2020年秋リリース予定のWindows 10 20H2と新Microsoft Edgeを組み合わせた環境では、これまでアプリに限定していた「Alt」+「Tab」キーで呼び出すクールスイッチにWebページが加わる予定だ。だが、最近気付いたのは、Windows 10 バージョン2004と、Microsoft Edge Canaryチャネルの組み合わせでも有効になる。

  • Windows 10 バージョン2004+Microsoft Edge バージョン86.0.615.0の組み合わせ。上段はすべてWebページだ

一見すると便利に見える本機能だが、Webページ(タブ)を20、30と開くクセがあるユーザーの場合、かえって見づらくなってしまう。現在開発中のためか、Webページを大量に開いた状態でクールスイッチを呼び出すと、現れるまで2~3秒ほどかかったこともあった。とはいえ本稿執筆時点でその現象が再現されたことはないため、新Microsoft Edgeの最適化具合に左右されるようだ。

さて、本機能はユーザーの利用スタイルによって利便性が逆転する。筆者のようにWebページを多数開いてクールスイッチの使い勝手が悪くなったと感じた場合は、以下の手順で動作を変更するとよい。

  • 「Win」+「S」キーを押し、検索ボックスに「Alt」と入力。「AltキーとTabキーを押したときに表示されるウィンドウとタブを選択」をクリック/タップする

  • 「AltキーとTabキー」のドロップダウンリストを開き、「ウィンドウのみを開く」を選択する

  • クールスイッチに並ぶMicrosoft Edgeのウィンドウは1つに限定される

このように新Microsoft Edgeは1つのアプリとして扱われ、Webページのサムネイルがクールスイッチに並ぶことはない。また、好みに応じて「Edgeでウィンドウと最新の5つのタブを開く」「Edgeでウィンドウと最新の3つのタブを開く」を選択し、使い勝手を確認する方法もある。

  • こちらは「Edgeでウィンドウと最新の3つのタブを開く」を選択した状態