスを無効にする」→「はい」ボタンと順にクリック/タップする。なお、この後PCの再起動が必要だった

  • 後は通常の操作で古いBluetoothアダプターとペアリングしたBluetoothデバイスを削除するだけである

  • 再びデバイスマネージャーを起動し、「デバイスを有効にする」を選択して新しいBluetoothアダプターを使用可能にする。やはりPCの再起動が必要になるため、その間に古いBluetoothアダプターを外せばよい

ただ、不可解なのは本現象が発生したのがBluetoothマウスのみだった点である。ヘッドフォンやイヤホンの再ペアリング時は既存情報を上書きし、マウスと同じ入力デバイスであるSurface DialやXboxワイヤレスコントローラーも問題なかった。やや謎が残る結果だ。