パナソニックは10月7日、テクニクスブランドからプレミアムクラスのダイレクトドライブターンテーブル「SL-50C」を2025年10月下旬より発売すると発表した。価格はオープンで、直販サイトの価格は99,000円。
「SL-50C」はテクニクスのダイレクトドライブ技術を受け継ぎながら、インテリアに溶け込むデザイン性とコンパクト設計を実現したモデル。手軽に高音質なアナログレコード再生を楽しめる。本体カラーはテラコッタブラウン、ブラック、グレーの3色を展開する。
MM型カートリッジを付属し、フォノイコライザーを内蔵。そのため、フォノイコライザーを搭載していないアンプやアクティブスピーカーへの直接接続が可能となり、初心者でも簡単にセットアップできる。
デザイン性や設置性を重視しつつ、テクニクスの設計思想を継承した「コアレス・ダイレクトドライブ・モーター」を採用。上位クラスと同等のワウ・フラッター0.025%(W.R.M.S.)の回転精度を実現し、本格的なアナログ再生を可能にしている。
昨今、音楽配信サービスやハイレゾ音源の普及により、音楽の楽しみ方が多様化している。その一方、アナログレコードの生産枚数は前年比117%を記録するなど、音楽愛好家のみならず若年層を中心にターンテーブルへの関心が高まっている。
同社は高いデザイン性と本格的なサウンドを両立させたSL-50Cを新たなコンセプトモデルとして位置づけ、アナログレコードを手軽に楽しみたいユーザーに向けて提案していく方針だ。

