ロジクールは10月30日、独自のソーラー充電機能を備えたフルサイズキーボード「Signature Slim Solar+ K980 ソーラー充電 キーボード」(以下、K980)を発表した。11月27日に発売する。価格はオープンで、ロジクールオンラインストア価格は16,390円。

  • Signature Slim Solar+ K980 ソーラー充電 キーボード

    Signature Slim Solar+ K980 ソーラー充電 キーボード

部屋の明かりで常時充電、内部バッテリーは最長10年持続

K980は、キーエリアの上部に、自然光源および人工光源で充電できる独自のソーラー充電技術「Logi LightCharge」を搭載したワイヤレスキーボード。

上部に備えた細長い吸光パネル(ソーラーストリップ)に、200ルクス以上の太陽光や室内照明などをかざすと、パネルが光を吸収し電力へ変換する。これにより内部バッテリーが充電される仕組みだ。

ケーブルによる充電や乾電池交換などが不要となるため、本体には充電ポートや乾電池エリアを設けず、電源スイッチのみを搭載する割り切った仕様となっている。なお、本体の充電ステータスや、充電に十分な照度があるかどうかは、同社のユーティリティソフト「Logi Options+」上で確認できる。

内部バッテリーは最長10年持続するといい、満充電されていれば、暗い場所に置いたままでも最大4カ月動作する。厚生労働省が制定する労働衛生基準では、一般的な事務作業が行われる事務所環境は300ルクス以上の照度が推奨されているため、ロジクールでは充電切れを気にせずキーボードを使い続けられるとしている。

  • 吸光パネル(ソーラーストリップ)を上部に搭載。キーボード全体に光が当たっていなくとも、吸光パネルに光が当たっていれば充電できる

    吸光パネル(ソーラーストリップ)を上部に搭載。キーボード全体に光が当たっていなくとも、吸光パネルに光が当たっていれば充電できる

  • 物理ポート/スイッチは電源スイッチのみ

    物理ポート/スイッチは電源スイッチのみ

  • 前モデルにあたるSignature Slim Keyboard K950(上)と、ソーラー充電を備えたK980(下)。なおキー印字はシルク印刷とUV印刷の複合となっている

    前モデルにあたるSignature Slim Keyboard K950(上)と、ソーラー充電を備えたK980(下)。なおキー印字はシルク印刷とUV印刷の複合となっている

  • 前モデルにあたるSignature Slim Keyboard K950(上)と、ソーラー充電を備えたK980(下)の裏面。K980ではチルトレッグ(スタンド)機構が省かれている

    前モデルにあたるSignature Slim Keyboard K950(上)と、ソーラー充電を備えたK980(下)の裏面。K980ではチルトレッグ(スタンド)機構が省かれている

最大23個のショートカットカスタマイズに対応、Easy Switchも搭載

キーレイアウトは113キー日本語配列で、キー構造はパンタグラフ式。スクリーンショットキー、音楽の再生、ミュート/ミュート解除、音量コントロールといったショートカットキーを搭載する。

Logi Options+から設定することで、ChatGPT、Gemini、PerplexityなどのAIサービスを起動できるAI起動キーも搭載する。「Logi Options+」では、AI起動キーを含め、最大23個のショートカットカスタマイズが可能。このほか、最大3台のデバイスと接続してボタン1つで接続先を切り替えて使えるEasy Switchボタンも備える。

インタフェースはLogi Bolt USBレシーバーおよびBluetooth。なおLogi Bolt USBレシーバーは同梱しない。本体サイズは430.8×142.9×20.2mm、重さは700g。保証期間は2年間。カラーはグラファイトのみ。

  • アクションキーやミュート、ビデオオンオフキーといったショートカットキーを搭載(いずれもカスタマイズ可能)

    アクションキーやミュート、ビデオオンオフキーといったショートカットキーを搭載(いずれもカスタマイズ可能)

  • 最大3台のデバイスを切り替えて使えるEasy Switchは引き続き搭載する

    最大3台のデバイスを切り替えて使えるEasy Switchは引き続き搭載する

  • ChatGPTなどのAIサービスを起動できるAI起動キーも搭載する

    ChatGPTなどのAIサービスを起動できるAI起動キーも搭載する