米Appleは9月9日(米国時間)、「iPhone Air」を発表した。iPhone史上最薄となる厚さ5.64mm、6.5インチの広い画面で重量は165gである。今日のスマートフォンに求められる機能・性能を損なうことなく、“薄くて軽いデザイン”に振り切って再構成した。iPhoneの新カテゴリー製品であり、以下のような特徴を備える。
- チタニウムフレームと「Ceramic Shield 2」により、5.64mmの薄さと耐久性を両立。
- 「A19 Pro」「N1」「C1X」- 従来以上に高効率に性能を引き出す新たなApple Siliconを搭載。
- 内部構造の再設計およびeSIMのみとすることで、バッテリースペースを最大限化。
- 単眼ながら多用途に対応する48MP Fusionカメラシステム、新しいセンターフレームフロントカメラによる豊かな撮影体験。
予約は9月12日午後9時より開始され、発売は9月19日を予定している。価格は159,800円からで、ストレージは256GBから。カラーはスカイブルー、ライトゴールド、クラウドホワイト、スペースブラックの4色展開となる。
最薄と耐久性を両立
フレームにはグレード5のチタニウムが採用され、高光沢ミラー仕上げが施されている。チタニウムはアルミニウムよりも重いが、衝撃や曲げへの耐性に優れ、傷もつきにくい。これにより、 5.64mmの薄さとAppleの厳しい強度基準をクリアする堅牢性を実現した。
前面には、耐傷性能が従来比で3倍に向上した「Ceramic Shield 2」を搭載。さらに背面にもCeramic Shieldを採用し、割れや亀裂への耐性が高められている。
本体サイズは156.2x74.7x5.64mm、重量は165g。アクションボタン、サイドボタン、カメラコントロール、音量調整ボタンを備える。
ディスプレイは、6.5インチのSuper Retina XDR(2736 x 1260ピクセル解像度、460ppi)を搭載。最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応するProMotionテクノロジーにより、スクロールやゲームプレイにおいてなめらかで応答性の高い表示を実現する。最大輝度は1000ニト(標準)、屋外ピーク輝度は3000ニトである。
薄型でも性能に一切の妥協なし
全体のデザインは、手に握る部分が薄く、上部のカメラレンズ周辺が厚みのあるバー状のアイランドとなっている。この部分をAppleはplateau(高台)と呼んでいる。
薄型化はバッテリー容量とのトレードオフになりやすいが、iPhone Airはカメラアイランド部分にApple Silicon、カメラ、スピーカーを集約。さらにSIMスロットを廃止してeSIM専用とすることで、バッテリースペースを最大化している。
SoCには「A19 Pro」を搭載する。6コアCPU(高性能コアx2、高効率コアx4)と、新アーキテクチャの5コアGPUにより、日常的なタスクから負荷の高い最新のAAAタイトルゲームまで、高速かつ効率的に処理できる。
さらに、Wi-Fi 7やBluetooth 6といった最新の無線技術をサポートするワイヤレスネットワーキングチップ「N1」、オリジナルから最大2倍高速化し、電力効率を30%向上させたセルラーモデム「C1X」も搭載。これらのApple Siliconが三位一体となることで、iPhone Airは最も電力効率に優れたiPhoneとなっている。
バッテリー駆動時間は、ビデオ再生で最大27時間。さらに、専用アクセサリ「iPhone Air MagSafeバッテリー」を用いれば、最大40時間のビデオ再生が可能となる。
単眼でも「ポケットに4本のレンズ」
iPhone Airでは、モバイルにおける先進的な撮影体験を楽しめる。背面の48MP Fusionメインカメラはシンプルな単眼構成だが、26mm(f1.6、センサーシフト光学式手ぶれ補正)、超高解像度の写真(24MPと48MP)、12MPの光学2倍望遠で52mm(f1.6、センサーシフト光学式手ぶれ補正)の撮影が可能。大型センサーを活かして26mm/ 28mm/ 35mm/ 52mm相当の画角に対応し、Appleは「ポケットに4本のレンズ」とアピールしている。
前面には「18MPセンターフレームフロントカメラ」を搭載する。正方形のセンサーを採用し、広い視野角を実現。これにより、ユーザーはiPhoneを縦に持ったままで、横向きのセルフィーも撮影できるようになった。また、AIによる自動画角調整により、グループショットの際には全員がフレームに収まるように自動的に画角を広げてくれる。
前後のカメラを同時に使用して録画できる新機能「デュアルキャプチャ」も搭載する。これにより、目の前のシーンと自身のリアクションを1つのビデオに収めることができ、 Vlogやライブ配信などで新たな表現の可能性が広がる。
iPhone Airの魅力を引き出すアクセサリ
iPhone Airの薄型デザインにフィットするアクセサリも用意されている。MagSafe対応の「iPhone Air MagSafeバッテリー」(最大12W)は、装着時でも持ちやすい薄型設計で、最大65%のバッテリー追加が可能。
ケース類は「MagSafe対応iPhone Airケース」と「iPhone Airバンパー」があり、これらは「クロスボディストラップ」に対応する。
iPhoneをハンズフリーで持ち歩けるように作られた「クロスボディストラップ」は、再生PET糸で織られたなめらかなウーブンストラップで、柔軟なマグネットが埋め込まれており、長さを簡単に調節できる。















