同じApple IDでログインしているMacとiPhoneがあれば、いろいろな場面で連携機能を使うことができます。作業中のアプリをシームレスに引き継げる「Handoff」もその一つ。デバイスの境目をスルッと超えて作業を続けることができます。

＜1＞Handoffを使う準備をする（初回のみ）

今回はMacとiPhoneの間でHandoffを使う方法をご紹介します。まずは準備として、下記の条件を確認しましょう。

  • MacとiPhoneが同じ Apple IDを使ってiCloudにサインインしている
  • Bluetooth、Wi-Fiがオンになっている
  • 「Handoff」の設定がオンになっている
  • お互いがBluetooth通信圏内（約10 m以内）にある

Handoffの設定は下記で確認できます。

  • iPhoneは「設定」を開き、「一般」→「AirPlayとHandoff」を開き、「Handoff」をオンに

  • Macは「システム環境設定」を開き、「一般」→「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」にチェック

＜2＞iPhoneからMacへ作業中のアプリを引き継ぐ方法

iPhoneからMacへ作業を引き継ぐ際は、Dockに表示されたアイコンをクリックします。対応アプリは、メール・Safari・マップ・カレンダーなどのApple純正アプリ、その他一部のサードパーティ製アプリです。

  • iPhoneでアプリを使用中、MacのDockにiPhoneのバッジがついたアプリアイコンが表示されます。これをクリックすると、iPhoneで作業中の画面をMacへ引き継ぐことができます

＜3＞MacからiPhoneへ作業中のアプリを引き継ぐ方法

MacからiPhoneへ作業を引き継ぐ場合は、iPhone側でアプリスイッチャーを開きます。

  • Macでアプリを使用中、iPhoneのアプリスイッチャーを開きます。下部に表示されたバナーをタップするとMacで作業中の画面をiPhoneに引き継ぐことができます

＜4＞Apple WatchやiPadでも利用可能

この機能はMac/iPhone間だけでなく、その他のAppleデバイスでも同様に使うことができます。

  • Apple Watchで開いたメッセージをiPhoneへ引き継ぎ。iPhoneで開いたPagesをiPadへ引き継ぎなども可能