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Canary / DevチャネルのMicrosoft Edgeは、2020年9月末にWebキャプチャー機能を展開した。選択ツールで取り込む範囲を選択すると、クリップボードや任意のアプリで共有できる機能である。Microsoft Edge側のウィンドウをスクロールさせる(選択範囲を移動させる)ことで、Webページ全体の取り込みも可能だ。

  • 「…」→「Webキャプチャ」と順にクリック/タップするか、「Ctrl」+「Shift」+「S」キーを押す

  • 取り込みたい部分をドラッグ&ドロップで選択し、「コピー」「プレビュー」ボタンのいずれかをクリック/タップする

Microsoftの公式ブログによれば、インクやハイライトの追加、Webページ全体をワンステップで取り込む機能の実装も予定しているという。

一見すると、Windows標準の「切り取り&スケッチ」で事足りるように見えるが、Microsoft EdgeのWebキャプチャー機能は前述のように“スクロール”できるため、取り込み範囲をデスクトップ解像度に左右されることはない。また、2020年10月にプレビュー版の公開を予定しているLinux版Microsoft Edgeなど、画面キャプチャーツールを備えていないOSでの利便性も向上するはずだ。

  • こちらは「プレビュー」をクリック/タップした状態。画面では見にくいが右上に「共有」「コピー」「保存」「閉じる」ボタンが並んでいる

  • 「共有」ボタンをクリック/タップすると、Windows 10のUIで近距離共有やアプリ共有が可能になる

「共有」ボタンは、Windows 10のUIで近距離共有やアプリ共有が可能になる。「コピー」ボタンはクリップボードに画像をコピーする。「保存」は画像ファイル(JPEG形式)として保存する機能だ。

Webキャプチャー機能が安定版Microsoft Edgeで利用可能になるまでには、Betaチャネルでの検証が必要になるものの、Webページをプレゼンテーション資料や文書作成で手軽に引用したい場合などに有用な機能となるだろう。