iPhoneに充電ケーブルを繋いだら、突然赤い時計とカレンダーが表示されてギョッとした、という経験はありませんか? 実はこれ、iOSの「スタンバイ」という機能によるものです。使えば便利な機能ではあるのですが、不要ならオフにすることも可能です。

「スタンバイ」機能とは?

iOSの「スタンバイ」とは、iPhoneを充電中に横向きにすると、さまざまなウィジェットを表示する機能です。すでに2023年のiOS 17で搭載されていたのですが、その時は画面の「常時表示」に対応したProモデルのみが使用できる機能でした。

しかし、今年はPro/Pro Maxだけでなく無印のiPhone 17も常時表示に対応し、スタンバイを使用可能なモデルが増えたのです(iPhone Airでも使用可能)。

なお、冒頭で触れた赤い時計とカレンダーはスタンバイの「夜間モード」表示です。特に不具合ではないので心配は要りません。

  • 充電ケーブルに繋いで横向きにすると現れる「スタンバイ」の画面。暗い場所では赤く表示されます

    充電ケーブルに繋いで横向きにすると現れる「スタンバイ」の画面。暗い場所では赤く表示されます

「スタンバイ」機能の使い方

スタンバイの画面には、時計やカレンダー、ミュージック、Podcast、天気などのウィジェットが表示されます。ウィジェットは複数の種類をローテーション表示できる仕組みになっていて、カスタマイズで追加・削除が可能です。

  • スタンバイの画面には2つのウィジェットが並んでいます。上下にスワイプするとウィジェットがローテーション表示されます

    スタンバイの画面には2つのウィジェットが並んでいます。上下にスワイプするとウィジェットがローテーション表示されます

  • ウィジェットを長押しすると編集画面が開きます。不要なウィジェットを削除するには[−]をタップ。その他のウィジェットを追加するには[+]をタップします。編集が終わったら右上の[完了]をタップ

    ウィジェットを長押しすると編集画面が開きます。不要なウィジェットを削除するには[−]をタップ。その他のウィジェットを追加するには[+]をタップします。編集が終わったら右上の[完了]をタップ

また、スタンバイの画面を横にスワイプすると全画面の「写真」と「時計」に切り替えられます。こちらも表示内容をカスタマイズすることができます。

  • スタンバイの画面を左右にスワイプすると、全画面の「写真」「時計」ウィジェットが表示されます

    スタンバイの画面を左右にスワイプすると、全画面の「写真」「時計」ウィジェットが表示されます

  • 写真と時計を上下にスワイプすると、異なる表示に切り替わります。写真は、任意のアルバムを表示させることも可能です(長押しで編集可能)

    写真と時計を上下にスワイプすると、異なる表示に切り替わります。写真は、任意のアルバムを表示させることも可能です(長押しで編集可能)

スタンバイ機能は、仕事中にデスクの置き時計にしたり、リビングで音楽プレーヤーとして使うなど、場所によってさまざまな活用が可能です。特に、スタンド式のMagSafe充電器と組み合わせると便利です。

「スタンバイ」を表示させない方法

スタンバイが不要な場合は非表示にすることができます。

  • [設定]を開き[スタンバイ]をタップ。[スタンバイ]のスイッチをオフにすれば完了です

    [設定]を開き[スタンバイ]をタップ。[スタンバイ]のスイッチをオフにすれば完了です

「スタンバイ」を使用する場合のオプション

スタンバイを使用する場合には次のような細かい設定が可能です。

スタンバイ使用中に各種アプリからの通知が表示されないようにする設定

  • [設定]を開き[スタンバイ]をタップ。[通知を表示]をオフにします

    [設定]を開き[スタンバイ]をタップ。[通知を表示]をオフにします

寝ている間は画面をオフにする設定

  • 上記の画面で[画面表示]をタップ。[自動]にチェックすると、周囲が暗く、iPhoneが使われていない場合は画面がオフになります

    上記の画面で[画面表示]をタップ。[自動]にチェックすると、周囲が暗く、iPhoneが使われていない場合は画面がオフになります

暗い場所でも表示を赤くしない設定

  • 上記の画面で[夜間モード]をオフにします

    上記の画面で[夜間モード]をオフにします