iPadOSの新バージョン「iPadOS 26」が、9月16日にリリースされました。ここではiPadお絵描き勢にとって注目の新機能を紹介します。今回は新しく追加される「ジャーナル」アプリをネタ帳として活用する方法です。
ジャーナルは、自分の感情や思考を書き出すことで自分と向き合うメンタルヘルス手法である「ジャーナリング」を目的としたアプリです。ですが今回登場したiPad版は、テキスト・写真・手書きを自在にまとめられるという特徴から、「なんでもボックス」として日々のネタ帳用途にピッタリです。
*この記事ではiPadOS 26 パブリックベータ版を使用しています。正式リリース版とは一部機能・表示が異なる場合があります。
「ジャーナル」アプリとは?
ジャーナルアプリは2023年よりiPhone向けに提供されてきました。“書く瞑想”とも言われる「ジャーナリング」が本来の目的ですが、シンプルに毎日の活動を手軽に残す“日記”としても便利な機能を備えています。
このジャーナルアプリがiPadOS 26でiPadにも搭載され、手書きにも対応したことで、より自由度が高まりました。テキスト・写真・手書きなどが1ヶ所に集められるという特性は、アイデアや資料をメモしておくネタ帳としても活用できる可能性があります。
ジャーナルには動画やWebページの貼り付けもできる他、作成日(カレンダー)やブックマーク、位置情報などから検索も簡単。散らばりがちな情報を1ヶ所にまとめ、探しやすい状態で保存しておくのに最適です。ただし、iCloudストレージを消費するため、クラウドの残りストレージ容量が少ない方はご注意ください。
ジャーナルをネタ帳として使用する方法
iPad版のジャーナルアプリにエントリーを追加する方法を解説します。
新規ジャーナルを作成する
アプリを開いたら、まず通常のジャーナリング(日記)用とは別にネタ帳専用のジャーナルを作成しておくのがお勧めです。フォルダを分けるイメージです。
エントリーを追加する(ジャーナルアプリ上)
作成した「ネタ帳」ジャーナルにエントリーを追加します。
エントリーを追加する(他のアプリからシェア)
Safariで開いているWebページや、写真・メモ・ファイルなどのアプリで見ている情報を、「シェア」機能で直接ジャーナルに送ることができます。
他のアプリでも同様に[シェア]ボタンからジャーナルへ保存できます。
エントリーをブックマークする
作成したエントリーのうち、特に重要なものは「ブックマーク」しておくと便利です。
ネタを見返す・活用する
保存したエントリーは、下記の方法で見返して活用することができます。
カレンダーで見返す
ブックマーク済みを探す
キーワードで探す
本連載は、次回より「マイナビニュース」と「Mac Fan Portal」の2つのサイトで交互に掲載いたします。回によってどちらかのサイトに連載記事が掲載されますが、両方のサイトでご愛読くださいますようお願いします。連載のバックナンバーに言及するときはリンクを貼るなど、読者の皆様にとってできるだけ読みやすくなるようにしてまいります。


![アプリを開き、左カラムの[+]をタップしてジャーナルを新規作成。名前を入力し、アイコンのカラーとシンボルを設定。右上のチェックをタップして完了](images/003.jpg)
![上部の[+]をタップ。新規エントリーが開いたら内容を記入します。メニューから項目を選択して入力します](images/004.jpg)
![上記の[スケッチ]ツールをタップすると手書きエリアが追加されます。記入が終わったら右上のチェックをタップするとエントリーが保存されます](images/005.jpg)
![Safariの場合。Webページを開いた状態で[シェア]をタップ。[ジャーナル]をタップします](images/006.jpg)

![エントリーの編集画面または一覧画面にある[…]をタップ。[1件のエントリーをブックマーク]をタップします](images/008.jpg)
![左カラムの[詳細情報]をタップ。右カラムの下部に[カレンダー]が表示されます。点のついた日付をタップすると、その日に作成したエントリーを開くことができます](images/009.jpg)
![右上の検索窓をタップし、サジェスチョンから[ブックマーク済み]を選ぶと、ブックマークしたエントリーのみを絞り込んで表示できます](images/010.jpg)
