iOS 17では、電話やオンラインミーティング、対面の会話で、入力したテキストを読み上げる「ライブスピーチ」機能が追加されました。発話できない人や、発話能力を失いつつある人をサポートするために開発された機能です。

ライブスピーチ機能とは

「ライブスピーチ」は、入力したテキストをiPhoneがその場で読み上げてくれる機能です。iPhoneの他、iPad、Mac、Apple Watchでも使用できます。

「ライブスピーチ」が使用できるモデル

  • iPhone XS 以降
  • iPad Air (第 5 世代)
  • iPad Pro 11 インチ (第 3 世代) 以降
  • iPad Pro 12.9 インチ (第 5 世代) 以降
  • Apple シリコン搭載モデルの Mac
  • Apple Watch Series 3 以降

なお、それぞれiOS 17/iPadOS 17/macOS Sonoma/watchOS 10 以降が必要です。

ライブスピーチを使う準備

ライブスピーチを使うために、下記の手順で準備をします。

  • 「設定」を開き、[アクセシビリティ]→[ライブスピーチ]の順にタップ

  • [ライブスピーチ]をタップしてオンにします。[日本語]をタップすると、日本語の読み上げの音声を選択できます

これで準備完了です。

ライブスピーチを使う

ライブスピーチを使うには、サイドボタンをトリプルクリックして入力画面を呼び出します。ホーム画面でも、何かのアプリを使用中でも呼び出すことができます。

  • サイドボタンをトリプルクリック。ライブスピーチの入力画面が表示されます。テキストを入力して「送信」をタップすると、読み上げられます

  • 電話やオンラインミーティングの通話中にライブスピーチを使うと、通話相手に読み上げ音声が届きます。声を出せない環境で通話したい場合にも活用が可能です

よく使う語句を登録する方法

会話中によく使う語句をあらかじめ登録しておくと、タップするだけで素早く応答することができます。

  • 「設定」で[アクセシビリティ]→[ライブスピーチ]→[よく使う語句]の順にタップし、[+]をタップ

  • 登録したい語句を入力して[保存]をタップ。これを繰り返して語句を追加します

  • ライブスピーチを呼び出したら「語句」をタップ。登録した語句をタップすると読み上げられます