iOS 17では「メッセージ」に多くの新機能が追加されました。その一つ「ライブステッカー」は、ライブフォトから動くステッカー(LINEスタンプのようなもの)を自作して送ることができる機能です。自作したステッカーは、メッセージ以外にも写真やフリーボードなど、さまざまなアプリで使用が可能です。

ライブステッカーとは

ステッカーは、iOSの「メッセージ」アプリで使用するLINEスタンプのようなもの。ストアからダウンロードすることもできますが、今回のアップデートでは写真から簡単に自作できるようになりました。しかも「ライブフォト」を使うと動くステッカーになります。

  • メッセージアプリ上で送信・貼り付けできる「ステッカー」が、ライブラリにある写真から簡単に自作できるようになりました

ライブステッカーのつくり方

写真からステッカーを作成するには、以下の手順で作業します。

  • 「メッセージ」アプリで会話画面を開き(会話中でもOK)、入力欄の左横にある[+]をタップ。[ステッカー]をタップします

  • [新規ステッカー]をタップ。写真一覧から、ステッカーにしたい写真を選びます。この時ライブフォトから選ぶと、動くステッカーになります

  • 選択した写真から自動的に被写体が抽出されます。[ステッカーを追加]をタップ。ステッカーができました

  • [エフェクトを追加]をタップすると、白フチをつけたり、キラキラシールのような効果を追加したりできます。ここはお好みでどうぞ

ライブステッカーの使い方

メッセージでステッカーを送る場合、入力欄に入れて送る方法と、後から吹き出しに貼り付ける方法の2種類の使い方ができます。

  • メッセージ入力欄の左側にある[+]→[ステッカー]の順にタップ

  • 送りたいステッカーをタップすると、入力欄に入力されます。送信ボタンをタップすると、メッセージとして相手に送信されます

  • または、ステッカーを長押し→ドラッグ&ドロップでフキダシの上に重ねて指を離すと、そこに貼り付けることができます

「メッセージ」以外のアプリでステッカーを使う方法

自作ステッカーは、メッセージ以外のアプリでも使うことができます。

「写真」の編集にステッカーを使う

  • 「写真」アプリで加工したい写真の[編集]画面を開き、右上の[マークアップ]をタップ。ツールが表示されたら右下の[+]→[ステッカーを追加]の順にタップ

  • 配置したいステッカーをタップ。写真上に配置されたステッカーの位置や大きさを調整し、[完了]をタップします

貼り付けたステッカーの再編集はできません。元に戻す場合は[編集内容を破棄]をタップします。編集完了後であれば再度編集画面を開き、[元に戻す]をタップします。

「フリーボード」にステッカーを貼る

  • フリーボードを開き、右下の挿入ボタンをタップ。メニューが開いたら[ステッカー]を選択します。配置したいステッカーをタップ

  • 画面上で位置や大きさを調整し、ステッカー以外の部分をタップして確定します。位置や大きさは再編集が可能です

フリーボードでは、ライブステッカーは動く画像として貼り付けられます。また、配置後は通常の画像と同じように、位置や大きさの再編集が可能です。

LINEでも一応送信できますが……

メッセージで作成したステッカーは、LINEでも使用することができますが、背景が切り抜きにならず、白または黒で表示されます。

  • LINEのトーク画面で「絵文字キーボード」を表示させると、左端に自作ステッカーが表示されます。ステッカーをタップして送信すると白背景、トーク画面にドラッグ&ドロップすると黒背景で送信されます