米国、カナダ、メキシコの共催で行われるサッカーワールドカップの開幕が近づいてきました。テレビ中継では物足りない、実際に各国のスタジアムに足を運んで日本代表を応援したい!という熱心なファンも少なからずいるでしょう。

ただ、世界には日本とはコンセントの形状や電圧がまったく異なる国や地域もあり、変換&変圧アダプターがないとスマホの充電すらできない…という事態になりかねません。そこで、米国、カナダ、メキシコの3カ国のコンセントの状況をまとめてみました。

  • 海外に行くと、見たこともない形状のコンセントに遭遇してビックリすることがあります。W杯が開かれる米国、カナダ、メキシコで使われているコンセントの状況は?

    海外に行くと、見たこともない形状のコンセントに遭遇してビックリすることがあります。W杯が開かれる米国、カナダ、メキシコで使われているコンセントの状況は?

さらに、各国に行く際に欠かせない航空機におけるモバイルバッテリーの持ち込み制限と機内での使用についての最新事情も、改めてまとめてみます。

コンセントの形状や電圧は日本と違う?

まずコンセントの形状や電圧ですが、意外にも米国、カナダ、メキシコの3カ国はほぼ同じ仕様となっています。これは、米国の団体が策定したNEMA規格を3カ国が採用していることが背景にあります。

コンセントの形状は、日本と同じく縦長の電極が「I I」と横に並ぶスタイルで、変換コネクターなどを使わずに日本の電源ケーブルがそのまま接続できます。アース端子付きのコンセントもあり、こちらも日本と同じです。

  • 米国、カナダ、メキシコとも、日本と同じおなじみの形状のコンセントを採用。日本で買った製品の電源ケーブルもそのまま接続できる

    米国、カナダ、メキシコとも、日本と同じおなじみの形状のコンセントを採用。日本で買った製品の電源ケーブルもそのまま接続できる

電圧は、米国とカナダが120V、メキシコが127Vとなっており、100Vの日本とは若干異なります。ただ、2010年前後から日本で売られている家電製品やACアダプター、USB充電器は100~240V対応の世界基準に切り替わっているので、現在現役で使われている機器ならばほぼ問題なく3カ国でも利用できるでしょう。

海外で使いたい機器のACアダプターや製品に「Input:100-240V 50/60Hz」と記載されていれば問題ありませんので、確認してみてください。

  • 日本で買ったUSB充電器の側面にある仕様を見ると「Input:100-240V」と書かれていた。この表記があれば、日本以外の国や地域でも問題なく使える

    日本で買ったUSB充電器の側面にある仕様を見ると「Input:100-240V」と書かれていた。この表記があれば、日本以外の国や地域でも問題なく使える

試しに、海外に持ち出して使いそうなUSB充電器やノートPCのACアダプター、デジカメの充電器などを確認したところ、すべて100~240V対応でした。ただし、ドライヤーやヘアアイロンなどヒーターを用いる機器、古い電気シェーバーはAC100V専用の製品が多く、そのままでは高電圧に対応できず発火などの危険性があります。

どうしてもAC100V専用の機器を現地で使いたい場合は、変圧器を併用する必要があります。変圧器を内蔵した電源タップを購入すれば、複数の機器で使えるので便利です。2,000~3,000円前後で購入できます。

シェーバーやデジカメ、ノートPCなどの機器をUSB Type-Cで充電できるものに置き換えれば、専用のACケーブルを持ち運んだり電圧の違いに悩まされる必要なく、同じUSB Type-Cケーブルで充電できます。新しい製品に買い替えるのも手でしょう。

  • パナソニックの手のひらサイズのシェーバー「ラムダッシュ パームイン」はUSB Type-C端子を搭載しており、スマホ用のUSB Type-Cケーブルさえあれば充電できる

    パナソニックの手のひらサイズのシェーバー「ラムダッシュ パームイン」はUSB Type-C端子を搭載しており、スマホ用のUSB Type-Cケーブルさえあれば充電できる

航空機におけるモバイルバッテリーの扱いは要注意!

続いて、航空機におけるモバイルバッテリーの扱いについて見ていきましょう。ここ最近、制限が厳しくなりましたので、久しぶりに飛行機で遠出する…という人は改めて注意点をチェックしておく必要があります。

  • 航空機におけるモバイルバッテリーの持ち込みや使用が厳しくなったので注意したい

    航空機におけるモバイルバッテリーの持ち込みや使用が厳しくなったので注意したい

リチウムイオンバッテリーを使用したモバイルバッテリーは預け手荷物にはできませんが、機内持ち込み手荷物として1人あたり2個まで持ち込めます。ただし、容量に上限が設けられ、160Wh以下のものしか持ち込めません。

さらに、予備の電池(カメラのバッテリーなど)も、100Wh以下のものは個数制限なく持ち込めるものの(一部のエアラインでは個数制限あり)、100Whを超えるものは2個までとなりました。100Wh超のモバイルバッテリーを持ち込む場合、モバイルバッテリーと合わせて2個までとなるので注意してください。

持ち込むモバイルバッテリーについても、ショート(短絡)による発火を防ぐため、露出する端子に絶縁テープを貼るか、収納袋又は収納ケースに入れるなど、個々に保護することが求められています。この点は意外と知られていないので要注意ポイントといえます。

  • モバイルバッテリーを機内に持ち込む場合、端子に絶縁用のテープを貼ることが求められている。政府広報オンライン「飛行機へ持ち込めないもの(2026年版)」より

    モバイルバッテリーを機内に持ち込む場合、端子に絶縁用のテープを貼ることが求められている。政府広報オンライン「飛行機へ持ち込めないもの(2026年版)」より

持ち込んだモバイルバッテリーは、座席上の収納棚に収納せず、座席ポケットなど目視できる手元で保管する必要があります。これは、万が一発火した際に迅速に気づけるようにするためです。

機内にモバイルバッテリーを持ち込んでも、機内でスマホを充電したり、座席のUSB端子からモバイルバッテリーを充電することは禁止されています。

  • 航空機のシートにあるUSB端子を使ってスマホを充電することは可能だが、機内に持ち込んだモバイルバッテリーを充電してはいけない

    航空機のシートにあるUSB端子を使ってスマホを充電することは可能だが、機内に持ち込んだモバイルバッテリーを充電してはいけない

マイナビニュースでは、6月11日から開催される「FIFAワールドカップ」開催国のアメリカ・カナダ・メキシコをの最新事情、エンタメ、グルメなどの情報を伝える記事や、ワールドカップ観戦を楽しむための情報をお届けする特集「W杯で注目! 今こそ楽しみたいアメリカ・カナダ・メキシコ」を展開中。