今回はビックカメラ新宿西口店を尋ね、ノートパソコンの売れ筋を取材しました。

パソコンは、2025年秋ごろからメモリーやHDD、SSDといった主要パーツの高騰と供給不足が世界中で続いています。厳しい状況のなか、同店の売り場でも「大幅値上げ!?の可能性がございます。買替えの検討はお早めに!」というメッセージが目立つ場所に掲げられていました。

直近の売り場の動きについて、PCコーナー主任の茂原智明氏は「値上がり傾向にあることをご存知のうえで、それでも新生活でどうしても必要だということで買い物される方が多い印象です。やはり、新社会人や新学生の方が中心ですね」と率直に話してくれました。

  • ビックカメラ新宿西口店 4階にあるパソコン売り場。主任の茂原智明氏にナビゲートしてもらった

    ビックカメラ新宿西口店 4階にあるパソコン売り場。主任の茂原智明氏にナビゲートしてもらった

売り場に並ぶ前の事情はどうであれ、仕事や勉強に欠かせない道具。そんなパソコン売り場でよく選ばれているのはどんな製品なのでしょうか? 下記の「2026年春、パソコン選びの3カ条」を踏まえて、人気トップ5を追いかけていきましょう。

<2026年春、パソコン選びの3カ条>

  • 無難なスペックは中間のラインナップ。CoreやRyzenの5、メモリー16GB、SSDは512GBあたり。
  • 持ち歩く頻度を想定して重量チェックを。売り場では実機を持ち上げて比較したい。
  • 大学で使うなら、指定された条件が何より重要。Officeの学割提供なども要確認。会社なら先輩の助言を大切に。

※本文と写真で掲載している価格は、2026年3月23日14:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見てください。

第1位:新学生に熱烈に支持される「LAVIE SOL」

一番人気に挙げられたのは、NECの13.3型ノート「LAVIE SOL PC-S1365LAS」でした。CPUにAI機能を備えたCore Ultra 5 226Vを採用し、16GBメモリーと512GB SSDを搭載しています。重量は約1197gで、Microsoft 365 BasicとOffice Home & Business 2024をプリインストールしています。取材時の価格は208,780円でした。

「スリムでデザイン性が良いうえに、タッチパネル操作が可能なところが好まれていますね。型番でいえばシリーズ内で中位の製品ですが、AI機能(インテルAI Boost)が使えるという点が重視されてよく選ばれています」

  • NEC「LAVIE SOL」

    NEC「LAVIE SOL」

第2位:849gの軽さがビジネスパーソンに愛される「dynabook G6」

続く2位は、新社会人を中心に支持されるDynabookの13.3型ノート「dynabook G6 P2G6ZBBB」でした。AI機能搭載のCore Ultra 5 125Uと16GBメモリー、512GB SSDを備え、Microsoft 365 BasicとOffice Home & Business 2024をプリインストールしています。重量は約849g。ビックカメラオリジナルモデルで、取材時の価格は199,800円でした。

「ビジネスではさまざまなシーンで使われることもあって、とにかく軽さが重視されます。G6にタッチパネル機能はありませんが、20万円切りでこの軽さということでよく指名買いされます。薄くて軽いながらも、有線LANやHDMI端子などを備えているところも実用性が高くて好まれています」

  • Dynabook「dynabook G6」

    Dynabook「dynabook G6」

第3位:14型タッチ操作可能で900g切りの「FMV Note U」

3位には、富士通の「FMV Note U U550-K3」がランクインしています。14.0型タッチパネル液晶を備え、Core i5-1335Uと16GBメモリー、512GB SSDを搭載し、重量は約890gです。Microsoft 365 BasicとOffice Home & Business 2024をプリインストールし、取材時の家格は197,780円でした。

「こちらは学生さんにも社会人の方にも人気があります。タッチパネル対応の14型でこれだけ軽いところが強みといえますね。CPUはAI機能非対応モデルですが、これだけのスペックで20万円を切っているのも魅力です」

  • 富士通「FMV Note U」

    富士通「FMV Note U」

第4位:14型&AI機能搭載CPUで15万円切りの「HP14」

4位は、hpの14型ノート「HP14 BJ0M1PA-AAAB」です。Core Ultra 5 125Hと16GBメモリー、512GB SSDを備え、Microsoft 365 BasicとOffice Home & Business 2024が使えます。本体重量は約1.37kgで、取材時の価格は149,800円でした。

「やはりコスパですね。このスペックで15万円切りというところで、予算を抑えたいというニーズで、とりわけ学生さんによく選ばれています。重量はトップ3と比べるとありますし、タッチ操作はできませんが、AI機能搭載のCPUとOfficeが使えますから大学でも心強いですよね」

  • hp「HP14」

    hp「HP14」

第5位:15万円級で軽さ重視派に選ばれる「IdeaPad Slim 5 Light Gen 10」

5位も15万円前後の製品なります。レノボ・ジャパンの13.3型ノート「IdeaPad Slim5 Light Gen10 83J20053JP」で、取材時の価格は153,780円でした。Ryzen 7 7735HSと16GBメモリー、512GB SSDを備え、重量は約1.15kgです。Microsoft 365 BasicとOffice Home & Business 2024も使えます。

「こちらも特に学生さんからの人気が目立つ製品ですね。価格を抑えながらも、なるべく軽くしたいという方がこちらを選ばれます。タッチ機能とCPUのAI機能はありませんが、これだけ軽くてグレードの高いCPUを備えていますからね」

  • レノボ・ジャパン「IdeaPad Slim5 Light Gen10」

    レノボ・ジャパン「IdeaPad Slim5 Light Gen10」

はみ出し情報・・・軽さをとことん追求する人は約634gの14型ノートを選ぶ

トップ5には入らなかったものの、熱烈な支持を得ている製品も挙げてもらいました。仕事に使うノートパソコンはとにかく軽さを追求したいという人が多いようで、そうしたニーズに刺さっているのが富士通の「FMV Note U UX-K3」とのことです。

14型非タッチ液晶とAI機能付きのCore Ultra 7 255U、16GBメモリー、512GB SSDを備え、重量は約634gとなります。Office系もトップ5と同様に使えます。取材時の家格は274,780円でした。

「軽さに加えてAI機能搭載CPUを載せているところで、とにかく実用性の高さと軽快さを求める人によく選ばれています」

  • 富士通「FMV Note U UX-K3」

    富士通「FMV Note U UX-K3」